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俺たちの旅 0
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急遽休みを取って論文の修正に専念。なんとかかたちになった。特捜最前線2013日曜日にやってたので録画。先程観ましたが、これは酷い。。。以下、主な理由。・本部が地球防衛軍の秘密基地みたいで安っぽい・なぜ課長がレンジなんだ?ヅラが気になって仕方ない・なぜ笹野高史が「おやっさん」ポストに納まってるのか?まさか大滝秀治とハゲつながり?・なぜ舞台が京都なのか?事件が発生するのは新宿・歌舞伎町だろ!・なぜ「私だけの十字架」をチリアーノではなく笹野高史が唄うのか?笹野高史は「男はつらいよ」でのアディダス泥棒や満男の貞操をねらうオカマライダーの印象が強すぎる・なぜ意味のないCGを多用したがるのか?・なぜ日産自動車ではなく三菱自動車なのか?・なぜ特命課ではなく特捜課なのか?特命1課と2課の設定はどうなったのか?なによりも長坂秀佳が脚本を担当したのになぜこんな仕上がりになってしまったのか。長坂が得意とするトリックと人情が皆無。それどころか長坂が嫌っていたアクションやくだらない銃撃戦がてんこもり。おそらくプロデューサーとスポンサーの意向なんだろうな。これは「特捜最前線」ではない。CS主導で作られた「特捜最前線2012」は基本的にスポンサーが存在しないので制作上の規制は少ないが、その分予算も少ないためショボイ仕上がりだった。しかし今回は本家・テレビ朝日がタッチするとあって期待していたが。一応過去の設定を尊重していた「2012」のほうがまだマシだった。アイディアも優れていた。スマホを犯罪のアイテムに使うストーリーは地上波で流すのは難しいのでしょう。せめて過去の特命課の存在を匂わせるセリフがあれば救われたのに。もう地上波では無理だな。希望も感動も過去にしかない。といいながら今月NHKで放送される「怪奇大作戦ミステリー・ファイル」を観てしまうんだろうな。
2013年10月01日
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休みの日なので徹底して休んだ。特捜最前線 第169話「地下鉄・連続殺人事件!」地下鉄連続殺人事件が発生。被害者の3人はいずれも地下鉄の切符を持たされていた。特命課の調べで、被害者は全員上村冬子という少女が交通事故に遭った際の目撃者だった。そのため死亡した冬子の母親・蛍子と別居中の達郎に嫌疑がかけられた。冬子は地下鉄が大好きで、事故の日も道路に地下鉄の絵を描いていた。達郎が冬子と出かける時は必ず地下鉄を使っていたことから、冬子は地下鉄が好きになった。それを知った達郎はお土産に地下鉄の切符を持ちかえるようになった。冬子が溜めた地下鉄の切符は今も冬子の仏壇に供えられている。捜査に当たった滝刑事はどうにもこの二人を疑うことが出来なかった。蛍子を尾行するが、途中で気付かれ「犯行時刻には自宅にいました!」と詰め寄られる。本人の言うアリバイほど信憑性の低いものはない。実際、尾行に気づかれた後に新たな殺人事件が発生する。甘さを批判される滝刑事。一方、冬子をオートバイで引き殺した男は区会議員の父親の手引きで海外へ渡航していたことになっていたが、3日前に帰国していた。さらに殺された被害者たちは区会議員により、ニセの証言をしていた可能性が判明した。すなわち事故は冬子にではなく、オートバイの男に非があったというのだ。男の身柄の保護と、滝刑事には達郎を尾行するよう指示が出される。人を信じたい、しかし刑事は人を疑わなければならない。次第に滝刑事は刑事という仕事に疑問を抱くようになっていた。そしてまたしても尾行に気づかれる。達郎から「俺を疑うのか?」と聞かれるが何も答えられない。達郎の部屋にはマジックで印のつけられた地下鉄の路線図が貼られていた。結局、オートバイの男も地下鉄で殺される。犯行はどう考えても達郎あるいは蛍子意外に考えられない。しかし、滝刑事は近くの寿司店に勤める板前が真犯人だと主張。「二人に逮捕令状を出すなら板前にも出すべきだ!」「二人が犯人だとしたら刑事を辞めます!」。しかしあまりにも稚拙な推理に桜井、紅林刑事らに叱責される。その瞬間、滝刑事は気がついてしまう。自分の机からマジックを取り出し、地下鉄の路線図をなぞり始める。犯行現場と路線。それを辿ると「冬子」という文字になることを。逮捕される達郎。蛍子に離婚届を渡した直後だった。神代課長に辞表を出す滝刑事。これから蛍子とラーメン屋を共同経営することになっているという。7月2日滝刑事退職。お・わ・り。多忙を極めた西田敏行(高杉刑事)の後任ということでコメディリリーフを務めてきたが、滝刑事を演じた桜木健一も多忙だったのか、意外と欠席が多く退職という形で降板してしまいました。残念。確かにポカミスは少なくなかったし、今回の件は刑事として失格なのだが、滝刑事の退職は特命課にとって痛手だったはず。ホント残念。ということで特捜最前線のレビューはこれにて一旦終了。毎回面白いんだけど、毎回熱くて、泣けるのは結構つらい。明日から軽いものへシフトします。誰からも頼まれていないが。
2013年06月30日
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休みの日は休む。特捜最前線 第167話「マニキュアをした銀行ギャング!」逃亡中であり、接点のない3人の凶悪犯が帝都銀行・西新宿支店を襲撃した。うち一人は仲間から射殺されて死亡。襲撃は失敗に終わったが2人は逃亡した。3人に黒幕が存在すると睨んだ特命課は、警備の手薄な銀行に最新型の非常ベルを設置して警戒にあたった。そしてもう一度帝都銀行・西新宿支店が襲撃される可能性が高いと判断、叶刑事が支店長の護衛を含め張り込むことになった。そして数日後。支店長室に一人の女がおとずれる。彼女は特捜最前線ではすっかりおなじみの革命集団・黒の十字軍の最高幹部・鷹巣重子だった。自ら支店長室を占拠し、現金3億円を要求した。さらにその頃、支店長の自宅にいる妻と娘のもとにニセ刑事を送りこんでいた。そして行員に扮していた叶刑事が特命課の刑事であることも承知していた。人質を取られた状態の支店長と叶刑事。特命課本部では叶刑事へ非常ベルのテストを行うため電話を入れるが、「テストは大丈夫です。「応援」はいりません」といった叶刑事の言葉に引っかかっていた。「応援はいらない」とはどういう意味か?そんなこんなで叶刑事がヤバい。そこで紅林刑事に行員を装わせ支店長室への突入が検討されるが、おそらく特命課全員の面が割れている可能性が高いことから急遽中止。神代課長は高杉幹子婦警ことカンコにその役を命じる。制服姿のまま堂々と支店長室に入るカンコ。「特命課の高杉です。変わったことがないか伺いに来ました」。これには叶刑事もビックリ。しかし、さりげなくカンコと会話を交わす。「あ、そうそう!叶さん頼まれていたタバコ持ってきましたよ。じゃあ」「ありがとう」とタバコと一緒に盗聴器を受け取る。盗聴器のおかげで支店長の自宅にいる刑事がニセモノだと判明。橘刑事、紅林刑事、吉野刑事が駆けつけるがもぬけの殻だった。ニセ刑事は支店長の妻と娘をオンボロアパートに監禁。支店長室の鷹巣と電話連絡をする。そのダイヤル音から居場所を突き止めようとする特命課。しかし、鷹巣は電話機に取り付けられた盗聴器を発見し激昂。その瞬間、武闘派・叶刑事の蹴りで鷹巣の部下は窓を突き破って地面に落下。拳銃の暴発により鷹巣は重傷を負い死亡。そんなこんなでオンボロアパート発見。ニセ刑事は吉野刑事にフルボッコされて逮捕。妻と娘は無事保護される。フラフラの叶刑事。事件解決時刻11時18分とのテロップが表示されて お・わ・り。監禁密室モノ。しかも支店長室と自宅のダブル密室。事件発生前から事件解決まで、その時刻がテロップで逐一示される。その間約3時間30分。スピード解決できてよかったね。カンコのくだりはハラハラした。吉野刑事でなくても「カンコには無理ですよ!」。それにしても鷹巣重子を演じた根岸季衣は美人ですなあ。オンボロアパートがよく見ると新宿副都心のすぐ近くなのが分かる。貴重な映像資料だと思う。
2013年06月30日
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休みの日は休みたい。特捜最前線 第163話「ああ三河島・幻の鯉のぼり!」昭和37年5月3日に国鉄常磐線三河島駅付近で列車事故発生。多くの犠牲者を出したが、一人だけ身元の分からない男がいた。これが今回のお話の背景。スナックの経営者・戸部が殺害された。現場で目撃された情報から作村と妹・麻子の二人が容疑者として浮かび上がる。実は作村と麻子には血のつながりはなかった。戸部殺害の事件を追っている最中、紅林刑事と叶刑事は三河島事故の現場に花を添える麻子の姿を見かける。その後、あるきっかけから麻子は沖縄県の竹富島出身であることがわかる。麻子は語った。ある日、竹富島に上陸した大型台風の影響で作物は全滅してしまう。このままでは生活が成り立たない。そう判断した麻子の両親は小さな船で竹富島を出て日本を目指した。当時、沖縄県はアメリカの占領下に置かれていたため、麻子たち家族の行動は不法入国に当たる。なんとか九州に上陸し、東京に辿り着いたが、ボロボロのアパートで生活することに。窓の外に見える大きな鯉。麻子の父親は「あれは鯉のぼりといって子供の日に飾るヤマトの習慣なんだ。そうか、今日は子供の日か。立派なものは買えないけど仕事の帰りにおもちゃ屋へ寄ってくるよ」と話す。しかし、列車事故に巻き込まれ麻子の父親は亡くなってしまう。新聞でそのことを知った麻子は母親に遺体を引き取りに行こうと言うが、名乗り出てしまうと自分たちは不法入国で逮捕されてしまう・・・三河島事故で唯一身元不明の犠牲者は麻子の父親だったのである。そうこうしているうちに母親は病に倒れてしまう。病院へ連れて行くお金も無い。そこに現れたのが当時、大学生の作村だった。作村は何も言わず、麻子の母親を看病した。その後、麻子の母親は亡くなるが、作村は麻子を引き取り育てることにした。なぜ作村はそこまでして麻子の面倒を見続けるのか?実は戸部とは大学時代の友人だったことが判明。さらに事故の当日、麻子の父親を搬送した人物から重要な証言を得る。3人組が麻子の父親から財布を抜き取っていたというのだ。高跳びしようとした作村の身柄を確保する特命課。作村の口から意外な真実が語られる。昭和37年、作村と戸部、そして現在区会議員の田所は同じ大学の学生であり、三河島駅近くの作業現場でアルバイトをしていた。その夜、列車の転覆事故が発生。近隣の住民総出で救出作業が行われ、作村たちも現場に向かう。目の前に血だらけで横たわっている麻子の父親。3人は魔がさしたのか、麻子の父親から財布と持物を奪い取ってしまう。「それだけはやめてくれ!」と抵抗するが事切れてしまう。持物には紙で出来た鯉のぼりが入っていた。罪悪感を覚えた作村は大学を辞め、麻子の面倒を見ることを決めた。そして戸部の殺害事件。戸部は女にだらしなく、なんと麻子をナンパ。そこへ作村が現れ、麻子を逃がした後、戸部をフルボッコ。しかし、戸部を殺害したのは田所の手の者だった。戸部は三河島での出来事をネタに田所を脅迫していたのだ。そんなこんなで田所は逮捕。作村は麻子に全てを話すつもりだったが、神代課長と紅林刑事はその必要はないと言う。血のつながらない兄と妹ではあるが、作村と麻子は互いを異性として意識するようになっていた。真実を書き綴った手紙をその場で燃やす神代課長。鯉のぼりを見上げて微笑む紅林刑事。お・わ・り。2時間ぐらいのネタを1時間に凝縮しているので濃い。展開もものすごく緻密。でも再放送では何度か飛ばされているらしい。政治的なネタを扱っているからか?でもまた泣けた。
2013年06月30日
