ガロの剣士道!

第1章  ~異形のものたち~



ギルド連合総本部。

各ギルドへの依頼の伝達、特別任務の契約などは全てここで行われる。

いちギルドマスターであるバギは副官を連れて今日もこのギルド連合へと依頼を受けるために向かう。

彼の背中には大きな翼が2枚・・・いや、1枚は根元の近くから折れている。

折れた翼は追放天使の証だ。天上界の掟に背いたものは人間界へと追放される。この時代、追放天使はさほど珍しいものではなくなった。

『・・・今回の特別任務ってなんだろうな?』
バギは訝しげな顔をしながら受付へと向かう。

ギルド連合依頼管理室。

『え~と、今回特別任務があるから来るように言われたんだけど?』
バギは受付嬢に話しかける。

『はい、少々お待ちください・・・今回の任務は、地下水路の全貌解明とモンスターの駆除になっています。』

ここまでなら普通の依頼となんら変わりない。
しかし、受付嬢は戸惑ったような顔をしながらバギにこう告げた。

『この依頼なんですが、国からの依頼で、特別機密になっています。特別機密ということは、予測ができない危険がある場合、もしくは情報保護の場合なんですが、地下水路での特別機密は初めてです。』

『それに、国からの依頼というのも気になります。気をつけてくださいね。』

依頼の確認を終え、バギは副官にのアーチャー、ルイナにたずねる。

『そういえば、ここの地下水路っていまだに誰が作ったかも、どれだけの広さがあるかもわからないんだよな?』

『そうだったはず。』
ルイナは私よりマスターのほうが詳しいじゃないですか!
という顔をしながら短く答え、こう続けた。
『情報に関することならローに聞いてみるのがいいとおもいますよ?』

『それもそうだな。帰ったら聞いてみるか~』
そう言って2人は連合をあとにした。



~レヴォリューションギルドホール~

各自に依頼の説明を終え、バギは今回のPTメンバーを選ぶ。

『今回は俺と、レノ(WIZ)、ローレイズ(シーフ)、レルド(ランサー)、ルイナの5人で地下水路に向かう。他のメンバーはそれぞれの依頼に向かってくれ。』
そういった後バギは5人を集め依頼の詳しい内容を話した。

『地下水路の探索!?そんな依頼に5人も必要なの?』
レノは不思議に思い、そうたずねる。

レルドも同じことを思ったのか、訝しげな表情でバギを見ている。

『ぁ~、国からの依頼で機密になってんだよ。・・・だから一応な。』
バギは適当に説明を加え、皆を納得させる。
『集合は3時に地下水路前だ。各自しっかり準備して来いよ。全貌解明じゃあどれだけ時間かかるかわからないからな。』

説明を聞き終わった後、5人はそれぞれの準備へ向かった。


~オアシス都市アリアン~

その中にローが1人立ち尽くし、空を眺めている。

『・・・・・・・まぁ、なんとかなるか・・・・』
ローはそう呟き、人ごみの中へ消えていった。


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