第八章


今日は学校がある。
今から家に戻ってもいいが面倒くさかった。
目が覚めたのは目覚ましがなる前だった。
社長は自作で着メロを作っていて、その音で目が覚めた。
「うぜぇしぃ。」
言い放って時計を見た。もう直ぐ時間。
上着を着て荷物をまとめ社長が煙草を吸い終えるのを待った。
家に着き、またシャワーを浴びて制服を着てそのまま学校へ行った。
保健室に行くと先輩がいて、タカの話をした。
「誘い断ったら他の女呼ぶからっていわれっちゃってぇ~」
笑いながら言った。
「やきもち焼かせたいから言ったにきまってるじゃん。」
あっけなく言われた。そうだったのかと今ごろ気付いた。
社長よりタカへ気持ちが少し揺れていた。
下校時間になりすぐに家に帰りタカに電話をかけた。
「もしもし。」
出たのはまた智史だった。
「また遊んでるんけ?」
笑いながら言ったが急いでいるからとタカに代わって貰った。
後ろで女の声が聞こえ、いっきにさめてしまった。
「女と居るの?」きれながら言った。
「お前も昨日男といたじゃん。それに遊ぶって言っただろ?」
先輩の言葉を間に受けて電話した自分は自意識過剰過ぎたんだと
自分をはなでわらった。
「そうだね。じゃ、わかれよっか。」
そっけなく笑いながら言った。
「あぁいいよ。」
タカもそっけない言葉を返してきた。
タカとはそこで終わってしまい、タカのメモリーと智史のメモリーは
消えた。智史の写メと智史と撮ったプリ、タカと撮ったプリ、三人でとったプリ…
思い出は残しておこうと思った。

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