『ゲーム脳』を責めないで。

ゲームで感動すると言うこと



かんどう 【感動】

(名)スル

美しいものやすばらしいことに接して強い印象を受け、心を奪われること。
「深い―を覚える」「名画に―する」「―的な場面」



このような辞書的な意味付けで言うならば、

「感動できるゲームがあるとは知らなかった」

という森教授の発言は明らかにおかしいのです。

映像、音楽、バックグラウンドの物語、デザイン、テーマ、キャラクター、そしてゲーム特有の要素としてプレイヤー自身の働きかけによるもの・・・手に汗握る駆け引きの末に鮮やかな決め技による勝利・難関克服の喜び、探検・発見のオモシロさ、キャラクターとの感情の共有等等。
そしてそれらを引き立てる巧みな仕掛け、演出、コーディネイト。
これでも書き足りないくらい「感動」の要素があるのに。

TVゲームも、映画やTV、書籍、音楽と同じく「媒体」に過ぎません。
それなのに「ゲームで“感動”できるとは驚きだ」と。

これがよほどTVゲームに精通した人間の言葉であるなら、非常に興味深いのですが、残念ながら森教授は研究室にいくつもゲームハードを所持していながら

「研究実験のために少しいじってみるだけ」

という方です。
戦う相手のことは、ちっとも研究していません。



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