紅葉2003 北嵯峨野



この時期人混みを避けながらウォーキングができないものだろうか。
本日厳選コースは北嵯峨野。
嵐山~嵯峨野は当然平日とはいえ込み合うはずだから、あえて大きな寺院は避けてのコース選択となった。
京福線ではじめに降り立った駅は「鹿王院」。
ここから「鹿王院(ろくおういん)」~「直指庵(じきしあん)」~「宝筐院(ほうきょういん)」と北に向かうコースを立てた。

「鹿王院」足利三代将軍 義満建立。京都十刹第五の名刹。
拝観者はウソのように少ない(思ったとおり)。写真目的らしきおじさまが二人ほどいるだけ。
ここは楓の朱と松の緑のコントラストが美しい。
静かで穏やかな時が堪能できる。
門前からの参道の紅葉も見事で、ひょっとすると隠れた紅葉スポットかも♪
ここでは実は女性の仏教研修に禅道場が開設されている。

舎利殿から見た本庭

鹿王院先を北に向かって足を伸ばすと京福線の嵯峨駅前駅。
その北にJR嵯峨嵐山駅があるのだが嵯峨駅周辺は思ったとおりの人出。
嵐山方面へ流れる人混みを横目で見ながら私は更に北へ向かう。
大覚寺門前に出てから大覚寺を回り込むようにさらに北へ向かう所に目当ての「直指庵」がある。

「直指庵」臨済禅を学んだ独照性円の隠元。
賊によって消失したものの幕末以前に近衛家の老女村岡局が再興し「駆け込み寺」として世に知られるように。
古から宗教も政治に密着する形で繁栄してきた訳だが、およそ権力や政治と無縁の独僧の庵とかってやっぱり魅力的。
ここはバスも来ないし、少なくとも大覚寺からは歩かなきゃならないから人も少なく決して華やかではないが、その魅力は私の一押しです。
紅葉?・・・勿論見事の一言でしたよ♪ご覧下さい。





天を見よ! 

地を見よ! 

そしてほっこり


直指庵の直ぐ脇にある茶屋でぜんざいをいただきながら小休止。
このまま帰ってもいいくらいの気分だったけど、ぜんざいで元気になったところでもう一足伸ばそう。

少しだけ人混みにむかって行く(笑)
大覚寺まで南に下り、そこから西へ道をとると以前ここでも紹介したことがある清涼寺。
清涼寺前を通り過ぎて突き当たりのところにあるのが「宝筐院」。

「宝筐院」白河天皇開創 楠木正行・足利義詮両菩提所
見事でしたよー紅葉。
でもねーここまで来るとやっぱり人が多く、立ち止まってゆっくり写真も撮れない(TT)
おばちゃん方が本堂の入口に三人デンと大きなお尻乗っけて陣取ってるしー。
いつまで待ってもどきそうにない。
休憩取るなら他へ行ってくれー!

やっとこ撮った一枚

落ち着かないので一巡りしたらさっさと出てきちゃった。

帰りは京福嵯峨駅前駅まで戻って、小さな喫茶店でコーヒーで一服。
ここのモカが美味しかったぁ。
京都美人と言う感じのご婦人が一人でやってるようでしたが、なかなか。

はじめて(もしかして今年最後?)紅葉らしき紅葉を堪能のウォーキング日和でした♪

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