それから分かったことですが、実はこれは今のイギリスの一番の問題となっている現象らしいです。この10年で不動産が10倍にも急騰したものの、もともと家を持っていた人が売買を繰り返しているばかりで、first time buyerと呼ばれる一軒目のマイホームを買おうとしている人たちには全く手が出ない状況になっている。結局売れ残りのテラスド(それでも異常に高い)やフラットを買うしかなく、貧富の格差が開いているということがかなり問題になっているらしい。
この現象の根源となっているのはやはり絶対的な住宅不足ということ。もともとイギリス人の住む家は昔(ビクトリア時代から1930年代くらいまで)に建てられたものがほとんどで、新しく家を建てることはあまりしないようです。家が足りなくなるのも仕方ない。政府もようやくこの問題に気付きだしたらしく、今の政府の目下の話題は「住宅不足の解消」に絞られているようです。国が新しく家の建築をすることと、first time buyerに経済的な手助けをすることを約束しました。そして、去年まで上がり続けた不動産の値段が、今年からようやく停止したそうです。