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カーリングおやぢ

カーリングおやぢ

February 27, 2010
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カテゴリ: カーリング
スウェーデン女子カーリング、チームアネットノルベリ、やってくれました~~~号泣。

地元カナダ、カーリング王国カナダを相手に、奇跡の逆転優勝!!

試合は6エンドまでスウェーデンが完璧にコントロール。カナダの後攻を1点でおさえ、自身の後攻では2点を取るという、全くスキのないカーリング。

このまま行けば難なく優勝だな、と思っていたら、そのまま行かないのがカーリング。

なんと7エンドからスウェーデンのセカンド、サードにミスが目立ち始め、ひきずられるようにノルベリも甘くなってしまう。リズムが崩れるというのはこう言うものなのだろうか。

7エンド、なんとノルベリのドローがとどかず、2点スティールを許してしまい、4-5と逆転をゆるしてしまう。8エンドも波に乗れずブランク。9エンドではどうしても2点ほしいところだったが、なんと、またもスキップが決めきれず、1点のスチールを許してしまう。

最終10エンド。4-6と2点差を追うスウェーデン。正直、国際大会で2点差で最終エンドなら、まず負けるものだが。。。

ここで、カナダに若干の不運が起こる。カナダは順調にスウェーデンのストーンをはじき出し、自身はのこり、ノルベリが投げる時には左にコーナーガードが一つ。その後ろにバックライン後方にカナダのストーンが一つ。さらにみぎの中心付近にカナダのストーンが二つ縦に並ぶという状況。



カナダのストーンが3つ円に残っていた。スウェーデンは0。これでどうしてカナダ相手に2点取れると思えるだろう?いろいろなオプションがあったのだが、ノルベリの選択はミギの前方にあるNo2ストーンにヒットし、左へロールすることだった。

つまり、左のコーナーガードの裏にスウェーデンのスキップのストーンをヒットロールで入れたのだ。そのストーンはコーナーガードに半分隠れるのみで、だれもが、カナダスキップがテイクを決め、優勝するだろうと思ったことだう。

カナダ人の誰もが100%勝ちを確信していただろう。

しかし、ノルベリはこの手に最後の仕掛けを残していた。他力本願だが、カナダの若干のミスを期待し、カナダの左後方のストーンをバックガードに用いていたのだった。

この最後の仕掛けが見事に当たり、カナダスキップがスウェーデンの石をはじき出せず、ノルベリはカナダのショットロックに見事にヒットステイを決め2点をとり、奇跡の復活を果たす。スマイル

しかし、このノルベリの1投目の選択は凄かった。自分の1投目が出されたら、試合は終わりである。凡人ならカナダの二つのストーンにフリーズを選ぶと思うのだが、それでは2点をかなり取りづらくなると考えたのだろうな。それにしても、ノルベリの選択の方が、カナダとしてはテイクしやすかったと思う。それを承知で、この作戦をとる度胸、度量が凄い。まぁ、ダメ元の心境だったとも思うが。

それでも延長、スウェーデンは先攻で1点を取らなくてはならない。通常はまず、絶望的な展開。センターガードを2たつ、けなげに決め、カナダがテイクして行く展開。カナダが先に円の中心にショットロックを入れ、スウェーデンのセカンドがそれにフリーズ。本当はじゃっかん、カナダのストーンを押して、ショットロックをとりたかったのだが、ちょっと足りず、2ndストーンとなってしまう。

ここで、カナダのセカンドにミスが出る。スウェーデンのストーンにくっつけに来たのだが、短くなり、なんとガードをひとつ追加してしまった。

その後はガード置いて、出される展開がノルベリのラストストーンまで繰り返される。ノルベリのラストストーン時にはセンターガードはなく、ノルベリはスウェーデンの2ndストーンを押し、カナダのショットロックを出し、自身は二つ水平にストーンを並べたいショットを選択。

