『full bloom』です♪

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次女の出産話



平成8年12月27日生 山羊座 B型

二人目は、上の子と2学年違いになるように産みたかった。
なぜか?私には、3学年違いの弟、さらに3学年下の妹がいるのだが、入学・卒業が重なってしまってちょっと損だな~と思ったから。

貧しくはないけど、あまり余裕もなかった家庭で育った。
高校3年。進路を決める時に父に言われた。
「○○(弟)は私立の大学付属に入れるから、お前は就職しなさい。」と。
本当は、コンピューター関係の専門学校に行きたかったけど、入学金と前期授業料でかなりな金額。
しょうがない…と、あきらめた。きっと、「どうしても行きたい!」という強い思いもなかったのかも…。
弟は…ナント、推薦で都立高校に入学した。私の気持ちって…。

そんなこんなで、2学年違いにしたかったのだよ。
花粉症の私は、春は薬を飲む。薬を飲まなくて良くなってからと考えると、上が1月生まれなので、余裕がない。
でもなんとか計画通りに授かった。長女の予定日は1月12日、次女は1月13日。一日違い。
ただ、今度は最初から帝王切開が決まっている。
38週くらいがちょうどいいのだそうだが、お正月になってしまうので、
少し早めの37週。12月27日に決まった。

帝王切開は2週間の入院になる。
義母と同居なので、長女の面倒は見てもらえる。ちょうど年末年始で主人も休みになるから、ますます安心。
前日入院。今回は、前もって手術室担当の看護士さんとの面談などもあり、安心できた。

手術当日。麻酔が効いてきて、いよいよ切開。先生の声が聞こえる。
「わ、髪の毛ふさふさ。」
取り出された次女を見てビックリ。ふさふさどころか毛むくじゃらだった。
おでこも濃い目の産毛で覆われ、肩なんて渦巻いちゃってたり。
前回はこの後、がたがた震えがきたのだが、今回は寝てしまった。
気が付いたのは、手術室のストレッチャーから病室へのストレッチャーに移される時だった。

手術後の回復もとても早く、貧血も出なくて、婦長さんに「開産の人に思えないくらい元気だね。」と言われた。
風邪もひいていないし、今度は本当に大部屋に入った。
向かいのベッドの人は、私の一日前に帝王切開で二人目を出産したのだが、
「今度の15日、成人式なんだけど出席できると思う?」と…。
19歳のママさんだった。

37週で無理やり産まされた次女は、2,600ちょっとの小さい赤ちゃんだったが、母乳をよく飲んでくれた。
2,700ちょっとで産まれた長女よりも、おっぱいを吸う力はすごかった。
…今、娘たちは体重が同じ。洋服のサイズも靴のサイズも同じ。

当然、お正月は病院なのだが、ちゃんとおせちの折り詰めが出た。
三が日は、毎日違った具材のお雑煮も出た。すごい量だった。

二人とも同じ病院で出産したけど、ここは母子別室。
授乳時間が決められているので、時間になれば授乳室に行く。
面会時間も昼と夜、それぞれ1時間ずつしかないので、とてもゆっくり休めた。
夜中の授乳も、搾乳しておけばそれをあげてくれるし、どうしても眠いので休ませてと言えば、搾乳やミルクを与えてくれる。
総合病院なので費用が高いのが難点だけど、食事も美味しいし快適。
なかなかオススメです。

退院は、ちょうど私の誕生日になった。

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