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俺たちの旅 0
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SMAP解散ってそんなに大変なことなの?ウルトラQ dark fantasy 第26話「虚無の扉」最終回にして『ウルトラQ』らしいお話。『ウルトラQ』「2020年の挑戦」をベースに非常によく練られたお話。デジタル時代の到来を受けて高さ666メートルの第二東京タワーが建設された。しかし異常な電波が発信されていると電波監理局の局員から指摘を受けていた。その頃、あちこちで奇妙な事件が続発。剛一の周囲でも全くアイディアが浮かばなくなったCMディレクター、曲が書けなくなった作曲家らが失踪。また、とある幼稚園でも絵を描くことができなくなった園児たちが問題になっていた。剛一は取材先の幼稚園で宇宙人を目撃する。それは宇宙からやってきたレキューム人だった。レキューム人は文明の発達と共に想像力を失ってしまった。生物が持つ想像力やイマジネーションの元となるレキュームガスを探し続けた結果、地球へ飛来し、第二東京タワーの電波に紛れて人々から想像力を奪っていたのだ。さらにレキューム人は漫画家・笹山に目を着けていた。笹山はアイディアの枯渇から剛一に漫画家を引退すべきか相談していた。しかし剛一から励ましを受け、新作に取り掛かることになる。タイトルは『虚無への扉』。その後、剛一が笹山の事務所を訪ねると笹山の姿はなく、『虚無への扉』の書きかけの原稿だけが残されていた。剛一、涼、渡来教授は原稿に目を通す。そこには今回の事件がまったくそのままに描かれており、剛一、涼、渡来教授が書きかけの原稿に目を通しているシーンで終わっていた。つまりレキューム人は笹山が描いた漫画の通りに計画を進め、漫画が完結する前に笹山から想像力を奪い、亜空間へ拉致していたのだ。事態の解決には笹山に作品を完結させてもらわなければならない。そんなこんなでレキューム人は373メートルというとんでもないバカでかい姿となって第二東京タワーに向かっていた。一方、亜空間から脱出した笹山は漫画の執筆に取り掛かる。レキューム人の実体は電波である。そこで「電波には電波を」と渡来教授の発案により、電波監理局より電波を発射。レキューム人は第二東京タワーをへし折るが、至近距離で電波を浴びたことで溶けて消滅してしまう。作戦の成功を喜ぶ渡来教授と涼。その横で破壊されたショックで号泣する第二東京タワーの社長。「これで歴史に名が残りましたよ」と渡来教授がニコニコ顔で慰めの言葉を掛ける。その場からこっそり席を外す電波監理局の局員。その影はレキューム人のものだった。「想像力を奪われたらどうしよう。いいえ、そんな心配はいりません。今の人類に狙われるほどの想像力などありませんから。これは隣人への労わりに満ちた遠い未来のお話なのですから」。お・わ・り結局完走してしまった。意外と面白かった。とはいえ微妙な話も少なくなく『ウルトラQ』というより『恐怖劇場アンバランス』に近い印象を受けた。予算が無いならホラーに徹底すべきで、中途半端に侵略モノや巨大怪獣を出すべきではなかったと思う。そのあたりの欲張った感じが、却ってオリジナリティを損なうことになったのが何とも。しかしながら新旧スタッフの混合体制は観ていて面白く、現場でも好評だったのか翌年『ウルトラマンマックス』に引き継がれることになる。
2016年08月14日
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執筆作業再開。朝から大掃除。昼から図書館で調べもの。これから晩ごはん食って、風呂入って、寝る(論文は書いてない)。ウルトラQ dark fantasy 第25話「闇」実相寺昭雄の二本目。他から予算を分捕ったのか、セットの作り込みがものすごい。ロケなし。ビデオ撮影ながらもフィルムに負けないぐらいの濃厚な絵作り。でも肝心のお話は「?」。脚本がやたら観念的で、それを実相寺昭雄が改稿したものだから余計に訳が分からないものへ。舞台は山奥の廃墟。そこはとある彫刻家のアトリエであり、三角関係のもつれから彫刻家、妻、愛人が亡くなる事件が起こっていた。テレビ局のプロデューサー・橋爪淳は自分が担当する報道番組で廃墟となったアトリエからの生中継を企画する。しかしオンエアを数時間後に控えて次々とアクシデントが発生する。突然スタッフが意識を失う、バッテリーが切れてしまう、機材が故障してしまう、などなど。ディレクターの嶋田久作は中継の中止を申し出るが、橋爪淳は予定通り放送すると主張。昔のようにテレビは一家に一台ではなくなった。ニュースもネットで見ることができ、動画もケータイで簡単に送信できるようになった今、テレビの役割が問い直されている。「恐怖は伝播する」。当初はヤラセ的な中継を意図していたが、今起こっている恐怖をテレビで生中継し、視聴者全員にそれを体験させようと画策していた。既に中継スタッフは度重なる不穏なアクシデントに恐怖している。そんなこんなで報道番組がスタート。前代未聞の中継まであと5分。そんな中スタッフ一名がいなくなってしまう。嶋田久作は「中継を中止しろ!」とブチ切れるが橋爪淳は動じない。そして突然天井が崩れ落ちる。「闇」の中継に成功して大喜びの橋爪淳。しかし彫刻家の愛人の亡霊に刺されて死亡。「闇」に光をあててはいけない。お・わ・り次回いよいよ感動の最終回。
2016年08月14日
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いつもお世話になってる〇〇さん。隠れ〇〇だったのね。ぶるんぶるんしてた。ウルトラQ dark fantasy 第22話「カネゴンヌの光る径」オリジナルの脚本家・山田正弘自身による完全なリメイク。面白かった。舞台は21世紀の現代だが、街並みやファッションなどは60年代風。この辺の演出意図は不明。ハナエは父親(若人あきらこと我修院達也)、母親、姉との四人暮らし。父親が質素、倹約を重んじる一方で、母親と姉は拝金主義者。そのせいか父親は家から追い出され、若人あきらのように行方不明になってしまう。それから数年後。ハナエはガラクタ市でお金の音がする壺を見つける。それは父親が大切していた壺と同じ物だった。壺の中にはベッド一面を覆えるぐらいのコインが詰まっていた。コインで覆い尽くされたベッドでゴロゴロするハナエ。しかしコインの中に引きずり込まれ、翌朝ハナエはブサイクな怪獣・カネゴンヌに変身していた。お金に意地汚い母親と姉がカネゴンヌになるなら分かるが、なぜ自分がカネゴンヌになってしまったのか?ハナエは友達三人に助けを求める。コイン以外のモノを受け付けなくなったハナエのために、マスコミを集めて有料(一社3000円)で取材をさせたり、胡散臭いオランダ人占い師に占ってもらったり。占いの結果は「自分のことを心から愛している人に会うことができた時、元の姿に戻れる」というものだった。「そんな人いないよ~」。ハナエたちがすったもんだしている中、万博記念コインが奪われる事件が発生。犯人はカネゴンヌではないかとの報道も。「私じゃない~」。テレビのニュースを見ていたハナエの姉はビックリ。カネゴンヌになったハナエを探す。そんなこんなで二人は再会する。「ハナエ~」「お姉ちゃ~ん」。しかし姉の目的はカネゴンヌが食べたと思われる万博記念コインだった。カネゴンヌの口の中に手を突っ込み「早く出しなさいよ~」「ひどいよ~」。逃走を続けるハナエと友達三人。そろそろ帰らないとカネゴンヌに拉致監禁されていると疑われるかも。そんなことを心配する友達三人。その時、目の前の小道にコインが散らばっているのを見つける。コインをもぐもぐ食べながら小道を辿ると、その先にハナエの父親が立っていた。家を追い出された後もずっとハナエのことを見守っていたのだ。再会を喜び、お互い抱きしめあった瞬間、ハナエは元の姿に戻る。その後、嫌がる父親を連れて家に帰る。しかし二人を待っていたのはカネゴンヌになった母親と姉だった。テレビに映っている人たちもカネゴンヌになっている。「あ~やだやだ。みんな大人になるって、カネゴンヌになることだったのね」。お・わ・り
2016年08月13日
