2009年GW(5月1日~4日・下呂~城崎~伊勢方面遠征その2
4日間のルートはこちらの Googleマップ でどうぞ。
5月3日の朝から。6:55、旅館で朝風呂に入ったあと、展示してあった写真に目が行きました。 余部(あまるべ)鉄橋 の写真です。「鉄」系としては郷愁を感じます。城崎からさらに西、鳥取県との県境近くにあるのですが、また別の機会に行ってみたいものです。
こちらは宿泊した 大西屋水翔苑 の中庭。夜、対面の壁には能の舞が映し出され、なかなか良い雰囲気でした。
旅館をチェックアウトし、7:45 朝の城崎温泉街 にちょっとだけ立ち寄り。昨晩来た 一の湯 の前です。夜とはまた違う雰囲気ですね。
7:58、城崎温泉街から少し南に行ったところから、 円山川 にかかる 城崎大橋 。昨日城崎にはあの橋を渡って来ましたが、なんとも風情のある景色です。
丹後半島 に入りました。8:41、 北近畿タンゴ鉄道 宮津線の 網野 駅前。
8:54、「 鳴き砂 」で有名な 琴引浜 を少し過ぎたあたりの日本海。
こちらは反対方向。山の向こうが琴引浜の方向。通り過ぎてしまいましたが、見学すればよかったと少し後悔。
8:59、 間人 というところに来ました。事前にまっぷるのガイドブックなどで丹後半島情報を見ていたときに、なぜ 「間人」と書いて「たいざ」 と読むのかとても気になり、立ち寄りたくなりました。調べてみると、聖徳太子の母親・ 間人(はしうど)皇后 にちなむそうですが、「はしうど」とそのまま読むのは申し訳ないと思った地元の人が、皇后を 「退座」 してこの地にやってきたことから「間人」を「たいざ」と読むことにしたそうです(間違っていたらごめんなさい)。なかなか奥が深い話です。ここも看板にあるとおり鄙びた温泉が点在する静かな街といった感じでした。
9:08、こちらはその 間人 にある 道の駅てんきてんき丹後 。
9:25、さらに車は丹後半島周遊を続けます。
9:32、丹後半島の先端部、 経ヶ岬 まで来ました。
しかし、なぜかこんなところにたくさんのプロっぽいカメラマンの群れが。どうも崖に巣を作った ハヤブサ を狙っているとのこと。
眼下にはこんな岩が。
本当の先っぽはちらっと灯台が見えるところです。
こちら側にもプロの群れが。
今このあたりにいます。
背後の間人方面の景色です。
9:48、もう少し先に進んだところから見えた景色。濃い青色の海がなんともきれいでした。
青い部分をアップにしてみました。このあたり、 丹後松島 とか、奇岩が海に並ぶところが何か所かありました。日本海の少し寂しい雰囲気もあり、今までいろいろな半島は車で回りましたが、それらにはない独特なものを感じました。
10:10、 道の駅舟屋の里伊根 に来ました。ここは丹後半島周遊では欠かせないところです。
10:12 道の駅舟屋の里伊根 からの景色。家の1階部分が海と一体化していて、そこに船を停めるような独特の舟屋が続く独特の風景です。
ベネチアもこんな感じのところなのでしょうか。。
かつてNHKの朝のテレビ小説「ええにょぼ」の舞台にもなったところです。
なんだかまったりしてしまう景色です。。
横に目をやるとワカメの群れが。
道の駅ではいろいろな海産物を売っていました。
10:29、道の駅を出て少し行ったところの舟屋のアップ。
11:02、突然ですが、 成相寺 という寺がある山の上まで来ました。
ここは 天橋立 を北側から見渡せる絶好のスポットでございます。前の日に天橋立に行きましたが、全体を見ることができなかったので物足りず、あらためてここに来たというわけでございます。
しばし天橋立をどうぞ。。
これは桜でしょうか。
その桜の間から天橋立を覗いてみました。2日続けて天橋立に来てようやく満足。このあと、 京都縦貫道 の天橋立ICから高速に乗り、 舞鶴若狭自動車道 に入って 有馬温泉 方面に向かいます。
12:39、途中の 西紀SA 。
昼食に鱒寿司を柿の葉で包んだ 柿の葉寿司 というのをいただきました。