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信じられないような忙しさ。そしてこの疲労感。ガンプラ作る暇も無い。特捜最前線 第161話「復讐2・5億円が舞い散るとき!」冒頭、前回のあらましを細かく解説。ありがたいねえ。前回観てなくてもついていけるわ。てか、実際、眠くて眠くてあんま覚えてなかったんすよ(笑)。ということで前回。特命課にバリアブル・コンデンサーを利用した爆弾が送りつけられた。バリアブル・コンデンサーとは人の動きに感知する機能を持つ(例えば自動ドアとか)。さらに特命課の入っている高層ビルにも音に反応して爆発する爆弾が仕掛けられた。すなわち特命課で爆発が起これば、それに反応してビル内のあちこちでも連鎖的に爆発が起こるという仕掛け。身動きの取れないままの神代課長と高杉幹子婦警こと通称カンコ。正体不明の犯人から電話で指示が与えられる。少しでも動くと爆弾のメーターが反応する。メーターの針が赤を示すと爆発。「まさか」と思いながらも軽く右手をあげただけで針は大きく揺れ、赤に触れそうになる。やむを得ず犯人の指示通り特命課のメンバーにニセの指令を出し続ける。「なんかおかしいなあ…」と感じながらも指示に従う特命課メンバー。「でもやっぱおかしい」。結果、犯人が仕組んだ東亜銀行の現金輸送車強奪に手を貸してしまうことになる。「なんじゃこりゃ!やっぱおかしい!」ということで特命課事務所へ戻ろうとするが、神代課長から無線で「絶対に戻ってくるな」との指示。益々おかしい。事務所へ急行、ドアを開けようとするが「ドアを開けるな!部屋に入ってくるな!」と叫ぶ神代課長。ここまでが前回。このビルの30階、20階、10階にそれぞれ消火器に見立てた爆弾がセットされている。それを解除すること。そしてビルで働いている5000人を避難させること。「課長はどうなるんですか!?」「俺の言うことを聞け!お前たちは逃げるんだ!」「俺たちは逃げません!」そんな熱いやり取りを交わしながら神代課長は思い出した。ダイナマイトに使用される火薬には湿気を嫌うものがあることを。何らかの方法で水分を与えれば不発となる。そこで机においてあったお茶を爆弾にかけようとする。少し動いただけでプルプル反応するメーター。慎重に動きながらお茶を掛けようとするが、手を滑らせて床に落としてしまう。それだけでも針は大きく揺れる。もうダメ…と思った瞬間、カンコは買ったばかりの花を生けた花瓶に気がつく。前回の冒頭カンコが買った花である。あのシーンはこのための伏線だったのか!チョロチョロと爆弾に水を掛ける。十分水が沁み渡ったことを確認して、右手を大きく振り上げる。メーターの針はデッドゾーンを振り切る。不発。泣き崩れるカンコを抱きとめる神代課長と特命課メンバー。そしてようやく犯人探しに着手。その手掛かりは3年前の東亜銀行強盗事件にあると睨み、事件を洗い直すことに。その結果、強盗犯に射殺された行員の父親と、事件が原因で自殺した婚約者の二人を失った双葉を犯人と断定。双葉の目的は当時事件に関与した刑事と行員2名への復讐だった。東亜銀行強盗事件で何があったのか?強盗犯は行員たちを人質に30時間以上も籠城を続けた。結果的に強行突入し、強盗犯を射殺することで事件は解決したが、その指示を出したのは誰だったのか?特命課は刑事と行員2名へ聴き取りをするが、三者とも発言が異なり、真相は分からなかった。ただし三者とも保身に必死だということだけははっきりしていた。そして双葉は強奪した5億円を餌に、三者を婚約者が自殺した場所に呼び出し、5億円もろ共爆死させようとする。そこへ駆けつける特命課。双葉は説得に応じない。父親と婚約者を殺したのはこいつらだ。こいつらの保身が原因で父親と婚約者は死んだ。父親と婚約者を返せと叫ぶ。しかし、神代課長は爆弾により既に何の関係も無い2名を殺していること、同じく5000人を危険にさらしたことの罪は重大だと厳しく糾弾する。よろよろ歩き出す双葉。手にしたリモコンを示す。リモコンのカウンターには30と表示されている。まさか!5億円と爆弾が置いてある場所に向かって走る双葉。そこは婚約者が投身自殺した現場である。5億円が入ったジェラルミンケースを抱きかかえた瞬間、爆発。大きく立ち上る炎と煙と一緒に舞い散る5億円。呆然と立ち尽くす特命課メンバー。お・わ・り。熱いわ、泣けるわ、やるせないわ。
2013年06月29日
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心はいつもドドメ色特捜最前線 第160話「復讐1・悪魔がくれたバリコン爆弾!」ま、いつもの展開ですわ。それどころじゃネーッつうの
2013年06月28日
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このまま書き続けると30000字オーバーは確実。どうしようかなあ、と悩んでいたところ「二つに分けたらええねん」と奇策を伝授。ゴールデン洋画劇場で「タワーリング・インフェルノ」を二週にわたって放送するとか、「伝説巨神イデオン」を接触編と発動編にわけて劇場公開するとか、それと同じ理屈です。なるほどな。でも、なんか大変。特捜最前線 第152話「手配107・凧をあげる女」すごく地味な人情話。ある意味、特捜らしい一本。夏なのに凧をあげている女・綾子を見かけた心優しき戦士こと桜井刑事。綾子の息子は車いすに乗って団地から外を眺めている。息子に代わって綾子は凧をあげていたのだ。それを微笑ましく感じた桜井刑事は一緒に凧をあげる。それから数ヵ月後、綾子と再会する。綾子は売春婦になっていた。もちろん桜井刑事のことを覚えていない。綾子に何があったのか?その綾子が瀕死の重傷を負って発見される。凶器に付着した指紋から母子家庭ばかりを狙う広域手配犯・107号の犯行とされ捜査が進められる。そんなこんなで叶刑事とコンビを組む桜井刑事。売春の斡旋をしているチンピラから入手した売春婦と客のリストをしらみつぶしに当たるが手がかりは得られず。一方、綾子の息子は新潟の施設へ行くことを決める。東京にいてもいいはずなのだが、自立をしたいということか。綾子はまだ意識不明のままである。桜井刑事はその息子をチンピラを取り調べ中の特命課へ連れて行く。チンピラの口から語られる赤裸々に母親の仕事。それを黙って聴く息子。なぜこんなことをするのか?叶刑事は耐えられず桜井刑事に対して「俺は絶対にあんたを許さんよ!」と怒りに打ち震える。桜井刑事は母親に憎しみを持たせることで生きる力を与えようとしていた。自暴自棄になり坂道をブレーキをかけずに失踪する息子を体当たりで止め、何も言わず力強く抱きしめる桜井刑事。まさに心優しき戦士。結局、犯人は逮捕できたが、綾子は意識が戻らないまま死亡。息子は新潟の施設に行くことが決まる。だが笑顔である。桜井刑事に感謝の気持ちをもって。そして桜井刑事は夕暮れ時、何かに耐えるようにひとり歩いている。お・わ・り。爽快感ゼロ。梅雨の季節にぴったりのジメッとしたお話。全編にこれでもかと流れまくる中島みゆきの「この空をとべたら」。これも特捜テイスト。
2013年06月21日
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なんだかさみしくなってきましたな。特捜最前線 第148話「警視庁番外刑事!」津上刑事の後任、というわけではないが、行きがかり上そうなってしまったのが新宿の所轄勤務の叶旬一刑事。自分の生い立ちにコンプレックスを持っている。強い者、権力を振るう者に対しては相手が誰であろうと猛烈に反発する。もちろん暴力で。しかもグーでボコボコ。議員、主婦、暴走族、チンピラ、スナックの店員などが餌食に。反面、弱い者に対しては徹底的に優しい。靴みがきのおばちゃん、子犬など。そんな叶刑事が登場早々大暴れ。あちこちで問題を起こしていたため転勤の連続で厄介者扱いされていた。ある事件をきっかけに特命課からマークされる叶刑事。さらに神代課長から特命課への配属が申し渡される。叶刑事の詳しい生い立ちは後に描かれることになるが、今回触れられていたのは、叶刑事は捨て子であり、養護施設で育てられたことにコンプレックスを持ち、自分の過去を隠そうとしていたことである。一方で、かつては養護施設の仲間たち4人と小さな喫茶店を開くという夢を持っていた。そんなこんなで色々な人物が登場するが、お話はいいのにキャスティングで損をしていると思った。まず、叶刑事の幼なじみが今回の犯人なのですが、あれ?この人こないだの誘拐貯水槽編の犯人と同じ役者さんです。イメージがダブるなあ。その役者さんの名前は伊藤平山。どっちも苗字のような変な名前だが、我々ちびっこたちにはジャッカー電撃隊のダイヤジャック役で超有名。そのダイヤジャックが叶刑事と一緒に回想シーンとはいえ詰襟姿で登場ってコントみたい。同じく養護施設で育った妹分にバトルフィーバーJのミスアメリカ役の萩奈緒美。で、アカレンジャー役の吉野刑事が叶刑事と出会って早々に衝突って・・・叶刑事役の夏夕介はついこないだ「六法全書を抱えた狼」ことエリート司法修習生・五代を演じたばかり(しかもあの時は吉野刑事をフルボッコにして)。なんかもうイメージメチャクチャ(笑)。やっぱキャスティングって大切ですなあ。という叶刑事デビュー編でした。
2013年06月18日
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昨日は頑張った。が、16000字なんて無理。この調子だとフツウに書いて30000字くらいになりそう。そして日曜日が終わった。特捜最前線 第147話「殉職2・帰らざる笑顔!」「車を捨てるんだ!津上!」。ボツリヌス菌の入った風船を積んだまま車を走らせる津上刑事。それを追う特命課メンバー。風船は一つずつ割れ、車の中はボツリヌス菌が充満している。覚悟を決めた津上刑事はライターに火をつけ、新聞紙を燃やす。車は人里離れた工場跡地へ。クラッシュし、横転する車。爆発。炎上。呆然と立ち尽くす特命課メンバー。吉野刑事だけが泣きじゃくる。「津上ー!なんでお前が死ななならんのだー!」。神代課長は涙をこらえ全員に指示を出す。次の犯行を阻止すること、真犯人を突き止めること。ところ変わって津上家。妹のとも子が泣いている。お通夜に訪れる人は誰もいない。「兄は友達がいなかった。作る暇もないぐらい忙しかった。家に帰ってくるのも月に2、3回だけ。それでも仕事が好きだった。なのに、まだ28歳なのに…」。そこへ神代課長が訪れる。とっさにとも子は神代課長に詰め寄る。「絶対に危険なことはさせないって言ったじゃない!」。神代課長は何も言うことができず、その場で号泣するだけだった。そして改めて捜査が続けられることになった。その結果、津上刑事が潜入したバンドと日頃から接する機会の多かったおっちゃんがどうも怪しい。おっちゃんはライブハウスで清掃の仕事をしながら、色々な人たちに接近し、犯行の手助けをさせていた。その理由は?おっちゃんは復讐を誓った。1年前のこの日、歩行者天国で息子が刺殺された。チンピラたちに絡まれた家族連れを助けようと間に入った。息子に柔道の心得があったことが災いした。チンピラたちに逆上され、8ヶ所を刺されて即死。おっちゃんが怒っているのはチンピラたちに対してではない。誰一人息子を助けようとしなかった市民に対してである。息子が刺殺された時間に、ボツリヌス菌をばら撒き大勢の市民を殺すことを計画した。神代課長は電話で「今日歩行者天国に来ているのはあの時の市民ではない!」と止めようとするが、おっちゃんは「一緒だ」と言う。犯行予告現場に直行する特命課メンバー。おっちゃんの息子が刺殺されたのは15時19分。あと10分。おっちゃんはどこからボツリヌス菌をばら撒こうとしているのか?避難命令を出すべきでは?しかし、それはパニックを煽ることにならないか?そうこうしているうちどんどん時間が経っていく。そこへ神代課長の頭の中で津上刑事が残した言葉、行動がフラッシュバックのように蘇る。風船。ふと見上げるとアドバルーンがひとつだけ浮かんでいる。「あそこだ!」。駆けつける特命課メンバー。アドバルーンをライフルで撃とうとするおっちゃんを狙撃する神代課長。津上刑事が亡くなった工場跡地へ。事件の解決を報告する特命課メンバーととも子。振り向くと夕陽の中、津上刑事が笑顔で走りながら手を振っている。お・わ・り。展開が怒涛。津上刑事は冒頭で退場するが、むしろ出番はそれから。前回の回想シーンが随所に挿入される。前回津上刑事が言ったセリフ、行動のほぼ全てが謎解きのヒントになっている構成が見事。したがって津上刑事は殉職後も出ずっぱり。これはすごいです。ということで前回をしっかり見れば、今回はばっちり楽しめるし、前回をサラッと流してしまうと、今回の面白さが激減してしまう。恐るべし特捜最前線。。。
2013年06月17日
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「マツモトキヨシ」が「アツミキヨシ」に見えた。特捜最前線 第146話「殉職1・津上刑事よ永遠に!」津上刑事を演じた荒木茂。僕たち的には「仮面ライダーストロンガー」もしくは「超神ビビューン」なわけですが、とにかく当時は特捜の津上刑事。しかし、ご本人はステップアップをめざし降板を申し出る。しかも、復帰できないよう殉職という設定で。困ったのがプロデューサー。というのも「太陽にほえろ!」との差別化で絶対殉職をさせない方針でいたため。ところが本人の意思は固く、希望通り殉職というお話が作られたが。。。集団食中毒が発生。その後、木曜日の午後3時に第2の犯行が行われることが判明。特命課のメンバーは潜入捜査を開始。津上刑事はバンドのドラマーとして潜入に成功。町内会のイベントで演奏。バンドのマネージャーが実は実行犯の一人だった。イベントに来た家族連れや子供たち。そこへピエロに扮した実行犯が風船を持ってくる。風船にはちょっとした量だけで何百人もの人を死に至らしめるボツリヌス菌が充満している。マネージャーから脅された津上刑事だけがそのことを知っている。津上刑事はドラムのリズムをモールス信号のパターンに置き換えて駆けつけた特命課メンバーにそのことを伝える。そして何とか実行犯たちを捕縛。津上刑事は風船を車に乗せて、人のいない場所をめざして爆走。追いかける特命課メンバーたち。「津上!やめろ!」「津上さん!」「お前が犠牲になる必要はない!」「車から降りろ!」「死んでしまうぞ!」。しかし津上刑事は車を走らせ続ける。ボツリヌス菌は熱に弱い。車の中でライターに火をつけ、新聞紙を燃やす。もちろん車を走らせたまま。神代課長も車で追いかけ、津上刑事に制止を呼び掛けるが、それを無視して走り続ける。そして主題歌「私だけの十字架」が流れ、次回へつ・づ・く。この時点でもう号泣。そして次回予告。神代課長が号泣している。。。