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知人が離婚を考えているとのこと。嫁はんが子どもに手をあげたから。そこに至るまでいろいろあったらしいが、結婚に至るまでにもいろいろあったから一緒になったのでは?結婚も離婚も未経験なのでその辺正直わかりませんが。ウルトラQ dark fantasy 第21話「夜霧よ、今夜も・・・」ホラーと見せかけて実はSFでしたよ。と、視聴者をびっくりさせたかったと思われますが、実際にはどっちつかずの中途半端に終わっている。本シリーズの一番悪い(弱い)ところが露呈。途中まではよかったのになあ。剛一と涼は行方不明者が続出している、ある山村を取材で訪れた。二手に分かれて取材を続けたが、涼は霧のため道に迷ってしまう。そんなこんなで一軒に洋館に辿り着く。「今夜一晩だけ泊めてください」「いいよ-」。しかしそこは各太陽系惑星を代表する住人たちの隠れ家だった。彼らはこれまで地球人の活動を監視してきたが、勝手に宇宙へ進出するなど目に余るようになってきた。散々我慢に我慢を重ねてきたがもう我慢の限界。このままではいずれ自分たちに被害が及ぶと考え、地球上の火山を一斉に噴火させることを決める。さらにこの計画を知った涼を抹殺しようとする。しかし、彼ら第一、第二、第四、第五、第六、第七惑星人たちは弱い。カメラのフラッシュでシオシオのパーになったり、池に落ちただけで死んだりと、とにかく弱い。そして彼らを率いる月の魔人ヘカテも山村を守るお地蔵さんに倒されてしまう。洋館を舞台になぜお地蔵さん?和洋折衷?こうして地球の平和は守られた、みたい。お・わ・り
2016年08月12日
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新幹線に乗っていたら延々と飯の話をしつづける男がいた。本当に途切れることなく延々と。男の隣に座っていた先輩と思しき人物は黙ってうんうんうなづいていた。偉いなあ。僕には無理です。ウルトラQ dark fantasy 第20話「密やかな終幕」面白いんだか、面白くないんだか。今回剛一は芸能人のおっかけ取材のため、涼との電話でのやり取り意外ほとんど登場せず。車の中でハンバーガーをもぐもぐ食べてるシーンばかり。しかも気持ちは芸能人のほうへ。代わりに涼と学生時代の友人が活躍する。という面白い設定なのに何かが大きく欠けている。他の作品に予算を持っていかれたのか、セットも恐ろしく貧弱でスカスカな感じ。とある研究所で6人の研究員が消滅する事件が発生。残っていたのは衣類だけ。唯一、山瀬由美子だけが助かった。そこではDNAの研究が続けられ、山瀬由美子は同僚・川野と共同研究を行っていた。ちなみに川野は山瀬由美子に「ほ」の字だね。そんなこんなで山瀬由美子の正体が明らかになる。山瀬由美子の母親はかつて人口生命体の研究を行っていた。その結果、生殖行為をせずに人間を誕生させることに成功する。山瀬由美子はその一人だった。山瀬由美子は優秀な遺伝子を持った他者と同化することで、体と頭脳を強化させ、さらに自分のコピー体を作って自己増殖分する能力を持っていた。消滅した6人の研究員は山瀬由美子と同化させられていたのだ。そして川野も同化させてしまう。しかし川野の意志を受け継いだ山瀬由美子のコピー体によって山瀬由美子は消滅してしまう。このシーンがなかなかグロい。事件は解決し、街を見渡せる公園で祝杯を挙げる涼と友人。しかし街のあちこちに青い光が点滅し始める。それは山瀬由美子が自己増殖する際に放つものと同じ光だった。お・わ・り
2016年08月11日
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久しぶりに『バリバラ』を観たが、玉木氏のコメントがあまりにもフツウ過ぎて「なんじゃこりゃ・・・?」と思った。ウルトラQ dark fantasy 第19話「レンズ越しの初恋」酷評が占める中、この作品だけは評価が高い。藤子・F・不二雄の短編作品風。オチが読めるが王道だけに許せてしまう。出演者はたった6人だけ。エキストラなしの超低予算。その分、セットや小道具に製作費を回したのか?涼の後輩・忠はカメラマンを目指しているが、実家で父親と祖母との三人暮らし。祖母は体が悪く忠に自分の遺影を撮ってもらいたいと思っているが、忠は乗り気ではない。父親からは稼業の写真屋を継ぐように言われている。ある日、押し入れから戦前の古いカメラを見つける。やはりカメラマンだった祖父が愛用していたものだ。早速そのカメラを使って撮影してみることに。するとレンズ越しにもんぺ姿の少女が映っていた。肉眼では見えないが親しげに語りかけてくる。しかも「今は戦時中」だと話す。少女は忠のことを忠の祖父・重雄だと思っているらしい。忠はそのことを否定せず少女の話に付き合う。少女と重雄は戦争が終われば結婚を約束しているらしい。しかし祖父は現在の祖母と結婚している。少女とは結ばれなかったのか。祖父の遺品を整理するとラバウルでの日記や昔のアルバムが見つかる。アルバムには少女の写真が残されていた。そんなこんなで父親は忠がカメラマンになることを認めるが、その代わりに初仕事として祖母の遺影を撮るように言う。父親の初仕事は祖父・重雄の遺影の撮影だったのだ。そんなこんなで二日後に東京大空襲が迫っていることに気づく。忠は少女に東京以外の場所へ避難するよう説得するが少女には何のことかピンと来ない。忠は涼と共に渡来教授に相談。渡来教授はタイムパラドクスの危険性を指摘する。すなわち少女が助かり、祖父・重雄と結ばれた場合、忠や忠の父親はこの世に存在しなくなるという。忠は少女に避難を勧める以外、何もできないこと、一方で、少女が助かった場合、自分の存在が消滅してしまうかもしれないことに苦悩する。そして当日を迎える。忠は消えなかった。少女は空襲で亡くなってしまったらしい。忠はレンズ越しに少女と逢っていた神社へ。そこに祖母がよろよろと姿を現す。少女と重雄は助かった時、この場で会うことを約束していたのだ。忠は祖母こそが少女であることに気づき、レンズ越しの少女を抱きしめる。この時、過去と現実が交差し、少女は祖母の姿になる。「貴方にとって一枚の写真も誰かの運命を変えているのかもしれません。しかし、こうしたお話・・・たまんないですよね。大好きなんですよねえ」(ナレーション・佐野史郎)。お・わ・り。
2016年08月08日
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海へ行ってきた。刺青入れた父ちゃん母ちゃんがアホほどいた。日本は終わったね。ウルトラQ dark fantasy 第18話「後ろの正面」「李里依とリリー」と似たようなお話。ネタが被りすぎ。構成役の上原正三はちゃんとチェックしていたのか?準レギュラー・玉木刑事の先輩・半田刑事(渡辺いっけい)が今回の主役。謎の殺人事件が多発。被害者たちはあるサイトにアクセスしていたことが判明する。しかも携帯電話には「かごめかごめ」のメッセージが残されていた。また殺人現場で金髪の少年を目撃したとの情報が寄せられる。半田刑事は被害者の殺人現場でしおりという女性と知り合う。しおりは半田刑事に何かを伝えようとしていたが、幻でも見ていたのかと思うぐらい、瞬時に姿をくらましてしまう。半田刑事は次第にしおりに魅かれていく。一方、剛一と涼も事件を追っていた。剛一は被害者たちがアクセスしていたサイトに辿り着く。画面に女性が現れ「私と遊びませんか?」と微笑みかける。その女性はしおりだった。また、涼は被害者たちが所有していた携帯電話から「かごめかごめ」のメッセージを確認する。その頃、しおりは金髪の少年が潜んでいる電脳空間で金髪の少年と対峙していた。金髪の少年は自分の作った殺人サイトを通じて無差別殺人を繰り返し続ける。楽しくて止められないと言う。しおりはそれを止めようとする。そんなこんなで剛一は半田刑事に妙なメールが届いていないか問い合わせる。半田刑事は既に次のターゲットが自分であることを承知していた。パソコンの画面には携帯電話番号の入力を指示するメッセージが表示。半田刑事は犯人の誘いに乗っかる。しおりは半田刑事を呼び出し、金髪の少年のことを打ち明ける。その時、半田刑事の携帯電話が鳴り「かごめかごめ」の唄が流れる。しおりの表情は険しくなり、手元にあったコンクリートのブロックを掴みあげて半田刑事を殺そうとする。しおりは金髪の少年に姿を変えていた。しおりと金髪の少年は同一人物だったのだ。半田刑事は絶体絶命のところを玉木刑事と剛一に助けられ、しおりは金髪の少年の姿のまま入院となる。しおりの本名は庄野麻子。幼少時に父親から受け続けた暴力が原因で多重人格障害を発症していた。しかし庄野麻子の別の人格は「しおり」だけであり、きわめて温厚で穏やかな人格だったという。ただし「かごめかごめ」を聴くと父親からの暴力を思い出すトラウマとなっていた。「かごめかごめ」は人格を入れ替えるための合図だったのか?今回の無差別殺人事件は庄野麻子一人による犯行だったのか?今も殺人サイトは残ったままであり、金髪の少年はアクセスする人の後ろに立っている。お・わ・り
