【1】
さて、今日からは昨日までの2泊3日、 九州 方面遠征の写真を鬼のようにアップします。1週間くらい続きますのでよろしければお付き合いください。全体ルートはこちらの Googleマップ でどうぞ。。
10:45羽田発のフライトで長崎に向かいます。ここ2年の夏の遠征の主要目的地は一昨年が台湾の金門島と沖縄、去年がサハリンと北海道ということで外国と日本の端っこのセットで来ました。今年は外国はなしにしましたが、韓国との辺境にある 対馬 ということにしました。そんなことで対馬には空路では長崎か福岡から行けず、長崎にも行ったことがなかったので、まず長崎に。
13時半過ぎには中華街と出島のすぐ近くに予約したビジネスホテルに到着。まだチェックイン時間前だったのでまずは中華街に。
長崎の中華街は横浜などに比べればかなり小ぶりですが、鎖国時代の話を入れれば歴史は相当長いですね(鎖国時代の唐人街は別のところですが)。
新地中華街 の入口。
桃華園 という中華料理屋に入り、「 特製皿うどん 」を注文。特製と普通の違いがいまいちよくわかりませんでした。麺はリンガーハットより細め。東京のちゃんぽん屋で皿うどんを頼むと必ず練りがらしがつきますが、本場ではないようですね。
桃華園の対面の 華僑会館 。雰囲気あります。
これは桃華園。
中華街の突端にあった湊公園ですが、まるで中国の雰囲気ですね。前にいるアイスクリーム売りのおっさんもまさにそんな感じです。
その後ホテルにチェックイン後、すぐに外出。目の前にある 出島オランダ商館跡 に。
入口の看板。
なかなか美しい建物です。
中にあるミニ出島。
この橋は相当古そうです。
よくわかりませんが、記念碑です。
長崎がバドミントンの伝来地だったんですね。あとで行ったグラバー園には日本最初のテニスコート跡というのがありましたが、さすが日本の窓口だった長崎ですね。
出島から対岸。今は周りが埋め立てられて、島の雰囲気は全くありませんが、オランダ人は狭いところに押し込められていたものです。
とはいうものの、なかなかいい部屋に暮らしていたんですねえ。
涼しそうでなかなかよさげです。
結構いい暮らしをしてたんですねえ。
出島を短時間で満喫したあと、次は市内を北上、原爆関連のところへ向かいます。
まだまだ続きますが今日はこんなところで。。
【2】
夏休み九州遠征・長崎(2)です。出島から 原爆 関係のスポットに向かいます。今まで広島には出張で行ったことがありますが、原爆ドームの脇を通過しただけでちゃんとこの関係の場所を見ていなかったこともあり、短時間ながらじっくり見ようかと思っておりました。 Googleマップはこちら 。
路面電車で出島近くの築町から北上、松山町というところで下ります。
原爆爆心地 まで来ました。
原爆落下中心地の碑と旧浦上天主堂の柱 が残っています。
浦上天主堂の柱を横から。今の浦上天主堂はここの東側に移築されています。しかし、あの当時、同じ宗教を信仰する人たちが多く住む街を標的に選んだアメリカの意図は何だったのでしょうか。。
原爆資料館 の手前にあった平和の母子像。
原爆資料館を見学したあと、続けて 追悼平和祈念館 をスルーで見学。資料館を見て思いましたが、原爆という最悪の結末となったのは悪条件がすべて重なった結果ではないかと。日本の軍部がポツダム宣言受諾要求を無視し続けたことで、アメリカは戦争終結のためやむなく原爆投下を行ったという主張ですが、一方で広島ではウラン型原爆、長崎ではプルトニウム型原爆と、原爆を実際に試すことで国内の軍事産業界に配慮する意図もあったんだろうと思います。無辜の民を犠牲にする国益最優先はいつの時代も形を変えて存在し続けているように感じますね。
原爆資料館の屋根の横を通ってもとのところに戻ります。
これが原爆資料館の正面入口。
裏道を抜けて 平和公園 の広場まで来ました。
平和祈念像 です。青空と一体化している感じです。
祈念像の背後から稲佐山方向。
今度は横から。原爆投下の日はこんな青空だったんでしょうか。
平和の泉です。
平和公園の入口に下りてきました。
平和公園横の 松山町電停にいた子猫 。この後再び南下して グラバー園 に向かいます。
グラバー園に昇っていく「 グラバースカイロード 」という斜め型のエレベーター。付近は住宅密集地でもあり、住民の生活用としても使われていましたので無料で乗れます。しかし、長崎は狭い傾斜地にたくさんの家が並ぶ独特な街だと改めて思いました。
かなり高いところまで上がりますが、そこから見た景色。香港のように急斜面に多くの家が並んでいます。
壮観な景色です。結構圧倒されます。
長崎港の方向。斜面の途中の家は、車では恐らく上がれないので結構大変だと思います。
エレベータの降り口はこんな感じでかなり高いところにあります。
山の中腹といった趣です。
さらにここからこのエレベーターに乗ってグラバー園にのぼっていきます。グラバー園の中は明日の書き込みで紹介します。。
【3】
夏休み九州遠征1日目(13日)の夕方です。まだ 長崎 編が続きます。
エレベーターで グラバー園 手前までやってきました。いい眺めでございます。
いかにも長崎という風景です。手前に 大浦天主堂 の白い建物が見えます。
大浦天主堂のアップです。
こんな感じで洋館風の建物もあちこちに見えます。長崎ってやはり日本の中ではちょっと異色ですね。
やっとグラバー園の入口まで来ました。閉館時間が迫っていました。
グラバー園から港の方向です。
良い雰囲気です。
粋な感じですね。
港の出口方向です。左端は突端にかかる女神大橋です。
