(Ωサーバー)隠されし 金色の 資金石 Lv.85

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華やかな戦争の影


真っ赤な太陽は、俺を照らしつづける。
頭の中が真っ白だ。
ああ、もうだめだ。

ラフメイカー

気が付いたら、俺は小さな民家にいた。
「あ、気が付いた。母さん?この人気がついたよ?」
まず、一番最初に見たものは少年。
10才いってるかいってないかぐらいの子だ。
「…」
その次に目に入ったのは、その子の母親らしき女性。
しかし、彼女は天井を見上げたまま黙りこくっている。
「ここは…?」
「えっとね、お兄ちゃん砂漠の真中で倒れてたんだよ。あのままだと死んじゃうところだったよ?」
「あぁ、ありがとう。」
その家は、決して立派ではないものだった。
気の骨組みに、わらをかぶせた小さな家。
だが、暑さをしのぐには十分だった。
「ん、助けてくれたのなら、何かお礼が必要だな。」
俺がそういうと、少年は顔を輝かせて俺に言った。
「何でもできる?」
「あぁ、何でもできるぞ。」
少年は、一言。
今まで俺の聴いたことのない言葉を言った。
「母さんを、もう一度笑わせてほしいんだ。」

「母さんを笑わす?」
少年はうなずき、
「母さんは、戦争でとうちゃんを無くしたんだ。それから、母ちゃんは一言もしゃべらないんだよ。」
少年の訴えは、俺の心の奥ふかくまで突き刺さる。
しかし、どうしようもない。
「わかった。やってみるよ。」
そう、返事はしたものの、どうすればいいかなどわからない。

とにかく、俺は考えてみた。
あの子の母親が、何を求めているのかを。
まったくわからない。
何を考えているのだろうか?
ただひとつ。
ひとつだけわかったことはある。
戦争がすべての原因であること。
俺は、戦争の情報を知るためにこの家を離れた。

俺が訪れたのは、彼らの国と戦争をしている国だ。
この国はあの国とは違い、民間人には戦火は及ぼしていない。
『隣国は、本日の終戦同意をも拒否し、なお戦争を続ける意志を通しています。』
テレビの声。
俺はそれを聞いて隣にいた男性に声をかける。
「なぁ、戦争は何で起きたんだ?」
すると、男性は
「隣国が、核を所持したと大々的にホラを吹いたのさ。核を放棄するように説得をしたそうだが、受け入れないんだ。あの国王は国民よりも自分の金が大事なんだろうよ。」
俺は驚愕した。
世界にはまだそんなやからが政治を行う国があるのか。
心のそこから抑えきれない怒りが…。

PM:11:00.
この時間は、国王は書斎に一人でいる。
その時間を狙って俺は国王を拉致した。
そして、そいつをあの少年の目の前まで連れて行った。
「あ、兄さん。あ!国王!!」
少年は国王を見て顔を怒りで染めた。
「おまえのせいで、父さんは死んだんだ!おまえのせいで皆が死んだんだ!おまえのせいで母さんが!おまえのせいで!!!」
殴りかかる少年を俺は止めて、俺は拳銃を構えた。
「戦争は、笑いを奪う。だからおまえはここで…。」
引き金を引こうとした瞬間、少年の母親が俺の背中を抱いた。
「何をするんです!?」
彼女は震えながらも消決して手を離さない。
「こいつがあなたをこんなにした男なんですよ?こいつが!!!!」
「そうだよ!母さん!!こいつのせいで皆が!父さんがっ!!!!!」
すると、彼女は震えた声で一言
「あなたたちは、人殺しにはならないで…」と言った。
俺は、その言葉を聞いて、忘れたはずの母親の顔を彼女に重ねた。
「うわああああぁぁぁぁぁ!!!!」
俺はそのまま彼女に泣き崩れた。
そのとき、彼女の口元は少し、本当に少しだが、

              笑った
「さようなら!!さようならぁぁ!ありがとぉぉ!!お兄ちゃん!!!!」
少年は、旅立つ俺に別れの言葉を投げかけた。
俺は、これからも笑いを探さなければいけない。
それが俺の存在価値だから。
さぁ、明日はいったいどこへ行くのやら…。

(三年後。
その国では革命が起こり、元国王は処刑された。
新しい国王は、セヴェル。
彼は、王に就任したとき、こう言った。
「ラフメイカーが勇気をくれた。」と)

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