これが、微妙にずれ、カナダのショットロックを押し出したものの、スウェーデンのNo.1, 2のストーンは斜め縦方向に並んでしまう。

ガードはなく、比較的たやすいダブルテイクがカナダのラストストーンに残された。ダブルテイク、ステイを決めれば金メダルである。あてどころはスウェーデンのストーンのど真ん中、いわゆるノーズヒットを決めさえすれば、必ずダブルテイクになる、というプロには確率の非常に高いショットである。



カナダのラストストーン。

投げた瞬間からハウスを守るサードから悲痛な叫びがあがる。

おっ内側にずれているのか?(テレビ画面に全型が入らない)と期待が膨らむ。なんと、当てどころが2cm内側にずれてしまい、スウェーデンのストーンはカナダの望んだまっすぐから左方向へはとばず、わずかに右へ飛んで行き、スウェーデンのショットロックに、無情にもわずかにかすっただけで出て行ってしまったのである。

このダブルテイクの失敗を誰が予期したであろうか?

10エンド、11エンドと最後まで諦めなかったスウェーデン。とくに、10エンドの最後の仕掛けは凄い選択だとおもった。相手のわずかなミスを期待しての選択である。



山あり、谷あり、涙あり。カーリングがドラマと言われる所以がよくわかる、最高に感動的な試合だった。観戦していた王様、女王様もさぞかし、お喜びであろう。(普通の人達にまぎれて観戦していたところがスウェーデンらしいウィンク)


それにしてもチームノルベリ、OS2連覇を果たしたのに、本当に解散するのだろうか?


夏に「カーリング王国カナダで金メダルを取るのは素敵じゃない?」と夢を語っていたノルベリ。見事にかなえました。

Grattis! Lag Anett Norberg!! Grattis! Sverige!!





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Last updated  February 27, 2010 12:52:01 PM
コメント(7) | コメントを書く


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Canada vs. Sweden  
stickypedal さん
み、みましたよ!すばらしい試合でした。最後の2-3エンドは、劇的としかいいようがありません。私がみた、今回の全オリンピック競技の中で、一番見ごたえがありました!

あと、いいなあと思ったのが、カナダが盛り上がった会場の期待を思いっきり裏切り、負けてしまったにも拘らず、Bernard選手や他のカナダの選手は、クールだった点です。やるだけやったから仕方がないという感じで、さわやかでした!そこも良かったです。

カーリングの場合、運もけっこうあると思います。やるだけやってダメな場合は仕方がない、ということが結構あるのではないでしょうか。そのヘンも、ゲームの一部ということで、受け入れる感じがカーリング観というか、スポーツ観というか、人生観というか、すばらしいと思いました。

それを引き出したのも、第10エンドのNorberg 選手のすばらしい決断(カン?)とショットだったのでしょう。スウェーデンとしても、カナダが自分たちを上回るショットをしたなら、それはそれでしょうがない、という感じだったと思います。

えー王様が見ていたのですか!?録画したので、もう一度みてみます! (February 27, 2010 08:20:56 PM)

Re:Canada vs. Sweden(02/27)  
凄かったですよね1!stickypedalさん

>あと、いいなあと思ったのが、カナダが盛り上がった会場の期待を思いっきり裏切り、負けてしまったにも拘らず、Bernard選手や他のカナダの選手は、クールだった点です。やるだけやったから仕方がないという感じで、さわやかでした!そこも良かったです。

カナダ選手のみならず、観客全員素晴らしかったです。カナダ人がいかにカーリング精神を知っているか、よく分るフィナーレでした。それにも大変感銘を受けました。メダル授与式まで誰も帰らず、スウェーデンにもカナダチームと同じ位拍手と声援で讃えてくれました。これぞ、カーリングです。カーリングを嗜むものとして、これ以上至福なことはありません。
 握手で始まり、握手で終わるには深い意味がある。そのことをカナダ人はしっかり示してくれました。

>カーリングの場合、運もけっこうあると思います。やるだけやってダメな場合は仕方がない、ということが結構あるのではないでしょうか。そのヘンも、ゲームの一部ということで、受け入れる感じがカーリング観というか、スポーツ観というか、人生観というか、すばらしいと思いました。

最後の2エンドはスウェーデンとしては「人事を尽くして天命をまつ」心境だったでしょう。

>それを引き出したのも、第10エンドのNorberg 選手のすばらしい決断(カン?)とショットだったのでしょう。スウェーデンとしても、カナダが自分たちを上回るショットをしたなら、それはそれでしょうがない、という感じだったと思います。

>えー王様が見ていたのですか!?録画したので、もう一度みてみます!

