がうでぃのお部屋

がうでぃのお部屋

ティファニーで子育てを


著者名:E.マクローリン&N.クラウス
訳者名:小林令子

あらすじ:
4歳の息子が40度の熱を出してもスパ旅行に出かける、自宅に客を招くときは息子はバスルームで食事をする、息子の手作りのクリスマス人形はプロが手掛けるリビングのツリーには飾らせない・・・・。ニューヨークのマネー・エリートの家庭の子育てのエグさ(以下略)  -本書解説より-


感想:
題名とあらすじに好奇心をくすぐられて読んだものの、後味の悪い本だった。
というのは、この家庭の(金銭的にはとっても恵まれているエリート一家)子どもとナニーが精神的につらくてそれを訴えても、結局父親と母親には、まったく通じないんだっていう事実があるから。もちろんマネー・エリートの全部がこのとおりだとは思わないけど、なんとなくこういう人たちもいるんだろうなって思えるところがコワイ。こういう育てられ方をした子供たちは、情緒が安定するんだろうか?読んだあと「子育てに必要なのはお金じゃなくて愛情!」と自信をもって言えるようになる本かも。
でもでも・・・こういう育てられ方をした子供たちが大きくなって遺産を受け継いでいき、社会で大きな力を持つようになるんだよね。怖い話だと思いません?

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