幻竜の羅刹

幻竜の羅刹

君と眺めた桜 3



「ねぇ海斗?今度の日曜夜桜見に行かない?」 桜が海斗へたずねた

「夜桜かぁ・・・久しく見てないなぁ・・・じゃぁ今度行くか!」

「うん!楽しみだね」 桜は振り返り笑顔を海斗へ向けた

海斗はその可愛い笑顔にただただ顔を赤く染め少し照れくさそうにしていた

約束の日曜日海斗と桜の2人は夜桜を見に行くことにした

桜の咲き誇る丘には数百本という桜が立ち並んでいた

ライトアップされ、夜風に揺られ桜花びらが舞っていた

そして丘にある一番大きな昔から咲く桜の木の前に立った

「すごい・・・綺麗で大きな桜の木だね」

「あぁ・・・そうだな」 その木の周りだけ明らかに雰囲気が違う

貫禄があるというかほかの桜とは違うものだった

「いつまでもこうして見ていたいね」 桜が言った

「はは、いつまでもかぁ。それならいつまでも春じゃないといけないね。」

そして海斗と桜はたくさんの桜が咲く並木道を2人寄り添い歩いた

奥から来る恐怖を知らずに

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