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石のいわれ1


石のいわれ1

ラピスラズリ

 アフガニスタン産のブルーの濃いラピスラズリが最高のラピスラズリです。ラピスは「石」ラズリは「青」、ラピスラズリとは「青い石」の意です。12月の誕生石でもあり和名は「瑠璃」といいます。

 歴史は古く、聖書にも神の聖殿を飾る宝石として登場します。また、モーゼの十戒を刻んだ石版もラピス・ラズリであったといわれています。エジプト、ローマ時代より珍重され、有名なツタンカーメンの胸を飾るスカラべも、この宝石で象られています。

 群青色に金を散らしたような模様の宝石で、古代より夜空の星をイメージして「天の石」とされてきました。そして「天の石」は「神の石」として古代エジプトでは、神が宿ると信じられ、ファラオや司祭のみが、身につけられる特別な石でした。古代エジプトはラピスラズリ欲しさに産地のアフガニスタンを何度も遠征し、勢力下におき続けました。

 欧米では非常に愛され、また特に中近東のイスラム教国では、回教寺院のモザイクの壁などにも用いられ、大切にされています。
 東洋においては古くから瑠璃という呼び方で親しまれてきたもので、七宝の一つに数えられ、法華経や阿弥陀経にも登場しています。日本でも七宝(極楽浄土を飾る七つの宝、金、銀、瑠璃(ラピスラズリ)、めのう、はり(ガラス)、珊瑚、しゃこの一つとされた神聖な宝石です。

 ラピスラズリには、心の曇りや邪念、不安を払いのける力があるといわれ、幸運と厄除けのパワーストーンとされています。

タイガーアイ

 タイガーアイ(別名 虎目石)は、この石が虎の目のような輝きを持っている事から由来しています。金運・財運、仕事運を上げる石としても有名で、富、財産を殖やしてくれるといわれています。また、集中力や直感力や感性を引き出してくれるといわれています。

ルチルクォーツ

 和名を「針水晶」といい、水晶の中に針のようなチタン酸化物の針状結晶が入った、不思議な鉱物内包水晶です。
 ルチルクォーツは、パワーストーンの中で、一番強力なヒーリングストーン、強いヒーラーの石といわれています。生命力を高め、心身ともに元気を取り戻し、高いヒーリング効果があるとされています。
 ルチルクォーツを見つめていると、集中力や直感力が高まり、雑念が消え、思考が研ぎ澄まされるといわれます。
 ルチルクォーツは夢をかなえる成功のパワーストーンで、仕事運やリーダーシップの発揮、自信と活力の石として、また金運財運を向上させるパワー・ストーンとされています。

インカローズ

 天然石インカローズ(学名ロードクロサイト)は、「インカ(帝国)の薔薇の花の石」の意です。赤・ピンク・白とその中間色で、美しい縞模様を描いて結晶となった天然石です。
 稀に、「ピンクのルビー」とよぶに相応しい透明感のある美しいピンク色のインカローズが存在します。
 情熱を呼び起こしたり、気力を与えたり、心と体の傷を優しく癒したり、自分自身を愛するという効果がある石といわれています。

トルマリン

 10月の誕生石、トルマリンの語源は、スリランカ・シンハリ語の「トルマリ」で、「多くの色を持つ」という意です。赤は「ルベライト」、青は「インディゴライト」、紫は「シベライト」、無色は「アクロアイト」黄~オレンジ・茶色は「ドラバイト」、黒を「ショール」ピンクを「ルーベライト」、緑を「ベルデライト」、緑とピンクのバイカラーを「ウオーターメロン」といいます。


 トルマリンには、電気を発する性質があるため和名を「電気石」といいます。鉱石トルマリンの結晶体は中央がねじれていて分極化しているため、永久電極という特性になっています。

 太陽・宇宙から降り注ぐ素粒子には、プラスの陽子とマイナスの電子があり、プラスイオン(プラトン)は大気圏を通過せず、マイナスイオン(太陽風とよばれる)だけが大気圏を通過して地上に降り注いでいます。そのため、その永久電極の特性からトルマリンは、マイナスイオンを受け、0.06ミリアンペアの微弱電流とマイナスイオンを永久に発生し続けています。

 添加物や発がん物質などの食物や排気ガス、紫外線や電磁波、ストレスなどは、細胞を構成する蛋白質を構成する原子からプラスイオン(電子)を分離させ、そのプラスイオンが遺伝子を切断、変化させたり、人体を酸化させ、ガンや、シワ、動脈硬化を起こす老化などあらゆる病気を引き起こします。
 トルマリンから放出されるマイナスイオンは、呼吸や肌から吸収され、マイナスイオンを補い、そのプラスイオン(電子)を中和させることにより、血液や体液を健康な状態(弱アルカリ性)にし、人体の酸化を防ぐという素晴らしい作用があります。


 さらに、イオンの移動により、筋肉などの奥深く蓄積されている老廃物質をうごかし、汗や尿として体外に排出させたり、血流の増加を促したりする事ができ、肉体の活動、血液・体液の浄化作用を促進し、精神と肉体の疲労回復、自然治癒力の増加の効果があります。