2016年08月07日
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明日から休みに入ります。ウルトラQ dark fantasy 第17話「小町」企画当初、上原正三が一人で26本分のプロットを執筆。そのうち唯一映像化されたのが今回のお話。面白いけど、このラストはどうなんだろう?皮肉を効かせているつもりなのか。今回レギュラーは登場せず。主役は今をときめく堺雅人。ちなみに渡来教授役は草刈正雄だったりするんだが・・・。冴えないサラリーマン・若林は行きつけの中華料理屋のアルバイト店員・小町に片思い。小町は気立てが良く、誰に対しても優しく接する。出前のついでに注文した客の介護までしてこなしてしまう。そんな小町の人柄に若林は益々魅かれていく。しかし中華料理屋のじっちゃんは「あんまり本気になるなよ」と釘を刺す。夏祭りの夜、残業でクタクタの若林は浴衣姿の小町を見かける。小町も若林に気づき、二人で夜店巡りをする。そこへチンピラ集団登場。若林をボコボコにする。小町は若林を助けようとチンピラ集団をあっという間に返り討ちにしてしまう。気がつくと自分のアパートの布団の中。小町が徹夜で看病してくれたのだ。若林は感激し、小町にプロポーズをするが、小町には若林の言動が理解できない。後日、若林は会社を退職。24時間働き続け、貯まったお金で結婚指輪を購入する。小町をデートに誘うと改めて「結婚してほしい。妻になって下さい」とプロポーズをするが、小町には「結婚」「妻」の意味を理解することができずに暴走。道路へ飛び出しトラックに轢かれてしまう。バラバラに四散する小町の身体。その身体の断面には機械が埋め込まれていた。呆然とする若林。そこへ空から救急車のような物体が飛来し小町を回収していく。小町はロボットだったのだ。若林は何もかも諦め、実家のある北海道に引き上げ、稼業の牧場を手伝うことを決め、じっちゃんに別れを告げる。じっちゃんは小町が精巧に作られたロボットであることを知っていた。若林に釘を刺したのはそのことだったのだ。そこへ小町が現れる。回収先で新しいことを学習してきたのか、小町は若林のプロポーズを受け入れる。その後、二人は北海道の牧場で仲良く暮らしたとさ。お・わ・り
2016年08月04日
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委員長ちゃんと仕事しろよ!いつまで尻拭いさせたら気が済むねん。こいつら。。。ウルトラQ dark fantasy 第14話「李里依とリリー」『ウルトラQ』「悪魔ッ子」のリメイク。お話は概ね一緒。交通事故が頻発。しかも現場から必ず些細な物が無くなっていた。それは李里依から分離したリリーの仕業だった。李里依の父親は某大学の研究員であり、肉体と精神の分離について実験を重ねていた。光や音など外部からの刺激を遮断したアイソレーションタンクに塩水を入れ、その中に浸って瞑想する。父親はこの実験を繰り返し、神秘的な体験をしたという。実験はエスカレートし、非合法な物質を加えていたことが発覚し、大学を解雇される。父親はその後も実験を繰り返し、事故死を遂げるが、実際は実験が死亡を誘発した、いわば自殺に近かったのでは?と同僚研究員は話す。しかも父親は娘である李里依を実験に使っていたらしい。その結果、李里依はリリーと分離してしまったらしい。夫に先立たれ、残された娘の面倒を母親の疲れ切った表情(Winkのさっちんが熱演)。そんなこんなでリリーは李里依を連れてレールの上を歩き続ける。「悪魔ッ子」と同じく、リリーは李里依の命を欲しがっている。剛一が止めに入ろうとするがリリーにフルボッコ。線路の上に立ち尽くす李里依。列車が迫ってくる。さらに李里依の目の前に父親の精神体が現れる。李里依を助けに現れたのか、殺すために現れたのか。一瞬に隙をついて涼が李里依を助ける。父親の精神体は列車に轢かれ粉々に分裂する。その後、李里依はとある病院に収容される。これまでにない特殊な疾患であるため、外部からの刺激を遮断した個室で治療を受けている。李里依の周りを駆けずり回るリリー。しかし形はほとんどない。病室を自由に抜け出し、様子を見に来た剛一、涼の周りを落ち着きなく駆けずり回っている。主治医によると自然に消滅していくらしい。一人マンションに残されたさっちん。ベランダからぼんやりと公園で遊ぶ子どもたちを眺めている。お・わ・り
2016年08月03日
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バカ事件発覚。バカ!ウルトラQ dark fantasy 第13話「影の侵略者」難解ではない。けど基本設定が理解できず。そのためお話に入りこむことができなかった。元ネタは多分『ドラえもん』の「フエルミラー」。鏡に住む「闇」の世界の人間が人知れず、こちら側の人間と入れ替わっている。誰もそのことに気づいていない。見た目がそっくりだから。恋人や家族がいつの間にか別人に入れ替わっているような・・・編集部にそんなメールが立て続けに届いていた。剛一は取材する中で、入れ替わりを指摘された人物に共通していることとして全員、鏡の前で過ごしていることに気がつく。仕立て屋、劇団員、その他。剛一は劇団員の亜乃留と知り合う。彼女は本物の亜乃留ではなく、既に「闇」の世界の人間と入れ替わっていた。彼女は鏡の奥にずっと一人で生き続けてきたため、他者への共感などの感情が備わっていない、人間を殺すことも平気だ。一方で、「闇」しか知らないため、剛一が街角でもらったキャンディの詰め合わせを見て「きれい!色んな色がある!」と素直に感動できる感情も持ち合わせている。翌朝、公園で見かけた自分の子どもをあやす母親の行動が理解できない。なぜ嬉しそうな表情をしているのか?剛一は「子どもが嬉しそうにしているから笑っているんだ。自分以外に大切な人がいるからだ」と説明する。亜乃留は剛一に向かって「私が嬉しいと、嬉しい?」と聞く。剛一は「ああ、嬉しいよ」と答える。そんなこんなで入れ替わった「闇」の世界の人間たちが無差別殺人を起こす。剛一は「闇」の世界の人間たちがやってくる鏡を発見。それを破壊しようとするが、渡来教授から「それができるのは「闇」の世界から来た人間だけだ」と止められる。鏡から「闇」の世界の番人・ヴァーノが出現し、こちらへ向かってくる。しかし亜乃留が対峙、ヴァーノと共に消滅してしまう。お・わ・り
2016年08月02日
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暑い。早く休みたい。ウルトラQ dark fantasy 第12話「夢みる石」鶴田法男が演出。映像とお話が噛み合っていない。映像は完全なホラー調で怖かったが、お話はファンタジー系。脚本の太田愛との相性が悪かったのか、ホラーで行くのか、ファンタジーで行くのか、サブタイトルからして迷っている感じがした。月影町に隕石が落下。その日を境に大人たちの様子が変わった。隕石の元へ夜な夜な集まって集会が開かれている。涼は以前少年サッカーの取材をしたことがある洋平から月影町の異変を知る。剛一はある仮説を話す。太古の時代、人々は巨大な石を信仰の対象とし、医師と人間を結び付けるシャーマンが存在していた。石は人々にとって夢を具現化させる装置だった。しかし今や個人の夢は多様化し、昔のように夢を共有することは無い。ところが月影町の大人たちは夢を共有していた。それは「子ども」になること。大人たちは隕石の放つ不思議な力と、シャーマンであるウツギ星人によって「子ども」に戻っていた。その中には洋平の母親もいた。剛一は「子ども」たちに襲われ、自分自身も「子ども」になってしまう。洋平がツルハシで隕石を叩き割るとウツギ星人は消滅。「子ども」たちは大人に戻り、月影町はこれまでと同じ平凡な毎日を取り戻す。お・わ・り
