がうでぃのお部屋

がうでぃのお部屋

宝船まつり


著者名:平岩弓枝
出版社:文春文庫

感想:
御宿かわせみシリーズの25作目。このシリーズはいつもながら、神林東吾がかっこいい!愛妻るいとの会話も、なんだか粋でいいなあと思う。この本では、いつもより、思春期の子どもたちの問題が多く取り上げられている気がする。たとえば、悪ガキたちを引き連れて悪さをし、大人たちの注意を全く聞きいれない少年の話。この少年はかわせみの女中お吉に注意されたのを逆恨みした挙げ句の果てに、包丁を振り回して、ご用となった。これは、ちょっと前にあったホームレス殺人のような雰囲気だし、平岩弓枝さんも心を痛めているのかな、と思う。それから、自分の娘が悪いことをしているのがわかっているのに、それを注意されると逆ギレしてしまう母親の話とか。江戸が舞台なのだが、今にも通じるものがあって、今回の作品は特に面白かった。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: