October 15, 2017
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カテゴリ: アート?
​​​前回ブログのタイトルを見て われながらびっくり

つぎの「あけましておめでとう」が近づいているではありませんか(笑)

みなさま お元気でしょうか?

それなりに いろいろありますが わが家はいちおうみな元気です


アタシも いちおう げんきどす

気に入らんことも いろいろあって すっかり目つき悪なってしもたけど。

また追々。

170914_1714~01.jpg


さて。

冬も春も夏さえ越えて

すっかり秋になりましたね。

あいかわらず「食欲の秋」のわが家ですが

寒くなってくると なにか手仕事もしたくなります。



ちょっと逸れますが いま検索かけてみてびっくり

前回 「染」をやったときの​ 日記 ​ まるきり4年前ーーー!

ちなみに いまこの糸で ベレー帽 編みかけてます(笑)




で、今回の染は



こちらで。


野山で見かけられる方も多いかなと思いますが

クサギ(臭木)という雑木です。

花に見える赤い部分はガクで ここも染められるのですが

赤くはなりません。

染めに使うのは、真ん中の青い実。



その愛らしい容姿からこの名前はヒドイと思いますが、確かにあんまりよいにおいではありません(笑)

それに わが宿敵のカメムシ(こちらもシーズンですな^^;)は このクサギを食べるから

あのようにクサイのだと…すくなくとも「クサギカメムシ」という輩は。

話はまた逸れましたが、

このクサギをご近所(といっても徒歩30分ほど奥地w)で見つけたのは





にわかに「ソメモノ熱」が沸き起こったのでした(笑)

でも ここはけしてよい足場とはいえず

2号にも突き合わせて 採取に臨んだのですが 大した量は採れず

染めるのを断念して「鑑賞」に終わったのでした。無念。



それからはや 一年。

ことしこそは

と 開花から 定期的に通い詰めて様子を見計らい


先週11日の水曜日、そう、あの狂ったような出戻り夏日の南中の時間帯(笑)

ワタシは 帽子、マスク、長靴、傘 という異様ないでたちで出かけたのでした

田舎道とはいえ たまには 人ともすれ違い(笑)一瞬とはいえ奇異な視線を向けられ

でも がんばりました(笑)

斜面に立っているクサギさん

道から川まで 結構高さもあり 川に降りて近づこうかと試みるも

深みもあり足場も悪く断念した経緯もあって 結局斜面に立ち

傘で枝を手繰り寄せてカットするしかないと


ことしは アホちゃんズの援護もなく ほんまに

老体に鞭打ってがんばりました(笑)

10枝ほどいただき 

さながら花束のごとく腕に抱え(笑)

かえりみちは誰かに逢っても 「目的」を示すことができるので、

傘も平気です

現に ここの前を通りかかったとき

ここはじつはちいさな染色工房なのですが

このすてきな設え(いまはこんなん→)

担当 しておられるかたと出会い やっぱり抱えたクサギに目を丸くされたので(笑)

しばし立ち話

なにしろ 化学染料が主とはいえ いわばプロの彼女 草木染の話も弾みます

クサギでウールを染めるのは難しいかも といいつつ 出来たら見せてくださいね

とにっこりされたけど どうなるかなー(笑)毛糸が汚れる程度にしか染まらないかも(笑)

大汗かいて こんな季節に汗疹つくりながら帰りました


しかし それからバケツに活けたまま 2日ほど放置(笑)


これでもいろいろ忙しいのと(笑) 花のようにガクが開ききるまで待ちたいというキモチもあって

という言い訳はさておき(笑) だんだん お天気怪しくなって これからしばらく雨マーク続くし

そろそろ思い切らねば と 腰が上がったのがきのう(笑)

最初は 地味に 三階のベランダで ガクからひとつずつ実をはずす(笑) 果てしない(笑)



でも 森や空を眺めながら こういう作業 けしてきらいじゃありません

むしろ しみじみ しやわせを感じます

あ そうだ、糸を媒染しながらやろう と二階台所では ミョウバン入れた湯で糸を煮ながら

三階と往ったり来たり

明日は確実に雨なんだな と見上げる 夕刻の空は銀色



すんばらしく時間がかかって ようやくちぎり終えた実 青い宝石といわれるだけあります きれい

そして やっぱり思った通り「たったこんだけ」(笑)


どのくらい染められるかわからないけど がんばろう


しかし 晩ごはんも用意せねば… そして この地味な作業は

意外なほど 腰にきて 頭痛までする疲労を呼んだのでありました


なので 作業は翌日に持ち越すことにして 一旦就寝(笑)


…長いですね 大丈夫です?(笑)


そして

よなかの起床

ほどなく作業開始 時に2時半(笑)



わずか75gの青い宝石
10分も煮込むと色が出てきました!

40分ほど煮たところに 糸投入 この時点では おそうめん湯がいてるみたいですが(笑)


さらに 80度くらいを保ちながら煮ます
すると 翡翠色だった液がほとんど透明になってきました


仕上げ洗いをしたところ ガラケー撮影なので 判然としませんが 淡い翡翠色

思ったよりきれいな仕上がりです

ただ 肝心の実がまだまだ青いのが気になって

もうすこし 煮てみることにしました

こんどは実を潰しながら…濁ることを覚悟の上で



最終的には 袋から実を出して すり鉢であら潰しして

煮だして 濾すーー を3回ほど繰り返して抽出した液で

一束(40g)だけ染めてみることに

たしかに 液は濁って 透明感もあまりなかったのですが

糸を投入すると あら不思議!


一染めより 濃い色に染まっていくのです 写真は濁った色ですが

じつにかわいい色に… 最初から潰して使えばよかったなあ


こちらは残滓…まだ染まりそうで名残惜しいのですが

あきらめて捨てようかな… ほんまにありがとうです





ほんとうは 染めるのも干して乾かすのも快晴のほうが望ましいと思いますが

あいにく 本日はほぼ一日雨。部屋干しすることにしました。


で 今回の結果であります(まだ生乾きながら^^;)



右3束は 媒染しただけでまだ染めていないもの

まんなか3束が一染め 左端が最後の潰して濾したもので染めたもの

乾くともう少し薄くなるでしょう

どのくらい退色するか 一年は置いておいたほうがいいかなと思います


なにか編んでみたいとも思いますけどね


という ひさびさにしてながなが日記(笑)一巻の終わりであります(笑)


最後までお読みいただいた方 長のおつきあい ありがとうございました(笑)





ーー アタシからも おおきに ほなまた



























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最終更新日  October 15, 2017 09:39:58 PM
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