2016年08月01日
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朝から論文執筆するつもりが、なんとなくダラダラ。うっかり昼寝もしてしまったり。疲れてるんだろうな。結局全然はかどらず。休みの日は休めということか。そんな中、学校から正式に合格通知(素気ないメール)が届いていた。7人中2人不合格だった。あれはちゃんとした試験だったのね。恐ろしい。。。ウルトラQ dark fantasy 第11話「トーテムの眼」こちらは全然恐ろしくなかった。お話の出来事自体は怖いんだけど、次の展開が手に取るように分かる。オチもありきたり。もっとこじまりしたお話にすれば怖いのに。麻衣は陸上部に所属している。同じ陸上部の熊谷先輩に片思い中。ある日、古道具屋でどんな願い事でも叶うという三つ目のトーテムポールを見つける。迷わず購入し「熊谷先輩が私と付き合ってくれますように」と願う。数日後、麻衣は熊谷先輩の代わりに交通事故に巻き込まれる。しかし、このことがきっかけで実は両思いだったことが発覚。熊谷先輩をゲットすることに成功する。トーテムは三つ願いを叶えることができるが、願い事が大きければその代償も大きいという。数日後、母親から自宅を売りに出すことを聞く。亡くなった父親との思い出のある家を売ることに反対するが、麻衣が交通事故で負った足の怪我は国内では治らない。そのため家を売却して海外での治療費に充てたいと母親は話す。麻衣はトーテムにお金が欲しいと願う。数日後、母親は自殺し、高額の保険金が下りる。麻衣はトーテムに母親を返してほしいと願う。その夜、嵐の中、母親は復活。麻衣の目の前に姿を現す。しかし母親に触れることができない。母親は眠っている麻衣に呼びかけ続ける。その光景を見ている麻衣。母親が生き返った代償に麻衣は死んでしまったのだ。その後、トーテムは再び古道具屋で売られていた。女子高生二人組がトーテムを見つけ、ふざけ半分であれこれ願い事を言う。そのひとつが世界征服。そして人類は滅亡した。お・わ・り
2016年07月31日
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大きな仕事が終わったので一区切り。今後はひたすら論文の執筆に集中できるよう、部屋の大掃除と模様替えを実施。これで年の瀬は論文に集中できるかもしれない。ウルトラQ dark fantasy 第10話「送り火」原田昌樹監督二本持ちの一本。前回はコミカルな作品だったのに対して今回は安楽死を扱ったハードな作品。ただし、コレいいのかなあ?明らかに安楽死を肯定しているけど。深夜枠という悪条件を逆手に取った確信犯。深夜枠で無かったらスポンサーつかないし、そもそも企画が通らなかったと思う。都内の病院で謎の死亡事件が多発する。被害者の年齢はばらばらでいずれも余命2~3ヶ月の末期。ただし死に顔は安らかだったという。しかも現場で黒装束の人物を目撃したとの情報も。警察は捜査状況を明らかにしない。剛一と親しい大盛検視官も「今は衰弱死としか言えん」とノーコメント。そんな中、涼はひょんなことをきっかけにヒタキという少年と知り合う。ヒタキは自分の過去を話そうとはしない。思い出せないのではなく思い出そうとしない、らしい。涼はしばらくの間ヒタキの面倒を観ることに決めた。その後、剛一と涼は関係者へ取材を続けるがハッキリしない。ある夜、ヒタキは収入が入ったので涼を食事に誘う。テイクアウトのハンバーガーを食べながらヒタキは初めて自分の過去を話す。大道芸のおじいさんに拾われて一緒に旅を続けてきた。おじいさんは男爵の家の出だったらしい。ほどなくしておじいさんは亡くなった。「それが自分の初仕事だった」と。そこへ剛一から渡来教授の研究室に来るよう電話が入る。渡来教授の調べで、古来「送り火」と呼ばれる異能の一族が存在し、彼らは黒装束に身を包み、手で触れた者たちを死なせることを生業としていた。いつしか「送り火」たちは危険視され、弾圧、処罰されていった。涼はマンションに戻り、ヒタキの荷物を調べると小銭と黒装束のマスクが出てきた。ヒタキは「送り火」であり、一連の事件の犯人だった。ヒタキは自分を必要としいる人間の元に現れ、その人が生まれて一番最初の優しい記憶のある所、通称マザーランドへ通って行くのを見届けることが自分の仕事であり、その報酬として公衆電話代である小銭をもらっていると言う。自分のマザーランドと引き換えに人間を送りだすため、幼少時の記憶が欠落している。そしてヒタキ自身のマザーランドも無い。そこへ警察が駆け込んでくる。涼と剛一はヒタキを逃す。朝焼けの中、仲間の運転するトラックに乗ってヒタキはどこかの街へ旅立つ。お・わ・り
2016年07月31日
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猛烈に腹の立つ出来事に遭遇。人材不足のおかげでどんどん変な奴が流れ込んで来ている。ウルトラQ dark fantasy 第9話「午前2時の誘惑」前回に続きコミカル路線。ただし、オチが弱い。さとう球緒は剛一が勤務する出版社の経理主任。お局様的存在。領収書を持って行っても経費としてなかなか認めてくれない。太って、髪ボサボサ、女っ気なし。かつては彼氏がいてラブラブだったが、ある日失恋してしまい現在に至る。さとう珠緒は深夜のテレビショッピングを観るのが趣味。あらゆるダイエット商品を購入したが効果なし。電波の受信状態が悪くなり、ベランダのパラボラアンテナを適当にいじくって修理成功。しかしテレビに映っていたのはいつもと違うテレビショッピング。司会のコスモネット星人・ヤマダの勧められるがままダイエット商品「ワカワカリン」を購入。数日後に届き一気飲み。翌朝、服のサイズが合わないなど、何だかよく分からないの違和感が。鏡に映った自分は見た目20代の美女だった。以来、会社のイケメン社員たちからちょっとしたお誘いがつづく。街に出ると芸能人のスカウト(金子修介の熱演)からも声を掛けられる。しかし恋愛話は沸いてこない。イケメン社員をゲットしたい。そこで「ワカワカリン」を飲んでもっと若返ろうとするが、中学生ぐらいまで戻ってしまう。おかげで恋愛どころか、見た目が未成年すぎて会社から放り出されてしまう。そんなこんなでコスモネット星人・ヤマダから元に戻る薬「モトニモドール」(今なら「オシャレ小鉢」もついてるよ)を奪って一気飲み。結果、さとう珠緒は元の生活に戻る。今夜もテレビショッピングで買い揃えた商品でダイエットに勤しむ。そして今度は「ドコデモイケール」「ノンビリスゴセール」を注文しようとしていた。お・わ・り
2016年07月29日
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午後から研修。といっても映画鑑賞。介護をテーマにした大森一樹の最新作。前から二列目の端っこに座って本を読んでいると、空いていた一列目に遅れてドカッと座るおっさん。感じ悪いなあと思いながら後ろ姿を見ていると・・・大森一樹監督!上映前に自己紹介も兼ねて監督自ら作品解説。むむむ~。サインもらっとけばよかったなと後悔しながら映画を鑑賞。上映が終わって解散と思いきや、最後まで監督が残ってらしたとのことで急遽再び作品解説。サービス精神旺盛だなあ。終了後、ホールに出るとまだ残っていた監督の姿を発見。すかさず近寄って「か、監督。サインを頂戴してもよろしいでしょうか?」「あ~はいはい、どうぞどうぞ(ニコニコ)」と映画のチラシにサインをしていただいた。思えば高校生の時、深夜のテレビで『ヒポクラテスたち』を観て、受験直前模試をサボって公開初日に『ゴジラVSビオランテ』を観て、あれから20数年。大森一樹監督が目の前におる~!そして片思いの相手に告白するかのように、意を決して20数年にわたる思いを監督に告白。「ビオランテ大好きです!」