GWの東北温泉遠征2日目に入ります。 よろしければGoogleマップもどうぞ(ピンク色の目印が2日目の訪問場所です)。
8:11、 厳美渓温泉 の旅館、渓泉閣を出発。
一関ICから東北道を北上、8:43 前沢SA に到着。
9:22、 紫波SA です。花巻と盛岡の間くらいです。
10:01、 岩手山SA 。岩手山が目の前に見えます。この先の松尾八幡平ICで高速を降り、 八幡平アスピーテライン という山岳観光道路に入ります。
素晴らしい眺めの山岳コースを行きます。途中、10:31 源太岩 展望所というところで一服。雪が結構残っています。道路の両側も雪の壁でした。
これも同じところからですが、岩手山でしょうか。
この写真だけだと山頂まで登山したみたいにみえますが、同じ展望台の一角です。
10:45、もうすぐ八幡平頂上手前のところです。
10:50、 頂上 のレストハウスがあるところまで来ました。また天国へ行ってしまいそうな景色です。
このあたりはまだ結構雪が残っています。スキーをやりに来る人もまだそれなりにいました。
頂上の見晴台から見たレストハウスです。
スキーや登山の人たちも結構いました。根性ありますね。。
見晴台はこんな感じです。スキーを担いだ人たちが見えます。
11:02、頂上から少し下ったところにある 藤七温泉 ・彩雲荘というところに来ました。元々ここには寄る予定ではなかったのですが、八幡平の絶景をみて、ここの露天風呂に入りたくなったわけです。
野趣たっぷりの硫黄臭が少しする白濁温泉でした。湯船は木で囲っただけの荒っぽい感じでしたがそこが逆に良かったです。30分くらいぼーっとしてました。
入浴後、売店で温泉たまごをひとつ。「藤七」と名前が入っています。
これは温泉の裏手の景色。右側が先ほどの露天風呂があるところです。
これは温泉の建物を裏からみたところ。先ほど入った風呂(混浴)は左側のきれいな建物の側にありますが、右側の古い建物のほうにも男女別露天があったようです。こういうところで湯治をするのもいいですよね。
11:35藤七温泉を出発、さらに八幡平を西に行き、秋田県側に入り、次の温泉を目指します。。
八幡平頂上近くの 藤七温泉 のあとは、今回の主要目的地のひとつ、 後生掛温泉 に向かいます。県境を越えて岩手県から秋田県に入りました。
( Googleマップはこちら )
これは途中の景色ですね。どこで撮ったかあまり記憶が残ってません。。
後生掛温泉のまだ手前、11:53 ふけの湯温泉 というところを見下ろす駐車スペースから。下の方に蒸気が見えますね。「ふけ」とは「蒸け」ということだそうです。ここもガイドブックなどに載っている有名な温泉ですが、時間の関係で雰囲気だけ。
この道がふけの湯まで下りていく道路です。
12:03、 後生掛温泉 (ごしょうがけおんせん。地元の人は「ごしょがけ」と言っていたような。。)に到着しました。すでに相当混んでいましたので、少々手前に車を停めて温泉まで歩きます。左側が一軒宿です。幻想的な景色です。
後生掛温泉のHPはこちらです 。ここの特徴は典型的な湯治場の趣がある古い木造の内湯でしょう。それだけでなく、いろいろなタイプの風呂が楽しめるのも楽しいです。有名なのは木製の箱に首だけ出して入る、 箱蒸し風呂 。サウナの原型みたいなものですが、けっこう熱くて長くは入っていられませんでした。あと珍しいのは 泥湯 。このあたり鉱山が多かったこともあり、鉱泥というのが採れるようですが、その黒っぽい鉱泥が入っている風呂です。肌がすべすべになるそうです。何種類かの風呂に少しずつ入り、40分くらい楽しませていただきました。
12:52、風呂上りに一休みしたあと、建物を出ます。この建物は旅館とは別の「自炊棟」。湯治客が衣食を自己解決する代わりに長期で安く宿泊することができます。今度はぜひこういうところに長く泊まってみたいものです。
温泉の奥には 後生掛自然研究路 といって、源泉が自噴するところをハイキングがてら散策することができます。
こんな感じです。至るところで湯気が立っています。硫黄の匂いも結構きつかったです。
かなり思いっきり噴き出しています。
地球のエネルギーのすごさを改めて感じてしまいます。
13;09、ここの売店でもゆでたまごを買って出発。この日は昼飯は食べずこんな感じの間食で済ませました。
さて、後生掛のあとは、今回遠征の最重要訪問先である 玉川温泉 に向かいます。。
今回の遠征の最も重要な訪問先は、癌などの難病も治すといわれる有名な 玉川温泉 です。後生掛温泉のあと、八幡平アスピーテラインを降り、少し南下した山の中にあります。すでに相当混雑していたので、直接駐車場のあるところまで下りれず、手前の道路に車を停め、徒歩で10分くらい下ってやっとたどり着きました。