13:32、 中国道 から 阪神高速 に入り、 西宮山口IC で降りてしばらくすると、神戸電鉄の 有馬温泉駅 のところまで来ました。有馬温泉に続く道は渋滞しておりました。
13:47、「 太閤の湯 」に到着。短時間で 金の湯 、 銀の湯 という有馬の典型的な温泉を味わえるところということでここを選びました。有馬は箱根よりも狭い山の中に温泉が密集している感じなんですね。一見泥湯のような金の湯は、悪くないですね。
束の間の有馬温泉を出発、再び中国道に入り、15:43 西宮名塩SA で一服。
17:00、さらに 名神高速 に入って、 大津SA で停車。 琵琶湖 がよく見えました。
こちらは大津SAの建物。
17:41、さらに 新名神 に入って 土山SA で一服。すでに 三重県 です。新名神は一年前くらいの開通ですが、高規格な幅の広い道路が続き、とても快適に走れました。
新名神から 伊勢自動車道 に入り、 芸濃IC というところで降りました。18:40 津 市郊外の 榊原温泉 というところに来てみました。ここは 枕草子 にもその名前が出てくるという温泉らしく、なんとなく興味をひかれて立ち寄りました。すでにこの時間帯立ち寄り温泉できるところはなく、通過しただけになりましたが、あらためて来てみたいところです。
19:53、この日の宿泊地 松阪駅 近くのビジネスホテルに到着後、駅周辺をぶらついてみました。松阪牛を食べてみたいと思ったものの、すでにこの時間帯、店はどこもしまってたので、ホテル近くのラーメン屋で 北海道ラーメン を食べ、3日目を締めくくりました。
松阪 のビジネスホテルを7時半に出発、8:06まず 伊勢神宮 の 外宮(げくう) に到着。伊勢神宮は前から来てみたいと思っていたところなので、ちょっとわくわく。にわか勉強ですが、伊勢神宮というのは 外宮 と 内宮(ないくう) を合わせた俗称で、正式には外宮・ 豊受大神宮(とようけだいじんぐう) と内宮・ 皇大神宮(こうたいじんぐう) といいます。
御正殿 です。中は撮影禁止、門の奥は立ち入り禁止です。厳かな雰囲気たっぷりです。
20年に一度行われる「 式年遷宮 」の説明。4年後の2013年に新たな社殿が造営されるのですが、それに合わせてすでにいろいろな行事が始まっています。
しばし御正殿をどうぞ。。
多賀宮 です。別に信者ではないのですが、思わず二礼一拍手一礼で何か所かでお賽銭をしてしまいました。
これは 風宮 。
再び御正殿。
似たような写真ですみません。
外宮の案内図。
8:28、外宮を出発、ここから数km離れた内宮に向かいます。
8:57、内宮の参道にある有名な 赤福 に来ました。昨年でしたか、食品偽装事件がありましたが、すでに元通りになっています。伊勢神宮における赤福の存在感はとてもでかいですね。
この「 おかげ横丁 」も赤福経営だったですよね。
また赤福。帰りに10個入り赤福を買って帰りました。
参道の様子。伊勢神宮はやはり 内宮 が面白いですね。
伊勢神宮でぜひ食べてみたかったのがこれ、 伊勢うどん です。暖かいもちもち系のうどんに濃い目のつゆが少しかかっているというシンプルなもの。讃岐うどんにも似てますね。
伊勢うどん、いいじゃないっすか。
9:17、内宮の入口に流れる 五十鈴川 にかかる 宇治橋 という橋も式年遷宮の一環として、新しいものが建築途上でした。今年、この橋の完成に合わせた行事もあるらしいです。
内宮の中に進みます。
絵のような松の木です。
内宮の案内図。
9:30、 御正宮 の入口。こちらは天照大神を祭っています。とても厳粛な感じと、すごく高い松の樹の群れに圧倒されます。
9:31、 伊勢神宮・内宮 の 御正宮 の鳥居。
荒祭宮 というところ。ここはやけに人が多かったです。日本人の信仰の厚さを感じます。神道関係の方なのか、少なくとも5分以上は祈り続けている方々もいました。
新御敷地 というところ。 式年遷宮 でこの壁の向こうに新しい社殿が建てられます。
