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『始動』 6
雲一つない快晴の下、まるで自分の存在を強調する様に青々と生い茂った木々の間を心地よい風が吹きぬける。
夏はもうすぐそこまでやって来ていた。
「よっ、こんなところにいたのか。」
いつもの修行場を散歩していると背後から聞きなれた声がした。
「ん?あぁ、体の調子もだいぶ良くなってきたからね、気分転換も兼ねて散歩してたよ。」
「バアルは体の具合どう?」
声の正体はバアルだった。
「俺もこの通りバッチリだよ。」
そう言って腕を曲げ力こぶを作ってみせた。
「そっか、あのQuestはだいぶと効いたもんなぁ。」
「だな。」
2人は戦場ではまず見せる事のない笑顔で話し合っていた。
あのQuestより1週間が過ぎていた。
「なぁ、ミコトはギルドどうする?」
少し真剣な表情でバアルは問うた。
「うーん、前に話した事あると思うけどあのまま今でも気持ち変わってないよ。」
「バアルはどうするの?」
ミコトは先ほどまでと同じ笑顔で答えた。
「そうかぁ。俺は・・・ブルネンシュティングギルド連合直轄のギルドに入ろうと思ってる。」
「かなりハードみたいだけど乗り切ってみせるよ。」
ミコトの答えに少し残念そうな表情を見せたがバアルだったが自分の考えを喋っている時の顔はイキイキとしていた。
「別々のギルドだと寂しくなるね・・」
ミコトが始めて表情を曇らした。
「だな・・・・って一生の別れじゃないのにシンミリしすぎな。」
「ミコト、丁度半年後にここで50回目の戦いしないか?」
「いいね!負けっぱなしってのは流石に癪だからね!」
そう言って2人の青年は固い握手を交し合い半年後に会う事を誓い合った。
『真説RS:
赤石
物語』
第2章 『始動』-6
時を遡る事約7日
「ん・・・うわぁぁぁぁぁ・・・・あ・・・・あれ?」
ネクロマンサーとの死闘から目を覚ましたミコトを迎えたのはジメジメとした空気が肌に纏わりつく地下ではなく小鳥の囀りと共に心地よい風が吹き抜ける草原の中だった。
「お、ミコト気がついたのね。」
声のする方へと振り向くと人影と一緒に太陽の光がミコトの目に射し込んだ。
「ふふ・・・そんなに慌てなくても大丈夫よ。」
不意に入り込んだ太陽の光のせいで目が眩み顔は確認出来なかったが声そして声の主が発するオーラから誰かは想像する事が出来た。
太陽の光に慣れ始めたミコトの目に声の主の顔が映る。
「akariさん・・・」
「その様子だとまだ状況が把握出来てないみたいね。」
目の前で話すakariは普段と変わらずネクロマンサーとの激戦で負った怪我など微塵も感じられなかった。
それがミコトの頭をよりいっそう混乱させていた。
「akariさん・・さすがに説明しないとわからないですよ。」
「そ・・・・そうよね。」
また別のところから声がした。
ミコトがそちらに目を向けるとakari同様何もなかったかの様に普段通りに佇むAndrsenとまるで自分と同じ様に状況が全くつかめず困った顔をしていたバアルの姿があった。
「バアル!」
「おぉ・・ミコトも無事か。なぁ・・・俺たちなんでこんなとこにいるんだ?」
「さぁ・・・・そう聞かれても何が何だか・・・」
聞いたバアルも聞かれたミコトも不思議そうな顔をしていた。
「2人共気がついた事だし今回の事について少し説明しますね。」
静かな口調でakariが話し始めた。
ミコトとバアルも静かにakariの話に耳を傾け聞き入っていた。
akariの口からは今回のQuestがギルド加入権を与える上での最終選考Questだった事。そしてQuest完遂次第PTを解散する事。
そして事前の打ち合わせで対ネクロマンサー時にakariとAndrsenの2人が早期戦線離脱をする事。そして残ったメンバーがどう対処するか見ていた事を決めていた事。が伝えられた。
「って事はakariさんもアンさんも倒されたのは芝居だったんですか?」
最初は静かに話を聞いていた2人だが少しずつ状況を把握していくにしたがって自然と口数が増えだした。
「まぁ・・・そういう事になるかな。」
「何かおかしいとは思ってたんですよ。確かにネクロマンサー強かったですけどakariさんやアンさんならさほど苦にせずいけたんじゃないかって。」
バアルの言葉にミコトは妙に納得させられた。
「そ、それじゃあバシパーさんやグレイツさんはどうしたんですか?それにネクロマンサーが倒れたあとに動き出した大型骸骨達は・・・」
「それの説明は・・・・私より詳しく説明出来る人いるからその人来るまで少し待っててもらえるかな?」
“・・ガガ・・・はい、Andrsenです・・・・・・はい・・・・・了解。”
ミコトの質問にakariが答え終えたと同時にAndrsenがチャットの小型イヤホンにむけ何かを話し始めた。
