ありがとう。



私は生まれつき聴覚が悪くて・・・あまりしゃべらなかった。

やっぱり、右が悪くてしゃべろうとすると、しゃべりかたが可笑しいってのもあった。

だから、私は喋らなかった。

でも、高校に入ってから、ある男にあった。

私はかすかに聞こえる音だけを頼りに、吹奏楽部でサックスを吹いていた。

その男も同じ吹奏楽部のドラムをやってる奴だった。



私はコンクールの練習のため、サックスとドラムがペアにになって練習していた。



そのとき男は聞いてきた。


「そういえば、君とは全然話したことなかったねぇ。名前は?」


かすかに聞こえるだけで「名前は?」としか聞こえなかった。


話すのは苦手だったから、近くにあった紙に書いて名前をおしえた。


『上薪 夏喜』



男はまっさきに聞いてきた。

「しゃべれないの?」っと。


頭の中では「ふざけんなよ。」って思ってた私。


返事も返さずサックスを吹いていたら・・・


「怒った?ごめん。そういえば、俺の名前・・・」


『杉山 晴樹でしょ。』


「なんで俺の名前を・・?!?まさか・・・ストー・・・」


バキッボコッ!!!


『女たらしって有名だからです。』

「しーましぇん・・・俺がわるぅござんした・・・」


その間ずっと続く沈黙。

我慢できなくなったのか彼は私に近寄って色々と話し始めた。


「そういえば、夏喜ちゃんって可愛いね。」


「・・・・・・」


「なんでしゃべれないの?」



「・・・・・・・・」



「彼氏って居るの??」



『少し、黙ってもらえませんか?』


「喋らない理由教えてくれたら、いいよ。」



『言ったら黙ってくれますか?』



「もちろん♪」


そういうと夏喜は、手早く紙に書いていった。

そして書き終わると晴樹に見せた。


『生まれつき、耳が悪いの。小学校のときに喋ったことがあった。でも、喋り方おかしいってみんなに笑われたの。だから喋らない』


「そう・・・だったんだ。ごめん・・・俺」



そのまま夏喜は無言のままサックスをずっと吹いていた。


(耳が聞こえなくて喋らないのは仕方のないことよ。)


そう思いながらも・・・ずっと吹き続ける夏喜であった。



次の日から、晴樹はずっと夏喜のそばにいた。

さすがにうざくなってきた夏喜はたじたじと、苦手な喋りで聞いてみた。


「あの・・・・・さ。なん・・・で・・・ついてくる・・・の?」


「あ!喋った!可愛い声~~!」


「答えた・・。」←本当は「答えて」っと言いたい。


「あ、えっとな~・・・う~ん・・・そばに居たいから!」


そんなことを聞いて顔を真っ赤にする夏喜。


これ以上話すのは嫌だったから、携帯でメールを送った。


『もう、いいでしょ!早く練習しちゃお!』

そして返信されたメールの内容には・・・



『えー。俺もっと夏喜と話してたいなー!』


もっと顔を赤くする彼女。


そのあと、またすぐに晴樹からメールが来た。


『俺さ~夏喜のこと好きかも・・・。付き合わない?』



しばらく無言になって返信しなくなってしまった夏喜。


「あの・・・ごめん!?俺・・・場合あってなかったよね?俺みたいな女たら・・・」


「あり・・・がとう・・・。」


「え?」


夏喜はまた顔を赤くしてしまい、話さなくなった。


その後夏喜は手馴れた手つきで、メールを打ち出した。


『可愛いって言ってくれたこと・・・嬉しかった。ありがとう。』


『付き合ってもいい?』


『いいと・・・思う・・・』



喋れない夏喜にとって、晴樹という存在はかかせない存在だった。

そして、手をつないで部活に行くとき夏喜は晴樹に言った。


「ありがと・・・」


「今・・・まともな言葉だったね。」


「・・・殺しますよ。」


「なんでもありません!!!!!」



そんな毎日を繰り返す夏喜と晴樹であった。








あとがき


ごめん、絶対この物語駄目。

今までの奴全部見てみるとこれが一番の駄文です。






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