幻竜の羅刹

幻竜の羅刹

クリスマスの夜 2



いきなり服を思いっきり引っ張られ路地裏へと連れこまれる

するとそこには日本ではなかなか見ない中国を感じさせる服装の男が立っていた

「なんだよ」 流星は急いでいたので少し不機嫌気味に聞いた

「おまえは自分の能力に気づいていないのか?」

「は?いきなり何言ってんだ?」 何の事かもわからず流星はなんだこいつみたいな顔をしていた

「気づいていないようだな…おまえには少し他の人とは違う能力がある」

「気づいていないも何も俺にそんな能力は…」ないと言おうとしたのに

「おまえにはある。教えてやろう。おまえにはその人の一日がどのようになるかわかる能力がある。簡単にいえばその日のスケジュールが見えると言うことだ」

「俺にはそんなもの見えないぞ」

「ならば…あの人間だ。あの人間を10秒間見てみろ」男が指を指す方向には、制服を着た女が立っていた。

素直に10秒間見るが、何の変化も無い

「何も変わらないぞ?」

「その後3秒間目をこすれ」 なんだそりゃと流星は心の中でばかばかしく思ったがやってみた

「そしてあの人間を見てみろ」 目を見開きその女を見てみると…

「なっ!?」 頭の中にその女の一日の予定、スケジュールが入ってくる

「なんだこれ…」 奇妙の能力に少し驚く

「この能力は写真を通してでも同じ事をやれば発揮される」と言う

「でも、何でこんな能力が俺にあるんだ?」

「それは生まれつきだ。おまえがその能力に気づいていなかっただけだ」と言う

「もし、その人がその日死ぬのならば、その人のスケジュールは途中で途切れているはずだ」

「そんなことまでわかるのか…」と少し恐ろしくなった

「この能力を持つものはほんの一握りの人間だ。その中に選ばれている人間だ。どうやってその能力を使うもおまえ次第だ」

「ちょっと待てよ!!おまえは誰だ!!一体何物なんだよ!!」

「私はただの人間さ。歴史の裏側を知るもの…」 すると男は跡形も無く消えていった

「一体何だって言うんだよ・・・」 流星は呟く

そして咲夜を待たせていることに気づき、待ち合わせ場所を急いだのだった…

なんて奇妙な出来事だったんだと心の中で呟く。隣には咲夜が軽くスキップを踏みながら流星と手を繋ぎ、楽しそうにしていた。

まぁ…こんな能力を使ってもあまり意味が無いだろうなぁ…と思いながらも歩いていたらいつのまにかもう我が家の目の前だった

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