もう寝る。

無敵鋼人ダイターン3　第36話「闇の中の過去の夢」
かなり重要なエピソードにもかかわらず不必要なギャグシーンの連続にほぼ台無し。次回作のことで頭一杯だったのか。万丈たちはアメリカンフットボールの試合を観戦中、何者かにさらわれてしまう。どこかの古い城に閉じ込められるが、次から次へ妖怪やオバケの類が出没。万丈らを襲うが、怖さは今ひとつ。その正体はメガノイドの三流コマンダーたちが仕掛けであり、万丈らを恐怖に底に落とし込むことが目的だった。しかし三流コマンダーたちの間でオバケで万丈を驚かそうとする作戦と、心理的に追いつめる作戦とで意見が分かれる。そんなこんなで万丈たちもいい加減オバケが作りものであることに気づき、さらには古い城だと思っていたはずがセットのようなハリボテであることにも気づき始めた。そんなこんなで万丈にある幻影を見せる。そこには父親、母親、そして亡くなった兄の三人が食事を摂っている光景だった。三人は万丈に一緒に食事を摂ろうと誘う。「騙されるものか。メガノイドがホログラフィなどに！」と戸惑う万丈。万丈を優しく抱きしめる母親。「メガノイドにしては･･･よく出来ている･･･」。すっかり懐かしい光景に陶酔する万丈。しかし目の前の兄がロボット（メガノイド？）に姿を変えて行く。それは万丈にとって最も恐ろしい記憶でもあった。恐れ、震える万丈。しかし「舐めるな！メガノイドめ！」と激昂。「どんな恐怖の幻を見せようと、忌まわしい過去を呼び起こそうと、僕が弱気になったり恐れたりすることはない！」。そこへ父親の声が響く。「メガノイドを作ったのは誰かな？」。それは万丈の父親だ。「その父の子ゆえに僕はメガノイドに挑戦する男となった！僕はあらゆる悲しみもメガノイドとの戦いの怒りに変えた男だ！」と幻影を払しょくする。万丈はなぜ戦うのか。それは父親のしたことの償いを果たそうと決意したからだった。三流コマンダーたちはその万丈の気持ちを見抜くことはできなかった。「人間というものは肉親に対してあんなに怒りを抱けるものなのか･･･」。万丈は怒り震える。「人には触れられたくない過去があるものだ。ましてやそれを使って恐怖心を煽ろうなぞ･･･！」。そんなこんなで三流コマンダーたちは合体してメガボーグになるが、ダイターン3の敵ではなかった。馬車に揺られてぼんやりする万丈。優しい母親と父親、ロボットになった兄のことを思い浮かべる。お・わ・り

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