がうでぃのお部屋

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病変の発見



2003年8月終わり、仕事の合間に行った歯科医で「あ~歯石結構ついてますね。それと奥歯に虫歯ありますから、2回目に治療しましょうねー」とのんびり言われた。「えっ、虫歯ですかぁ?何年ぶりだろう」なんて返した私。その後続いて「この舌の白い部分、いつからあります?」との質問が。
(白い部分なんてあったっけ?)
まったく覚えがなかった私に対して「これはね、経過を観察しないと駄目な変化なんですよぉ」とのこと。
その日はそのまま。なんとも思わず終わった。

次の週、2回目の治療時にもまた言われる。で、初めて少しだけ気になった私が聞くと「白板症といって、大きくなったりするとちょっと要注意なんですよ。歯肉にある人は多いんだけど、舌に出来るのは珍しいの。あと1ヶ月くらいして経過を見せてください。もしかしたら組織検査したほうがいいかもしれないですし」と、予期せぬ答えが返ってきた。

組織検査・・・この言葉はちょっとコワイものがある。やはりいい印象はない。

いいのか悪いのか、今はネットで何でも調べられてしまう。私が取った行動は、帰宅してすぐにネットで検索。
すると・・・”前癌病変である”との恐ろしい文字があちこちにでてくるではないか。しかも何パーセントとか、確率まで書いてある。それでも、私はまだほとんど気にしていなかった。母にもダンナにも「前癌病変なんだってさー」とあっけらかんと報告したくらいだ。

次の日母からの電話で「ボランティアやっている大学病院で調べてきた資料送るから、すぐ調べてもらいなさい!何でもなかったら安心できるし」と言われた。
それでも私は数日ぐずぐずしていた。何でもないと思っていたし、なんでもないのに、舌の一部分を切って調べるなんて痛いことはしたくなかったから。でも、確かにだんだん不安は大きくなってきて、ある日突然思い立って別の口腔外科を受診したのだ。


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