knight of memory

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第4章~疑問~


では物語の始まり、始まり~

第4章~疑問~

 ガシャン。
 僕は戦艦に帰ってきた。機体から降りた。ふと、機体を見ると、赤い粒が付着していた。たぶん血だろう。訳はない。あんな至近距離で破壊されたら血も付くだろう。やったのは剣だろう。僕はそう思いながら通路に出ると、
「お疲れ様。すごいじゃない。」
 と言って僕に駆け寄ってきた。
「いや・・・僕は別に・・・」
「だって、7機の機体を全てあなたが破壊しちゃうんだもの。しかも一般の民間人が。」
「え?・・・なんのことです?」
「なんのことって・・・まさかあなた・・・・」
「お帰り!よくやってくれたぜ民間人がよ~。」
 ガルマだった。
「それより、おまえ、船長がお呼びだ。早く行けよ。」
「わかりました。」
 僕は急いでブリッジへ行った。
「なぜ言った。」
 ブリッジに入った瞬間、艦長である大介に問われた。
「それは・・・民間人である僕があんな危険な洗浄へ行かされて・・・」
「それじゃあおれのメンツはどうなるん・・・」
 艦長ニ連絡、本部カラ連絡ガ来テイマス。早ク連絡室ヘ行ッテ下サイ。
「本部からか。仕方ない。今日のところはおまえの運が強かったみたいだな。だが、今度こんなことをしてみろ。本部に着く前に宇宙に放り出してやる!」
 僕は冷や汗をかいた。あんな優しそうな大介が怒ったなんて・・・・
僕はそのまま部屋へ戻った。
―数分後―
「須藤大和以外の者は会議を始めるので、至急、ブリッジへ集合して下さい。」
僕は自分が関係ないことがわかったから、そのまま寝てしまった。
 そのころブリッジでは、
「須藤のあれはなんだ!」
 大介が怒っている。
「わからん。俺も間近で見たが、すさまじい威力だった。」
 と剣。
「だがあいつは本部へ行って記憶修正を受けてもらう。」
「え~。せっかくいい戦力だとおもったのに。」
「しかし、あいつは民間人だ。そうせざるおえない。さて、会議は終了だ。各自解散!」
「了解!」

 僕は夢を見ていた・・・・自分にもう一人の自分がはいてくる夢・・・・
「はっ!」
 僕はそこで目が覚めた・・・気持ち悪い夢だ。
 ふと、僕は戦艦に戻ってきたばかりの春菜との会話を思いだした。
僕はなにもやってないのに・・・・
謎は深まるばかりであった。


今回はこれで終わりです。












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