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2006年09月08日
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テーマ: 糖鎖(9)
カテゴリ: 糖鎖



    1 グルコース(ブドウ糖)
    2 ガラクトース(乳糖)
    3 マンノース
    4 キシロース
    5 フコース
    6 N-アセチルグルコサミン
    7 N-アセチルガラクトサミン
    8 N-アセチルノイラミン酸


 このうち、 グルコース(ブドウ糖) が不足するということはほとんど考えられません。また、一部の極めて偏った食生活を送っている人以外、 ガラクトース(乳糖) が不足している人もいないでしょう。

 その他6種類の単糖類は、かなり バランスの取れた食生活 をしていない限り、不足している人がほとんどだと思います。はっきり言って、 必要量のせいぜい20%~30%程度しか摂取していない と思われます。

 それでは大変ではないかと心配される方も多いでしょう。しかし、極端に心配する必要はありません。なぜなら、豊富にあるグルコースを原料として他の6種類の単糖を作り出すことができるからです。

 でも、「なあんだ、心配ないじゃない。」と完全に安心しきることはできません。なぜなら、これら6種類の単糖を合成するためには、非常に多くの 酵素 ビタミン や ミネラル を使い、多くの エネルギー物質(ATP) を使って作り出さなければならないからです。

 本来食品から摂取できていたはずのものですから、 体にとっては余計な仕事 です。しかも、その 製造場所は肝臓 。ただでさえ酷使されている肝臓はヒーヒー言いながら馬車馬のように働いているのです。

 その結果として作られる単糖の量は、まさに 必要最小限 。とりあえず命を保つのに必要なだけということになります。つまり、多くの現代人の細胞の持つ糖鎖は、決して十分なものではないのです。これは正常な体の状態の場合はなんとか辻褄が合っていますが、いざ 緊急事態 になったときには、十分な機能を果たせるとは言い難いのです。

 つまり、 60兆の細胞のキャパシティ(許容量) がきわめて小さくなっているというのが現代人なのです。昔はほとんどなかった 喘息 アトピー性皮膚炎 のような 自己免疫疾患 が増加してきた時期と、 食生活の欧米化 が一般的になってきた時期とはだいたい一致しますが、これは糖鎖という側面からも説明できるのです。

 1977年発表の マクガバン報告 で世界で最もすぐれた食事として、 日本の伝統的な食生活

 私事にわたりますが、私が子供時代は、本当に肉を食べるということはほとんどありませんでした。ただし魚はアジ・イワシ・サンマ・サバなどが手頃な値段で頻繁に食べていた記憶があります。魚以外の肉類としてもっともよく食べたのは、たぶんクジラだったと思います。

 いずれにしても、植物性の食材を様々に調理して食べていたのです。そのころ、私の身の回りに喘息の人、アトピー性皮膚炎の人は皆無でした。

 こうした事実だけ見ても、植物性の食材を積極的に摂ることが大切であることがわかると思います。言い方を変えれば、 多種多様な植物性の食材を使うことによって、必要十分な単糖類を摂取できる ということなのです。

 ただ、同じように見えても、今と昔では素材そのものが相当に変化しています。農薬の大量使用、栄養価の低下等です。これについては、また別の機会に詳しく書くことにします。

 本日はここまでとします。



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最終更新日  2006年09月08日 10時19分52秒
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