13.最上級のinとofの使い分けの謎



in ・・・場所や範囲を表す(in Japan,in the world,in my classなど)
of ・・・ 複数 を表す語句(of the three,of all ~sなど)

という説明がなされるが,これじゃあよくわからないよね。「問題を解いていくうちに慣れるよ」なんてアドバイスも無責任だし…。


in ~・・・意味は「~の中で」。 空間の内部,広い範囲内 を表す。これはある程度イメージでとらえてもらうしかない。

of ~・・・意味は「~の」。普通,A of Bで「BのA」と訳す。ところが, ofは本来「Bに含まれている一部としてのA」 という意味。例えば,some of themで,「『彼ら』の一部としての『いく人か』」となる。

最上級の場合,A is 最上級 of B.という文で,主語AがBという 「集合」 (集団)に含まれている。

Godzilla is the strongest of all monsters.と言った場合,
ゴジラは,「怪獣」と呼ばれる動物(?)に含まれ,その集団の中の1匹。

それに対して,
Godzilla is the strongest in the world.と言った場合,「世界」って怪獣の集合じゃないよね。


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ここまでの説明には1つ泣き所がある。鋭い人は, 「familyやclassって人が集まってできているから,"of"じゃないの?」 とツッコんでくるのだ! 

ジツは,「集合」は数学用語として用いている。そのため,高校数学の 「集合」 という考え方に踏み込まなければならない。

数学でいう「集合」とは,「範囲がはっきりしたモノの集まり」をいう。
6の約数の集合は,1,2,3,6。これを,{1,2,3,6} のように表す。1,2など,集合を構成する1つ1つのモノを,その集合の「要素」という。

6の約数の集合には,4個の要素がある。このように,ふつう,集合には 複数 の要素が存在する。

前置詞ofの, 「Bに含まれている一部としてのA」 を,
        「集合Bに含まれている要素としてのA」と言い換えれば,A of Bの「B」は 複数 である。

それに対して,family「家族」やclass「クラス」は,それ自体が 単数形であるため,集合とはみなさない 。中身が何かの集まりであってもだ。
だから, of ではなく, in を使う。

これらをclassesのように複数形で用いたとき,「クラスの集合」となり,

2-A   is  the most friendly      of    all    the  classes.
2年A組は です 最も親しみやすい ~の中で すべての その クラスたち。

2年A組は, 複数 のクラスの中の1つだから of 。


Ken  is the most friendly     in    his   class.
健は です 最も親しみやすい ~の中で 彼の クラス。

彼のクラス (単数)の範囲内 だから in 。


違い,わかってもらえただろうか?



以上, りさ さんの「familyはinですよね??」に答えて作成した。

今まで中2の塾生に「・・・」の上までは説明していたが,「集合」に踏み込んで説明したことはなかった。中学2年生には難しい説明だし,ツッ込んだ質問が出なかったからだ。

りさ さんはこの説明の弱点に触れてきた最初の中2生だ。だから,私は嬉しくなって,こんなものを作ってしまった。

とはいうものの,正直,この理論には未完成の部分が多い。もっと熟成させて,分かりやすいものにしなければ…。


りさ さん,中途半端な説明でゴメン。難しいとは思うけど,頑張って読んでみてくださいね。


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