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2016.06.08

この日から本格的にアイルランドの旅を始める。
作戦考えてたら、寝るのが朝3時になった・・・。
それでも8時には起きる。
しかし、ルームメイトは9時になってもまだ寝てた。
ロンドンでも大半がそうだった気がする。

この宿は4泊取ってあるが、全て朝飯を追加しておいた（別料金）。
しかし、イギリスを旅した後で考えるとこれはよくなかった。
ユースホステルの朝飯はコスパがよくない。
多少手間にはなるが、前日にスーパーマーケットで調達する方が安上がりと言える。

9:16出発。寒いと思ったが気のせいだった。22℃らしい。
こんなに早く夏旅モードになるとは思わなかった。
こりゃ、どこかでTシャツ1枚買い足すべきか？
しかもいきなり30分以上も歩くハメにorz
道中、1.5ユーロショップを見つけたので水を購入。
500mlボトルが3本で1.5ユーロだ。ちなみに1本でも1.5。

そういや、僕にとってユーロを使うのはこの旅が初めてとなる。
EU加盟国の大半で共通して使用されている通貨だ。
もちろんユーロ圏内ならどの国でも価値は同じだが、コインのデザインが国ごとに異なるのだ。
アイルランド発行のものはハープが描かれている。

最初の目的地は、トリニティ・カレッジ。

僕の大学にも負けないほど美しいキャンパスが目に入る。

0608-1

外はあらかた自由に歩ける他、見学の目玉としてオールド・ライブラリーが挙げられる。
ここではアイルランドの国宝、ケルズの書が展示されているのだ。
なんと1200年も前に書かれたという写本だ。絵だけのページもある。
まだ活字印刷などない時代、牛の皮と羽ペンで書かれた本である。

その後はギフトショップを見るのだが、ここでびっくり。
アクセサリーの類が質量ともに非常に充実している。
デザインはアイルランドの伝統だろうか。
材質は安いものならメタルが多いが、少し金出せば金や銀アクセが20ユーロから。
エメラルド（本物じゃないかもしれないが）が入ったものも多い。
アイルランドといえば緑色とよく言われる通りに。

この日見て回ったギフトショップにも、この手の売り物がたくさんあった。
何を買うか本当に迷わされる。
こりゃ、最後に半日ショッピングの時間を設けるべきだな。

昼飯は大学敷地内で食べた。
数人で来てるグループが多く、さらにその大半はパソコンを開きながら話をしていた。
研究関連の話かもしれない。

ここで昼過ぎに。以降もダブリンを歩き回る1日だった。
リフィ川をはさんで南北に大きく分かれるエリアだ。
南側は高低差が激しく、長く歩くのは結構きつい。
川の北側、O'Connell Streetがメインストリートの1つで、
ここには高さ122mの尖塔がある。
登ることはできないが、道標にはなるだろう。

この通り、ポールのように細い塔だ。
2枚目は至近距離から撮影した。

0607-2

昨日も書いた通り、この街には路面電車があるが
Jervis駅から東、つまりO'Connell Streetの周辺は全て工事中となっている。
これでは利用するメリットが半減するではないかorz

他のエリアの移動も含め、バスがメインとなろう。
しかし路線図を把握してないと利用するのも難しい。
ダブリン中心部だけなら1回0.6ユーロという安さなんだが。
特に南北方向の移動は高低差が激しく、バスを使わないと厳しいだろう。

ついでに書くと、ここでは自転車を借りることもできる。
札幌のポロクルと同じようなシステムのレンタサイクルがあるのだ。

続いては聖パトリック教会を見学。ここも歴史の古い教会だ。
ステンドグラスにびっくり。美しい以外の表し方がない。
描かれている人々は、キリスト教、あるいはアイルランドにおける重要人物だろう。
特に聖パトリックはヨーロッパでキリスト教を布教した有名な人だ。
彼の命日は3/17で、この日はSt.Patrick Dayという祝日となっている。
アイルランドでも特に大きな祭りが行われるようだ。
この日には遠く離れたニューヨークでもパレードが行われる。

あと、ショップではロザリーが売られていた。教会らしい。
本当に何を買うか考えどころだな、ここでの土産に。

夕方は、テンプル・バーを散策。パブやレストランが集まるエリアだ。
ここにたどり着くまでにかなり迷ったがorz
ダブリンの中心部は道がかなり入り組んでいるので、気を付けないとすぐ迷う。

ここで晩飯。Shackというレストランに入る。
最初の夕方ということで、アイルランドの伝統料理からアイリッシュビーフを選んだ。
煮込みビーフがたくさん入ったシチューだ。これが相当うまかった。
この味だと王室料理よりも家庭料理の面が強いだろうか。
付け合わせのポテトケーキも、まさかポテトにこんなおいしい調理法があるとはと思わせた。
ニューヨークの時も書いたが、店への評価を金で反映させることができる面で
チップの慣習は面白いと思っている。
ただでさえ高い食事代がもっと高くなるけどねorz

0608-3

18:26に宿到着。今後に備えてバスの予約をしたかったので、早めに帰ってきた。
1度列車での移動もあるが、そっちは明日にでも駅に出向くとするか。

この宿はライブのできるバーが併設。今もちょうど音楽が聞こえてくる。23時過ぎてるのだが・・・。
シャンデリアには近くの蒸留所で作られたウィスキーのボトルが使われている。Jamesonという銘柄だ。

0609-5

ここでJamesonを飲んでみる。シンプルに氷割り。思った以上に強い。うまいけど苦い。
調べたところコーヒー割りもあるのだとか。
これを飲みつつ、ベルファストから来た旅人2人組と少し話す。
1人で来てる日本人の旅人を初めて見たって？

旅15日目はこんな感じで、もうすぐ終わる。
ロンドンに降り立った時よりも、旅を楽しめるようになってきた自分がいる。
見たいと思うものが、目の前にたくさんあるからだろうか。
この調子でもっと見てみよう。そうすれば何かわかる・・・か？

First Updated 2016.06.08 23:52:36

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