月天回廊 封神演義番外編17






結合

                               再構築


                            伝達


         蓄積

                   反射

















――――――覚醒













 -月天回廊-













「何の気まぐれだ」
「言ったでしょ、ただの、わ・が・ま・ま」
「…………さよで」





付き合ってられない、と彼は重々しく溜息をつく。





「組み直したな?」
「その方が好きだと思ったのだけど?」
「望み通りにか」
「だってわらわだもの」





『満ちている女』がころころ笑う。





「あなたの命題だったわよね」
「…」
「人とは何か?」
「…」
「無理。見届けずに死ぬなんて出来ないわ」
「…」
「アナタには、ね」







彼はソラを見上げる。





「今日はよく喋るな」
「手放すのが惜しくなったのよ」
「良く覚えていたものよの」
「忘れたことなんてないわ」
「この星そのものが貪欲だと、そういうことか」
「素敵」









決して触れることのない口接けを貴方に。





「これ以上に何を望む?」
「永遠、何て言ったらどうする?」
「指差して爆笑してやる」
「あら、見たいわ」
「………やめとく」
「今更の好奇心ね」
「言われると思った」







これは届かない会話。
貴方への賛歌。





「おぬしが」
「そう、わかる?」
「嫌になるくらいに」
「嬉しいわ」







この世界の本質。
けれど帰るには遅く、その術は疾うに失く。


母よ。





「言わないでしょ」
「あったりまえだろーが」
「本当、残念ね」









手に入れたと思ったのに。
そう言って女が笑う。
今更何をぬかすか。
心底嫌そうに男が呟く。







「知ってる?」
「何を」
「生きてる限り、わらわと共にいるってことよ」
「…」













「二度と会わぬだろうがな」
「ええ、そうよ」








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