アレ、ときどき遥人　鼓動を鳴らせ。

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2010.09.19

『カラフル』'１０・日

テーマ：映画館で観た映画(8590)

カテゴリ：アニメ

あらすじ

死んだはずの“ぼく”の魂は、自殺してしまった少年
真の体に“ホームステイ”をすることに・・・。

感想
KAT-TUNの田中聖主演で、ひっそりと
実写映画化された事もある直木賞作家の
森絵都の小説

を
『BALLAD 名もなき恋のうた』のオリジナルである
『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』

等で知られる
原恵一監督がアニメ化した作品。

いわゆるアニ声が嫌いな監督らしくて
声優を使っておらず、主人公の父親って

ヅラか？

って思ってしまう高橋克実をはじめ
アッキーナ

、まいける、麻生久美子は
いつもと同じ声で、本人の顔が思い浮かんだが
宮崎あおいちゃんだけは、あまりにも本人と
かけ離れたブサキャラだったせいもあるのか
知っていたのに、あおいちゃんの顔は
浮かんで来ませんでした。

声の出演は他に、冨澤風斗、入江甚儀、中尾明慶など。

宮崎あおいと言えば
THE BLUE HEARTS

って事で、主題歌は「青空」がカバーされて
当然あおいちゃんが、・・・

歌うと、作品を壊してしまいかねないので
ｍｉｗａ

が歌ってました。

『カラフル』公式サイト

ネタバレ感想

この映画が、サンライズって意外(^_^;)

「パラパラでもペラペラでもプリプリでもない」

見た目と違って、意外と歳くってるプラプラ（笑）

まいけるの話し方は、じゃりん子チエを
思い出させるな（笑）

現世の記憶がないって割りに、家を見て
「しょぼ」って言ったり、中３と聞かされて
「ちっちゃ」って言ったり、日本の中学生の
一般常識は、ちゃんとあるんや(笑)

予告を観た時点で、小林真本人の魂
ってのが読めてしまったな(^_^;)

スケッチブックと川の絵で、気付かへん人は
殆どおらんやろうし、屋上のタネあかしの場面は
みんな退屈してたんちゃうかな(笑)

お菓子ばっかり食わんと、ご飯食え！
お母さんに悪いし、お百姓さんにも悪い！

自殺した子やから、気を遣ってるんやろうけど
親も、ちゃんと叱れよ！

母親泣いてんのに、なんで普通に
食事してんねん！

真の母親いじめは、胸糞悪くなったけど
関係ないオバサンの浮気やったら、あそこまで
思春期特有の残酷さで、いたぶるのは不自然で
真本人の魂って、ヒントにもなってたよな。

そして、思春期で悪さした頃を
思い出させてくれる効果もあった（笑）

なんで、あんな萎びた駄菓子屋に
東北限定のうまい棒牛タン塩味が？（笑）

真がラブホから、ひろかを連れて逃げるとこは
見せ場になりそうな場面やけど、見せ方が悪いのか
少し退屈で、早く止まれと思ってしまった(^_^;)

原作読んでへんけど、やけに力が入った
玉電の描写に、絶対に監督の趣味だと確信（笑）

玉電めぐり楽しそうやったな。
今度、京都市電めぐりでも、してみるか（笑）

かくして、クラスの成績ドベとブービーの
最強コンビ（笑）結成と相成り、大きい方の
肉まんをあげる良い人、早乙女君との交流によって
隣を歩く誰かがいる事の素晴らしさを知る真。

アンジェラ・アキの「手紙」の合唱が響く中
真の絵の前で、黒い絵の具を握り締めるひろか。

綺麗なものが好きなのに、残酷になる時もあって
変なの私と言うひろかに真は、変じゃない
誰だってそう、人間は１色じゃなくて
色んな色があると励まし、涙と見せかけ
黒い絵の具がポタリと落ちたけど・・・

「３日に１回やりたいけど
　１週間に１回尼寺に行きたい」

それは変だと、つっこまな（笑）

無愛想な兄が、真の為に美術の専門学校を探し
高校医大受験を延期し、真の自殺を機に
何が大事な事かに気付いて、家族のみんなが
変わった事を聞かされた真は、家族の有り難さに
感謝しながらも、初めての友達との約束だからと
専門学校には行かないと、涙ながらに訴える。

この食卓の場面は、この作品の最大の見せ場やったな。

「似合わない似合わない」

常に２度繰り返して喋る（笑）佐野唱子は
家族さえ気付かなかった真の異変に唯一人
気付いていたが、彼女にとって真は
いじめられっ子の仲間であり、恩人だった。

家族に支えられ、佐野唱子の支えだった事を
知った真は、自分は必要な存在だと自覚し
前向きに生きていくと宣言する。

プラプラとの別れの場面は、もう少し泣けるかと
思ったけど、食卓のシーンには敵わなかったな。

ラスト、fromＰというプラプラからの
「生きてる？」ってメールが届く。

いくら相手が段速付きやからって、美術部に
卓球部が負けんなよ（笑）

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