第一章



人を愛せない男の名前は静寝、来月で23歳になる。
私は14歳、9コも歳の離れたこの人を好きになった。
その人とは、友達から回ってきたスター・ビーチという出会い系サイトに
私が書き込みをしたところ、静寝からメールが届いたのがきっかけで知り合った。
メールの内容は援助交際についてだった。
「援助交際ですが、うちで働く気はありませんか?
システムは30分、口だけ1万円。70分、本番有り2万円。90分、本番有り3万円です。
給料は日給制で、上の金額の半分が貴方の給料です。」
いつもなら、すぐに削除したが、その日は何となくメールに返事を返してしまった。
「私、まだ14歳なんですけど、平気ですか?」
返事は、すぐに来た。
「やる気がある18歳までの子なら大丈夫です。ただ面接がありますが、殆ど落ちません。」
その日は、Dan缶が捕まったという事や、親との事。色々悩んでいて
きっと、どうかしてしまっていたのだろう。今は、そう思いたい。
「面接したいのですが、いつ暇ですか?」というメールに「今から大丈夫です。」と返事を入れてしまい、
昼過ぎにU駅に迎えに行きます。と返事が来た。
昼までには、まだ時間が有った。とりあえず、シャワーを浴びて着替えた。
何となく、いつもする行動。例えば、上着のチャックを閉める行動に違和感を感じ、
胸が締め付けられる感じがして、やっといけない事をしていると感じた。
12:30の電車に乗ったので、13時には着きますとメールを入れておいた。
電車に乗っている時、後悔という胸の痛みが逆に心地よく感じでしまった。
13:00前に駅に着いた。暇なので買い物でもしてようかなと思い、駅周辺をフラフラしていた。
静寝からメールが届いた時、何故だかドキドキした。
メールにはバスで行くので13:30に着くと思います。と書かれていた。
携帯電話の時計は13:15。時間までは、まだ後15分もある。
散々迷い、このまますっぽかして買い物でもして帰ろうと思ったが
結局、駅ビルの中の椅子に座り、15分間という長いようで短い時間を過ごした。
時間に成り静寝に電話をかけた。
「今何処ですか?」
「ん~っと、改札の方、歩いてきてくれる?」
「はい、分かりました。」
駅ビルの出入り口のドアを押した。いつもより重く感じた。

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