「あ~ありがとうございますう~(ニコニコ)」とこちらに対して深々と頭を下げ過ぎですよ監督!本日の受講生約200名。とっとと帰る受講生の中で大森一樹監督にサインをねだっていたのは僕だけでした。しかも「ビオランテ」。生きてるとたまにはいいことあるのね。ちなみに最新作も面白かったですよ。『ベトナムの風に吹かれて』。ウルトラQ dark fantasy 第8話「ウニトローダの恩返し」上原正三によるシリーズ中最も『ウルトラQ』らしいお話。徳さんたちの町工場に謎の錆が大量に発生。そのため操業を停止せざるを得ない状況に追い込まれていた。渡来教授の調査によると錆とカビの特色を兼ね備えた未知の存在までは分かったが、撃退方法までは突き止められなかった。徳さんは寿司屋でクダを巻いて泥酔。付き合わされる剛一と姪の涼。その夜、徳さんはフラフラになりながら自転車で帰る途中、宇宙人を轢いて怪我を負わせてしまう。自宅へ連れて帰るが宇宙人の意識ははっきりしない。うわごとのように呟く「ウニ・・・トロ・・・」の言葉を聞いて徳さんは腹が減っているに違いないと思い、息子を寿司屋に行かせて大量のウニとトロを注文。宇宙人は寿司桶に詰まったウニとトロを一気に食べてしまう。すると身体の怪我も見る見る治って行った。宇宙人はウニトローダ星から来たと言う。そして徳さんたちに自分の命を助けてくれた恩返しがしたいと申し出る。謎の錆の正体は宇宙怪獣サビコングであり、ウニトローダ星もサビコングにやられた経験がある。しかし寿司屋の大将を始め、町の人たちは謎の錆はウニトローダの仕業ではないかと疑う。その頃、渡来教授は研究室で太鼓のリズムに乗って踊りまくっていた。謎の錆は太鼓のリズム、特にアフリカと日本のものに反応することを突き止めていた。そんなこんなで町の人たち総出でサビコングを撃退することになる。大量発生した錆を一つにまとめて実体化させ、ウニトローダが乗ってきた円盤で攻撃する作戦だ。そこで町工場の技術を発揮して円盤の修復作業が行われた。いよいよサビコングと対決する日が来た。町の人たちはスピーカーを通じて太鼓のリズムを大音量で鳴らしつづける。すると大量の錆が津波のように街中を走りぬけ、サビコングとして実体化する。ウニトローダの円盤はサビコングの体内に潜り込み、体内から逆噴射することでサビコングを爆発させようとしていた。「ムチャするんじゃね~!」と徳さん一家や寿司屋の大将始め、町の人たちも思いとどまるよう説得。しかしウニトローダは作戦通り体内で逆噴射を行い、サビコング撃退に成功する。徳さんたちはウニトローダが死んだと思ったが、町工場の技術がウニトローダと円盤を守っていた。その後ウニトローダは自分の星には戻らず、地球で生きていくことを決める。今は徳さんの工場で工員として働いている。お・わ・り
2016年07月28日
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犯行の動機はある程度分かった。もう一つ疑問がある。衆議院議長へ物騒な手紙を送ったことで措置入院になった、と報道されているが、その程度のことで措置入院になるはずがない。むしろ警察に逮捕されるべきところが、そうはなっていない。おそらく日頃からあちこちで問題を起こし、以前から保健所や役所等へ相談があがっていたことが考えられるが、今後、施設内での別の問題が露わになるような気がしてならない。ウルトラQ dark fantasy 第7話「綺亞羅」雰囲気だけで見せ切ったようなお話。内容はあるような、ないような。分かったような、分からないような。病気で身体を壊したことを契機に坂口は会社を辞めて、以前からの夢だったジャズベーシストとして生計を立てている。ただし、それほど売れっ子ではない。ある夜、車で帰宅途中に少女と接触事故を起こす。しかし少女に傷は無かった。いつの間にか少女は坂口と自宅にいついてしまう。坂口はかつての同僚に会い、仕事を回してほしいと頼む。同僚は坂口にまともな生業に就くよう諭す。少女は坂口を庇うかのように、同僚が座っている椅子を後ろから倒す。坂口は少女に「あいつはあれで良い奴なんだ」と話す。事実、同僚は坂口が欲しがっていた伝説のジャズプレイヤー「バスター・カークランド」の欠番のレコードを持ってきていた。同僚はそのレコードを職場に持ち帰ったはずだったのに無くなっていた。かわりにレコードを置いたはずの場所に謎の液体が付着していた。防犯カメラを確認すると少女の姿が写っていたが、姿が不鮮明になったかと思うと、少女の後ろに付いていた亡霊のようなものがカメラに向かって振り向く。少女は坂口にきついことを言う。「思い通り生きているつもりで他人の顔色ばかりうかがっている」など。核心を突かれた坂口は酔いつぶれ、少女に抱きつかれたまま眠ってしまい、朝を迎える。きわどいなあ。。。そこへ警察官が訪れる。未成年者と夜間に出歩いているところを市民から通報されたのか。坂口は素直に応じて連行される。しかし少女が警察官たちを襲い、坂口と逃避行。二人を追う警察官たち。少女は背中から蝶のような羽を広げると坂口の手を掴んで空中へ舞い上がる。しかしウッドベースだけ落下し、地上へバラバラになって叩きつけられる。その横には血だらけの坂口の死体が横たわっていた。坂口の死を聞いて号泣する同僚。そして同僚の元にいつの間にか「バスター・カークランド」の欠番レコードが戻っていた。その後、同僚は少女とすれ違うが気づかない。少女はよく見かける家出風の格好をしていた。お・わ・り
2016年07月27日
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とんでもない事件が起こった。解雇されたことが動機なのか?いまどき契約社員でもない限り、そう簡単に解雇できない。解雇されるには相当の理由があったはず。だとすれば今回の事件から日頃の仕事ぶりや解雇される理由も推察できる。それにしても福祉業界での人材不足の問題がこういうかたちになって現れたのはすごく残念だ。ウルトラQ dark fantasy 第6話「楽園行き」またしても失踪もの。やたらこのパターンが多い。いろんな要素が盛り込まれている割には、解説なし、映像が単調であまり面白くなかった。脚本も練り込み不足。剛一は失踪した父親を探してほしいと、その娘から依頼を受ける。仕事だけが生きがいだった父親が残したノートの最後のページには「楽園行き」と書かれていた。剛一は男が以前勤務していた会社を訪ねるが大した手掛かりは得られなかった。忙しそうな会社。先輩社員からいびられる気の弱そうなOL。そんなこんなで剛一は黒ずくめの人物の跡を追ううちに、いつのまにか謎の地下街に辿り着いてしまう。そこで依頼主の父親を見つける。この地下は通称・楽園と呼ばれ、工事が中止となった地下街になんとなく住みついた人たちのコミュニティになっていた。すでに100人近くが住んでいると言う。電気は地上から拝借し、地上の店舗と契約することで廃棄処分となった物を食料として合法的に得ていた。地下への道は複雑すぎて誰にもわからない。だから地上へ帰ろうと思っても帰ることができない。道を知っているのは配達人と呼ばれる黒ずくめの人物だけだ。男は地下の生活に幸せは無いが、だからと言って地上に戻る気も無いと話す。地下での生活はただ安らかに死を迎えることに目的がある。そこへ突然、巨大な装甲車が現れ「ネズミ捕り」と称する白装束の集団から毒ガス攻撃を受ける。地下の住民たちや男は「ネズミ捕り」に立ち向かう。男は剛一に娘への伝言を託す。「幸せになるように」と。剛一はがむしゃらに逃げる。そして配達人を見つけ、何とか地上に出ることができる。その時、すれ違った女性が剛一に落としたカメラを渡してくれる。どこかで見たような?配達人?そして男がかつて勤めていた会社。仕事に失敗したのか苦々しい表情を浮かべる先輩社員の肩をそっと触れる気の弱そうなOL。その顔は剛一にカメラを渡した女性と配達人と同じものだった。先輩社員はホワイトボードのスケジュールに「楽園行き」と書く。お・わ・り
2016年07月26日
