幻竜の羅刹

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命の力~妖怪との出会い~9



銀狼は心置きなく大学というものを歩きまわり、いろんな場所の検索をした

「大学っていうのは広いし、いろんなものがあって楽しいな」と子供のような瞳をして言っていた

「ここの大学はまだ小さい方なんだよ」というと「他にも大学があるのか!行ってみたいなぁ」と言っていたがそれはさすがに無理なので諦めてもらった

そして土曜日を迎えた 音楽のコンサートがあるから行って来るといって雄大は行った

銀狼は行く際に小さな石を持たせた 「何これ?」と首を傾げる雄大

「お前の近くに幽霊や妖怪の気配がすると私にお前の位置が記される」 「へぇ、じゃぁ安心って事?」 「まぁ、100%ではないが安心だな」 「ふ~ん、じゃぁ、行って来るよ」 「うむ」とこんな感じの会話をしていた

銀狼は雄大が家を出たと同時に家から出ていた 家にいると散歩ができないからだった

「銀狼、また別の妖怪がこの土地に来たな」とどこからとも無く白狼が現れた

「うむ、ちょっと見てこようと思っていたところだ」 「なら俺も行くぜ」と二人は同じ場所を目指した

行きついた場所は雄大の行ったコンサート会場から遠く離れた森のふもと、この前に妖怪を一斉駆除したところに近い

「おやおや、妖界最強コンビがそろって何用で?」と笑っている姿が見えた

外見は黒と白色でクリスタルのような輝きを放っている

「なぜだ・・・お前は妖界で倒したはずだ」 「さぁ、何でだろうね~。復讐に来たわけよ」とカッカッカを笑っている

「復讐だと?」 「俺のほかにリヴァイアサンが蘇った。リヴァイアサンはお前が大事に守っている子を狙いに行ったぜ?」 「なっ!?」 反応が無い まだそんなに近くにいないが危険すぎる

リヴァイアサンは水の神のような存在でもあり、強力な力を持つ妖怪。しかし、神に近い存在でありながら悪行を繰り返したため、銀狼達が倒したはずだった

「銀狼、ここは俺に任せろ。お前はリヴァイアサンを倒しに行け」 「え・・・」戸惑いを隠せない銀狼「でも、白狼一人で大丈夫なの?」 「いいからいけ。お前は守り神だろ」 「じゃぁ…頼んだ!!」 そういうと地を蹴りコンサート場へと急いだ

「さてと…銀狼もいなくなったことだし、銀狼には見せられない本気の姿ってのを見せてやるぜ。戦いとしてはお前がはじめて見ることになる。感謝しろよ、ラビオール」

「ハッ、本気の姿だと?殺れるものなら殺ってみろ」と黒いくまの人形が答えた

「なら…いくぞっ!!」 「かかって来い白い愚かな狼よ」 戦闘が始まった

そんな中銀狼は思った(すまん白狼、頼んだ)と元いた方向を振り返った

5分くらいで会場の近くまで来た。コンサートは終わっていたらしくたくさんの人々が消えたせいか、ごみが散乱している

雄大の気配を追うと愛と一緒に笑って歩いていた 銀狼はその姿をみて頬を緩めたがそれは一瞬のことだった

どこからとも無くリヴァイアサンが飛び出してきた 「やばい!!」妖気を足へと込め飛脚する

リヴァイアサンの口から激しい水の竜巻が発せられる それに気づいた雄大は愛を連れて逃げようとするが避けられない

「え?どうしたの?」と愛は不思議そうに聞く。無理も無いことだった。妖怪が見えない者が攻撃など見えるわけが無いのだからなぜいきなり逃げようとしたのかわからない

「いいから逃げるんだ」と手を引っ張るがやはり相手のほうが速い

すると銀色の髪の女が視界を遮り水の竜巻をもろに受けると腕が吹き飛ぶ

(銀狼!!) (速く逃げろ、死にたくなければな) (でも…腕が!!) (こんなもんしばらく経てば治る) (そんな…で、でも) (でもじゃない!!愛する人を守ってやれ!!)

(わかった) (それでいいんだ。自分の家に帰れよ。結界が張ってあるから) (うん!!)というと愛を引っ張り帰った

「あ~ぁ、腕がぶっ飛んじまったよ」 「いいざまだぜ、今の姿のほうが数倍いいぜ」と笑っている

「図に乗るな。神に近い存在にありながら悪行を繰り返す野郎に言われたくねぇ」

「その神に近い存在やつを殺したのは誰だ?」 「お前の行いが悪いからだ!!」 牙を剥き出しにして怒鳴った

「もう一度地獄へ行きたいようだな」 「今度はおまえが地獄へ行く番だ」

「「ぶっ殺してやるぜ!!」」二人同時に叫ぶとこちらでも戦闘が開始した

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