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2.「通じなくていい」



メモ用紙といっても、夕食に出されたフォーの半券。フォーはベトナムの代表的になる料理で、ラーメンに薬味がぶっかかったような具合だったと記憶している。これがまた  マズイ! 汁を一口飲んだだけでそう思った。すんごい頑張って食べたものの 半分が限界でした・・

 フォーの半券は おかわり分までついている。私には用無しだったから、コミュニケーションの為に とても便利に使えた。

 一緒に話しているベトナム人は、行きに組んだ男の子とは違う人で、ペアから離れて さっき話しかけてきた。なんせみんなばらばらで、もうペアとかいうはなしじゃないし。だからなんとなくずっと一緒にいた。

さっきから 話していることは、単純な内容ばかりだと思う。相手が学生だから学校のこと,,ここにはなんできたのか,,私の旅の話しも出たかな,, 将来やりたいこと,,いま考えていること, , ,
そんな内容のことを かなりの時間をかけながら、会場の片隅で、椅子を並べてしゃべっていた。

 そりゃもうゆっくりと時間をかけていた。私は英語が分からない。ベトナムの学生はけっこう出来る。それじゃあ通じなくて困るから、紙を片手に持ちながら 話している。

何かを質問する(発音が悪い)→「え?」って言われる→紙に書いてみせる→「ああ!:;@、¥・。(ベトナム訛りの英語)」→「え?」って返す→紙に書く→「うんうん、えーっと・・(単語を知らない)」→「、。・*?」→紙に書く→「あ、そうそう!」
一回の会話で
これだけ時間をかけて、やっと会話が成立する。

 全然 嫌なもんじゃないし、むしろそれが良い。 コミュニケーションしてるんだなって感じに思える! 真夜中、ゆっくりゆっくり話していた。途中 通じなくて詰まったり、ニュアンスが伝わらなくてすごくもどかしい想いも 何回もした。でも、とても真剣な話しをずっとしていたと思う。。

 小さな半券は 文字でいっぱいいっぱいで、余白が無くなると、ポケットからぐちゃぐちゃの何かの紙を引っ張り出し また会話が始まる。


 みんなそこら辺で寝ている。もう夜中の2時とか そんなもんだ。
さっきのスコールで、テントなんか使えない。テントに詰め込み過ぎたみんなの荷物も ズブ濡れ で、イスやテーブルの上に避難され、服もなにもかも濡れたから Tシャツまで支給された。どこから調達したのか、これは有難かった。



 結局 ベトナムの男の子とは、未明 ‘4:30頃!!” まで 話していた。
その後離れて別のイスに移動し、わたしはイスに座りながら朝まで寝た。。

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