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おかげさまでようやくPh.D.Candidateを名乗れるところまで辿り着きました。そのため先週から日曜にかけて地獄のような毎日でした。ウルトラQ dark fantasy 第5話「ヒエロニムスの下僕」今回はマジで怖かった。『リング』の高橋洋が脚本を担当。ニュース番組のキャスター・桑原真奈美を放送中に消すという予告がネットに流れた。スタジオに殺到するマスコミ。夫の米田は出演を中止するよう説得するが、真奈美は意に介そうとしない。そして番組開始と同時に真奈美はマスコミや夫の目の前で姿を消した。剛一は動揺している米田を不審に思い、後をつけるが、車で立ち去さられてしまう。マンションに戻るとオタク風のおっさん・太田が米田の帰りを待っていた。「米田さんですよね?僕も下僕なんですよ」と言いながら紙袋に入っていた物を渡す。それは真奈美を消した装置らしい。太田は真奈美の波動を持つ物が無いか調べてくるよう「ある人物」から依頼されたのだ。米田は「ある人物」に真奈美の髪の毛を渡したと言う。その頃、剛一と涼は渡来教授を訪ねていた。事件のカギを握るのが「ヒエロニムス」。実在したアメリカ人で1948年に害虫駆除装置で特許を取得している。その装置は500キロ離れた農場に植えられた桜から害虫を駆除した実績がある。ヒエロニムスは桜の写真と害虫の死骸を入手すると、装置を使って数日後には害虫を全滅させたという。渡来教授曰く「写真と、その有機体の一部から有機体固有の波動を読みとる」らしい。ヒエロニムスはこのことが人間に応用されるのを恐れていた。しかし装置には波動を読みとる機能は無く、オペレーターがそれを担う。米田は太田が話していたたことが気になっていた。「他に消したい奴がいれば試してみればいいって「彼」は言ってますよ」「僕も米田さんも写真と身体の一部を「彼」に送ってるわけでしょ?言うこと聞くしかないんですよ」など。米田はテレビ局で真奈美が写っている映像を探していた。映像から真奈美の波動を拾い上げ、「向こうの世界」から取り戻せると思っていた。剛一、涼、渡来教授は米田にヒエロニムスの下僕がどこにいるのか聞き出そうとする。その様子を太田はビデオカメラで撮影していた。米田は剛一に名刺を渡し「見せたいものがあるから自宅へ来てほしい。それと警察も呼んでくれ」と話す。米田が立ち去った後、太田は剛一、涼、渡来教授に話しかける。「この件に関しては深く関わらないほうがいいって「彼」が言うんです。一応、映像は「彼」にもう送ったんです。「彼」ならビデオだけでもできるんですよ」。ビデオカメラで撮影していたのはこのためだったのだ。「すいません。ホントにごめんなさい!・・・あの、渡来博士ですよね?そ、尊敬してます!うひゃひゃひゃひゃ」。呆然とする三人を残して太田は走り去る。そんなこんなで剛一は刑事二人を連れて米田のマンションへ。米田は装置を使って真奈美のいる「向こうの世界」へ行こうとしていた。絶叫と共に姿を消す米田。テーブルのノートパソコンには「ヒエロニムスの下僕」と称するサイトが映し出されていた。刑事二人から取り調べを受ける太田。太田の自宅から真奈美以外にも複数の行方不明者のリストが見つかったのだ。太田は殺していないと否定するが刑事は聞く耳を持たない。「これは刑事の経験から言えることなんだけどさ、やっぱり人を殺しちゃいけない理由ってあると思うんだよね」「なんで殺しちゃいけないかと言うと、一度殺すと歯止めが効かなくなるんだよね。やってはいけないことがなくなるっていう・・・」。刑事二人は突然ブラインドを上げ、太田を窓の外に突き出す。太田は恐怖のあまり自供する。「俺もホントは下僕の一人なんだよ!言われた通りにやらないと俺が消される!助けて!助けてー!」。警察署の外にいた剛一と涼はドサッと物が落ちた音を聞いた。そこには太田が倒れていた。見上げると窓から刑事二人の姿がこちらを見ている。そして太田は消えた。「向こうの世界」で苦しみながらさ迷い続ける真奈美、米田、太田。お・わ・り
2016年07月25日
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友ダチナラ当タリ前。ウルトラQ dark fantasy 第4話「パズルの女」『ウルトラQ dark fantasy』の評価はハッキリ言ってよくない。最たる理由が『世にも奇妙な物語』と似たような話が多いこと、らしい。けど『世にも奇妙な物語』を一度も観たことがないので、こちらにしてみれば先入観ゼロ。ショボイCGだけはどうしようないが、毎回そこそこ楽しめる。望月(前回登場した「望月」とは別人)のもとに差出人不明の郵便物が届く。中にはパズルのピースが入っていた。組み合わせると女性の足元の部分のみ。その日以来、不気味な出来事が続く。車に牽かれそうになったり、乗っているエレベーターが墜落しそうになったり。しかも必ずパズルと同じ女性の足元を目撃した。望月は友人の剛一に相談する。その頃、涼は立て続けに起こった不審死の事件を追っていた。介護士、タクシーの運転手、教師。いずれも自殺したことになっているが、明確な理由がない。温厚な人柄で他人から恨まれることもなかった。ただし現場には必ずパズルのピースが残されていた。その後、剛一の取材で三人とも差出人不明のパズルが送られていたこと、パズルを途中で止めた後に死亡したことが判明する。望月のもとには今もパズルが送られてくる。組み立てていくと徐々に女性の全身像が明らかになってくる。同時に首のない女性を目撃したり、後ろから抱きつかれたり。望月は錯乱し、死の恐怖におびえる。「なぜ俺なのか?」。涼は死亡した三人が同じ病院にかかわりがあったことを突き止める。剛一は望月に病院で何かトラブルに巻き込まれなかったか確認するが、望月はパズルを完成させる気持ちになっていた。パズルの女がさみしがっているような気がしてならないという。そんなこんなで剛一と涼は病院へ。売店に行くと一つだけ売れ残ったパズルを見つける。店員によると若い女性患者だけいつも購入していたが、亡くなったため売れ残っているという。女性患者には身寄りがなく、自分の死に備え「未来の自分」に宛てた手紙を残していた。そこには自分に優しく接してくれた介護士、入院していたタクシーの運転手、教師のことが書かれていた。そして望月も仕事で病院を訪れた際、病室の窓を開けようとしていた女性に声をかけていた。「僕が窓を開けます。ほら、いい風が入ってきて気持ちいいですよ」。女性は死んだ自分の存在に気づいてほしかった。そのためパズルを通じてメッセージを送っていた。しかし、三人はそのことに気づくことができず、むしろ恐怖に耐えられず自殺したのが真相だった。その頃、望月はパズルを完成させていた。「そうか。君だったのか・・・」。剛一と涼は望月の自宅を訪れるが、望月の姿はなく、女性が住む世界へ旅立った後だった。お・わ・り
2016年07月21日
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今日はものすごかった。逆ギレしてしまう人って本当にいるんだなあ。。。おかげで自分のショボイ発表が霞んでしまい全員の記憶から消えてしまう効果が。それにしてもすごかった。ウルトラQ dark fantasy 第3話「あなたは誰ですか?」金子修介登板。前回も怖かったが今回も怖かった。男は理髪店を営んでいる。目覚めるといつもと何かが微妙に違う。目ざまし時計のセットした時間、階段の数、花の色、ドアの開き具合など。そんなことを客に話す。客は小学校時代の友人・陽一郎だった。25年ぶりの再会を喜ぶ二人。「あれ?お前死んでなかったっけ?」。後日、そのことを同級生だった望月と明美に話すが、二人とも陽一郎は死んだと話す。小学生の時、四人は山へハイキングに出かけたが道に迷ってしまう。迷った時は動かないほうがいい。しかし陽一郎だけ先に進もうとする。そして謝って崖から転落死してしまう。その時の光景は絶対に忘れるはずが無いと二人は話す。男の妻はいつも音楽を流しながら、声を出して本を読んでいる。夜は静かに過ごしたいのに。何でこんな女と結婚してしまったのか。そんなことを思いながら自分の部屋へ。望月や明美の話が気になって小学校の卒業アルバムを手にする。死んだはずの陽一郎が写っている。やっばり陽一郎は生きていた。しかし自分が一切写っていないことに気がつく。「あの時、俺が死んだのか?」。小学生の時、山へハイキングに出かけ、迷った時は動かないほうがいいと言ったのは陽一郎であり、先に進もうとして崖から転落死したのは自分だった。