神楽殿 です。
ちょうどここに灰皿があったので一服。祈祷のための神楽を行うところだそうです。
これは 参集殿 。休憩所のようなところですが、この舞台では能も行われるとのこと。
野生の にわとり が随所にいました。
9:59、再び出口のある 五十鈴川 に来ました。 藤の花 が美しいです。
再び 参道 です。
テーマパークのような「 おかげ横丁 」に来ました。面白そうな店が並んでいました。
昔の演芸場のようなこんなところも。これで伊勢神宮の外宮・内宮を見学完了。これで 今回遠征の目的地はすべて回り終えました 。このあとは、 鳥羽 方面に向かい、愛知県 渥美半島 側にわたる 伊勢湾フェリー に乗り、帰途につきます。
10:52、 伊勢志摩スカイライン とう観光有料道路に入り、一番高いところ、 朝熊(あさま)山 の頂上に来ました。写真はたぶん 伊勢市 方面の景色。
花と一緒に撮ってみました。
こちらは 鳥羽 方面の景色。この日は天気が悪く小雨も降ったりしたのでいまいちよく見えません。
展望台です。
天気がよければこんな感じで 富士山 が見えるんですね。
富士山の方角ですが、この日は残念ながら見えませんでした。
ここにはこんな 足湯 もありました。
松阪で松阪牛を食べ損ねたので、ここの売店で「 松阪牛コロッケ 」を代わりに食べました。11:10、朝熊山頂上を出発します。
11:25、山を下って 近鉄鳥羽駅 前を通過。このあとはフェリー乗り場へ。もうあとは帰るだけ。ですが、ここから家に着くのは約13時間後。。
11:39、 鳥羽 の 伊勢湾フェリー の乗り場です。対岸の 渥美半島・伊良湖岬 まで55分で行けます。しかし、「 東京方面 」というのは言い過ぎでは。。
乗り場の売店で売っていた「 松阪牛串 」を食べ、これで松阪対応を完了。
ほぼ定刻どおり出航。12:23、鳥羽側に浮かぶ 答志島 という離島。フェリー内で案内のアナウンスがありましたが、この島だけで数千名の人口とのこと。意外と大きな島です。このあたり、このような離島が結構多いことを改めて知りました。
12:26、鳥羽港が遠ざかっていきます。
売店で買った地元名産「 てこね寿司 」で昼食。
13:00、 伊良湖岬 が見えてきました。
これは鳥羽側。
これは進行方向左側。うっすらと 知多半島 先端部が見えました。
13:04、間もなく伊良湖に到着です。
13:15、伊良湖側に上陸。こちらは 道の駅伊良湖クリスタルポルト になっています。一服しようと思いましたが、車がものすごく混んでいて停めるスペースがなかったので、先を急ぐことにしました。
14:02、 道の駅赤羽ロコステーション 。最近新設された道の駅のようです。
浜松IC から 東名 に乗り、16:40 牧之原SA で休憩。このあたりからもう断続的 渋滞 にはまり、なかなか先に進めなくなっていきます。
17:00、渋滞中に撮った 茶畑 の景色。
18:21、やっと富士山のふもと、 富士川SA まで来ました。富士山と思って撮った写真は富士山ではありませんでした。。
20:13、御殿場近くの 足柄SA 。疲れてきたので休みながらということもあり、さらに時間がかかります。
22:00、 中井PA 。まだあと70kmくらいでしょうか。
23:15、 港北PA 。もうすぐ東京都に入ります。このあたりから渋滞も解消されて、楽に走れるようになりました。
0:22、 やっと自宅に到着 。伊良湖を出てから12時間近く、さすがに疲れました。
これで GWの下呂~城崎~伊勢方面遠征3泊4日、走行距離合計1750km、完了 です。欲張っていろいろなところを回りましたが、また日本の奥深さを感じました。今回温泉につては、昔からの 歓楽街的温泉地 が多かったですが、やはり個人的には 秘湯系 ですかね。そんなことで、また次の秘湯を物色中でございます。冗長なレポートにお付き合いいただきまして、まことにありがとうございました。