ホテルでは、FAXがちゃんと伝わっているか心配だったのだが、奥からマダムが英語で”Ah, you have train problem!!”と出てきてくれ、おー、いえーす!! これでフランスがよくわかったでしょ、いつだってこうだからね、てことで、無事にチェックイン出来た。 食事前に街を歩いてみたが、見事にコンパクトな街で、海岸沿いのメインストリートの端から端までも大したことなく歩けちゃう。山に向かって住宅地になっていて、家はスペイン風、タイルやアイアンで造型された表札が出ていたり、とてもかわいい街並みだ。そしてここでも歩いてるのは年寄りばっか(^^;)、季節はずれのバカンス地はジジババ天下なのかも。
ワインは、ここへきたらシャンパーニュでいかなくちゃ、今月のお奨めになっている、ボトルがきれいなDUVAL LEROYのFEMME DE CHAMPGNEにする。素早くサーブされた、シャンパンボトルの首部分をカットして、一口サイズのクロケットを乗せ、まるでシャンパンの泡が乗ってるみたいに見えるかわいいアミューズに感動。 子ウサギのパテ、ウナギ、ウニ、スズキ、アンガスビーフ、デザートの洋梨と続くコース、友達の方はホタテ、オマール、鳩など。前回来てから半年後位にシェフが交代したので、大分スタイルが変わり、お皿やプレゼンの仕方もトレンドを意識したものになっている。嫌いじゃないけど、私はどっちかといえばオーソドックスなこれぞフレンチ!っていう前のスタイルが好きだったな。でも味は相変わらず見事だ。特にふわふわの泡が乗ったウニと、ロッシーニ仕立てのビーフが素晴らしく美味しかった。