そんなはずはない。妻に自分と出会った時のことを確認する。妻は否定しなかったが、目の前に白衣を着た陽一郎、望月、明美が現れる。振り向くと妻も白衣の姿に。さらに剛一と涼も姿を見せる。混乱する男。剛一と涼は「生きている脳」の取材に来ていた。脳だけで生きているはずが無いと陽一郎は否定するが、女性研究員だけは脳に対して音楽を流し、本を読み聞かせることで何らかの反応を示していると主張する。脳は感情を表出しているのか?涼だけは脳からの視線を感じていた。「見られているような気がするんだけど・・・」。男は目覚めると違和感を覚える。朝食のパンを食べようとするが妻から「うちはいつも和食じゃない」と言われ「そうだったっけ?えへへ」。妻は小学生の時に憧れていた明美。一人娘は当時の明美にそっくり。男は出勤前に理髪店へ立ち寄り、小学校時代の友人・陽一郎に髪を切ってもらう。そして仕事先の研究所に向かう。しかし何かが違う。公園では女が音楽を流しながら、声を出して本を読んでいる。フラッシュバックする様々な出来事。どれが自分なのか?「昨日のあなたと今日のあなたは同じ人ですか?あなたは一貫してあなたであると本当に言い切れますか?目ざまし時計が2分早くなったり、家の階段が一段多く感じたりする時は気をつけて下さい。もしかしたらあなたは微妙にバランスが崩れた世界に迷い込んでいるのかもしれないのですから」。お・わ・り
2016年07月19日
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友達なら当たり前。ウルトラQ dark fantasy 第2話「らくがき」やはり全話レビューにチャレンジ。剛一の勤める出版社に一人の主婦が訪れた。言動のおかしさに誰も相手にしないが剛一だけ彼女の話を聞く。彼女は念願のマイホームを手に入れ、その街へ引っ越してくる。高級住宅街と聞いていたが、実際には不良がたむろし、街のあちこちにらくがきされる荒んだ街だった。彼女は自主的にらくがきを消して回る。そのうちらくがきが減ってきたように思えた。そんなある夜、彼女は公園でらくがきする集団を目撃する。しかし、それは人間ではなく全身を宇宙服で覆ったような小人の集団だった。さらに街全体が例のらくがきのマークが施されているのに気がつく。その日を境にらくがきは彼女個人をターゲットにするようになった。自宅の壁、テーブルやじゅうたんの裏などに例のマークが。しかし夫は信用しない。そこで剛一の出版社を訪ねたと言う。剛一は取材を開始するが、近隣の主婦たちの声は冷ややかで、彼女を病人扱いする有様だった。実際に剛一も彼女の自宅を訪れるが、彼女が言うようならくがきは見当たらなかった。半信半疑でいたところ、アメリカの農場で例のマークと同じミステリーサークルが発見されたニュースを知る。その頃、彼女は自分の身体を掻きむしっていた。自分の身体に例のマークが浮かび上がっていたからだ。剛一と涼が自宅を訪れた時には救急車が彼女を搬送するところだった。後日、剛一は病院で彼女と面会する。彼女は精神科で治療を受け、今回の一件は精神的なものが原因だったと話し、落ち着きを取り戻していた。剛一は宇宙人の仕業ではないかと疑っているが言葉を濁してその場を後にした。「じゃ、お大事に」「あなたも・・・」「え?」「これから・・・頑張って下さいね」。剛一にはその言葉が何を意味しているのか分からなかった。その後、彼女は姿を消した。病院では彼女の血液の数値が異常を示し、血液の結晶に例のマークが浮かび上がっているのを発見した。「どうやら既に何かが始まろうとしているようです。もっと多くの人間が彼らの目印に気づいていればこのような事態は避けられたのかもしれません。どうかくれぐれも不思議ならくがきには注意して下さい。手遅れかもしれませんが」。お・わ・り
2016年07月18日
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博士論文のハードルの高さに今頃気づかされた。好きなこと、腹の立つことをひたすら書いているだけですが。ウルトラQ dark fantasy 第24話「ヒトガタ」実相寺昭雄の登板。脚本は小中千昭。小中自身の評価は低いがそこそこ面白かった。門野はある夜、老人の死体を発見する。老人は大きなスーツケースを抱えていた。門野はそのスーツケースが気になり持ち帰ってしまう。スーツケースの中には少女のような人形が収められていた。その後、老人は帝都大学の真柄教授だったことが分かる。門野は若い頃に書いた論文が世間の注目を浴び、時代の寵児ともてはやされるが、世間に嫌気がさして今は質屋を営む世捨て人。多くの本に囲まれ、他人の記憶に満ちた世界で死を迎える時を待っていた。しかし、人形の持ち主だった真柄教授のことが気になる。帝都大学のホームページを調べるが経歴が消されていた。そこで助手(演:大家由布子。実相寺組の常連にしてたけしの愛人説あり)に調査させる。そうこうしているうちに人形は門野の意思に語りかけてくる。「ワレ思ウ故二我アリ」。人形は真柄教授に思われていたからこそ存在した、と。門野は人形の存在が気になる。その思いは恋愛感情に近いものだ。その一方で、門野は助手のことを考えたことが無い。故に存在しない女。空気のようなものだ、と。その頃、助手は真柄教授の教え子だった渡来教授のもとを訪ねていた。渡来教授は師である真柄教授について語る。真柄教授は人間の想念を物理学的な力へ転換させる研究に没頭していた。それは人間が存在する限り生み出される永久機関であり、人形の存在を持って真柄教授の研究は完成した。そして真柄教授も人形に対して父親以上の愛情を注ぐようになった。そのことを知った助手は門野にもとに駆けつけ、自分の思いのたけをぶつける。「私が誰よりも一番、思っているのに!」。その夜、助手は人形を呪い殺すための儀式を行う。密教の呪文を唱えながら人形の名前「雛」と書いた札に釘を打ちつける。胸を押さえてのたうち回る門野。門野は絶命する。門野の死と共に、門野は考える機能を失い、人形は姿を消す。お・わ・り
2016年07月17日
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KBS京都で毎週土曜深夜に『総天然色ウルトラQ』が放送されているが、出来の悪さに毎週唖然とさせられる。カラー化の作業をアメリカの企業に依頼したらしいが、なるほど、色合いが『奥さまは魔女』みたいな感じがする。日本の景色ではない。肌の色も大人、子ども、年寄り、みんな「肌色」一色。何もかものっぺりした出来。円谷プロはちゃんと監修したのか、コストの限界で妥協したのか。タイトルを「カラー版」ではなく「総天然色」とした理由が分かった。ウルトラQ dark fantasy 第23話「右365度の世界」『ウルトラQ』「あけてくれ」や『恐怖劇場アンバランス』「仮面の墓場」の流れをくむ難解なお話。人物設定の掘り下げが甘いのと、何となく大林宣彦っぽいっ作りが気になったが、深夜枠とはいえ今時こんなものをよく作ったなあと感心。渡来教授は「多元宇宙と量子脳理論」の講義を担当しているが、あまりにも独創的すぎるため、受講生は毎回減って行き、吉安と乙村そらの二人だけが残った。吉安は自分の居場所を求めて量子力学上にしか存在しない「右365度の世界」の研究に没頭していた。実は乙村そらも日常の世界に違和感を覚えていた。友人たちと接している時の自分は本当の自分ではなく、一人でいる時の自分こそが本当の自分ではないのかと。だとすると、この世界は自分にとって本当の世界ではない。本当の世界はどこにあるのか?ある日、吉安は渡来教授の講義を欠席した。あれだけ熱心に受講していたにもかかわらず。他人との接触を避けるかのように、公園でテントを張って研究を続けていた吉安は、そこで自ら開発した「虹の波動装置」によって別の世界へ旅立っていたのだ。そして乙村そらもふとしたことで吉安とは別の「右365度の世界」へ入り込んでしまう。そこはずっと求めていた自分だけの世界だった。自分以外、誰も存在しない。美しい音楽が流れ、美し景色が広がる自由な世界。しかし何故か幼少時の家族との思い出が浮かび上がる。乙村そらは世界の果てへと向かう。浜辺にはランドセルや三輪車など幼少時の思い出の品が打ち上げられていた。再び家族や友人との思い出が次々と脳裏をよぎる。その時に流した一滴の涙によって「虹の波動装置」が発生し、乙村そらは元の世界へ戻る。しかし吉安は「右365度の世界」を必要としている人たちのためにこの世界に残ると言った。乙村そらからその報告を聞き、渡来教授は今期2名の優秀な学生に恵まれたと微笑んだ。「今あなたを見ている人はいますか?もし誰もあなたを見ていないなら、そこは「右365度の世界」かもしれません」。お・わ・り
