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tajim

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May 26, 2005
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カテゴリ: 旅の思い出
ベルギー旅行初日。訪ねてきた母と母の友人のTさんを連れてユーロスターでベルギーへ。
私は3回目のベルギーだったし、ブリュッセルにはそれなりに土地勘もあったので、2人を連れて行くことにもあまり心配はしていませんでした。
でも、それが間違いだった…

ブリュッセルに着くなり、ロンドンとのあまりの気候の違いに驚きました。何もしていなくても汗ばむくらいの暑さ。
服をあまり用意してこなかった母はティーシャツを買うと言い、ホテルにチェックインしてすぐ買い物に行くことに。買い物通りはホテルからすぐ近くで、ロンドンとは趣向の違うおしゃれな店が多く、買い物客でにぎわっている様子。最初の何件かを一緒に見た後、(ちょっと服の趣味が違うので)私は2人を残して向かいのZARAを見に行きました。しばらく一階の店内を見た後二階に上って男物を見ていると、母が息を切らして駆け上がってきました。

「Tさんがお財布すられたみたい!ちょっと早く来て!」

母の話によると、Tさんが支払いをしようとレジで財布を出そうとしたら、かばんの中がほぼ空だったのだと言います。母はそのちょっと前に、若い女の子2人が買い物をしている風を装いながら手に持ったティシャツを母のかばんにかぶせるようにして近づいてくるので気持ち悪くて逃げたのだと言ってました。きっと同じ2人組みでしょう。

向かいの店に戻ると、Tさんは背の大きい警備員のおにいさんとなにやら話している様子。Tさんは英語がちょっと出来るけど、細かい説明が出来るほどではないので、私はあわててその警備員さんに事情を聞こうと、「何が起きたんですか、どうやってすられたんですか、誰か見た人はいるんですか?」等々、英語でまくし立ててしまいました。警備員さんは全部聞いた後で、「ディマン、ジュ ビュー ドゥ フィス・・・(意味ははっきり分からないけど私の耳にはそんな風に聞こえました)」とフランス語で話し始めました。どうやら、英語はほとんど分かっていない様子。ああ、誰か2人見たのね、そんな感じに判断し、でもフランス語はろくに話せないし、どうしよう、と思っていると店のマネージャーらしき女の人が結構綺麗な英語で話しかけてきました。

「とにかく、財布にはクレジットカードが入っていたんだろうし、それを止めるのが先決。この電話を使ってカードをストップしなさい。」そういうと、なにやら番号をまわして受話器を渡してくれました。すると、受話器のむこうもまたフランス語!「え、英語しゃべれますか?」と聞くと「ベリーリトル」という返事。でもそのわりにクリアな英語で話してくる。





「・・・えっ!日本!」

どうやら、お店の人がかけてくれた番号は国内の銀行用らしい。受話器の向こうのおにいさんはインターナショナルの係にまわしてくれると言ったものの、次に流れてきたテープはスペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語・・・と、ヨーロッパ言語ばかり。あきらめて切ってしまいました。Tさんが日本のビザのデスクに電話すると言うと、お店の人は「でもこの電話はインターナショナルじゃないのよ」とかなんとか。きっと国際電話なんてかけて欲しくないんでしょう。なによりもカードが使われることが心配で、とりあえずホテルに戻って電話をすることにしました。帰り際に店の人に(保険のために)この事件が起きたことを証明する文を書いてくれないかと聞くと、「でもねー、私が見たわけじゃないし、この店の中で起きたかどうかも分からないし、そんなもの書けないわよー。」…事を大きくしたくないんだろうけど、あまり協力的ではありませんでした。「私が出来るのはここまで」と言う感じに接客を始める。きっと、この国ではこんなことは日常茶飯事なのかもしれない・・・ (つづく)





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Last updated  May 30, 2005 08:40:21 AM
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