13:47、ついに玉川温泉の入口に着きました。これは入口手前にあった看板。ここに車を停めて下り坂を徒歩で下りていきます。
坂を下りていく途中、眼下に温泉の建物が見えてきました。
同じような位置からですが、このような温泉が湧く荒涼な景色も左側に見えてきました。
坂を下りきり、まず源泉がもうもうと沸いている「 自然研究路 」のほうに行ってみます。
「湯の花」の説明があります。ここがいわゆる源泉が流れてくる湯畑。すでに硫黄臭が立ち込めています。
この先のほうから温泉が流れてきます。
左側には「 北投石 」の立札が。台湾の「北投」で見つかった「北投石」と同じ、ラジウムを含む岩盤がここにあります。日本ではここだけだったかと思います。
源泉のほうに近づきます。すごい蒸気です。
「 大噴 」っていうんですね。すごい湧出量です。玉川温泉の特徴は、ここにも書いてあるように 強酸性 の温泉水であること。首都圏近くにある温泉はたいていアルカリ性でぬるつる系のが多いですが、ここのPH1.2というのはすごい酸性です。ちょっと間違えると塩酸と変わらないみたいですね。あとで入る玉川温泉の源泉の風呂は、その酸性のせいで肌が ぴりぴり するのですが、それが難病を治すことにもつながるんでしょうね。
ガスが噴き出すところを動画で2種類用意しました。よかったらご覧くださいませ(一つ目は訪問当日の日記でもアップしましたが)
ということでここには天然の地熱と、北投石があるおかげで、 本当の意味の「岩盤浴」 ができます。茶色の屋根は岩盤浴用のテントで、1ヶ所に10人くらい入れますが、どこも満室。周りにもゴザを抱えた人がたくさんその辺で寝ていました。
その近くにあったガスを出す噴気孔。まるで口のように穴が動いていました。音もすごかったです。怪獣みたいでした。
こんな感じで岩盤浴をやっている人たちがそこらじゅうにいます。私も数分試しに横になってみました。いいっすね、ここ。もっと時間があればよかったですが。。
その後温泉に入りました( 玉川温泉のHPはここ )。ここは内風呂だけですが、源泉100%の湯船のほか、50%とか、ぬる湯とかいくつか湯船がありました。飲泉もできました。源泉はあまり熱くなく、結構長く入っていられましたが、酸性の強さは身をもって感じました。一日ではだめでしょうが、数日ここで湯治をすれば、本当に病気が治りそうな気がしましたよ。。
右側の建物は長期湯治客向けの自炊棟。GWなので特に混雑していましたが、通常でもなかなか予約がとれないと聞きます。全国から客が集まってくるようです。ここの温泉の効用が書かれた書籍も結構たくさん出ているんですね。
湯治客の洗濯物らしきものがつるされています。
最後に売店で きりたんぽ を買い、玉川温泉を短時間ながら満喫したあと15:24出発。いやあ、噂に聞いていたとおりなかなかいいところでした。まじでメタボが悪化したらここで長期療養したいと思います。。
玉川温泉 を出発後、宿泊を予約した大曲駅前のホテルに向かって南下。本当はこの日に田沢湖の奥の方にある乳頭温泉郷に行く予定にしていましたが、メインの鶴の湯の日帰り入浴は15時までなので、途中の観光地を経由してホテルに向かうことにしました。
17:14、 角館駅前 に来ました。秋田新幹線も停まる駅です。角館は 武家屋敷 など昔の街並みが残っていることなどで有名ですね。
角館駅からは 秋田内陸縦貫鉄道 という鉄道も出ています。 マタギの里 など山奥を通る路線です。
駅に車を停め、15分ほど歩いて17:31 武家屋敷 のある通りに来ました。きれいな景色です。
いい景色です。今も普通に人が住んでおり、公開している家もあります。
武家屋敷のある通りを突き抜け、17:40河原( 桧木内川堤 )まで来ました。ここは 桜の名所 で川べりの木は全部桜の木なのですが、通常の年であればまだこの時期まで桜が満開だったりします。今年は相当暖かかったのか、もう桜はありませんでしたが、まだ各所に 「桜まつり」 の看板が出ていました。
再び武家屋敷の通りを突き抜け、駅に戻ります。
角館を出て、18:31途中にあった 道の駅なかせん (大仙市・旧中仙町)に立ち寄り。もう営業が終わっていました。ドンパン節の里だそうです。
20:00ごろ 大曲駅前 のビジネスホテルに到着。この駅も秋田新幹線が停車するので、結構規模が大きいですが、まだ夜8時頃だというのに駅前は閑散としてました。ホテルは 楽天トラベル で予約しました。まだ新しいホテルで、きれいな大浴場もありながら値段は安かったです。この日4回目の入浴を終え2日目の行程はこれで終わります。