グラバー園にあった 西洋料理発祥の碑 。長崎が発祥のものはたくさんあるようですね。そういえば街中に文明堂総本店というのがありました。カステラ発祥は長崎でしょうから考えてみれば当たり前ですが、文明堂は長崎が発祥だったんですねえ。
これが グラバー邸 。なかなか美しいです。
グラバー邸には暗殺される直前の 坂本龍馬 も来ていたんですね。長崎市内には坂本龍馬が起こした日本最初の会社、 亀山社中 のあったところも観光地としてありました。
グラバー家の食卓。偽物ですが結構うまそうに見えます。
再び景色を。左側の山はこのあと夜景を見に行く 稲佐山 です。
グラバー園を出て坂道を降りる途中、先ほど上から見た 大浦天主堂 の前を通ります。原爆爆心地の 浦上天主堂 の名前は前から知っていましたが、大浦天主堂という名前は今回初めて知りました。長崎では普通にこのような教会の建物があることを改めて認識。
さらに坂を下りて海の近くまで行くと、この元香港上海銀行長崎支店の建物がありました。もう見学時間は過ぎていましたが、長崎の異色さをいろいろなところで感じさせてくれます。
ホテルに一度戻り、再び 新地中華街 で晩飯。 蘇州林 という結構有名らしい店で今度は ちゃんぽん をいただきました。普段一人ではほとんど飲まない生ビールも思わず飲んでしまいました。
夜の中華街です。小ぢんまりしているところが逆にいい雰囲気を醸し出しているのかも。このあと、夜景スポット稲佐山に向かうためにまた路面電車に乗ります。
長崎駅前 で路面電車を降り、バスに乗り換え。長崎駅もなかなか立派でした。
ロープウェーで 稲佐山 に上っていきます。上の写真をクリックすると動画にリンクします(あまり面白くありませんが)。
稲佐山頂上 からの夜景。真中の黒いところが港です。香港を小さくしたような感じでなかなかのものです。
もう一枚。
昼間見た 女神大橋 もライトアップされていました。
帰りのロープウェーです。アナウンス担当の乗務員のおねえさんが浴衣姿で雰囲気を出していました。草履を履いていましたが緊急時の対応は大丈夫なのかと少しだけ気になりました。
これにて長崎編は終了、次の日は長崎から空路で対馬に移動します。ではまた。。
【4】
夏休み九州遠征・ 対馬編 その1(8月14日)です。今回の主要目的地は昨日までの長崎でなはく、ここ 対馬 でございました。昨年のサハリンの帰りの 稚内 に続き、 日本の端っこシリーズ というマニアな目的地でございます。少し前のニュースで対馬の北端の町で、自衛隊関係者が中国のハニートラップに遭ったということもちょっと思い出したこと、最近対馬は韓国からの大量の観光客で韓国化しているらしいと聞いたことなどもあり、その検証のために行こうと思ったようなところもあります。
長崎空港 手前の橋。長崎空港は大村湾に浮かぶ大半が人工島です。こういうところも香港に似ているように思いました。
長崎から対馬に行くプロペラ機。 オリエンタル・エア・ブリッジ(ORC) という航空会社です。毎日長崎からは2~3便飛んでいるようで、島民には割引料金があります。ちなみに対馬へ空路で行くには、長崎か福岡からしかありません。
8:15、定刻通り出発。玄界灘を越えます。翼が上についているので、下がよく見えます。35分ほどで対馬に到着します。
こんな飛行機でした。無事に 対馬空港 に到着です。
ターミナルビルの入口には ツシマヤマネコ が出迎え。この後予約していたレンタカー店の送迎車で空港を出たあとレンタカーの手続きを終え、島内周遊に出発。よろしければ Googleマップ もご覧ください。
最初の立ち寄り先は 万関橋 というところ。ここは明治時代に海軍が人工の瀬戸を掘って軍艦が通れるようにしたところだそうです。
それがこの橋。
対馬はこのように至るところに ハングル表記 があります。英語はなくてもこのようにハングルだけあるところも。こういうところを見ると、相当韓国からの観光客が多いということが容易に想像できます。町中の地名の標識にはハングルだけでなく、中国語(簡体字)と英語もちゃんとあり、すべて4ヶ国語表記になっていたことは立派です。去年行った稚内はロシア語表記が結構普通にありましたが、国境に近いところはいつの間にかこうなっているんですね。東京にいるとこういう感覚は絶対わかりませんね。
北上していく途中にあった 和多都美(わだつみ)神社 。対馬にはこのように神話に出てくるような読み方の場所が結構ありますね。今から1400年前の白村江の戦いに関係するところなど、歴史を感じさせるところが多いです。
神社のお堂ですが、とても古そうです。
この神社は海の方に向かって鳥居が並んでいます。天国への道のようです。ちなみに右側には相撲の土俵も。
こんな感じで入り江の奥に向かって鳥居が並んでいます。天国へ連れて行かれそうです。
幻想的な趣があります。
借りたレンタカーとともに。
対馬の真ん中あたりにある 烏帽子岳 という山の上にある展望所に来ました。
このあたり、小さな島が箱庭のように並んでいます。対馬一番の絶景です。
緑濃い小山と入り江のコントラストが何とも言えません。
展望所からの360度の風景を動画で撮ってみましたので、よろしければ上の写真をクリックしてみてください。
ずっとみていても飽きない景色です。
だんだん天気が悪くなってきましたが、それはそれとして幻想的ではあります。こんな感じでさらに対馬を北上、対馬の最北端に向かって車を走らせます。。

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