2015年1月北陸新幹線開通直前の糸魚川と雪景色
昨年のこの連休は越後湯沢に日帰り弾丸遠征して雪を見てきました。今年もどこかへ雪を見に行こうということで、越後湯沢の先、糸魚川まで一泊で行ってきました。現在の北陸方面への短絡ルートは、越後湯沢で北越急行ほくほく線を経由する特急はくたかが使われていますが、3月14日に北陸新幹線が金沢まで開通すると、このルートは使われなくなって単なる3セクのローカル線になり、はくたかという名前も北陸新幹線の各駅停車タイプの列車に譲られることになります。その前に一度ほくほく線ルートに乗っておこうというのと雪見を兼ねて速攻で行ってきました。
上越線から分かれてほくほく線の単線に入ったあたり。ほくほく線は山間部の豪雪地帯をトンネルで通過する高規格の直線の多いルートです。一部区間では160kmという在来線では最高レベルの速度。北陸新幹線開通であまり使われなくなってしまうのが残念です。北陸方面でも直江津とか場所によっては今の方が便利なのでは。
虫川大杉という駅で反対方向の列車と入れ替えでごく短時間停車。
ほくほく線ルートを抜けて北陸本線に合流、日本海が見えるあたりに。
直江津駅到着。ここは上越市の中心的な場所のひとつですが、新幹線の駅はここからやや遠い上越妙高というところになります。
北側の出口は「日本海口」。200mくらいあると日本海に到達。糸魚川駅は今後新幹線駅で最も日本海に近いというのが売りになるようです。
ここです。糸魚川は糸魚川静岡構造線の北端。北米プレートとユーラシアプレートの境目でもあり、日本で何か所か指定されている「ジオパーク」も売り。ヒスイが古代から産出されているのもそういう背景から。
あの展望台は現在立ち入り禁止でした。本当はこのあと市内を回る100円バスに乗って「フォッサマグナミュージアム」に行こうと思っていましたが、改修中のため3月半ばまで休館であることが判明。新幹線開通に合わせて大幅改修されるようです。
なので、時間調整のため、売り出し中の糸魚川のB級グルメ「ブラックやきそば」で一服。黒いのはイカスミ。
この日はちょっと暖かく、糸魚川は雨でした。今回は鉄ちゃんで貫徹。。
駅の右側には数年前に破たんしたという姫川病院というのが廃墟のように佇んでいます。通院する人向けに30年くらい前に作ったこのあたりでは新しい駅にも関わらず、寂しい状況になっています。この先、大糸線は白馬や信濃大町方面までつながっていますが、直通電車はなく、JR西日本管轄区間である南小谷まで行く列車しか走っていません。
姫川駅から徒歩数分のホテル国富アネックスというところに投宿。ここは97度という高い源泉が湧出しています。
ここは露天風呂でなく湧出のみですが、周りには特に何もないのでホテルの露天風呂でまったりさせていただきました。。
このあたりの特産らしいアンコウの鍋。卵がたくさん入ってました。続く。
ほくほく線と糸魚川(2)です。昨晩の夕食の続き。
一休みしたあと、夜の露天風呂。このころはまだ雨でしたが、夜半から雪になったようです。。
山側の景色。上の方に青空も見えたりするのが雪雲の特徴なのでしょうか。
朝食後、チェックアウト前にもう一枚。気がつかなかったのですが、奥の方に日本海が見えます。
雪国に住んでいる方から見れば全くのノー天気みたいなコメントですが、素晴らしい景色。
ブルーシートに積もった雪。これが本当のパウダースノーというんですかね。粒が大きくてさらさら。砂糖のようです。
復路の特急はくたかまで1時間以上あったので駅構内を探索。北陸新幹線開業関係の看板がたくさん。
きれいな電光掲示板も。南口にあたるアルプス口側に新幹線の駅ができます。構造物は当然のことながらすでに完成していて、高架上を試験運転中と思われる新幹線の通過音が聞こえました。
ここにも北陸新幹線。ちなみに新幹線開通後は、現在の北陸線は第3セクター化し、JRでなくなってしまいます。糸魚川は新幹線と在来線が同じ駅だからまだいいですが、3セク化する駅と新幹線の駅に分かれてしまうところは常に課題ですね。
さて、復路の越後湯沢行き・はくたかが到着。あとは雪の写真がばんばん続きます。。
北陸線から分かれてほくほく線に入り、山間部を快走しますがトンネルを出ると一気に豪雪感。
往路でも入れ替えで停車した虫川大杉駅。このあたりが特に雪深いところかと。
昔はこのあたりは冬になると完全孤立することもあったと聞きます。
このあと越後湯沢駅に到着。東京から数時間でこのような世界があるとは毎回感動です。
越後湯沢で上越新幹線で大宮へ。途中、車窓からは雪を頂いた浅間山もでっかくよく見えました。最後に、熊谷あたりからの富士山でしめさせていただきます。。
動画もどうぞ。


