knight of memory

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第五章~決意~前編


ですが今回からまたどんどん更新していくのでよろしくお願いします。
ではものがたりの始まり、始まり~

第五章~決意~
 総員ニ連絡シマス。本艦ハ無事、本部ニタドリ着ク事ガデキマシタ。
コレカラコノ戦艦ハ、メンテナンスヲ行ウ為、直チニ出テクダサイ。
 「さてと、出るか。」
 僕は制服に着替えて外に出た。みんなはもう外に出ていた。
 「遅いぞ大和!」
 「す・・・すいません!」
 そうとう怒っている。まだあのことを気にしているのだろうか・・・・
 「まぁまぁ、いいじゃないですか。この子は救世主なんですから。」
 ん?だれだこの人?
 「あのぉーすいません。あなたはだれですか?」
 「コラ!失礼だろ!我が国の王に!」
 え~!この人が王様!どう見ても若い青年にしか見えない・・・・
 「すいません!国王だと知らずに・・・・」
 「いいんですよ。それよりお手柄らしいですね。おめでとう。あー自己紹介がまだだったね。僕の名は唐草幻鬼(からくさ げんき)だ。一応この国の国王をしている。よろしく。」
 「私の名はす・・・須藤やや大和でしゅ!」
 うわーものすげーかんだ!国王だと知ったらもの凄く緊張してきた!
 「あははは、おもしろい人ですね。さて今日僕がここに来たのは、君の記憶処理をほどこすためだよ。僕はこうみえても科学者だったからね。」
 国王にやってもらうのぉ~!
 「そそ・・・そうなんですか。よよ・・・よろしくお願いします!」
 「あはははは、そんなに固まらなくて良いよ。それじゃ行こうか。」
 「は・・・はひ!」
 う~かっこわるい・・・・
こんな感じのまま、僕は幻鬼さんについて行った。
 「さて、ここが脳科学の研究所であり、僕が長年住み着いていた場所でもある。おーい、章馬、時子、。」
 ん?それって僕の両親の名じゃ・・・・
 「おおー幻鬼、じゃなくて国王様。」
 「お久しぶりでごさいます。」
 「かたくるしいからやめてくれないか?僕らは長年のつきあいじゃないか。それに今日は客人も来たんだよ。」
 「え・・客人って、大和じゃないか!なぜこんな所へいる!」
 「それはこっちのセリフだよ!何で父さんと母さんがここにいるんだ!二人は国家で働いているんじゃなかったの?」
 ぼくは逆ギレしてしまった。
 「あれはウソよ。こんな軍事国家にいることなんて知らないでしょ?」
 うーん、確かにそうだ。それとあと一つ、
 「なんで国王様とこんなに仲が良いの?」
 「それは僕から説明してあげよう。僕がまだ国王の座を譲ってもらう前、君の父と母は僕と同じ研究グループに所属していた仲間だったんだ。これから君が受ける記憶処理の方法を見つけたのも僕たちなんだ。」
 そうだったんだ・・・・父さんと母さんがこんなに偉かったなんて・・・
 「早速だが本題に入ろう。これから大和君の記憶処理を行準備をする。章馬、時子、準備に取りかかるぞ。」
 「了解。」
ああ・・・やっと解放されるんだ・・この恐ろしい夢から・・・・
 「ん?・・・幻鬼、ここのコードが変だぞ?」
 「どれどれ・・・あ、ほんとだ。これじゃあ今は記憶処理ができない。しかもここをやられたとはやっかいだなぁ~これを今すぐ発注しても一週間は待つ。すまないが大和君、もう少しここに滞在していてくれないか?」
 なんてことだ・・・神様・・・あなたは僕を見捨てたのですか・・・
 その時だった。
 「敵機発見直ちに防空バリアを張ってください。」
 それと同時にアナウンスもなった。
 「須藤大和、早く戦艦に戻れ、以上。」
 え~。なんでまた僕が戦場に!もういやだ!
 「だそうだ。大和君行ってくれないか?」
 どうしよう・・・康応に頼まれたよ・・・
 「この国にいる人たちの命にもかかわることだ。頼む、行ってくれ。」
 そうだ。僕が行かなければ何の罪もない人たちがやられてしまうかもしれない!そうなる前に!
 「わかりました!行ってきます!」
 僕はそう言って部屋をあとにした。
 「気をつけろよ!」
 うしろから声が聞こえた。
 僕ってカッコイイ~


 これで終わりです。
 長引かせてすいませんでした。







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