真剣十代しゃべり場


 私は中退とか離婚とかが好きじゃない。自分で志したことを、途中でやめたり、方向転換するのは、根性がないからだと思うから。尤も、離婚に関して言えば、根性とかの問題でもないかもしれないけれど、一緒に居たら殺されるかもしれないような結婚相手ならまだしも、立ち居振る舞いが気に食わないだとか、家事育児に協力的でないだとか、そういうのは、正当な離婚の理由ではないと思っている。
 提案者が校風がどうあわないと思ったのか、その部分を聞きたかったが、本人は「甘えていた。」「認識が甘かった。」その結果、退学せざるを得なかったように言っていた。この子の親も離婚していると言う。
 しゃべり場に出ている子の中にも、数人は親が離婚している子が居る。離婚率って、今、高いんでしょうね。身近にも、一人、二人の子供を連れて実家に帰っている人があるけれど、其処は、旦那が女を作って出て行ったんだそうだ。

 話がそれたが、挫折は必要か?出来れば、そんな苦しい思いは経験しないで、順風満帆に進むのが一番だけど、人生なかなか、そんなに甘くはない。ならば、経験しなくてはならないのならば、転んでもただでは起きぬの精神で、其処から大切なことを学んで、人間として成長する肥やしにすれば良い。
 在日韓国人で最近帰化したと言う女の子が、涙ながらに訴えていた。
「私が帰化したいと言ったばかりに、母の今までの人生を全て否定する結果となってしまった。こんな立ち直れないような挫折は、経験したくないし、経験するべきじゃない。」
 でも、私はその子は賢いと思う。自分の意志を貫くことで、誰か他の人の人生を目一杯否定する結果となるなんて、そうなって初めてわかったんだもの。意図した事ではない事が、付随して起きてくる事もあるのだと、彼女は気が付き、悲しみ、そして、人間として一回り大きくなれたんだもの。お母さんには、心から謝罪する気持ちをいつも忘れないようにして、お母さんを悲しませた分、何かの形でお母さんに恩返しなりしていくように生きれば良い。

 そう、大切なのは、成功も失敗も挫折も、何もかも、それ自体がどうのこうのではなく、其処から何か大切なことを学ぶ事なんだと思う。何かを学ぶことが出来さえすれば、不必要なものやことは、何一つないと言うことなのかな。

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