広汎性発達障害と診断された息子との新たな出発

広汎性発達障害と診断された息子との新たな出発

1歳8ヶ月~ ABAの開始


このころ、言われるがままに県の療育施設に行ってみましたが、ほとんど指導など存在せず、問題行動放置状態であるのを見て、悩んだ末、通園をやめました。

そして、親の会でABAを学びつつ自宅で四苦八苦しながら動作模倣の訓練をはじめましたが、「頭を触る」動作模倣に1週間かかるような状況で、自分達のやり方が正しいのか全くわからず、暗中模索の状況。

この頃、我々を導いてくれたのが、大学でABAを専門としている先生でした。たまごおうじの母がABAの相談を(無理矢理)個別にのってもらい、色々な幸運が重なって、大学の研究室で週1度、学生さんと一緒にABAセラピーを受けられることになりました。

セラピーの部屋に入っても、目があわずぼーっとしているたまごおうじに学生さんも苦労されていました。が、やはり先生が出てくるとたまごおうじにも指示が通りやすくなります。先生の指導のもと、いろいろな学生さんの指示に従って動作模倣等に取り組むたまごおうじ。1年半以上お世話になり、転勤で泣く泣くお別れとなりましたが、家でのABAの訓練の課題設定方法からはじまり、いろいろなアドバイスをセラピーの都度いただくことができ、迷える子羊を導いてもらいました。この出会いがなければ、ABAを適切に進めることが難しく、たまごおうじも短期間でここまで成長することはできなかったかもしれません。学生さん達も、手のかかるたまごおうじを本当にかわいがってくれて、セラピーの場面以外にも多くの手助けをしてくれました。

ある程度ABAの基本的なところがわかってくると、親の会や色々な書籍で得ることができる経験談も一段と理解が進み、自分の子供にも応用がきくようになってきます。でも最初のうちは、やはりABA的な対応になれた方に、実際に自分の子供を見てもらう機会を作るのが近道だと感じます。この辺はやはり百聞は一見に如かずです。我が家の場合、本当に運良く大学の指導を受けることができましたが、親の会でもセラピストの紹介や指導者に見てもらうことのできる定例会などがあるので(地方によって難しいところもあるとは思いますが)できるだけ活用させてもらうのが良いと思います。また、東京周辺であれば、ABA的な対応をびしっとしてくれる療育施設を探しあてることができます。当然、評判の良いところは大人気で半年~1年待ちといった状態もざらですが、数回見てもらうだけであれば、比較的早く機会を得られたりもします。

我が家の場合、キレーションもやっていたので週40hの訓練はできませんでしたが、ディスクリートの時間が少なくても、生活の場面場面でなるべく、スモールステップ・強化・プロンプト&フェーディングという基本的な考え方を意識して接してきました。たまごおうじの理不尽な行動にムカっときて原則を忘れてどなってしまうことも多々ありますが、引き続きがんばっていきます。






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