「akariさん、全て完了したみたいです。よろしければコルで呼びますが?」
「丁度いいタイミングだね。お願い。」
akariの言葉を受けAndrsenは小さく祈るようなポーズをとり追放天使へとその姿を変えた。
『コーリング!』
追放天使に変身したAndrsenはそう叫び右手を大きく天に掲げ上げた。
Andrsenの全身を白色の光が包む。一瞬、光が輝きを増したと思った瞬間、光の中からAndrsenとは別の人影が姿を現した。
「お、君達がミコト君とバアル君だね。話は色々と聞かさせてもらってます。」
光から出てきたのは全身を黒色の装備で整えたやや小柄の男性だった。
「申し送れました。私、ギルドおっさんず所属kikouteiと申します。名前呼ぶときはキコでいいですよ。今回別件でakariPTに参加させていただいていました。」
軽く自己紹介を済ませたkikouteiにakariが続いた。
「事前の打ち合わせで今回のQuestに限り特別裏方としてキコに参加してもらってました。」
「じゃあキコ、報告と説明お願い。」
「では・・・まずバシパーとグレイツの2人ですが無事にハノブまで送り届けました。そしてハノブにて今回の事の説明と結果を伝えておきました。」
「そう・・・嫌な役頼んでごめんなさいね。」
kikouteiの言葉にakariの表情が少し曇った。
「あの2人がどうかしたんですか?」
akariの表情に気付いたミコトがkikouteiに質問を投げかけた。
「今まで頑張っていたとは聞いていたのですが今回の様に味方を置き去りにしての戦線離脱は見過ごせる範疇ではありませんので今回あの2人に対しギルド加入権を与える許可がおりませんでしたので不合格という形になりました。」
kikouteiはあくまで冷静に答えた。
「次にハノブ高台望楼内の大型骸骨についてですが、ネクロマンサーを倒した事により死者にかけられていた反魂術も解かれた様子でした。」
「akariさんが危惧していた事について死骸を調査したところ全ての死骸はMOBのものである事が判明しました。」
「じゃあ・・」
「はい、人体実験の前段階でネクロマンサーを叩く事が出来たみたいです。」
「ふぅ~、捜索願いが急増したわけでもないからどうかな?って思ってたけどそれを聞けて安心したわ。」
さっきまでとは違いakariの表情からは安堵の様子が伺えた。
「今話した通り私の任務はPTの裏方からの支援。そしてネクロマンサーに関したMOBの殲滅、調査でした。」
「それらを無事やり遂げる事が出来たのも君達2人のおかげだよ。」
冷静に報告を進めていたkikouteiは最後に笑みをうかべミコトとバアルの方へと顔を向けた。
「いや・・・その・・・」
改めて言われたせいか2人は顔を赤らませ目線を泳がせた。
「でも本当にキコの言うとおり2人は頑張ったよ。」
akari、Andrsenも体躯はまだまだ小さいがこの1ヶ月で逞しく大きく成長した2人の戦士を温かく見守っていた。
「ちょっと寂しいけど本日を持ってakariPT解散します。」
「あっ!でも街に戻るまでがQuestですからね!!」
「「akariさん、それを言うなら遠足です。」」
毎度のakariの天然ボケにAndrsenとkikouteiが声を揃えてつっこんだ。
「ぷっ」
いつもの光景にミコトとバアルは顔を向かい合わせ笑いだした。
それにつられ他の3人も笑い出す。
そんな彼らを草原は優しく包み込んだ。
そして現在・・・
バアルと固い握手を交わし別れたミコトは神聖都市アウグスタを訪れていた。
「んと・・・ここら辺だと思うんだけど・・」
ミコトは少し前に聞いた情報をもとに歩みを進めていた。
ほどなくして葡萄畑の中心で飲み騒いでいる人の群れが目に入った。
「ん~!?ヒック~こんなところに人が来るの珍しいなぁ~ヒック~自分~~どうしたん?」
ミコトの存在に気付いた男性がミコトに話しかけた。
「あ・・あの」
「あっれーーミコトじゃない!どうしたの?」
ミコトが話そうと口を開けた瞬間男性の後方から聞きなれた声が聞こえた。
「あっ!akariさん!丁度よかったです。」
「天乃ミコト、ギルドおっさんずへの入隊を希望します。よろしくお願いします。」
「ふふ・・・待ってたわよ。普段なら軽い面接等あるけどミコトは来るんじゃないかなぁって思ってたから先にGMに話しちゃった。細かい事は明日にして今日は一緒に飲みましょ!」
「えっ?あっ・・」
そう言って少し頬が赤く染まっているakariに腕を引っ張られる形でミコトも集団の中に入った。
「akariさん酔ってるでしょ?も~。」
「はっはっはっ」
アウグスタ特有ののどかな風が戦士達の休息を見守る様に包み込んでいた。
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