 電磁波を防ぐ力がありますから、日常生活でテレビや携帯電話やパソコンに囲まれ、電磁波とプラスイオンを浴びつづけて人体が酸化している現代人には、ぜひおすすめです。

ターコイズ

 アメリカ産の綺麗な水色のターコイズが有名ですが、模様の入ったものも気に入られます。ターコイズ(別名 トルコ石)は、身を守る成功の石といわれています。

 中近東のシャー(王様)やサルタン(土候)は、遠出の旅に出かけるおり、ターコイズを身につけてお守り・魔除けとしていました。
 持ち主の身代わりとなり、災いから身を守る石といわれ、昔から身分の高い人々の人生に携えられてきました。

 魔除け・厄除けの身代わり石として、安全を守るパワーストーンといわれています。また、ラピスラズリと共に12月の誕生石です。

天然水晶

 人類の関係は非常に古く、有史以前から宗教的儀式などの際に用いられ、古代エジプト、アジアや南北アメリカ大陸をはじめとして、世界各国で宗教道具、魔除けや護符として用いられてきました。

 古代の人々は水晶は神が創造した氷であると考えていました。水晶(クリスタル)の名は、氷を意味するギリシャ語の「Krustallos」に由来します。

 その結晶の形がピラミッドと似しているので、ピラミッド形の建築物や神具の頂点に配置されたり、神の啓示を受ける為のストーンサークルの石や御神体そのものとして使われてきました。球状に磨いたものは、古今東西を問わず、護符や占いの道具として使われています。

 エネルギー・バランスの調和、浄化などの作用があるとされ、現代においても、人の心や身体に癒しを与えるヒーリング・ストーンとして広く使われています。水晶を身につけることと洗脳や催眠術との関連が研究されていたりしている不思議な石です。

ムーンストーン

 神秘的な柔らかい光を放つムーンストーンは、古来より「月の光が宿る石」として、予知の力を与え、邪悪なものを排除するとされてきました。ムーンは母性を象徴し、人に安らぎをあたえます。
 ムーンストーンは、感性を豊かにし、感受性、直観力の向上、情緒的な感情のバランスを保ち、ストレスやノイローゼから守ってくれるといわれています。
 また、ムーンストーンは「恋人達の石」とも呼ばれ穏やかに長く続く愛を約束するといわれています。

琥珀(こはく・アンバー)

 琥珀は、今から数百万年~数千万年前の木の樹脂・樹液の化石です。植物に起因する唯一の宝石であり、奥深く暖かみのある輝きと風合いをもっています。

 身に付けていると持つ人の自然の美しさを引き出すといわれます。

 手で握ったりして温めることで心により良い効果を放ち、リラックスさせて癒しの効果与えてくれるといわれています。感受性を豊かにし、心を楽にする温かな癒しの効果があるとされています。

 琥珀は、ヨーロッパでは古くからさまざまな伝説をもち、『人魚の涙』また『太陽の石』とも呼ばれ、身を守り幸運を招く石とされています。  北欧では、結婚10年目に琥珀をプレゼントする「琥珀婚」という習わしがあります。また、想いを寄せる人に琥珀を贈ると愛が実るとされています。

ペリドット

 心を優しく穏やかなにし、厄介な問題も解決されるように導いてくれる石といわれています。
 和名をかんらん石といい、美しいうぐいす色の8月の誕生石として知られています。宝石としての歴史は古く、紀元前から利用されて主に宗教上の装飾品に使われてきました。オリーブグリーンとも、うぐいす色ともいわれる、優しいグリーン色の宝石です。

ローズクォーツ

 和名を「紅水晶」といいます。その名のとおりローズクォーツは、優しいピンク色の光を放つ水晶です。淡いピンク色や透明に近いものまで多種多様な種類があります。
 ローズクォーツは、愛と癒しの効果があるといわれています。パワーストーンとして人気があり、ローズクォーツを身に付けていると、優しく穏やかな気持ちになれ、自然に人に穏やかに接することが出来るようになるといわれています。  また、悲しいときや辛い出来事があったときは、心を優しく癒してくれるとされる水晶です。

アメジスト

 和名を「紫水晶」といい、2月の誕生石でもあります。知性・智恵を高める効果があるとされ、受験や学業のお守りとされています。  古くは清熱解毒、酔い醒ましの作用もあるとされてきました。
 また、邪悪な欲望から精神を守る石として、カトリックで教会や司教の尊厳と威厳を表す象徴「司教の石」として十字架やロザリオ、指輪などに用いられました。

 アメシストはギリシャ語の「酒に酔わない」の意味で、ギリシャ神話によると、月の女神ダイアナの嫉妬から石に変えられた妖精アメジストに、恋人の酒神バッカスが葡萄酒を注ぐと美しい紫色の宝石になったという伝説があります。また、もう一説は、酒の神バッカスが、自分をたしなめた清廉で美しい乙女アメシストを、お共の虎の餌食にしようとした時、アメシストは神に祈り、その祈りはアメシストを透明な石へと化身させたそうです。この出来事に酒神バッカスは自らの非を恥じ、葡萄酒をその石に注いでやると、それはたちまち比類のない美しさの紫色の宝石になった。というお話です。




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