黙示録


静寝から連絡がきて私は化粧をしはじめた。
0:03。「着くよ」と一言だけ書かれたメールを読み
ヴェルサーチの香水をつけ外に出た。
家から5m程はなれた場所に車が止まっている。
小走りで駆け寄り助手席へ座りドアを閉めるとUターンをして
ホテルへと向かった。燃料は残り僅かだった。
ホテル街に着き料金を見ると一番安い所でも9000円。
正月だし土日はホテルが混むので仕方ないかっと諦めホテルに入った。
カーテンはいつも私が閉める。4500円財布から出して静寝に渡した。
部屋に入り静寝はソファーに座り、私は床に腰を下ろした。
「とりあえず一発やるか」と煙草を吸いながら言う。
「脱いで」と言われジャージを脱ぎアルバのピンクTシャツと黄緑色のトランクスに成った。
「こっちこい」と言われ言われるがままに行動した。
脱げと言われれば脱ぐし尺れと言われれば尺る。
ただ自分に触られるのが嫌だったので「無理無理無理無理無理ぃ」と叫びながら
ベットの端に逃げ上半身はベッドから落ちた。
本番を迎えたが気持ちいいとは感じなかった。逆に苦しいし痛い。
静寝はいき、ティッシュを取り「はい、ドロぉ~。」と笑いながら言ったが
社長の出したものは出て来なく「腹に力入れろ」といわれやっとでた。
ティッシュをゴミ箱に入れ手を洗いに行きカラオケをした。
静寝は私の知らない曲ばかり歌って設備されているサッカーゲームをしている。
眠かった私はベッドに入った。静寝もシアターに切り替えベッドに入りながら
二人でTVを見る。番組も終わり「もう帰ろうか」と切り出すと
「あと一発。」そう言って抱きかかえられたが拒否をして静寝はAVを見始めた。
「風呂場行っててしこっから」とボソっと言い私は荷物を持ち風呂場へ向かう。
静寝は済んだようで風呂場へ来て外へ出た。車の中でプリ帳を広げる。
「腹減らない?」と言われ微妙にと言うとコンビニに寄る事になった。
「お前の分もかってきてやるよ。財布。」絶対自分の分も私の財布から出るのは
分かっていた。大体2000円出費。帰りに燃料を入れるのに1500円出した。
「俺3月6日誕生日だから金ためといて」
「いくらくらい?」
「10万現金で。」
違法な仕事をすれば直ぐに出来る金額だったが、これが続けば自分はまるっきり
貧乏にされるだろう。だけど静寝と一緒に居られればと思い悩んだ。
プリ帳の一番後ろのページに友情and金and男からの愛andSEXがあれば福は
HappyLife☆と落書きをしたのを見た。
愛とは違うかもしれないけど偽りの愛は金を積めば静寝から買える。
でも金も必要なんだよなっと落書きのお陰で目が覚めた。
それに静寝と一緒に居たいわけじゃない。本当はアキやDan缶と一緒に居たかった。
だけど忘れるために静寝と居た。けど、完全ではないけどDan缶もアキも
心の中には居ない。私はもう社長には用は無かった。会うのはきっとこれっきり。
適当に返事をして車から降り、そう悟った。

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