あひるとひよこたちの部屋

3歳の絵本(工事中)

3歳の絵本(3歳0ヶ月~5ヶ月) 工事中

3歳になるというのは,やはり節目なのでしょうか。3歳目前にしておむつがはずれ,
跳んだりはねたりできるようになり,お友達とも関われるようになり。
身長もぐんと伸びたし,顔つきもだいぶ変わってきたように思います。
それに連れて,絵本も,ぐっと内容の濃いものを読んであげられるようになりました。
からだと心の成長は影響しあっているんだなあと実感しています。

弟達が大分やんちゃになってきて,私が時間をとられるため,
絵本係はもっぱらダンナの仕事になってしまいました・・ツマンナイ。
でも,今くらいの時期にお父さんといっぱい触れ合うのは絶対に大事だと思うので,
ダンナにはこのままがんばってほしいです。

ところで,絵本選びですが。赤ちゃん時代の絵本は,書評を参考にしたり,
店頭でよさそうなのを買うことが多かったのですが,
ひよこの年齢があがるにつれ,「自分が昔読んだあれ!」と思って探すようになりました。
そしたら・・意外と,「まさか」という本がたくさん絶版になっているのにびっくり。
書店さんに聞いたところでは,出版社が,あまりにたくさん在庫を抱えてしまうと,
断裁(つまり処分)することになってしまうので,少し刷って売り切って,
何年かたったらまた刷って,ということを繰り返すため,
時期によっては欲しいものが買えない,ということになるのだそうです。
↓で紹介する本の中にも,残念ながら何冊か品切れ中のものがありますが,
図書館で借りたりして楽しんで欲しいなあと思います。




「かいじゅうたちのいるところ」モーリス・センダックさく じんぐうてるおやく 冨山房 

3歳になるのを待ち構えるようにして買いました。
絵といい,おはなしといい,文句のつけようがないです。100年に1冊の絵本だと思います。
すごいなあセンダック。神宮さんの訳がこれまたすごい。
ひよこはもう夢中。確実に彼女の血肉になることでしょう。


「まどのそとのそのまたむこう」モーリス・センダックさく わきあきこやく 福音館書店  

残念ながら版元品切れ中(2004.12現在)
私はお友達の尽力で,なんとか入手できました。私もひよこも大喜び♪
さらわれた妹を助けに行くアイダがかっこいい。宗教画みたいな絵も素敵です。
あと,びっくりしたのはこの本,カバーをはずすと本体は布張りです(@@)


「まよなかのだいどころ」モーリス・センダックさく じんぐうてるおやく 冨山房  

ここまでの3つが,「センダック3部作」と言われてます。
これは漫画調でとっても楽しいお話。リズミカルな訳も素晴らしくて,
ひよこがしょっちゅう「ミルク ミルク ミルクがないと 朝のごはんが
つくれない♪」」と歌ってます。
なんというか,すごーく気持ちのよい絵本。


「そらいろのたね」なかがわりえこ文 おおむらゆりこ絵 

私がまだ独身の頃,友達から誕生日のプレゼントにもらったもの。ぐりぐらコンビの楽しい本です。
どんどん大きくなる家の中に,色々な動物が入居するのだけど,
中にちゃんとぐりとぐらがいるのがカワイイ。見るたびひよこも「ほら」と
嬉しそうにしています。リクエスト回数かなり多し。


「くいしんぼうのあおむしくん」 槙ひろし作 前川欣三画 福音館書店

昔読んだ記憶を頼りに探し当てたのですが・・
今読むと,かなりシュールな内容でびっくりしました。
ひよこが怖がるといけないと思って,しばらく封印していたのですが,
読んでやったらなんのことはない,当時の私がそうだったように,
けらけら笑って楽しんでいます。


「ぞうくんのさんぽ」なかのひろたか さく・え なかのまさたか レタリング 福音館書店 

友達をどんどん背中に乗せて散歩するぞうくん。最後はみんなで池にぼちゃん。
これだけの話なのに,何度でも何度でも「また読んで~」とせがまれます。
2,3歳の子でこれキライって子はまだ会ったことない。
文字が,印刷でなくわざわざレタリングされているのですが,それが見事に絵の一部になっていて,
独特の世界を作っているのかも。


「わたし ようちえんにいくの」 

「エンソくんきしゃにのる」 

「からすのパンやさん」 

「よあけ」ユリー・シュルヴィッツ作 瀬田貞二訳 福音館書店 

本屋さんでこれを立ち読みしたとき,最後のページのあまりの美しさに鳥肌が立ちました。
もともと,漢詩を絵本にしたという変わった成り立ちなのだけど,
瀬田さんの訳もそれを意識したのか,一切手加減なしの美しい日本語です。
でも一番感動したのは,これを読んでやっているときの,ひよこの集中ぶりかも。
言葉の意味は分からなくても,味わうことはできるのね。


「あめのひ」ユリー・シュルヴィッツ作 矢川澄子訳 

「よあけ」にあんまり感動したので,すぐこれも購入しました。
おお・・浮世絵だ!(笑) 
富岳三十六景(「神奈川沖浪裏」 これこれ♪ )だったり東海道五十三次だったり。
絵本の中の子供たちは楽しそうにしているけど,色調がシックなせいか,
しっとりした雨というかんじ。詩情あふれる一冊です。これも版元品切れ中。


「ゆき」 



「みみちゃんとやぎのビケット」 

「まりーちゃんのくりすます」 

「まりーちゃんとおおあめ」 

おおあめ・・というより,大洪水です。パニック長編といった内容なのに,
あくまでほのぼのとした絵柄と語り口。
どんな災難にあってもめげずにかんばろうね,と優しく肩をたたいてくれる本です。
岩波のまりーちゃん本より大判で,絵がのびのびしている感じなのも良いです。


「ひよこのかずはかぞえるな」 イングリとエドガー・パーリン・ドーレア せた・ていじ 福音館書店


「汽車のえほん」シリーズ  

「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」 

「わたしのおふね マギーB」アイリーン・ハースさく うちだりさこやく 福音館書店 

「赤ずきん」 


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