2013年06月15日
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暑いです。昨日、僕の住んでいる町は日本で一番暑かったらしい。37.9度。そのことを仮設住宅で生活している被災地の後輩から届いたメールで知りました(笑)特捜最前線 第137話「誘拐2・果てしなき追跡!」これ、レビュー書けないわ。ホントに泣いちゃって。次男・草太くんを誘拐された産婦人科医・浅倉。犯人は身代金1億円を入手するが、草太くんを解放するどころか、居場所すら教えるつもりも無い。桜井刑事の推理は的中した。犯人はヤクザで数年前、妻の出産を浅倉に頼んだ。看護師らは相手はヤクザ、しかもこれから刑務所に収監されるややこしい人物なので断ったほうがいいと助言するが、どんな人間であろうと生命の誕生には関係ないと浅倉は受け入れる。しかし、ヤクザの妻は病弱だったことから出産と同時に亡くなってしまう。そして生まれた子供も亡くなった。と、ヤクザは思い込んでいた。数年が経ちヤクザは出所。彼は亡くなった妻と子供の復讐のため、真っ先に浅倉の長男を誘拐し、貯水槽で殺害。続いて次男の草太くんにも手を掛けていた。一方、桜井刑事は浅倉を追及していた。亡くなった長男と次男・草太くんの誕生日が8カ月しか違っていないこと。やくざの子供が死亡したとされる日と草太くんの誕生日が同じ日であること。さらに当時、浅倉の妻は妊娠していなかったこと。実はヤクザの子供は浅倉が次男として引き取って育てていたこと、浅倉の妻は妊娠できない身体であり、長男も別の家庭から引き取った養子だった。ヤクザは自分の子供を殺そうとしている。犯人にそのことを伝えようとするが、浅倉は必死で抵抗する。仮にヤクザが捕まったとしても出所後に草太を取り返しに来る、草太は何も知らない、妻すらもそのことを知らない、何よりも草太は私の子供だ!と。その頃、海外へ逃亡しようとするヤクザを空港で追い詰める特命課メンバーたち。特命課の尾行に気づいたヤクザは逃げ去ろうとするが、車に撥ねられ絶命寸前。「草太くんの居場所を教えろ!」「お前の子供は生きている!」「浅倉さんが育てていたんだ!」「お前が殺そうとしている子供はお前の子供なんだぞ!」と叫ぶ橘刑事。全てを知り驚いたまま絶命するヤクザ。そして神代課長と桜井刑事。なんとかある地域を特定することに成功。その地域を一時的に断水させ、水道約600ヶ所を片っ端からあたり、貯水槽がないか探しまくる。水は草太くんの首まで迫っている。時間がない。しかし、貯水槽を見つけることはできなかった。「俺の勘は外れたか・・・!」と絶望する桜井刑事。八方ふさがり。そこへまだ16ヶ所残っていたことが判明。そして意識を失った草太くんを発見。人工呼吸する浅倉。心臓マッサージを続ける桜井刑事。見守る特命課メンバー。もどかしく、何もしてあげられない自分にいら立ち「うぉーーーーっ!」と叫びまくる吉野刑事。泣きじゃくる滝刑事。浅倉と桜井刑事の気持ちが通じたのか、草太くんは意識を取り戻し、ニコッとほほ笑む。お・わ・り。たぶん元ネタはどっかにあるんでしょうが、泣けます。またしても長坂秀佳は「父」と「子」をテーマに取り上げました。しかも血のつながらない関係と血のつながった関係を対比させながら。草太くん役の子役も良かった。泣けました。
2013年06月14日
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DJポリス。特捜最前線 第136話「誘拐1・貯水槽の恐怖!」産婦人科医の長男が誘拐された。体をロープで縛り、口には粘着テープを貼りつけ、タンクの中に。頭上からホースを使ってチョロチョロと水が流し込まれる。捜査に当たっていたのは所轄の警察署と特命課。しかし、所轄の警察署の目立つ張り込みは犯人の怒りを買うことに。何とか長男の居場所に駆けつけたものの、既に水死していた。子供を殺してしまうとは当時のテレビドラマでもタブーだっただろうし、今でも考えられない描写。流石の僕もちょっと引いてしまいました。。。しかも誘拐した上に殺してしまうなんて。そして犯人からの挑戦は続く。今度は次男を誘拐すると予告。橘刑事、津上刑事、吉野刑事は考える。金を目的にしたフツウの誘拐事件ではない。実はそうとうな恨みを抱いているのでは?しかし、誰ひとり悪く言う者はいない。どんな患者でも診る、病院の機材購入のため借金もある。本当に怨恨なのか?そんなこんなで特命課は全力を挙げて犯人の居場所を突きとめようとするが、ちょっとした瞬間に次男は家を出てしまい、まんまと誘拐されてしまう。神代課長、橘刑事、桜井刑事、滝刑事を前にして父親は言う。「責めてるんじゃないんです…責めてるんじゃないんです!」。犯人は身代金一億円を要求する。家、土地、病院の機材など全てを抵当に入れてまで用意しようとするが、心身ともにボロボロ。特命課に対しても不信感を持つようになっていた。そんなこんなで一億円を受け渡すことに。京成小岩駅に張り込む特命課メンバーたち。「絶対に目立つな」「犯人を追いかけて電車に飛び乗ってもいけない」「不自然な動作をするな」などと、さだまさしの関白宣言のような指示を神代課長から受けた津上刑事と吉野刑事。二人とも駅員に扮している。さりげなく二人に挟まれた父親。手には現金の入ったパックを抱えている。7時を過ぎると乗客が増える。犯人は父親にどんな指示を出したのか?何本も電車が通過する。いつ受け渡すのか?どこから犯人が現れるのか?焦る津上刑事と吉野刑事。その瞬間、発車する電車の窓にカバンを押し込む父親。ドアは閉まり、電車は発車。駅の外で車に乗って待機していた紅林刑事が全速力で電車を追いかける。その頃、誘拐された次男は長男と同じく貯水槽に。頭上からホースを使って少しずつ水が流し込まれ、水位は首の高さにまで達していた。つ・づ・く。えー!こんな終わり方あり!気になって眠れません!今夜は熱帯夜らしいですが。。。
2013年06月12日
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昨日頑張りました。いい加減そろそろやらないと不味いので。ネタは山ほどあるのに気力と体力に欠けるのが問題。そこで吉野刑事を見習ったという訳です。特捜最前線 第131話「6000万の美談を狩れ!」某大学の警備員・野尻が校舎の屋上から転落する事故が発生した。捜査の結果、自殺と断定される。しかし、橘刑事は幾つかの証言や物的証拠から「自殺ではなく強盗事件ではないのか?」と異を唱える。屋上に残された誰かと争った形跡、そして誰かに突き落とされた形跡。矛盾した状況であったが、自殺であることを前提に捜査を続ける桜井刑事と強盗事件説を崩さない橘刑事。この両者、考え方の違いからこれまでにも度々対立を繰り返してきたが、今回それが決定的となった。死亡した野尻は元刑事だったが、妻が病に倒れたことを契機に退職。警備員として働きながら妻の面倒を見てきたが、莫大な治療費と子供の学費等がかさみ、800万円ほどの借金を抱えていた。当然、自殺か他殺かでは遺族が受け取る保険金の額が4倍ほど異なってくる。桜井刑事はそこに着目し野尻の死亡は偽装自殺だと断定する。しかし、関係者の証言や物的証拠などからいくつかの矛盾が指摘される。橘刑事は「強盗に抵抗したことによる事故死」であり、仮に自殺したとしても1500万円近くの保険金が降りるため「わざわざ偽装自殺をする必要がない」「何よりも家族のために働き続けてきた野尻に自殺をする明確な理由が見当たらない」と断定。再び両者は真っ向から対立する。「甘いねぇ。そんなんじゃ捜査はできんぜ」「てめぇ・・・誰に向かって口を聞いてるんだ!」。もう激熱。そんなこんなで野尻の保証人に充てた遺書が発見される。勝ち誇る桜井刑事。白旗状態の橘刑事。ところが校舎の屋上から逮捕歴のあるコソ泥の指紋が発見。早速コソ泥を逮捕。さらに保証人に充てたとされる遺書は実は「ただの手紙」であり、保証人が小銭ほしさに偽証していたことが判明。がっくりする桜井刑事。すんなり負けを認める。ところが!コソ泥の証言は両者の仮説を覆すものだった。コソ泥は以前、野尻に恩があった。その野尻から偽装強盗を打診される。強盗に合い、もみ合いになった結果、屋上から転落死という筋書きを聞かされ、「野尻さんにそんなことできませんよ!」と激しく拒否。しかし、野尻は「強盗だー!」と決行、そのまま屋上へ。追いかけて止めようとするコソ泥。屋上でもみ合いになり、バランスを崩し、落ちそうになった野尻の両腕をしっかりつかむ。その瞬間、野尻は「死にたくない!」と叫ぶ。しかし、二人とも手を滑らせ、野尻は地上へ。真相は自殺でも、強盗でもなかった。残された娘とその弟。娘は神代課長、橘刑事、桜井刑事の三人を目の前にして「だからなんだって言うのよ!」と怒りをぶつける。自殺だろうと強盗だろうと父親は帰ってこない。それをたしなめる弟。二人をニッコリ見つめる桜井刑事。お・わ・り。またしても泣いてしまった。橘・桜井の激突も見所ですが、ミステリーものとしての筋立て、どんでん返しのラスト、そして脚本を担当した長坂秀佳が永遠のテーマに掲げている「父と子の関係」を絡ませた激熱なお話。見終わった後毎回フラフラする。
2013年06月10日
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皆さん、頑張ってますか?私は必要以上に頑張ってます。あちこちの尻拭いばかりで本業に手が回らないぐらい。特捜最前線 第133話「六法全書を抱えた狼!」桜井刑事に次いで男気ムンムン・アブラギッシュ全開な吉野刑事が主役。ある夜、吉野刑事は帰り道の途中、悲鳴を聞きつけ女性を助ける。「強」「姦」されていた。彼女は高校卒業後、裁判所に努める傍ら弁護士をめざし独学で勉強をつづけていた。彼女を襲った人物とはエリート司法修習生・五代。自分の立場を利用して彼女に近づき襲ったのだ。さらに「強」「姦」日記をつける鬼畜野郎。余罪もたくさんありそう。そこで吉野刑事は彼女を説得し、五代を告訴させたが、容疑不十分により不起訴となった。彼女はショックのあまり、一張羅のドレスに身を包み、コスモスの花束を抱え、飛び降り自殺をする。ちなみにコスモスの花言葉は乙女の純潔(花の子ルンルンで覚えました)。そして吉野刑事のアブラギッシュな捜査が始まるが、相手はエリート司法修習生。吉野刑事が取った行動を全て法律で論破してしまう。知力だけでなく、体力も吉野刑事を上回り、ボコボコにして帰り打ち。そこで吉野刑事は法律の猛勉強を開始する。五代の行動を法律で論破するが、五代はさらに法律で論破する。さらに吉野刑事を起訴。完璧なまでに法律でがんじがらめにする。特命課のメンバーも「吉野には無理だ」「相手が悪すぎる」と匙を投げかけるが、神代課長だけは「吉野には気力がある」と捜査の続行を指示する。そして吉野刑事自身も「奴に勝つため法律を身につけようしたが間違っていた」「俺には俺のやり方がある」と開眼。五代の行く先々にストーカーのように現れつづける。パトカーで追いかけたり、五代からボコボコにされて全身血だらけになっても。次第に恐怖を感じる五代。ストーカーではなく、行動も見た目もゾンビのような吉野刑事。自殺した彼女の写真を顔に突き付け「お前が「強」「姦」したんだろっ!」と迫る。恐ろしさの余り半狂乱の五代。そこへ特命課のメンバーが駆けつける。吉野刑事を助けようとするが、橘刑事がそれを止める。「てめぇみてぇな奴が検事になるのは許せねぇっ!!」と雄叫びをあげながら五代を逮捕する吉野刑事。お・わ・り。吉野刑事の力技がスゴイ。物的証拠を揃えずとにかく押しまくり。観てる分には爽快で面白いが、実際にコレやられると冤罪の危険性もあってチト怖いな。でも今回はそういうテーマではないのでイイんです。ちなみにこの数カ月後、五代役を演じた夏夕介は叶刑事として特命課に登場する。追記 楽天の言葉狩りは酷いなあ。「強」と「姦」がくっついた言葉はupできなかった。以前「ウルトラマン」「コスモス」がupできなかったことがあったが、楽天どんだけエロいねん。管理人は中学生か!