2016年07月16日
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ボクも腕組みしてドヤ顔でカメラ目線。ウルトラQ dark fantasy 第16話「ガラQの大逆襲」第1話の続編。ただし「大逆襲」と言うよりも「小逆襲」。脚本は上原正三。脚本に演出がついていけてない印象。本来なら脚本のイメージをより広げていくのが演出の仕事のはずが、こじんまりと仕上げてしまっている。しかもテンポが悪い。上原脚本は『ウルトラQ倶楽部』のように失速寸前まで暴走させてあげないと。今回セミ人間ならぬセミ女登場。涼はガラQの分析を続けていた渡来教授に自分のガラQを復活させてほしいと依頼。ひとこと程度の言葉を発するまで治ったものの、ガラQの性能そのものを解析するまでには至らなかった。ある日、涼の住むマンションで現金や宝石など高価なものが紛失する事件が続発する。いずれも涼が飼っているガラQの仕業だった。ガラQは宇宙人の侵略兵器。そのため住民はカンカン。渡来教授は再度ガラQを預かり徹夜で分析を行う。その夜、研究室にセミ女が現れる。「復讐の鬼」として。翌朝、涼と剛が研究室を訪ねると渡来教授は昏睡状態に陥っていた。さらにハッキングの疑いでGメンらの家宅捜査を受けていた。その後、渡来教授は自分のホームページに世界征服に目覚めたこと、そのための資金確保として今回ハッキングしたことなどのメッセージを残して失踪してしまう。そんなこんなで涼と剛は渡来教授の行方を探し、とある廃墟に監禁されているのを発見。そこにはいくつかのモニターがあり研究室の様子が映っていた。渡来教授は何者かによって監視されていたのだ。セミ女は先日の侵略計画を失敗に導いた張本人・渡来教授と、ガラQが慕っている涼に対する復讐のため、二人をを社会的に失墜させたようとしていた。そんなこんなでガラゴン2号が起動。渡来教授、涼、剛の三人に向けてビームを発射する。しかしガラQに備わっていた反射パラボラによって弾き返され、セミ女とガラゴンに直撃。さらに渡来教授の首に取り付けられていた爆弾もガラQによって取り外される。こうして再び平和が訪れ、ボロボロになったガラQは渡来教授による修理を経て涼の手元に戻る。しかし剛だけ疑問を感じていた。「セミ女の目的はなんだったのか?」お・わ・りセミ女の目的は渡来教授と涼に対する復讐だと本編で語られていますが・・・。確かに剛だけスルーされているんで、剛にしてみればセミ女の目的が分かりにくかったのかもしれません。でもそこは演出がちゃんとフォローしないと。
2016年07月04日
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枚方T-SITEへ行く機会があった。通称、蔦屋百貨店。おしゃれなだけでどこに何があるのかさっぱり分かりず、不親切なとこだった。たぶん二度と行かない。ウルトラQ dark fantasy 第15話「光る舟」いきなり飛びます。全話観る体力無いので。原田昌樹・太田愛コンビによる最後の傑作。寺島進と山崎裕太の芝居合戦も見もの。二家本辰巳も警備員役で出てるよ。寺島進は会社が倒産して以来、職にあぶれている。喧嘩っ早いため、決まりそうな話も決まらず。愛想を尽かした妻は娘を連れて実家へ帰ってしまう。挙句にしょっちゅう転ぶため、けがをしたり、小銭を落としたり。ある日の夜、寺島進は川辺で模型の船を浮かばせようとしている山崎裕太と会う。見知らぬじいさんから小舟をもらった山崎裕太は「小舟が川に浮いて海までたどり着けたら生まれ変わることができる」と信じている。寺島進もその気になり、一緒に手伝うことを申し出る。そして朝が来て舟が消えるところまで見届けたいと思う。そんなこんなで舟は完成し、川の流れに沿って進み始めた。「やったー」「ばんざーい」「これで生まれ変わることができるぞー」。しかし、舟は川辺に沈んでいたバイクにぶつかり、あえなく沈没。舟は光になって空へ消えていった。二人が光を追って空を見上げると大きな虹がかかっていた。「やっぱ生まれ変わらなくてよかったな。なんだかそんな気がすんなー」と寺島進は山崎裕太に語りかけるが「あれ?」周りには誰もいない。「ハッ!」と目が覚める山崎裕太。そこは病室。バイクで事故を起こし生死をさまよっていたらしい。その日はなぜか死んでもいいと思い、ブレーキを掛けず自暴自棄で川へ突っ込んだことを思い出した。「そういえば・・・川に沈んでいたバイクは俺のバイクだったのか・・・。あれ?俺めっちゃリアルな臨死体験したよー!」と大騒ぎするが医師に一喝される。その後、寺島進は仕事が決まり、妻と娘と一緒に生活している。山崎裕太も配達の仕事に就いている。転んだはずみに見つけた500円玉に大喜び。「人は一生のうちで何度か人生をやり直しているぞと感じることがあります。そんな時にはほんのちょっとした偶然も心を幸福にすることがあるのです。生きてさえいれば・・・」お・わ・り
2016年06月27日
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今月に入ってから血便が続いていた。それも「赤飯炊こうかな」と思うぐらい結構な量。そこで本日、内視鏡検査を受けてきた。小さなポリープが見つかったものの出血とは直接関係の無いものらしく、ストレス性のものではないだろうかと。10日後に正確な検査結果が分かるとのこと。それより下剤と鎮静剤がきつかった。まだボーっとしてる。ウルトラQ dark fantasy 第1話「踊るガラゴン」TBSラジオで『ウルトラQ倶楽部』が終了した翌週からテレビ東京系列で始まったのが本作。『ウルトラQ倶楽部』が旧スタッフとTBS主導による完全な続編だったのに対して、こちらは新スタッフを中心に作られたリメイク。予算もかなり少なかったと見え、特撮シーンはほとんどない。あったとしてもしょぼい。そのため『ウルトラQ』というよりも『世にも奇妙な物語』。記念すべき1話の脚本は上原正三。『ウルトラQ倶楽部』では暴れまくったのに、本作では制約に次ぐ制約でこじんまりしたものになってしまったような印象。日本中でペットロボット・ガラQが大ヒット。ジャパネットたかた風のネット通販で絶賛発売中。今やどこへ行ってもガラQだらけ。ついでにガラQの踊るガラQ音頭も大ヒット。家庭や幼稚園やあちこちで皆ガラQ音頭を踊っている。そんなある日、東京のど真ん中に隕石が落下。中から巨大ロボットが出現する。帝都大学の渡来教授によるとチルソナイトで出来ていることが判明する。チルソナイトとはかつて宇宙の侵略者に送り込まれたロボット怪獣の物質と同じもの。その時は電子頭脳から発せられる電波を遮断することでロボット怪獣の動きを止めることに成功した。しかし今回、電子頭脳は一体どこに・・・?。ロボット怪獣は東京タワーの隣に佇むだけで動こうとしない。人々はそれに慣れてしまい、ロボット怪獣は東京の景色のひとつになっていた。ある日、渡来教授はロボット怪獣と巷で流行っているガラQの容姿が似ていることに気づく。フリーの女性カメラマン・涼は飼っているガラQに向かって本当のことを話してほしいと語りかける。するとガラQは「ガラゴン・・・」と呟く。巨大なロボット怪獣ガラゴンは電子頭脳であり、日本中に散らばっているガラQこそが侵略ロボットだったのだ。侵略者は前回、都市破壊活動を行ったが、今回は情報操作による侵略を行おうとしたのだ。「情報を制するものが世界を制する。それがガラゴンの狙いだ」。そこでガラQの回収が始まり、ガラゴンに対しては電磁波遮蔽パウダー作戦が展開される。パウダーを浴びてガラゴンは消滅。回収先の倉庫から出ようとしていた大量のガラQも活動を停止する。お・わ・り
2016年06月25日
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