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2014.01.26
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カテゴリ: 株式・金融市場




●短期指向の弊害

機関投資家の運用で、以前からショートターミズムが問題視されている。

ショートターミズム問題とは、機関投資家の運用全般が短期指向に走りすぎているということ。
そして、その弊害だ。

オレなんか、1970年代はじめの古き良き時代の運用ビジネスで育ったから、
年代以降の機関(投資家)化現象の進展にずっとイライラさせられてきた。
それもあって、ショートターミズムの問題なんぞ機関化現象がもたらした鬼子よと、一刀両断である。
われわれ長期投資にしてみれば、無視もいいところ。


そう、年金運用が70年代も終り頃から本格化したのにつれて、
「年金は大事なお金だから」の殺し文句が機関投資家の運用をひん曲げてしまったのだ。

今日はちょっとお堅い? もっと簡単に説明してくれって? 
わかった、ストレートに書こう。

年金の運用は、もともと20年後30年後、あるいは40年後の年金支払いの原資を最大化させようというもの。
つまり、長期運用に最も適しているはず。

ところが、80年代に入って「年金は大事な資金だから」が、どんどん独り歩きをはじめてしまった。
10年20年たって運用が下手だったでは取り返しがつかないことになる。
やはり、毎年毎年きっちりと運用の状況や成績をチェックすべきだとなってきた。

もうそうなると長期投資どころではない。
毎年の成績を追いかける資金運用の世界に引きずり込まれてしまう。


より多くの運用資金を獲得しようと、マーケティング競争が激化の一途となっていった。

気がついたら、ほとんどの運用会社では年金マーケティング部門が主となり、
運用部門はその配下に位置づけるまでになった。
運用という看板をかかげた年金マーケティング会社に変身していったのだ。

とにかく成績だということで、毎年はおろか四半期毎の成績まで持ち出しては、


ショートターミズムとかいわれるまでもなく、
年金サイドも運用会社も短期の成績を追い求めては企業経営にも大きなプレッシャーをかけ続けている。

企業に長期視野の経営を求めるよりも、ROE(株主資本利益率)を高めよ、配当を増やせ、
自社株買いをしろと、株価上昇につながりそうな要求を次々と出すばかり。
それでいて、企業に持続的発展を望むとか、きれいごとを並べているんだ。

どこか狂っているよね。


それが、米国型の金融資本主義の本質です・・・












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最終更新日  2014.01.27 00:42:45
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