2013年06月09日
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死ぬかと思うぐらい忙しい。本当に尋常ではない。その忙しさには訳がある。とてもくだらなくて、頭が痛くるなるほどの訳が。特捜最前線 第129話「非情の街・ピエロと呼ばれた男!」数年前、暴力団同士の抗争に大勢の市民が巻き込まれる事件が起った。しかも時限爆弾によって。そして組長が出所したことによって再び抗争が勃発しようとしていた。それを阻止するべく特命課が動き出した。おそらく今回も爆弾が使用されることを予想。前回の事件で爆弾を製造したと思われる「ピエロの三次」に扮して潜入捜査することが決定。ダチョウ倶楽部方式で「俺がやります!」「いや俺がやります!」と立候補する吉野刑事と滝刑事。しかし神代課長が指名したのは超ド真面目の紅林刑事だった。「ピエロの三次」は酒と女とくだらないジョークが大好き。四六時中「ケケケケケケケ」と奇妙な声で笑いながらおどける、まさにピエロのような人物。それでいて爆弾製造マニア。「紅林がこんなイッちゃってる奴の扮装なんかできるはずがない」と紅林本人も含め全員反対するが、「ピエロの三次」と同じく左利きなのは紅林刑事だけだった。その日から紅林刑事のイッちゃってる演技の猛練習が始まる。そして潜入開始。町中ですれ違う女性のおしりをタッチ&ナンパしまくり。紅林刑事必死。というより演じている横光克彦・現民主党国会議員が必死といった感じ。アジトになっている喫茶店の2階に潜入成功。しかし本当に「ピエロの三次」なのか疑われる。無いはずの合言葉を言わせようとしたり、酒をガブガブ飲ませたり、爆弾の製造図を書かせたり。さてこの喫茶店のママさん。実は地元警察署の元婦人警官だった。当時同じ警察署の刑事と交際していたが、抗争事件を捜査中に謎の情死を遂げる。絶対に自殺するはずがないと訴えるが、上層部によって揉み消される。そのことを契機に警察を退職し、喫茶店を経営しながら事件の真相を追い続けていた。さらにその当時、署内で紅林刑事とすれ違ったことがあった。「ピエロの三次」を見た瞬間「この人は・・・刑事だ!」と感づいたママさん、紅林刑事を逃そうとアプローチする。これ以上、犠牲者を増やしたくない。あの人のように殺されてしまう。しかし、紅林刑事は「ケケケケケケケ」と笑いながら、苦渋のセクハラ行為で誤魔化そうとする。そんなこんなで刑事であることがばれてしまう紅林刑事。喫茶店に時限爆弾輪セットさせられてしまう。そこへ何も知らずに少年野球のちびっこたちを連れてジュースをご馳走するママさんの妹。さらに抗争相手の暴力団員たちも殴りこんでくる。拉致監禁された紅林刑事は桜井刑事に時限爆弾がセットされた場所を告げる。このシーンが熱い!ヘリコプターで現場に駆けつける桜井刑事。上空から紅林刑事を発見。紅林刑事を足を引きずっているように見える。しかしそれは足を使って時限爆弾が設置された場所を示していた。アルファベットで「A」「I」。ママさんの喫茶店の名前である。大急ぎで駆けつける桜井刑事。子供たちに早く逃げるように指示するが、「何を訳の分からんことをいうとるんじゃー」と暴力団員にボコボコにされる。「お前たちも逃げろ!」と絶叫するが聞く耳を持たない。店内修羅場。そこへボロボロになった紅林刑事が駆けつけ、時限爆弾がセットされたインベーダーゲームのテーブルをこじ開け、コードを歯で噛み切る。爆発まであと4秒。ガクッと倒れこむ紅林刑事を支える桜井刑事。お・わ・り。熱い!面白かった!ミステリーの定番である密室モノの体裁を取りながら、しっかり「情」も描く。でもお話の落としどころは事件解決ではなく、あくまで爆発から市民を守ることに主眼が置かれている。そこが素晴らしいです。
2013年06月07日
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いちいち、すごく、くだらいなことで質問しないでほしい。自分はどう考えるねんて。それ、質問じゃなくて「確認」でしょ?説明しても全然納得してないし。なんか、もう、ゾーッとしてくる。。。拳銃を振り回して掘っ立て小屋に立てこもる犯人に対峙するおやっさん。何故か犯人から「服を脱げ!」と言われ、ステテコ姿になるおやっさん。その姿はバカボンパパそのまま。「ナマッ白い足しやがって!」と犯人から言われる。その瞬間、おやっさんの生足がアップ。一方、特命課の連中は駅員と交渉中。掘っ立て小屋は線路沿いにあり、電車を動かして近づこうというのだ。たまたま電車が故障していたため「責任取れない」と断られるが、紅林刑事が「私、ちょっと電車に詳しいんです」と言って、強引に電車を運転する。しかも手際よく。って、なんで電車動かせるの?ちょっと詳しいどころじゃないだろ?と、今回はマニアの間では評価の高い一本だが、変な演出がやたら目立つ。犯人逮捕、子供の救出にも成功。そしておやっさんは病院へ。てっきり手術は成功していたかと思っていたら、予想以上に進行していたため、腹水を抜いた以外手がつけられなかったという。痛みに苦しむ奥さん。愛おしさにあまり、顔中をベロベロ嘗め回さんばかりに頬ずりするおやっさん(その激しさに見ててドキッとした)。さて、前回発見されたバラバラ死体。その犯人とは、意外なことに被害者の妻だった。妻は廃品回収業を営んでいる。言葉数少なく、寡黙な人柄。リヤカーを引いて古新聞を回収。休憩を取って手作りの弁当でひっそりと食べる。とにかく質素な生活を営んでいる。その妻が何故?被害者の夫は末期のがんだった。苦しむ姿を見かねて殺害。バラバラにして遺棄したという。取調べ中「私はあなたの気持ちがよくわかる」と話すおやっさん。「私の妻もがんでね。助からないんだよ」。それを別室で聞き、衝撃を受ける特命課メンバー。その後、妻を見舞いに行く。病室にいない。もしや!?と思い屋上へ。そこでうたた寝していた妻を見つける。「私、ここから飛び降りようと思ったの。でも死ぬ前に故郷の飛騨高山に帰りたい」。わーわー泣きじゃくりながら、駄々っ子のように奥さんにすがりつくおやっさん。自分のハゲ頭を奥さんのおっぱいにグリグリ、さらに激しくおっぱいを揉むおやっさん。これ、演技という名を借りたセクハラですよ。奥さん役の風見章子はかなり嫌だったのでは?かなりかなり疑問。。。そしておやっさんは神代課長に退職願を出すのだった。おわり。今回をもって大滝秀治は降板しますが、その理由は黒澤明の映画に出演が決まったためとのこと。大滝秀治の熱演が世界のクロサワに認められたのです。黒澤明も特捜最前線を観てたのかなあ。でも今回のお話を観たら大滝秀治の起用を思い止まったかも。
2013年05月22日
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久しぶりの更新。この間、めちゃくちゃ忙しく、死ぬかと思うくらい、パソコンの前に座っただけで吐き気を催すくらい、とにかく体力的にも大変だった。しかもそれが継続していることが。。。先週3年ぶりに仙台へ行った楽しい出来事も既に忘却の彼方へ。特捜最前線 第127話「裸の街1・首のない男!」おやっさんが主役。二本立てなので特捜最前線にしては展開がゆっくり。というよりも丁寧に描かれている。おやっさん一家は久しぶりに買い物。しかし、奥さんが腹痛を訴えて倒れてしまう。「前から続いていた。大したことない」というが一応病院へ。そこへパトカーが走り抜ける。とっさに事件が発生したので現場に向かわなければと思うが、奥さんを病院へ連れて行かないといけない。しかし、奥さんはそっと10円玉を差し出し、仕事先へ連絡するように言う。検査の結果、奥さんは胃がんであることが判明。手術をするか、服薬で進行を遅らせるか。おやっさんは悩む。さて、川で発見されたバラバラ死体。腕には注射の跡があり、覚せい剤の常習者であることから聞き込み捜査開始。今回はおやっさんファミリーと事件が同時並行で描かれる。たぶん後編で二つの話がクロスすると思われる。そんなこんなでおやっさんは奥さんをデートに誘う。食事をして、買い物をして。おやっさんは胃がんのことを話そうとするが、なかなか切り出せない。しかも奥さんはただの胃潰瘍なのに手術をするのは嫌だという。「でもあなたが手術をしたほうがいいって言うならしてもいいわ」。幸せそうに行き交う家族。それを見てポロッと涙を流すおやっさん。結局、奥さんは手術をすることになりその日を迎えるが、例の事件の真犯人が子供を人質にして掘っ立て小屋で篭城。おやっさんは娘に病院へ向かうと言ったものの、現場に向かってしまう。アイスキャンディー屋に扮したおやっさんは自転車に乗って掘っ立て小屋に近づく。「何もしないよー。子供に冷たいものやらないといかんだろー」。犯人激昂の半狂乱。つづく。
2013年05月20日
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納豆が45グラムから軒並み40グラムへ。ただし、お値段据え置き。これは事実上の値上げではないか!?一部45グラムの商品も残っているが。。。なぜ皆、怒らないのか?そのことに腹が立つ。特捜最前線 第123話「豪華フェリージャック・恐怖の20時間!」民主党の国会議員になってしまった横光克彦演じる紅林刑事と後輩の海上保安官がワイルドに活躍するお話。ダイナマイトが仕掛けられたさんふらわー号をめぐって特命課と海上保安庁が大活躍。1時間モノなのにスケールデカイ。今のテレビドラマでは考えられない作り。しかし、今回ばかりは何故か物足りないような、食いつき感が足りないような。佳作にも及ばず凡作レベル。正直あまり盛り上がらなかったように感じた。それは連休中ずっと23時近くまで仕事をし、心身共にボロボロで、特捜最前線に集中するエネルギーがなかったこととも関係しているようにも思えるが、それだけではないようにも思える。人生いろいろですわ。。。ともかくスケールのデカさの割にはなんとなく薄味。聞くところによると今回は桜井刑事を主役に予定していたが、撮影直前に藤岡弘、が捻挫をしてしまい急遽、紅林刑事に差し替えられたらしい。なるほど。ふだんクールな紅林刑事がやたらワイルドに活躍してた理由に納得。でも、そういうバタバタ感が作品全体に影響していたのかもしれない。
2013年05月06日
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今年の5月は寒いが、10年前の5月は暑かった。特捜最前線 第118話「子供の消えた十字路」おやっさんこと船村刑事は踏切を挟む十字路で自転車に乗った子どもが乗用車に撥ねられるところを目撃する。運転手は撥ねた子供を車に乗せて走り去ってしまう。おやっさんやその場いた目撃者たちはてっきり子供を病院へ運んでくれたものだと思っていた。特命課本部に戻るとひき逃げ事件の捜査に躍起になっていた。そのひき逃げ事件とはついさっき目撃した出来ごとのことであった。しかも、事件発生から30分が経つのに病院へ搬送されたとの情報は皆無だった。目撃者はおやっさんを含めて23人。一人ひとりへ聞きこみを開始するが、車の色、運転手の髪型、年齢、服装など証言がことごとく食い違っていた。その後、とある病院から連絡。それらしい子供が運ばれて来たが、既にオペの予定が入っていたため処置の順番は後回しに。しかし医師がしばらく席を外している間に子供と運んできた男性は姿を消していた、とのこと。それなりに処置をすれば命に別条はないが、放ったままだと3時間から5時間が限界だという。特命課は全力を挙げて捜査にあたる。僅かに判明した車のナンバーの一部から持ち主に片っ端から電話を掛けまくるが、時間はどんどん過ぎていく。おやっさんイライラ超MAX!その頃ひき逃げ犯の町田は妻へ電話を掛けていた。夢だった一軒家を購入するため、今日中に不動産屋と契約を交わすことになっていたが、子供を撥ねてしまったため不動産屋との約束の時間に遅れそうだったからである。もちろんひき逃げしたことは伏せたまま。子供を病院へ搬送しないといけないことは分かっていたが、このままだと時間に間に合わない。そこで町田は廃車置場に向かい、一台の廃車のトランクに子供を入れて立ち去ってしまう。無事に不動産屋との契約を終え、物件の鍵を手に入れる。その頃、おやっさんは事故現場にいた。車のナンバーがどうしても思い出せない。しかし、ふとしたことがきっかけでナンバーを思い出す。そして町田を突きとめるが、町田は犯行を認めようとない。「町田さん!子供の命がかかっているんです!時間が無いんです!頼みます!町田さん!」と半泣き状態で町田にすがりつく。ついに犯行を認め、おやっさん、橘刑事を廃車置場に連れていくが、さっきまであった廃車が無くなっている。解体工場へ運ばれた後だった。大急ぎで解体工場へ向かう三人。廃車がベルトコンベアーで運ばれ、一台ずつプレスされていく。おやっさん達ダッシュ。橘刑事はコントロール室へ。プレス寸前のところでスイッチを切る。そして開かなくなった廃車のトランクを全身の力でもってこじ開けると、そこには血だらけになった男の子が横たわっていた。パンチパーマの桜井刑事に優しく抱きかかえられ、角刈りの吉野刑事が運転するパトカーで病院に向かう。町田の頬を力任せに張るおやっさん。そのまま町田を抱くでもなく、殴りつけるでもなく、何度も何度も体をゆすり、声にならない声を張り上げるおやっさん。お・わ・り。今回のお話は実際にあった事件をモデルにしているらしい。人の記憶が当てにならないこと以上に、悪人らしい悪人は登場しないのに、こんな切ない事件が起こってしまうことへのやり切れなさは一体何なんでしょうか。真夏に撮影したのか、全員汗でビシャビシャ。子供が助かったのかどうか分からないままで終わってしまうのも切なくて、涙が出ましたヨ。ブログ書いている今も泣きそう。
2013年05月02日
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腹の立つことばかり。蹴りたいどころか、何発も蹴り飛ばしてやりたい背中。特捜最前線 第114話「サラ金ジャック・射殺犯桜井刑事!」サラ金に強盗犯が籠城。特命課が駆け付けるが、桜井刑事は単独行動。単身で突入し、強盗犯を射殺する。世間からは過剰防衛ではないかと批判が続出。警視庁は査問委員会を開くことになるが、桜井刑事は遅刻し、その上、黙秘を続ける。桜井刑事の行動に批判が寄せられた原因に、被害者であるサラ金会社の社長や店のガードマンが過剰防衛と主張し、むしろ強盗犯は「真摯的だった」と発言したことが背景にあった。しかし、桜井刑事はひたすら黙秘。遅刻した理由を問われると「女と会っていました」とだけ答え、その間、手元の紙と鉛筆で鶴の絵を描き続ける。なぜか?そんな中、三沢美保という女性店員だけが「正当防衛だった」と主張する。その瞬間、桜井刑事は三沢美保をものすごい表情で睨みつける。桜井刑事は何かを知っている。必死になって何かを隠そうとしている。そう感じた特命課のメンバーは極秘裏に捜査を行う。その結果、強盗犯は以前社長から融資を断られたことがあり、社長を相当憎んでいたこと、ガードマンには銀行強盗をし警察に射殺された息子がいたことから警察に不信感を持っていたなどの事実が判明する。そして隠しカメラのビデオテープを入手。現場の状況と社長の発言が矛盾していることが明らかになる。さらに衝撃的な事実が橘刑事の口から語られる。籠城中、社長は強盗犯に命乞いをし、三沢美保の体を差し出してた。レイプされる三沢美保。一夜が明けた頃、足元に落ちていたナイフを拾った三沢は強盗犯を刺し殺そうとする。強盗犯が三沢美保の方に振り向いた瞬間、桜井刑事が発砲した。「やめろー!それ以上言うなー!」と激昂する桜井刑事。しかし橘刑事はつづける。桜井刑事は何故は査問委員会に遅刻したのか?実は査問委員会の前に三沢美保に会っていた。事実が報道されたらマスコミの格好の餌食になってしまう、貴女の婚約もどうなってしまうかわからない、だから絶対に事実を話してはいけない、と。桜井刑事が描いていた鶴はそういうことだったのである。「嫌なことを話してすいませんでした」と三沢美保に涙を流しながら頭を下げる橘刑事。再度、桜井刑事が犯人を射殺するシーンがスローモーションでインサートされ、お・わ・り。推理物としても面白いし、男の友情モノとしても超絶に面白い。しかし、今回は特に泣けるなあ。。。
2013年05月01日
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尻拭いの仕事が実に多い。詐欺みたいな連中が「仕事できてるぜ」と勘違いしている。身震いするほど腹が立つ(「宇宙猿人ゴリの歌」)。特捜最前線 第108話「午前0時に降った死体!」今回も神代課長不在。二谷英明、ロケでどんな怪我してたんだよ。。。桜木健一演じる滝刑事が特命課に配属されるエピソード。滝は刑事志望のおまわりさん。たまたま飛び降り自殺(実は自殺に見せかけた他殺)の現場を目撃したことをきっかけに特命課と一緒に仕事をすることになる。憧れの特命課と仕事ができることに浮かれる滝。そして一介の警察官ではなく、刑事として一時的に配属が決まる。西田敏行演じる高杉刑事的ポジション。高杉刑事が福島弁なのに対して、滝は怒り出すと大阪弁が出てしまう。そして桜井刑事(見た目ヤクザ)を筆頭に特命課は基本的に非情でクールであるのに対し、滝は「情」が前面に出てしまう。そのため特命課での初仕事においても「情」を貫こうとするため、早速チームから浮いてしまう。おやっさんから刑事を志望した理由を聞かれると「お金になるからですよ。カッコイイし。なんだかんだ言って金ですヨ」と言いながらも、自分の不手際で二人の平凡な市民とその家族を巻き込んでしまったこと、その犯人への怒りから涙を流す(おでんの屋台で)。最後、真犯人を突き止める特命課。橘刑事に「滝!行け!」と言われ、犯人に飛びかかり、怒りに任せ殴り続ける滝。こうして滝は正式に特命課へ配属されることになった。お・わ・り。それにしても地域のおまわりさんから警視庁特命課へ異動(しかも年度の途中)って、どんな人事なんだ?
