第七章


戻ってきたら椅子に座り、お客さんから自然にお金を受け取る。
じばらくしたら風呂場を見に行き半分以上溜まったら服を脱がせて貰う。
お客さんの分まで服をたたみ、風呂に入る。
椅子に座らせ頭は自分で洗わせ出来るだけ密着して身体を洗ってあげる。
泡を流したら湯船に入りコミュニケーションをはかり風呂から出る。
頭と腕は綺麗に拭いてバスタオルを巻きお客さんの背中を拭く。
全て社長の指示。
そんな事も知らずにお客さんは「気がきくね」と言いチップをくれた。
少しせつなかったけど大半嬉しいという気持ちだった。
お客さんのゴム着用は絶対。
妊娠、性病にかかってしまえば女は使い物にならないし
警察が出てくる危険性もあるからだ。
仕事が終わり社長に今から戻りますとメールを入れたが
待ち合わせ場所に居ないからコンビニまで乗せて来てもらえと
細かな場所まで指示され場所へと着いたが周りを見回したのに社長の車が
見つからないのでコンビニの中に入ろうとすると後ろの方でライトが光った。
社長の車だった。急いで駆け寄り車に乗り込み何処かへ車を向かわせた。
「また仕事?かぁ。」笑いながら言ってみた。
時計はもうすぐ深夜2時…夜更かしなんてあまりしなかったから
眠くて仕方なかった。「あ?今日はもうめんどくさいからホテル。」
そっけなく言われたが安心した。
ホテル代は割り勘。社長は腹が減ったと冷蔵庫をあけ
牛乳プリンと焼きおにぎりを食べ始め、私はシャワーを浴びに行った。
洗っても洗っても落ちない汚れ。
せつなかった。風呂から出て着る気の起きない服を着た。
黒のキャミとブーツカットの茶色のジーンズ。上着は着ない。
ソファーに腰掛けカラオケを始めた。
「お前も歌えよ。」歌には自信が無かったが黒夢のICEMYLIFEを入れ唄った。
「女の曲歌えないの?」
「あゆなら微妙に…けどやだ。」断ったけどシーズンズを唄わされ
「松浦あや振り付け付きで唄え。」笑いながら結構社長はまじだった。
「あやや??まじで??かなり無理…」そんな高い声が出るはず無い。
でも桃色の片思いを唄わされた。社長爆笑。
社長はGacktのバニラとLUNASEAのIforyouを唄った。
その後、眠いからとベットに入り寝ようとしたが社長は歌いつづけた。
「ねむれなぁい。」少しぐずった声で言ってしまった。
服装も服装で「何?誘ってんの?」と笑いながらのしかかってきた。
今日はお客を二人も相手にした。そんな気分じゃない。
「やだぁ。やだって!!!」抵抗したが勝てない。
ベットの端まで動いたが直ぐに抱っこされて真中に連れ戻され
腕もつかまれ自分の力じゃ勝てなかった。
「燃える。」一言そう言いながら抵抗している私を押さえつけた。
「やだ!」半泣きで少し切れ気味で叫んだ。
「うるせぇな、お前俺の事好きなんだろ?」と笑いながら言われた。
気付かれてたのか…抵抗を止め頷きされるがままになった。
終わった後「付き合いたいとか思ってんの?」携帯をいじりながらきいてきた。
「でも無理だから望んでないよ。」少しすねた口調になっていた。
「別に付き合ってやってもいいけど、後悔すんのお前だからな?」
あまり意味は分からなかった。「いいもん。社長はいいの?」
付き合えるとは思ってなかった。まだタカと付き合ってる事がつっかかった。
「隠れて思われてるのうざいじゃん。」心から喜べる言葉じゃなかった。


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