November 23, 2014
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カテゴリ: ネコ
ウチのミトン嬢は つくづく狭い世界で生きているなあと思います。

数年に一度、旅するネコになるけれど、基本的にはこの狭小住宅しか知らない。

庭もない連棟のような家なので、外といえば狭いベランダにしか出られない。

つくづくネコにも宿命ってあるもんだと思います。

あの日、捨てられていたあの子がワタシたち家族を選ばなかったら。

どこでどうしていたのかな。


miton

もう23日も過ぎようとしている3連休中日の夜。

きのう11月22日は「いい夫婦の日」

でも、ワタシ的には「ワンワンニャンニャンの日」でした。



なぜかSNS上でも流れてくるのがニャンニャンの話題が多かったのです。



遠い異国の地に暮らす友人のおうちのネコさんが

虹の橋を渡ってしまいました。

こちらの時間で21日のこと。

もう17歳。人間で言えば、80歳だそう。

16年ほど前に、生まれて間もないご令息と一緒に写っているお写真を頂いたことがあります。

ふたりは同じくらいのサイズに見えました。

一歳違いだったのですね。

対等なふたり、という感じでした。

兄弟や幼馴染といってもいい年齢、年月を過ごされたのでしょうね。



ネコさんがどういう経緯で彼女のおうちにやってきたのか聞きそびれていますが。



おそらく、死に場所をさがしていたのだろうと。

しかし、4°という寒さ。

外に出しておくのも忍びないということでおうちの中に。

諦めたように静かに息を引き取ったと友人は書いていました。


ネコさんなりに、迷惑をかけずにひとり姿をかくして



ネコ族の多くは、最後には姿をかくすといいますものね。


いずれにせよ、かれは、家族の一員として、

しあわせなニャン生を全うできたと思います。

最後まで手厚く、つかず離れずに見守られながら。




ワタシも、ウチのミトンさんと暮らし始めた時から、

いつかは来るその時の覚悟を決めないといけないんだなと思っていました。

考えたくはないことだけど、そして、ミトンさんとワタシ、

どっちが先に虹の橋を渡るのかはわからないし、

どういう形でその時が来るのかわからない。

にしても、最後まで添い遂げる覚悟がなければ一緒には暮らせない。



思えばお国によって事情は様々です。



日本では、「その時」がきたら、どうすればいいのかな?と正直決めかねています。

できるだけ、しかるべきお弔いをして、火葬して、

お骨はそばに置きたい…いずれワタシが同じ姿になる時まで…と思っていますが、

費用はどのくらいだろうとびくびく。



かの国では、たぶん公共機関で火葬していただけるみたい。

美しい緑の公園(たぶんこれも決められた)に、灰は撒かれるのだそうです。


虹の橋を渡って、身も心も軽くなって、たくさんの仲間とかけまわる――

そんな姿を容易に想像できますね。



残念ながら、今の日本にはそれは望めないですね。

個々人で対処すべき問題でしかない。

動物は文字通り、動く「物」でしかないこの国。

虐待と放棄が蔓延する国。行政の対応は殺処分。

全く殺伐とした貧しい国です。

これをワタシたちは辛抱強く変えていかなければなりません。



ネット上でもリアルでも、ワタシの友人知人のおうちのネコさんは

拾われた子が多いのも事実です。

この「ワンワンニャンニャンの日」に家族に迎えられた子たちもいます。

そしてみなさん一様に、ネコさんたちに癒され支えられ、

教えられながら暮らしておられます。

ワタシも例外ではありません。


ワタシたちと暮らすことで、他のネコさんたちと交わることすらなく、

不自由な生活を強いられているわが家のミトンさん。

ですが、その限られた範囲で、たぶん彼女はワタシたちを認め受け入れてくれています。

愛されているかどうかはわかりませんが 笑 

すくなくとも

ワタシは愛しています。




どうか 世の中のみなさまのご理解をいただけますように。

すべてのワンワンニャンニャン、そしてあらゆるいきものが

すこやかにしあわせに 天寿を全うすることができますように。



「ワンワンニャンニャンの日」は再確認と祈りの日です。



虹の橋

21日に虹の橋を渡った子です。もう背中に羽が生え始めているころ




~おまけ~

こんな ハッピーな展開 だって 世の中にはあるのですから。



訂正とお詫び

友人宅の愛猫は、「かれ」ではなく「彼女」でした。

訂正してお詫び申し上げます。


ごめんね。












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最終更新日  November 24, 2014 06:30:53 PM
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Re:「ワンワンニャンニャンの日」に寄せて(11/23)  
kopanda06  さん
こんばんは。

私のブログで交流のある方のにゃんこ、花梨ちゃんも22日に旅立ったばかりです。
ご友人宅と同じ日、しかも犬猫の日でしたか・・・。

私もワンコを火葬で送りましたが、費用はさほどでもありません。
後悔のないお別れをしたいものです。

ただ大切なのは、如何に別れるかではなく、
如何に一緒の日々をすごすか。
時にはミトンさんと一緒に、どこかにお出かけされてはいかがでしょうか。

(November 24, 2014 10:03:51 PM)

Re[1]:「ワンワンニャンニャンの日」に寄せて(11/23)  
kopanda06さん
こんばんは。
そうでしたか。生まれてくる命も多いけど、虹の橋を渡る命もまた多いのですよね…
後悔のないお別れ。
それを叶えるのは、後悔のない毎日ですよね。
ミトンさんとの毎日は一日一日が愛しい。あの日からずっと。
ニンゲンに対してもこういう気持ちでいられたらいいのですが(笑)
夏にはミトンさんとの旅を計画して挫折。冬もむずかしいな…春には…小さな旅ができればいいな^^ (November 25, 2014 02:54:34 AM)

Re:「ワンワンニャンニャンの日」に寄せて(11/23)  
ELちゃん★  さん
おかんちゃま。コメントありがとう。
あれから、凄く色々あって(T_T)
私も最後のブログから、入院生活になり、ミーたんの次に私が(>_<)

このおかんちゃま、ブログ見てなんだか、凄くどう受け止めればいいのか・・・・

ミーたんが居なくなるのは、絶対嫌だ。
今、懸命にミーたんを、看病。
ガリガリだから、四時間事にミルクをあげてます。

受け入れる事が、どうしても出来ない・・・
ミーたんを絶対助けたいです。 (December 2, 2014 06:42:48 PM)

Re[1]:「ワンワンニャンニャンの日」に寄せて(11/23)  
ELちゃん★さん
>ELちゃん、来てくれてありがとう!
やっぱり入院してたのか~涙 もう大丈夫なんかな??
ほんとに図らずも、今年のワンワンニャンニャンの日は愛するネコちゃんとのお別れの話を多く聞いてTT このブログを書かざるを得なかったんやけど、ELちゃんとミータンにはタイミング悪かったね… 
ワタシの友人知人もほんとうに受け入れることはできなくて、でもどうしてもお別れは避けられず…看取るのはとても辛かったみたい…いまも完全に立ち直ってはいないのです。
ウチはまだミトンは病気の気配すらなく元気やけど、いつかは…と考えさせられることが多かったです。
いま、ミータンもがんばってるんやよね。ミータンにとってもELちゃんはかけがえのない家族やからね。きっとELちゃんのためにもがんばってるんやと思う。
ワタシにはなにもえらそうな助言はできない…いまを精一杯、大切に過ごして欲しいと願うだけです。つまりELちゃんは何も変わらずに今までの通りでいいと思う…辛いだろうけれど…
ミータンがはやく元気になりますように。 (December 2, 2014 08:51:25 PM)

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