2013年04月23日
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どういうわけか朝からイライラする。こういうときジャイアンならのび太を殴っているはず。特捜最前線 第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」桜井刑事と橘刑事、紅林刑事の対立が柱になっているお話。しかし、これは現在の地上波では放送できないなあ。。。女子高生がライフルで射殺される事件が発生。特命課に犯行声明が届く。「シドニーにいるまゆみという女に自殺しろと言え」。そんな内容。捜査の結果、まゆみはあるレストランで働いていたことが分かる。その後、結婚し、現在オーストラリアに住んでいる。そして犯人も同じレストランで働いていた人物である可能性が高いことも分かる。推理的中。犯人はまゆみの元同僚。なんとなくいい仲に。まゆみは同じウェイトレス。「私たちは労働者よ」「労働者同士がんばりましょう」と。そんな言葉を掛けられたら純な男はイチコロよ。そして「結婚したいよー」と思っていたところ、突然まゆみは金持ちと結婚することになる。「うふふ」と楽しそうに笑いあうまゆみと婚約者。それ以来、他人の笑いが自分を笑っているような気がしてしまう。そして何を思ったか、なけなしの貯金を取り崩してクレー射撃の練習に励む。自分を笑う者たちを殺すために。完全な被害妄想ビンビン状態。そんなこんなで捜査方法をめぐって対立する桜井刑事と橘刑事。桜井刑事は犯人をライフルで射殺することを提案するが、却下。「そんなことで犯人を逮捕できるか!」と激昂。それよりも橘刑事がエラソーに指示を出すことにムカついて仕方がない様子(今回も神代課長は欠席。押さえ役がいないので現場は混乱している)。そんなこんなでまたしても被害者発生。本屋でマンガを立ち読みしてゲヘヘと笑っていたため。そこで特命課は犯行予告のあった新宿歌舞伎町で張り込みを開始。笑って歩く通行人に「笑わないで下さい」と呼び止めるムチャクチャなローラー作戦を展開。こんな作戦、桜井刑事でなくてもイライラするわ。そして案の定、またしてもライフル発砲。全速力で追いかける特命課メンバー。ライフル抱えて逃げ回る犯人。これホントに新宿歌舞伎町でロケしてるからすごい(しかも真昼間)。そして逃げ回る犯人が飛び込んだのはナント演芸場。そこでは昭和の森三中こと「あらんどろん」が爆笑コントを展開中。もちろんお客さんも大爆笑。ライフル抱えた犯人は全員が自分を笑っているように思え「うぎゃー!やめれー!」と絶叫。これはたまらんでしょうな。ライフルぶっ放し「あらんどろん」を人質に。「ピストルを捨てろー!」の要求に屈する特命課メンバー。しかし桜井刑事だけは犯人にピストルを突きつけるが、紅林刑事に制止される。「ばかやろー!」と紅林刑事を殴る。「あらんどろん」は恐怖のあまり「ぎゃー!」と絶叫。かなりの修羅場です。しかし頭のいい紅林刑事はハンドマイクを片手に「ぎゃはははは」と大爆笑。「撃てるものなら撃ってみろ!ぎゃははははは」。この挑発、結構いけてます。犯人は紅林刑事に向かって発砲。右腕、左足を撃たれる。その隙に桜井刑事が犯人を羽交い絞め。ボコボコに殴りつける。さらに津上刑事と吉野刑事まで調子に乗って殴りまくり。犯人ボロボロ。なんとか事件は解決。そして橘刑事の下に無線が入る。「シドニーのまゆみさんと連絡がつきました!」と。「すいませーん。ずっと出掛けていて失礼しました。今日はコアラを観に行ってたんですー。うふふ」。ブチぎれる橘刑事。お・わ・り追記:後味の悪いお話でした。さらに後味の悪いことに、この犯人ひょっとして不起訴になるんじゃね?
2013年04月22日
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中古で「日本沈没」のDVDを購入したが、タバコ臭くて思わず嘔吐。特捜最前線 第105話「さようなら、高杉刑事」半年ぶりぐらいの登場と思ったらナント降板。あまりにも忙しく、西田敏行自ら降板を申し出たらしい。そのため今回はゲスト扱い。高杉刑事のラストエピソードだと言うのに神代課長は今回も欠席。前回まで陣頭指揮を執っていた蒲生次長も不在といういびつな状況でお話は始まる(蒲生次長と高杉刑事はのちに「池中弦太80キロ」で毎週熱いバトルを展開する)。知人の結婚式の帰りに少女買春の疑いで警察に逮捕される高杉刑事。のちに誤解が解けるが、その少女・森下愛子の更生に必死になる。はっきり言って刑事の仕事ではない。高杉刑事には係長として東池袋署に栄転する話があった。以前からもっと市民の近くで仕事をしたい希望が叶ったわけだが、今回のような仕事を続けていると昇進の話に影響しないかとおやっさんは心配する。そんなこんなで事件は解決。無事に高杉刑事は特命課を離れることになる。「同じ仕事なんだし、またどっかで会いますよ」と笑顔で言い残して。しかし、特命課に姿を現すのは数年後のことであり、特命課メンバーをめぐる奇妙な事件にまきこまれることになるがその時、高杉刑事は「刑事」ではなかった。ということで、西田敏行の降板により作風は一層ハード化し、「オヤジ度」「アブラ度」もグレードアップすることになる。ちなみに今回も藤岡弘、のアクションがすごかったが、パンチパーマというよりほとんどアフロ状態の髪形もすごかった。
2013年04月21日
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大したことしてないのに一日が終わった。特捜最前線 第104話「帰ってきたスキャンダル刑事!2」今回も桜井刑事はミヤモトを監禁中。何が何でも黒幕を自白させようとする。禁断症状に苦しむミヤモトを前に「全部しゃべったらこいつをやるぜ」と注射器をちらつかせる。「オーノー!」と苦しむミヤモト。そしてついに黒幕が来日中のニューヨーク市警・ハーマン副長官であることを聞きだす。その直後ミヤモトは何者かに狙撃され死亡。さらに火をつけられ桜井刑事絶対絶命。しかし、とっさにフォークリフトを操り脱出成功。そこへおやっさん登場「警察には警察のルールがある」。なんと桜井刑事逮捕。そんなこんなでハーマン副長官をしょっぴいてやるぜと息巻く蒲生次長以下特命課メンバーだったが、政治的圧力により捜査は打ち切り。ただし、身柄は領事館へ預けられることになる。それを耳にした特命課メンバー(逮捕中の桜井刑事含む)はハーマン副長官の車を追う。ハーマン副長官が車を降りた瞬間、手錠をかけられたままの桜井刑事がパトカーからとっさに飛び出し、警察官の制止を振り切って襲いかかる。手錠の鎖をハーマン副長官の口にグワーッと押しつけ、見てて痛そう。本気で殺そうとしてたみたい。結局、ハーマン副長官殺害(!)は失敗に終わってしまう。そんなこんなで桜井刑事の恋人・弓恵子(誰も知らないよな・・・)が船でアメリカへ出国しようとするが、どうも麻薬も運び出そうとしているのでは?それを嗅ぎつけた特命課は港へ。ピストルを所持させないことを条件に桜井刑事にも同行が許可される。案の定あらわれた覆面男。ミヤモトを射殺した奴とおそらく同一人物。追い詰める桜井刑事。しかし、その覆面男の正体はニューヨーク市警の黒人刑事だった。妻は殺され、子どもは一命を取り留めたが今でも意識不明のまま入院している。なのに。麻薬組織の黒幕はハーマン副長官であり、復讐の相手は親友だった。あまりの理不尽さに「ホワーイ?」を連発する桜井刑事。「金が欲しかったんだよー」と泣き叫ぶ黒人刑事。お互いにピストルを向け合うが、桜井刑事の後ろから黒人刑事を射殺する橘刑事。桜井刑事に「バッカヤロー!」と殴られ、左から鼻血を垂らしながら「でしゃばりすぎたかな」と。結局ハーマン副長官は送還され、事件は未解決のまま終わる。数日後、国際銀行の窓口に現れた桜井刑事は黒人刑事の息子充てに送金。爽やかなナイスガイ。こうして桜井刑事は特命課に復帰。ただし、警部補へ降格処分となる。
2013年04月20日
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わざわざ書類を取りにきてやったというのに目付きの悪い受付に「あなた誰ですか!?」と不審者扱いされたので「お前こそ何者ですか!?」と言ってやった。特捜最前線 第103話「帰ってきたスキャンダル刑事!1」ロケ中に大けがした二谷英明。神代課長は海外出張という設定で一時降板。代わって登場したのが長門裕之演じる神代課長の旧友・蒲生次長。べらんめえ口調。トップが変わるとここまで雰囲気も変わってしまうものか。そんな中、国外逃亡した外国人容疑者を追って渡米していた桜井刑事(藤岡弘、)が帰国。かつて特命課で神代課長の右腕として活躍していたが、革ジャン・サングラス・パンチパーマというワイルドスタイルで再登場。捜査のためなら女を抱きまくり、相手に麻薬を打ちまくり、酒飲みまくり、ピストル撃ちまくりの悪徳刑事ぶり。「さっすがアメリカ帰り!」と喜ぶのは吉野刑事だけで他の連中は変貌ぶりにあ然。おやっさんは「君の机は昔のまま残している」とフォローするが、初めて対面する橘刑事は早速対立。そもそも今回一年ぷりに帰国したのはあまりの乱暴ぷりに国外退去扱いされたから。しかし、本当の目的はある一人の男を追い、復讐することにあった。かつてニューヨーク市警の黒人刑事と家族ぐるみで付き合っていた桜井刑事。日本とアメリカを行き来する麻薬組織の売人。そいつを捕まえたら組織も全滅に追い詰めることが出来る。いつもバカにされている日本人と黒人同士でガンバロウぜと誓い合う。しかし、黒人刑事の親子が何者かに射殺。その何者かとは「ミヤモト」と名乗る日系人。特命課が別の事件で追っていた人物と同じだった。紅林刑事とおやっさんがミヤモトの身柄確保に成功するが、アメリカ大使館に引き渡されてしまう。護送されるミヤモトをタンクローリーで襲撃して、拉致監禁する桜井刑事(この辺の無謀っぶりは神代課長仕込み)。そして「お前に何度でも麻薬を打ってやるぜ。禁断症状の苦しみをお前も味わうがいい」とホントに麻薬を打つ。やってること刑事ではなく「ザ・ハングマン」みたい。そして後編につづく。
2013年04月20日
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「ゴマキの弟と呼ばれて」。ゴマキって誰?なんかの調味料?新しいウルトラ怪獣?ちなみにホマキなら知ってますよ。「ケータイ刑事銭形舞」の頃から注目してました。特捜最前線 第79話「挑戦3・十三歳の旅立ち!」爆発に巻き込まれ、野際陽子は病院へ。神代課長は野際陽子に「結婚したい」「君を妻だと思っている」と告白(取材に押しかけたマスコミに対しても)。そのことを聞いたけいいち君も大喜び。「おじさんが僕のお父さんになるんだね!」「お祝いに花を買ってくるよ」。朦朧とした意識の下、野際陽子は三人でショッピングに出かけたり、台所で食事をしたり、けいいち君に宿題を教える神代課長の姿などを想像。ちょっとホロッときました。しかし、けいいち君が戻って来ると野際陽子は息を引き取ったあとだった。復讐を誓う神代課長。さて、今回の真犯人。野際陽子のスポンサーだった大手商社の社長のバカ息子が8年前に起こした婦女暴行による殺人事件がそもそものきっかけ。そのバカ息子の代わりに出頭し、収監されたのが水島だった。さらに背後には大きな疑獄事件が絡んでいた。辞職願を出した神代課長は捜査ではなく復讐を決行。バカ息子を拉致監禁。「野際陽子を返せ!それが私の目的だ!」とムチャクチャな脅迫をする。しかし、大手商社の社長が送り込んだ孫娘(バカ息子の娘)に冷静さを取り戻した神代課長はバカ息子を解放してしまう。「あなたは非情な人間ではない。あたたかい人間だ。やっぱり我々のキャップだ」とおやっさんのナイスフォロー。しかし、今度はけいいち君がバカ息子の娘を誘拐。大手商社に脅迫電話をかける。そして最後は遊園地を舞台に特命課、大手商社、さらにバカ息子の三者による激しい銃撃戦。大手商社の社長も逮捕される。父親だけでなく母親も失ったけいいち君。神代課長は一緒に生活するつもりでいたが、「お母さんの実家の和歌山へ帰ります」「一生懸命勉強して東京の大学へ進学します。そのときはおじさんに会いに行きます」と。8年に渡る捜査の結果、事件は解決したが、最愛の人を失い、平凡な家庭を崩壊させてしまった。野際陽子と同じく三人でショッピングに出かけたり、台所で食事をしたり、けいいち君に宿題を教える自分の姿を想像しながら雑踏にたたずむ神代課長。ふと顔を上げると野際陽子の姿が。しかし、それは別人だった。夫と男の子と三人で仲良く目の前を歩き去る。さみしげな神代課長。おわり。面白かったけど三部作は長いなあ。
