あひるとひよこたちの部屋

情緒的早期教育理論編

情緒的早期教育理論編


 ひよこを授かってからというもの,初めての子供ということで色々な育児書を読み漁り,
早期教育のこともいろいろ調べてみました。
七○とか,ビッ○式とかね。でも,教室に通わなくちゃいけなかったり,
教材が高くて全部購入したらすごいことになっちゃうし,いろいろ悩みました。

 一体,ひよこにとって,それから私とダンナにとって,一番いい方法って何だろう??
 そんな中で出た結論は,これです♪

「0~2才のあいだにしなくちゃいけないのは,『情緒的早期教育』かも!」


この言葉,私の造語です。(ほかにも使ってる人いるかもしれないけど)。
簡単に言えば, 「性格のいい子をつくるための英才教育」 てとこかしら。
 まあでも,プロ野球選手にしたくて野球の英才教育した子がみんなイチローに
なれるわけでないのと同様,過大な期待は禁物だけど,スポーツの英才教育を
受けた人は,受けてない人より運動神経いいはずですよねっ?
だから,ひよこも多少はいい子になってくれる・・はず・・。(^^;

参考にしたのはこちらの本です。
「幼児教育と脳」  澤口俊之 文春新書

 数年前かなり売れていた「平然と車内で化粧する脳」の著者が書いた本なんですけど,
すごく面白かったです。後半部分の教育論に関しては,「お前は30年前の説教親父か!」って
ムッとするとこもありましたが,前半はなかなか説得力ありました。

 この本によりますと, 「性格」 というのも,脳が司る 「知性 」の一部だということです。知性,というと,ついついお勉強ができるか否かって部分だととらえがちですけど,そういうわけではないと。

 なんでも,「知性」には8つの種類があるそうです。

「言語的知性」「絵画的知性」「空間的知性」「論理数学的知性」
「音楽的知性」「身体運動的知性」「社会的知性」「感情的知性」


 読んで字の如し。小説家やお笑いタレントは「言語的知性」が発達してるんでしょうし,
ノーベル賞の田中さんは「論理数学的知性」が優れているんでしょうね。
松井やイチローや中田は,「身体運動的知性の面ですごく頭がいい」って言い方ができます。
 この8つの知性がそれぞれ組み合わさって,一人の人間ができるのですが,
ここで大切なのが,最後の二つ。「社会的知性」と「感情的知性」。
「感情的知性」は=「EQ」。社会的知性は,他人とうまく関わっていけるための知性。
この二つが未発達だと,ほかの知性がいくらすごくても,人間として幸福な生活は
なかなか送れないってことです。

 なお,知性というのは,外見等と同じくDNAによって決まるものなので,
ある程度遺伝する,でも,後天的な環境によって発達させることもできるものだとか。
さらに,これらの8つの知性を伸ばすためには,臨界期があって,それは
「8歳」 なのだそうです。
この時期を過ぎてしまうと,なかなか難しくなるようです。きゃあコワイ。



 では,この二つの知性(まとめて「PQ」というらしい)を発達させるのにはどうやったらいいのか。
著者の澤口さんがいうには,「人間として普通の環境におけば,PQは自然と発達する」そうです。
人間として普通の環境というのは,これまで人類が数百万年かけてつくりあげてきた
「多種多様な人間関係の中に置かれること」だそうで,つまり
「優しいお母さん,厳しいお父さん,たくさんの兄弟,祖父祖母や叔父叔母,近所の人」なんて
社会の中で育てるのがベストらしいんですけど・・。

 私,この部分は「そりゃちょっと違うんじゃないの」と思ってしまいました。
そりゃあ,そういう昭和30年代的ユートピアで育つのが子供にとっては理想的だろうけども,
現代では,実際問題として「無理」じゃん(--;。
正しい母性と父性が必要ってところはそうかなあとも思いますが(片親でもこれは可能ですし),
「母親は8歳まで家にいるべき」ってのはちょっと乱暴すぎるだろうと。

 じゃ,都会で一人で子育てしてるお母さんはどうすればPQが育てられるのか。
ひよこは祖父母や曾祖母と同居ですから,そこはクリアしてるけど,
田舎なので周りに子供が周りにほとんどいません。子供が大勢いればいいというなら
保育園にいれちゃうのもアリだけど,そこは「母親が育てろ」って書いてあるし。
どうせいっちゅーんじゃい!

NEXT
→情緒的早期教育実践編へ続く





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