YOROZU

YOROZU





そっと背中を押して

何も無かったかのように消える

きみは誰?


何処から来るのか

何処へ行くのか

誰も知らない。


こんなに確かな

姿が在るのに。

誰にも気付かれない

其れは

孤独.....?


梢をゆらして

注意を引いても

目に映るのは

舞い散る木の葉


頬に触れても

髪を梳いても


瞳に映るは

虚無のそら。


雲を運んで 雨を呼び

星を廻って 四季を告げる


幾ら星を廻れども

悪戯に

木の葉を散らして

踊っても

”風(ワタシ)”が映る事は無いのだから...


梢をゆらすは

孤独さを

埋める”証(すがた)”が欲しいから


...今ひと時

あなたの瞳に留まりたいから



”証”求めて彷徨う風の

孤独と言う名の落とし唄。

・・・・・ ・・・ ・・。。


雪解けて

トキ色の花が地面を覆う頃。


柔らかな

花の香りが包む頃。


彼の旅びとはやって来る。

人々に。春を届けにやって来る...




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