2013年04月19日
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死ぬかと思うぐらい忙しかった。特捜最前線 第78話「挑戦2・僕はおじさんを許さない!」捜査のため自分たちに近づいた神代課長に怒り心頭の野際陽子とけいいち君親子。そして何者かの手によって殺害されたけいいち君の父親。その背後には三光経済新聞社というよくわからない会社の存在が明らかになる。さらに財界の大物がバックに控えている・・・というより神代課長の内偵により実はそこまで分かっていたが、決定的証拠に欠けていた。しかし今回人命を亡くしてしまったことから辞職を覚悟し、最後の捜査に着手する。ほとんど神代課長の土壇場。水島は息子・けいいち君に何かを残しているはず。けいいち君は知っていた。父親のノートにヤバイ記述があったことを。そんなこんなでけいいち君は三光経済新聞社の連中に誘拐される。そこへ単身乗り込む神代課長。足を撃たれて絶体絶命のピンチに陥るが、なんとかけいいち君を逃がすことに成功。この脱出劇がかなりカッコイイ!しかし逃げ切れずまたしても捕まってしまい、ノートを渡してしまう。その頃、野際陽子は経営するレストランを手放し、けいいち君とのんびり生活したいと思い、スポンサーである例の財界の大物のところへ挨拶に向かう。神代課長もさすがに今回は限界を感じたのか、捜査の打ち切りを決定。あまりにも公私混同すぎるため、特命課メンバーからブーイングの嵐。右腕的存在の橘刑事もイライラ超MAX。そして神代課長は野際陽子と高級レストランでデート。いい雰囲気。直接的なセリフはないもののプロポーズめいたことをいい、それを受け入れる野際陽子。その瞬間、店内大爆発。次回おじさん3部作最終回につづく。
2013年04月18日
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キョンキョン、タバコ吸いすぎじゃね?特捜最前線 第77話「挑戦1・おじさんは刑事だった!」神代課長は野際陽子親子と親しく付き合っていた。野際陽子の息子・けんいち君と一緒に海水浴へ行ったり、ヨットに乗ったり。その姿はまるで親子。野際陽子も神代課長に好意を持つようになるが、神代課長はプライベートを一切明かそうとしなかった。というのも、今から9年前。仕事帰りのホステスが暴行、殺害される事件が発生。近所に住む会社員・水島が自首する。その後、判決10年の刑が言い渡されるが、水島は誰かの身代わりに服役したのではないか?という疑惑が浮かび上がる。水島が服役中に妻・野際陽子は3年前にレストランを開業。その開業資金が服役の代償ではないか?そこで神代課長は3年前から野際陽子に近づき、内偵を進めていたのだった。それを知った野際陽子とけんいち君はショックを通り越し、怒りを覚えるようになる。そんなこんなで水島が出所。再び野際陽子と生活するようになるが、けんいち君の心は離れていた。さらに内偵を進めていたことは特命課にも伏せられており、その非情さぶりに特命課メンバーも激昂するが、神代課長は逆ギレ。一方、野際陽子たちは何者から命を狙われる。車のブレーキの故障、自宅に仕掛けられた盗聴器など。津上刑事は盗聴器を仕掛けたと思われる人物を追い詰めるが、寸前のところで交通事故に巻き込まれ死亡。それも口封じに近い、不自然な交通事故死だった。そして水島も何者かによって刺殺されてしまう。野際陽子とけんいち君、激昂。「あなたたちが近づいたからこんなことになった。そっとしておいて下さい!」と。神代課長のおじさん三部作。次回へつづく。
2013年04月08日
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鶴瓶の笑顔。特捜最前線 第70話「スパイ衛星が落ちた海!」某国の人工衛星が西伊豆沖高度300メートルの上空で爆発。残骸が回収されるが、機密情報が収められたマイクロフィルムだけは発見できなかった。政府は特命課に改めて捜査を依頼。ただし、国家機密に当たるため人工衛星の形状、国名は非公開という条件付だった。その頃、墜落現場に「空の死神」と名乗る人物から30億円を要求する脅迫状が見つかった。さてさて、墜落の音をたまたま録音していたタカシ少年と知り合う橘刑事。墜落音と一緒にオートバイの音が録音されていたことに気がつく。「空の死神」とは日頃から近所を走り回っていた暴走族「ブラックサタン」と判明。さっそく容疑者たちを追及。一方、橘刑事はタカシ少年に何かあると睨んでいた。タカシ少年の家族は数年前、米軍の戦闘機墜落事故に巻き込まれ両親と妹を亡くし、現在は祖母と事故により足が不自由になった姉と三人暮らしである。上空を戦闘機が飛ぶ度に両耳を押さえ、うずくまってしまうタカシ少年。タカシ少年にとって飛行機はトラウマになっていた。それだけではない。国やアメリカは墜落事故の被害者に対し、賠償金すら支払っていない。そんなこんなでマイクロフィルムの捜査のためCIA やKGBも動き出す。また捜査権をめぐって政府と対立する神代課長。実はマイクロフィルムを手に入れていたのはタカシ少年だった。しかも偶然。「ブラックサタン」を利用して国から金銭を手に入れようと考えた。「30億でもむ50億でも・・・!国は僕たちに何もしてくれなかったじゃないか!」。言葉を失う橘刑事。そしてタカシ少年の供述に基づいて、マイクロフィルムを破棄したとされる海域を調査。しかも神代課長自らダイビング。吹き替えなし。ところがマイクロフィルムは発見されなかった。「どういうことだ!」と詰め寄る政府高官に対し「暴走族たちが逃げようとした場所にあるに違いない」と説明し、捜査の場所を移動。そして発見される。政府高官は神代課長に対し、タカシ少年の身柄を某国へ引き渡すよう進言するが、「空から降ってくるポンコツから国民を守るのが我々の仕事だ」と拒否し、納得させる。そしてタカシ少年と橘刑事。「僕がマクロフィルムを捨てたのはあの場所じゃない」と発見現場と矛盾した発言。どういうことか?ひょっとして・・・マイクロフィルムはタカシ少年が指定した場所で見つかった。しかし、神代課長はあえて暴走族が指定した場所へ移したのだった・・・!?米軍の戦闘機墜落事故により両親と妹を失い、今回の事件で祖母と姉を失った。「父さーん!母さーん!アサコー!」海に向かって叫ぶタカシ少年。戦闘機が墜落するシーンがインサートされ、お・し・ま・い。当時、実際に米軍の戦闘機墜落事故があった。それが元ネタの今回のお話。酷い話ですな。。。それにしても特命課はマイティジャックなみの活躍、というか今回はQやマイティ号が出てきても全然おかしくない。世界規模まで広がった設定をご近所レベルのお話に畳んでしまう手腕が素晴らしすぎ。
2013年04月06日
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魅力のなさが爆発。特捜最前線 第94話「恐怖のテレホン・セックス魔!」マニアの間でカルト的な人気を誇るお話。おやっさんこと船村刑事の妻の知人・洋子は毎晩かかってくる変態電話に悩まされていた。「はあ・・・はあ・・・奥さーん・・・今どんな格好してるの?オレ今、裸なんだ・・・」「ぎゃーっ!!」と洋子さん半狂乱。怪奇映画よりも怖いです。そこでおやっさん、仕事ではなく個人的に捜査を開始する。しかし、犯人はかなりの知能犯。さすがのおやっさんも苦戦する。そこで特命課メンバーの協力を得て本格的に捜査を開始することに。その結果、洋子さんだけでなく近所のあちこちの奥さんたちも被害あっていたことが判明。被害届も多数出されていた。被害届の実態を調べにとある警察署へ赴くおやっさん。「いやー特命課の皆さんが動くということはどんな大きな事件なんですか?」とくだらないことを聞いてくる警官に対し、「事件に大きい小さいもない!」と一喝。すばらしい一言です。さらに変態電話を毎回録音。ひたすら分析した結果、都電の音が聴こえることから恐らく沿線の公衆電話から掛けていることが判明する。しかし、犯人はおやっさんの声を加工して「奥さーん」(おやっさんの声)と変態電話で逆襲。「ぎゃーっ!!」と洋子さんまたしても半狂乱。さらにおやっさんに「殴られた」と弁護士を連れて特命課に乗り込んでくるモンスターっぷり。おやっさんピンチ。そんなこんなで犯人のアリバイ崩しに躍起になる特命課メンバー。ある日、犯人はポルノ映画館から変態電話をかけてくる。もちろんおやっさん尾行。すかさず録音、分析。「おやっさん!やりました!バックにポルノ映画の音もバッチリ入ってます!」と吉野刑事(アカレンジャー)大喜び。犯人のアリバイは崩れた。逃げる犯人を全速力で追いかけるおやっさん。心臓病の持病を持っているのに。そして無事逮捕。めでたしめでたし。珍しくハッピーエンド。ただし神代課長は欠席。特命課はどんな事件にでも対応するが、さすがに今回だけは「おやっさんに任せるよ」といったところか。追記:犯人の動機は描かれず。その辺りにやや物足りなさを感じたが、この手のテーマは掘り下げすぎると刑事ドラマの範疇を逸脱してしまうかもしれない。その分、おやっさんの刑事としての執念を描くことで辛うじてバランスを保っている。「怪奇大作戦」みたいに徹底的に犯人側の動機を深く掘り下げた「特捜最前線」も観てみたい。
2013年04月04日
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松井秀喜に国民栄誉賞。なぜ?俺もかなり頑張ってるので俺にも国民栄誉賞を寄こせ。特捜最前線 第80話「新宿ナイト・イン・フィーバー!」タイトルからは想像できないくらい悲惨なお話。疲労も眠気もぶっ飛びました。暴力団同士の抗争が勃発。ある日、抗争に使用された拳銃を偶然手に入れたのが気弱なサラリーマン・赤塚真人。気の弱い彼は日頃から彼女や上司にバカにされている。不器用なため営業成績も悪い。営業に回るがあちこちで小間使いのように使われ、搾取され続ける。今日も契約を取るため、なけなしの金で買ったと思われるブランデーを口説きにかかっている電器店のオヤジに渡そうとしたところ、カバンになぜか拳銃が入っていることに気がつく。神社でいじくっていると暴発。ビビリの彼はとりあえずコインロッカーに仕舞いこむ。その頃、特命課は拳銃捜査の途中、神社で射殺体を発見。赤塚真人の誤射に巻き込まれたのだ。その夜、新宿をふらつく赤塚真人。チンピラ二人組に因縁をつけられボコボコ。サイフも巻き上げられる。何もかも嫌になり憔悴しきってしまうが、ふとコインロッカーの拳銃のことを思い出す。拳銃を取り出し、チンピラ二人を射殺(三発使用)。気持ちが大きくなった赤塚真人は電器店のオヤジも射殺(二発使用)。さらに自分のことをバカにし続けてきたホステスを脅し、彼女のマンションへ。翌朝、射殺(一発使用)。その時、既に赤塚真人のことがニュースや新聞で報道され、上司が取材に対し「日頃からネチネチした性格でしてね。彼は異常性格ですからねー」と実もフタもないことを話す。さらに新聞の見出しにも大きく「異常性格」と。「くっそー!次はあいつだ!」と狙った相手はもちろん上司。むりやりディスコに連れ出して躍らせる。そして射殺(三発使用)。残りは三発。「最後は・・・」と彼女を呼び出すが、そこへ特命課も駆けつける。吉野刑事が追いかけ、ビルの屋上へ。路上と吉野刑事の足元にそれぞれ着弾。弾はあと一発。柵を乗り越え、抵抗する赤塚真人に彼女が呼びかけた瞬間、バランスを崩し、残りの一発を空中に向かって撃ち放したまま地上へ落下。「ぎゃーっ!!」と泣き叫ぶ彼女。何のフォローもないまま、お・わ・り。特命課はほとんど登場せず、赤塚真人中心に話が進む異色作。辻褄の合わない箇所や赤塚真人へのイジメがややオーバーに描かれている点などが気になったが、それにしても、まあ。。。
