元祖!尻ミッターフジオ

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天国と地獄(ノイローゼ克服体験記)



長野県松本営業所に勤務していた頃の話。クライアントは県内のスーパー「アップルランド」。当時は販促資材全般を扱っていた。パンフレットの仕事だった。大きなミスを犯した。完全にボクが悪かった。その当時の担当者からこんな事を言われた。

「このパンフレットはなあ、5万枚印刷してるんだぞ!おい!5万人が見るんだから、5万人の責任を取れ!」と。
その時、何かが壊れた。それまでもいくつかの要因があったけど、結局そこで「ノイローゼ」になった。

「5万人の責任」が頭の中でずーーーーーっと、駆け巡っていた。ただ、時間だけは、キッチリしている性格らしく9時前には、出社しタイムカードは付いている。ただ仕事はほとんどできなかった。ボーっとしてるだけ。

営業所から飛び降りたら、どんな気持ちだろう。とか、死んだら誰が来るのだろう。何て考えて、名簿を作ったりしていた。当時の社内、一人で奮闘していた、郁チャン!あんがとね。恩人1人目。

ところで「リストカッター」ってご存知ですか?何かにつけすぐ手首をナイフ等で切る人の事ですが、あれは死ぬつもりはありませんよ。「注目されたい」のと、自分が「生きている事」を再確認する行為です。血液って温かいでしょ。あの温かさが、何とも言えない「存在感」つつまれるんですねえ。ボクもスーツ姿で「よだれ」垂らしてましたから。

この時期が人生の中で「一番のどん底」だった。

精神科医にもらった「薬」は貯めて持っていた。いざという時の為に・・。

ただ会社が終わると、少し解放される気分になっていましたのも事実・・。「スナック」で飲むのが楽しみだった。そこのマスターとママは夫婦。この方々も大恩人。今じゃ松本ウェストンホテルの料理長ですわ!

まあ、どんなに落ち込んでても、このご夫婦は、励ましてくださった。閉店後はラーメンや焼肉をごちそうになったり。とても嬉かった。自分の存在意義がある気がして・・・。なんとなく、人の暖かみを感じてきた・・・。
こんな生活が続いたある日、突如僕の目の前に現れる「救世主」が一人。

当時住んでいた場所の近所にいた「精神障害の男性」だった。この話を友人にすると「ウソつくなよ」言われるが、ホントの話だからね。

何故か3日間だけ、僕の家にコーヒーを飲みに来たんです。僕より彼がひどいと分かると、失礼な事だが「あんな風になっちゃいかんな。」(五十歩百歩なのにね)病人なりに思っていたんだな。会話は別にない、2日間はただコーヒー飲んで「ごちそうさま」って帰っていくだけ。

そして3日目に何となく自分の状況を話したら、その彼が「今日は会社を休んで一緒に温泉に行こうよ」と誘ってくれたんですね。。。で僕も僕で、会社休んで一緒に浅間温泉に行って1日ゆっくりしに行っちゃったんですよね。

本当に不思議なんですが、その日を境に彼は僕の前に、全く現れなくなったんですよ。マザコンの僕に言わせれば、死んだ母が僕の為に使者を送ったのかもしれません・・・。

その夜今までの事をじっくり考えて、最後にひとりでつぶやいた一言。
「もう落ちるだけ落ちたから、上に上がるべ。」だった。

そこから変わっていくのを感じた。ただ会社的には、全くの戦力外に落ちぶれたので、当然配置転換。。
結局、本社の営業事務に回され「伝票整理や、コピー取り」をやっていた。このままじゃいかん!

何かやらなければ!自分で何かを始めよう!と思っていた時「天職」であるこのエアロビクスにめぐり合った訳です・・・それ以降はこのノリのまま来ています。当時は地獄だった想い出も今じゃ、自分を成長させてくれた事件。。感謝!「長野県松本市」は僕にとって一生忘れられない場所になりました(笑)

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