幻竜の羅刹

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MIRAGE SKY 8



あわてて下へ行くと、由希は食卓に料理を並べているところだった。

「あら、おはよう。どうしたの?そんなに急いじゃって?」

「いや、何でもない。早く飯が食いたいなぁって思っただけ。」

「も~。うまいこといっちゃって。じゃ、ご飯にしよっか。」

「うん。」 そうして、いつ消えるかわからない由希との一日が今日も始まるのだった。

「あ、やっべぇ、そういえば夏休みの宿題おわってねぇなぁ。」

すると、由希はあきれたように言った。

「まだ終わってないの?残りはどれくらいなの?」

「えっと・・・あと三分の一くらいかな。」

「じゃ、私が手伝ってあげるから早く終わらせちゃおうよ。」

と、いうことで、今日は宿題をすることにした。さっそく朝食を済ませると勉強を始めた。

「ここってさぁ、これであってるの?」 「う~ん、ちょっと違うなぁ。」

というと由希はわかりやすく教えてくれた。由希って何でもできるんだなぁと悠斗は感心した。

「ちょっと~。聞いてる?」 「あ、う、うん、聞いてるよ。」

「本当かなぁ?ま、いいけどね。」 そうして休憩も挟んで、宿だが終わったのは、3時頃だった。

「息抜きって言っちゃなんだけど、スーパーで買い物しない?」

「まぁ、食料だってなくなってきてるからいいかもね。」

そうして二人は買い物へと出かけた。そのとき由希はあることを隠していたがいえるはずがなかった。

明日で消えてしまうなんて事を・・・。

買い物を終え、夕飯も作り終えて、食べ始めた頃だった。

「悠斗、明日海に行きたいの。」 「へ?じゃあ水着とか買わないと・・・。」

「えっと、泳ぐんじゃなくて、夕日を見たいなぁって思ってさ。」

「あぁ、なるほどね。じゃぁ行こうか。」 こうして、明日、二人は海に行くことになった。

悠斗は宿題で疲れたので早く寝ようと布団に入ると、ドアが開いた。

「一緒に寝ていい?」 「ぇ?あぁ、別にいいけど・・・。」

これが悠斗と一緒にすごせる夜だなんていえるはずないと由希は心の中でつぶやき、そして寝た。

こうして最後の一日を迎えようとしているのである。 

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