2013年04月03日
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去年ぐらいから1パック45グラムだった納豆が、密かに40グラムへ軒並み減っている。概ねどのメーカーも。特捜最前線 第69話「誘拐2・パニック・イン・函館!」犯行グループの主犯格・溝口も元刑事で、勝原の部下だった。そして勝原の娘・トモコは溝口に魅かれ、逃走の手助けをするようになる。「お父さんは自家用機を持っているの。それに乗ってアラスカまで逃げて」。しかし実際に用意された飛行機はセスナ。こんなんでアラスカまで飛べるのか?それ以前に当時ならソ連に撃墜されるような。そんなこんなで溝口はダイナマイトを空中から投げつけ、まずは函館警察署を爆破しようとするが、タンクからガソリンが漏れ墜落。爆発。前編は盛り上がったが、後編はイマイチ。尻すぼみ感あり。一本の話を無理やり前後編のまとめたような感じがしてならない。明らかに尺稼ぎと思われるカット(タイアップ映像)が随所に挿入。観光PR映画みたい。それだけでこちらのテンションが下がってしまう。トモコの心境の変化もやや唐突。ボーっとしながら観ていたせいかもしれないが、溝口の犯行の動機もやや不明確であまり共感できなかった。しかし、撮影スタッフとキャストたちは宿泊先のホテルでは毎晩盛り上がっていたと思う。西田敏行は欠席(天竺に向かっていたため)。
2013年04月02日
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木村カエラは眉毛剃りすぎ。特捜最前線 第68話「誘拐1 東京-函館縦断捜査!」警察OBで銀行に天下りした元エリート刑事・勝原の娘が誘拐された。しかし奇妙なことに身代金は五百何十万何十何円(うろおぼえ)という中途半端な金額だった。特命課は身代金を受け取りに来た老人を逮捕したが、口を割ろうとしなかった。その後の調べで老人は元警察官であり、当時上司だった勝原の指示が原因で不祥事を起こし、定年を前にして退職させれていたことが判明。そして身代金の額は老人が受け取るはずだった退職金の金額だった。おやっさんこと船村刑事は「年寄り同士、頭の毛が薄い者同士で話をしようや」とフレンドリーに取調べをしようとするが、「あんたみたいなデカが一番信用できん」「どうせ先のないあんたの手柄にするぐらいなら若手の手柄にしてあげたい」「若い奴にならいくらでもしゃべってもいい」と毒を吐かれ、おやっさん激昂。その直後、一緒に屋上に出た津上刑事の目の前で「あの歳を取った刑事に悪いことをした」と言い残し、飛び降り自殺をしてしまう。「いやー迂闊だった」あの老人は取り調べの時点で死を覚悟していた、年寄りの刑事よりも若い刑事であれば失敗してもやり直しが利く、年寄りだとそうは行かない、「あの男の気持ちに何故気づかなかったのか」とおやっさん落胆。そんなこんなでまたしても身代金要求の電話。函館まで呼び出して受け渡しを要求する。現場に現われたのはまたしても警察OB。しかも今回も勝原が原因で退職に追い詰められた元刑事だった。そんなこんなで追跡の途中で事故死。捜査は行き詰る。その頃、犯人のアジトでは勝原の娘が監禁されていたが、主犯格の男は真摯な態度で接していた。目的は誘拐ではなく、あくまで勝原への復讐だからである。しかし、身代金の受け取りに失敗した主犯格の男の弟はイライラMAX。兄の居ない好きに勝原の娘の首を絞める。で、次回につづく。特命課全員函館へ出張なのに高杉刑事だけ東京で留守番。しかも高杉刑事の登場シーンはすべて特命課事務所だけ。西田敏行ブームの影響ですな。
2013年04月01日
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なんかむかつく。特捜最前線 第62話「ラジコン爆弾を背負った刑事!」国際会議出席のためハワード神父来日。その命を狙っていたのが過激派「黒の義勇軍」の残党たち。それを察知した特命課はさっそく「黒の義勇軍」のアジトを見張ることに。しかし、見張っていたはずの吉野刑事、津上刑事、おやっさんこと船村刑事、紅林刑事がその場から順番に姿を消してしまう。そして彼らの後を追っていた橘刑事までもが行方不明になるが、全員「黒の義勇軍」に監禁されていた。さらに特命課5人以外にも男女一人ずつ、計7人が監禁状態にあった。「黒の義勇軍」の女リーダー岡本麗は「この中に特命課の刑事が紛れ込んでいる」「名乗り出ないと一人ずつ殺す」と脅す。特命課5人は芝居を打って出る。「誰が刑事なんだー!」「俺じゃないヨ~!」「助けてくれー!」。芝居はエスレートし、殴り合いまで。しかし、謎の男性が「実は自分は公安の刑事だ。全員を助けてやってほしい」と衝撃のカミングアウト。これには特命課5人もびっくり。ところが岡本麗は既にそのことを知っており、公安の刑事をその場で射殺。「我々が知りたいのは特命課の刑事だ!」。そんなこんなで女性を含め6人は脱出を試みる。橘刑事と女性だけは何とか成功するが残りの4人は失敗。さらにお話は意外な展開へ。芝居を続ける特命課に対し「お前たち全員特命課の刑事だということは知っているよ」。そして脱出に成功したかに思えた橘刑事は結局捕まってしまう。その上、爆弾が搭載された車に乗せられ、遠隔操作でハワード神父の車へ激突!。これらは何から何まですべて「黒の義勇軍」のシナリオどおりだった。しかし寸前のところで神代課長の機転で難を逃れる。そして「黒の義勇軍」も全員逮捕でめでたしめでたし。すごいミステリー。刑事が一人ずつ行方不明になる展開が面白い。さらに逆転に次ぐ逆転で全くダレない。本放送当時はCM(提供:日産)を挟んでいたのでもっと盛り上がっていたと思われる。いい時代ですなあ。しかし今回は高杉刑事欠席。ついに空前の西田敏行ブームが到来したのであった(猪八戒)。
2013年03月30日
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前田敦子ってかわいいか?特捜最前線 第54話「ナーンチャッテおじさんがいた!」高杉刑事(西田敏行)がメイン。ふざけたタイトルだが、テーマは車内暴力。電車内でタバコを吸ったり、他の乗客に難癖つける阿藤海ほか3名のチンピラたち。それを注意したサラリーマンを逆恨みして暴行。サラリーマンは死亡してしまう。特命課は聞き込み調査を行うが、阿藤海たちの報復を怖れて協力しようとしない。かなりの人たちが現場を目撃しているはずなのに。そして今日も阿藤海たちが電車内で好き放題。そこへ一人のおじさん登場。おじさんは阿藤海たちをからかう。「このクソジジイ!」と阿藤海たちは逆上するが、おじさん「びえーん」と泣き出したため気まずくなった阿藤海たちすごすご退散。その後ろ姿を見ておじさん、ベロを出してぴょこぴょこ小躍り。乗客も思わずニコニコ。このおじさん、近所では「ベロ出しおじさん」として有名だった。そのベロ出しおじさん自身、息子が車内暴力の被害に遭い殺された過去を持っていた。そんなこんなでベロ出しおじさんもチンピラに殺害されてしまう。犯人を捜すため高杉刑事も電車内で喫煙するアホなどを見つけるとちょっかいを出しては「びえーん」と泣く、一種のローラー作戦を展開。気まずくなったアホが退散した後「ナーンチャッテ」と言うのは高杉刑事のオリジナル。そんなこんなでサラリーマンとベロ出しおじさんを殺害した犯人を逮捕。電車内に平和が戻る。その後、ベロ出しおじさんの遺志を継いだのか、新しいベロ出しおじさんが登場。電車内のアホにちょっかいを出しては「びえーん」と泣きまくる。電車内でその光景を微笑ましく見ている神代課長と高杉刑事。「ベロ出しおじさんは生きているんだよ」。直球の人情話。車内暴力がピークだったのは確か87~88年ごろに掛けてだったと思う。今回のお話はその約10年前。既に問題は発生していた。それに対する警鐘ともいえる一本。それにしても電車内で平気で通話している奴、あれも車内暴力だと思う。
2013年03月29日
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コスプレとは?特捜最前線 第30話「核爆発80秒前のロザリオ」原子爆弾が入ったカバンを抱えながら雑踏をうろつく重森。公衆電話から特命課へ電話し、過激派「黒の義勇軍」のリーダー・阿久津の釈放と、その様子のテレビ中継、さら30万ドルを用意し海外への逃亡を要求する。重森は「黒の義勇軍」のメンバーでもあった。しかし阿久津は心臓が悪く、近々医療刑務所への移管が検討されていたが、事が事だけに重森の要求を呑むことになる。特命課に保護されたまま阿久津は釈放、パトカーで移動。その様子を指定された場所からテレビ中継を行おうとするが、中継地点寸前のところで阿久津は心臓麻痺で急死。そのことをテレビのニュース速報で知り激昂する重森。阿久津の一件を誤解したまま、ついに原子爆弾を新宿のコインロッカーに入れタイマーをセットしてしまう。ところ変わって刈谷教授宅。重森との接点を失い、イライラMAXの特命課メンバー。ただし重森はニュース速報を見ているはずなのでこちらへ何らかの連絡を取ってくるに違いない。今はそれを待つことしかできない。そこへ刈谷教授の娘・ミナに電報が届く。友人の父親が亡くなったとのことでそのまま出かける。実はその電報は重森からであり、重森とミナは交際していた。公園で再会する二人。「一刻も早く東京から離れよう」「90分もあれば安全圏まで逃げられる」と言い、コインロッカーの鍵を噴水に投げ捨てる。しかし小児科医であるミナはそんなことはできないと断る。そして重森が与えてくれたロザリオを見せる。それは重森が母親の形見だった。そんなこんなで神代課長が猛ダッシュで登場。神代課長に向かって発砲し逃走。超ヤバイ状況。重森は街中を逃げまくるが、あちこちに警官が配備されこちらも絶体絶命。ふと時計を見る。我に返ったのか「止めなきゃ・・・止めなきゃー!!」と公園に戻り、噴水に飛び込んで鍵を探しまくる。それを子どもたちが「変な人ー」とキャッキャッ騒いでいる姿の落差が。鍵を発見。猛ダッシュで新宿のコインロッカーに向かう重森。それを吉野刑事と津上刑事が取り押さえるが「離せー!!あと2分しかないんだー!!」と半狂乱。そこへさらに神代課長猛ダッシュで登場。鍵を受け取りロッカーのナンバー「18番」を確認すると人ごみを掻き分け、というよりもぶつかりまくり、突き飛ばしながら爆走。ロッカー発見。原子爆弾も確認。手当たり次第に配線を引きちぎる!そしてタイマーは爆発3秒前にして止まる。吉野刑事と津上刑事に連行されるボロボロになった重森。それを俯瞰で捉えるカメラ。新宿駅前。ものすごい数のギャラリー。夕焼け。お・わ・り。テレビドラマでここまでやってしまうとは凄すぎる。これ過去にも何回か見てきたが、何回見ても震えが来る。後に公開される沢田研二主演の映画「太陽を盗んだ男」のモトネタだと思うが、壮絶さでは「特捜最前線」のほうが上ではないかと思う。「太陽を盗んだ男」も強烈に面白いが、スポンサーのつくテレビというメディアでここまでやってしまうのがなんとも。これが「マイティジャック」だったら最後に無理やりマイティ号が登場してしまうところだが。ちなみに今回なぜか桜井刑事は欠席。こんな大変な時にどこ行ってるんだ!