スエーデンの王様、女王様は庶民的でわかりにくいですよ。最後に一般のスウェーデン人に紛れて写っていた少し髪の薄いおじさんです。右隣に王妃も写ってました。
(February 27, 2010 09:15:24 PM)

Re:スウェーデン奇跡の金メダル!!;女子カーリング, Grattis! Lag Anett Norberg!!(02/27)  
stickypedal さん
この試合についてのバンクーバーの新聞記事をみつけたのではっつけておきます:

http://www.cbc.ca/olympics/curling/story/2010/02/26/spo-women-curling-gold.html#socialcomments

記事の下の方にいくと見ることが出来ますが、一日もたっていないにもかかわらず、200も300もコメントがきているのがびっくりです。やはり、関心は高いのですねー。

(なお、ここのコメントはちょっと批判的なものが多く、ちょっと偏っているかもしれません。ご指摘の表彰式(私はみていませんが)の雰囲気の方が、カナダ人の一般的な感情を代表していると思います。Bernard選手が若干ミスったという感じにとられている人がいますが、難しいショットが多かったと思います。chokeだという人も多いですが、そんなこともないと思います。いいすぎだと思います。)

(February 27, 2010 09:45:27 PM)

おめでとうございます  
おのま@カナダ さん
エンド10の土壇場でもエンド11の土壇場でもカナダの勝ちがきまったと見ていたらギッチョン・・・

これが経験の力かと感動しました

シロートの判断の甘さを知りました(笑)
カーリングおやぢさんはざそかし喜んでるだろうと思いました(笑)

スェーデンの選手たち泣いていましたね。経験豊富なチャンピオンにしても絶体絶命の状況から生還したのが奇跡と感じたのでしょうね

今回のオリンピックのなかでいちばんの試合だと思いました

ちなみにカナダ首相も見ていました (February 28, 2010 12:56:04 AM)

コメント失礼します☆  
masashi25  さん
ブログ覗かせてもらいましたm(__)m
もし差し支えなければ見に来て下さい♪
http://ameblo.jp/sapurimania/
マメ知識とかも書いてます!
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いつの間にか常連になってました(笑) (March 1, 2010 08:36:14 PM)

Re[1]:スウェーデン奇跡の金メダル!!;女子カーリング, Grattis! Lag Anett Norberg!!(02/27)  
コメントありがとうございます、stickypedalさん
>この試合についてのバンクーバーの新聞記事をみつけたのではっつけておきます:

拝見しました。まぁ、頭にくる人もいたでしょう。でも、こういう失敗にはカナダ人んは比較的、慣れているとのじゃないでしょうか。 (March 2, 2010 06:04:32 AM)

Re:おめでとうございます(02/27)  
ありがとうございます、おのま@カナダさん

>これが経験の力かと感動しました
>
>カーリングおやぢさんはざそかし喜んでるだろうと思いました(笑)

はい、大喜びです。でもスウェが勝ったことだけでは無く、素晴らしい試合を見れたことが何より嬉しいのです。カナダのチームも負けたあとに、凛としていたのにも感激です。名チームは負けたときも美しいのです。

>スェーデンの選手たち泣いていましたね。経験豊富なチャンピオンにしても絶体絶命の状況から生還したのが奇跡と感じたのでしょうね
>

あれが奇跡でなくて、なんでしょう。でもカーリングの神様は気まぐれなんです。大試合にて、ラスト一投の悲劇は、実は良くあるのです。これがカーリングの魔性の魅力でもあります。 (March 2, 2010 06:10:02 AM)

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