2013年03月28日
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私に平和を。特捜最前線 第29話「プルトニウム爆弾が消えた街」強烈過ぎるお話。某核処理施設に4人のテロリストが侵入。研究員の重森とプルトニウムが奪われる事件が発生。ただし4人のうち3人はその場で射殺。1人は瀕死の状態で逮捕されるが、重森とプルトニウムだけが行方不明。その後、神代課長は官房長官に呼び出され、極秘裏に、しかも迅速に事件の解決を依頼する。極秘裏とは特命課の部下たちにも秘密にせよということ。奪われたプルトニウムで原爆を作ることは可能、しかも高校生ぐらいの知識でも。神代課長はそのことを怖れ、同席していた原子物理学の権威・刈谷教授も否定しなかった。その頃、特命課は連続幼女殺人事件を追っていたが、全ての捜査を中断し重森の発見を最優先させるよう指示を出す。しかし理由の説明がないことから全員納得できない。それでも神代課長は聞く耳を持たず「とにかく命令だ!」の一点張り。イライラ超MAX。とりあえず目的が分からないまま特命課は捜査を開始。おやっさんこと船村刑事は病院に収容されているテロリストに面会。「お前はもうじき死ぬんだ!だから死ぬ前に全て話せ!」と首を絞めながら自白を強要した結果、ホントに死んでしまう。その頃、重森はプルトニウムを使って原爆の製造に着手していた。実は重森はテロリストの一員だった。そんなこんなで部下に事情を説明する神代課長。一日、二日もあれば原爆は完成する。最悪の事態は避けなければならない。そして新聞社に届く犯行声明。そんなこんなでテロリスト、重森、さらに刈谷教授がつながっていることが判明。刈谷教授は原子爆弾を持って国や核保有国に対し、核兵器の放棄を訴えるつもりだったのだ。「日本は唯一の被爆国だ。敗戦のときに日本は戦争の放棄、平和憲法を誓った。今では小中学生の教科書から戦争の記述は消え、核の恐怖は抹殺され防備は軍備にあらずといった詭弁が堂々とまかり通っている。軍事予算は年々増加の一途をたどり、成りあがり思いあがりの亡国の輩どもは核武装もまたやむなしいや核武装すべきだと論議をはじめている」と。神代課長激昂「核を弄ぶあなたにに平和を云々する資格はない!」。そんなこんなで重森は完成した原爆を持ったまま逃走を続ける。神代課長「とうとう死の元素が動き始めた!今日にも爆発するかもしれん!原爆が!」。次回へつづく。
2013年03月27日
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電車の中で通話する奴撲滅キャンペーン実施中。特捜最前線 第13話「愛・弾丸・哀」1クール終了にして早くも大傑作登場。立てこもる銀行強盗に向けて発砲する桜井刑事(藤岡弘、)。後に犯人は死亡する。そのことに納得できない津上刑事(荒木茂)。「本当に撃たなければならなかったのか?」「撃たなくても逮捕できたのではないか?」先輩である桜井刑事の行動を激しく非難し、一方で船村刑事(大滝秀治)のことを「あなたみたいな優しい人が本当の刑事だ」「あなたは刑事生活30年で発砲したことなどない」と心酔。しかし船村刑事は「君の考えには賛成できない」、そして神代課長(二谷英明)は「発砲命令を出したのはこの俺だ。桜井のやったことは正しい。責めるなら俺を責めろ」「お前がどのように考えようと自由だが、俺の下で働く以上はチームワークを乱すような言動は一切許さん」と一喝。そんなこんなで津上刑事の妹が銀行強盗の一味(石橋レンジ)に誘拐。なんだかんだでレンジを追い詰めるが、妹を楯にして抵抗するレンジに銃を構えたまま動けない津上刑事。しかし反射的に発砲。レンジ即死。呆然とする津上刑事に向かって「俺だ!俺だ!そんな腕じゃ落第だ!」と津上刑事の口に拳銃を突きつける船村刑事。そしてレンジの死亡を確認する。まだ呆然としたままの津上刑事。お・わ・り。本当に船村刑事が発砲したのか?津上刑事が撃ったのではないか?しかしそんなことはどうでもいい。徹底的に津上刑事の甘ちゃんぶりを描写し、何のフォローもないまま、視聴者(と津上刑事)を突き放したまま終わってしまうのが素晴らしい。それは津上刑事が後に伝説となる複線・・・ではなく、たまたまただと思うがとにかく面白かった。それにしても考えさせるドラマって減ったなあ。
2013年03月26日
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体力限界。また血圧が高くなっている様子。特捜最前線 第1話「愛の十字架」記念すべき第1話。しかし、面白くなかった。全作品通じても凡作。特命捜査課は実在しない。一般のオフィスビルに設置された警視庁直属のチーム。子どもの行方不明から核爆弾の処理までなんでもこなすプロフェッショナルたち。ある意味仕事を選ばない「マイティジャック」に近いものがある。そんな特命捜査課は第1話から既に存在。特に結成に至るエピソードはなし。神代課長の過去がチラッと語られる程度。それ以外では船村刑事があと四年で定年を迎える叩き上げのベテラン刑事だということが分かるくらい。桜井刑事、吉野刑事、高杉刑事、津上刑事に至ってはどんなキャラかサッパリ分からない。分かることは「おっさん」「アブラ」「人情」だけ。細かい人物設定はこれから追々ということなんだろうが、それにしても凡作。「太陽にほえろ!」との差別化を図り、エリートたちで構成された特別チームといった設定は面白いが、とにかく地味。途中で寝てしまった。のちに10年も続くとは誰も予想しなかったのではないか。記念すべき悪役第一号が志賀勝だったのもよかったのかどうなのか。志賀勝は「特捜最前線」のテイストには馴染まないと思うが、まだ番組をどういう方向へ持っていくべきか、作り手側の迷いが伝わってきた。
2013年03月23日
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明日からちょっと変わってみるか。どう変わるかは未定だが。特捜最前線2012CSの東映チャンネルとファミリー劇場による企画制作。テレビ朝日はノータッチ。したがってテイストがちょっと違う。いや、ちょっとどころかかなり違う。特命課は特命1課と2課へ再編。それぞれ桜井刑事と橘刑事が課長に就任。神代課長は両特命課を統括する立場として部長へ昇進する。こうして特捜最前線は最終回を迎えたが、続編やリメイクは作られず。今回の2012が初の続編となる。ただし、以前のレギュラーは登場しない。登場人物は特命1課5名のみ。課長は渡辺いっけい。軽い。アブラギッシュなオヤジ顔した役者がいなくなった。全員軽い。日本酒(しかもコップ)や焼き鳥が似合う役者でなければ特捜最前線に出演してはいけない。しかし、そんな役者は平成日本には絶滅も同然。では肝心のドラマはどうかと言うと、これが実にチープ。あのテーマ曲がピコピコした打ちこみ系サウンドに編曲。画面いっぱいに映し出された夕陽にタイトル。それを横切るヘリコプターのシルエットがCGで処理。悪い夢でも見ているのかと思った。お話自体は悪くなかった。スマホを犯行アイテムに使うアイディアはさすが長坂秀佳。しかし、如何せんフィルムではなくビデオで撮影されているため、ただでさえ軽いのに余計に軽さが際立ってどうしようもない。要するに全然ダメ。自分の中でなかったことにしたい一本。まつりの最後がこれではあと味が悪すぎる。先週、橘刑事役の本郷功次郎が亡くなられ、特命課も物故者が増えた。神代課長(二谷英明)、橘刑事(本郷功次郎)、船村刑事(大滝秀治)、叶刑事(夏夕介)、津上刑事(荒木しげる)。これは由々しき問題です。こうなったら桜井刑事(藤岡弘、)か高杉刑事(西田敏行)の復活しかないと思うが、みんな真面目に観てくれないよね。私がキャスティング考えます。誰にも頼まれていないが。
2013年02月18日
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急にアクセス件数が伸びてるな。山田優とか藤原紀香にヒットしただけでは?くだらんことに興味を持つ暇人が多いこと。特捜最前線 第418話「少年はなぜ母を殺したか!」麻薬所持、野球賭博、母親殺害の容疑で逮捕された少年の審判だけでお話が進む。したがって全編法廷シーンのみの異色作。ホントに出てくるのは法廷のみ。それ以外はすべてセリフだけで処理。こんなテレビドラマ、後にも先にもこの一本だけでは?しかも刑事ドラマで。圧巻です。そして事件の真相も。泣けるなあ。。。
2013年02月18日
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山田優と藤原紀香はなんとなく似てる。痛さ加減が。大きなお世話なんですが。特捜最前線 第317話「掌紋300202!」今回も叶旬一刑事が主役。叶刑事は生後すぐに捨てられ施設で育った。そのため両親を知らない。そういう設定が元々あり、それを活かしたお話。特命課は大物政治家・城所が政府高官が残したノートを所有していると睨んだ。そのノートには政治家たちの不正やスキャンダルが記されているという。しかし、政治家は所有を否定。一方で生き別れの息子を探していた。その息子が叶刑事だった。ここまでは割と早い時点で展開。叶刑事の出生がオチではない。今回、最大のオチはノートを保管している金庫の暗証番号である。政治家・城所は殺し屋に殺害され、ノートは金庫に保管されたまま。しかも時限爆弾と一緒に。爆破時刻が迫る中、神代課長、桜井刑事、橘刑事、叶刑事の四人は暗証番号6桁の数字について考える。その展開が圧巻。叶刑事は「奴は自己中心的な人物なので自分の誕生日」、桜井刑事は「自分のメインバンクの口座番号では?」と推理する。しかし橘刑事は「奴が一番大事に思っていた日、それは叶、お前の誕生日だ」と断定。叶刑事「その証拠は何ですか!?」、橘刑事「人の親としての直感だ」。こう文章に起こすと陳腐な感じがしないでもないが、映像を観るとスゴイです。また熱かったヨ。ただし、音声劣化がひどく、音量を上げないとセリフが聴き取りにくいのが残念。しかし面白かった。
2013年02月18日
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朝から雨って嫌ですな。特捜最前線 第260話「逮捕志願!」今回は夏夕介演じる叶旬一刑事が主演。15年前に起こった通り魔殺人事件。犯人不明のまま時効が成立しようとしていたが、唯一の被害者である男性の父親が「自分が犯人である」と名乗り出る。しかし、状況証拠に乏しく、誰もまともに取り合おうとはしない。むしろ一人暮らしの老人が淋しさを紛らわそうとしている狂言だと決めつける始末。しかし、叶刑事だけがその老人の証言を立証しようと奔走する。しかも時効まであと数日足らず。老人の息子は覚醒剤中毒に罹り、家族への暴力が絶えなかった。家庭の崩壊に耐えられず息子を刺身包丁で刺殺した、というのが真相だが、証拠がないまま15年を迎えようとしていた。叶刑事が単独で無駄な努力とも言うべき物的証拠探しや、老人の証言と捜査報告の矛盾点からありとあらゆる整合性を図ろうとする。老人を犯人として逮捕することが、老人を救済することになり、老人にとって息子への供養となる。終盤の畳みかけるような展開がすごい。老人の証言が真実だったとする謎解き、そしてその証明。熱かったヨ。
2013年02月18日
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会議にパソコン持ってくる奴にむかつく。いろいろ議論していると「そーいえばアレ何でしたっけ?」。みんな腕を組んで「うーん」と唸っていると「それはですねー」と鼻高々に語り出す。インターネットで調べるんじゃねえ!こんな奴は建物の外につまみ出せ!特捜最前線 第85話「死刑執行0秒前!」船村一平刑事こと大滝秀治が今回の主役。工事現場から白骨死体が発見。それは船村刑事が14年前に携わった一家惨殺事件で唯一行方が不明だった人物であり、犯人として拘留されている男の無実を証明する可能性が高いものだった。しかし、なんとその男の死刑執行は明日と決まってしまった。ということでサブタイトルの「死刑執行0秒前!」って、それはギリギリアウトではないの?と思ってしまったりするが、そこは大人のファンタジー。昭和の刑事ドラマなので大目に見てほしいものです。でも内容はしっかりミステリー&人情物でグッと来ました。大滝秀治はたたき上げの刑事役をやらせるとホントに素晴らしいなあ。
2013年02月17日
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いかん。と思う。不惑といいながら迷ってばかり。誰が悪いという訳ではないが。でもやっぱり、いかん。よくない。よくないよなー。春の特捜最前線まつり 第51話「凶弾2・面影に手錠が光る!」神代課長が単独で犯人逮捕に向かう。と、こう書くとカッコイイ感じがするが、画面上ではただの暴走。そのため指揮権は藤岡弘演じる桜井警部補へ一時的に移さざるを得ない異常事態に。しかも特命課解散案まで出てしまう。熱すぎる。こんなテレビドラマ、今では絶滅状態。というか当時でも無かったのでは?さらに神代夏子を殺した真犯人が誰なのか、最後まで観ないと分からない構成は見事。しかも意外な人物が真犯人だったりする。これは長坂秀佳お得意のパターンなのだが、毎回読めない。意外な人物が真犯人なのはパターンなので分かっているが、本当に意外すぎて読めない。そして最後に真犯人が分かったときの爽快感。しかし、今回それがない。犯人を逮捕するが、神代課長はただ夕日に向かって涙を流しながらつぶやき続ける。「神代夏子、昭和53年3月15日死亡。21歳。昭和31年8月24日午前10時28分生まれ。昭和37年4月8日世田谷区立ようめい小学校入学。昭和43年3月23日卒業。昭和43年4月8日区立第四・・・第四中学・・・入学。夏子・・・夏子・・・!」。
2013年02月17日
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怒り心頭。何でこんなに頭が悪いのでしょうか?尋常ではないですよ。頭の悪さが。手を引けばいいだけのことなのですが、あんな頭の悪い奴らに蹂躙されて黙っているか?ということで思案中。特捜最前線まつり 第50話「凶弾・神代夏子死す!」ヤマザキ春のパン祭りに対抗して特捜最前線まつりを開催することにした。特捜最前線というとアブラギッシュなオヤジ系刑事ドラマと偏見を持っていることでしょう。そんなあなた、一度でもいいからちゃんと観て下さい。なぜ毎週欠かすことなく10年も続いた理由が分かるはず。特捜最前線はただの刑事ドラマではなく、基本はミステリーなのです。犯人は誰か?その動機は?そしてチリアーノのエンディング(「私だけの十字架」)。作る側も「そんなに続かないよなー」と思っていたら「一年続いちゃったヨ」ということで作ったのがこの一本。熱い。そして涙が出たヨ。マジで。脚本を担当した長坂秀佳は「オレ他人の書いた話を観ないんだけど、メインライターなんである日観たんダヨ。そしたら神代課長役の二谷英明がピストル突き付ける犯人に向かって堂々と歩きだしてんの。それはおかしいし、ありえねーよな!?視聴者もどうせ打たれないだろうと思っているからお約束になっている。そんなはずねえだろ!と思ってこの話を書いた」と熱く語る。実際、犯人に捕まりピストルを突き付けられた娘・夏子に向かって神代課長は苦悩しながらも犯人逮捕のためジリジリと間合いを縮める。しかし犯人は夏子を撃つ。そして犯人は逃走。死んだ夏子を抱えながら部下の津上刑事は神代課長に向かって罵声する。「あんた・・・あんたが殺したんだ!」後半へつづく。
2013年02月17日
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