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「スンバルハルジョの機関庫は、晴れに限る」。同行の大先達から、そう教えられていました。機関庫の明かり取りの窓や屋根の破れ目から差し込む光の筋が、それはそれはきれいに見えるからです。しかし、今回のインドネシアは天候が今ひとつ安定せず、お昼前になってようやく太陽が顔を出す、といったことの繰り返しでした。機関車たちは10時を過ぎれば庫をあとにして畑へと向かうため、出区準備が整うまでの時間帯が勝負どきなのです。光のシャワーが美しく見えるためには、太陽光の存在と角度が大きな決め手となります。さらに、機関庫の中で機関車が煙を上げていることも必須条件です。映画撮影でスモークを焚くのと同じ理由です。それらの条件が満たされたとき、神々しいまでの光の筋が現れます。レンブラント光線といわれる光のシャワー。この朝は、機関車を照らし出すスポットライトとして出現しました。聞きしに勝る美しさに、思わずため息が出てしまいました。
2008/08/31
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畑へ空ローリーを牽いて出かける水牛ガマを見送ったあと、私たちも遅い昼食を取ることにしました。インドネシアの独立を記念するムルデカの日を数日後にひかえ、街では制服を着た小学生や中学生たちの行進訓練を見かけました。インドネシア全土を挙げて記念日を迎える準備が粛々と進められていました。そうしたことなどを目の当たりにしたあと、もう一度、畑へと向かいましたが、すでにローリーは本線までもどされ、支線専用機関車(水牛ガマ)たちも機関支区で休息していました。畑からサトウキビを満載して帰ってくる積車を撮影するのは明日に持ち越しです。というわけで、本日の「思い出の1枚」は、その翌日に撮影したカットです。空車と積車では、水牛たちの表情は全く異なります。特に最後の50mほどは上り坂となっているため、全力で踏ん張ってきます。これが蒸気機関車なら爆煙カットですし、撮影場所は「お立ち台」として紹介されるに違いありません(笑)。しかし、全力疾走しても上りきれないことがあり、そうしたときは急遽、続行の編成から機関車だけが切り離されて4重連(4頭立て)となって最後の峻険を越えていきます。全身の力を振り絞って力闘するさまは、蒸機であっても、水牛ガマであっても美しいものです。
2008/08/30
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サトウキビの収穫場所は年によって異なりますし、刈り取りが進むにつれて、線路も延伸されていきます。人力で刈り取られるため、1日の運搬量は自ずと決まってくるようです。支線専用機関車(水牛ガマ)の配備数もそうしたところから決定されているみたいです。今回、私はこの地を初めて訪問しましたが、すでに何回かここを訪れているインドネシア通の先輩の話では、水牛ガマにも新旧の置き換えはなされているようです。また、見たところ、水牛ガマはその多くが雌らしく、機関支区には次世代を担うミニ機関車(子牛)が一緒に配備されていました(畑へ出区したあと、ミニ機関車が物寂しげな声で鳴いているのが印象的でした)。本線をゴロゴロと牽かれてきた空ローリーは1編成10輌ぐらいずつに分けられ、水牛ガマにバトンタッチされます。本線から分かれて大きくカーブしたあと、重連仕様の貨物列車は、はるか彼方にある刈り取り畑へゆっくりと進んでいきました。
2008/08/29
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人が歩くのと同じくらいのスピードで進む蒸機列車。製糖工場からサトウキビ畑まで、わずか3~4kmの距離を1時間ほどかけて行きます。もとよりローリーにはエアーダンパーや板バネといった衝撃吸収装置はついていませんから、レールの凸凹が直接伝わってきて、その上に乗っている私たちも大きく上下に揺さぶられます。しかし、日本では絶対に体験できないことですから、炎天下の移動をそれなりに楽しんでいます。ポッ、ポッーという汽笛が鳴ったあと、ローリーは静かに停まりました。サトウキビ畑に到着です。空ローリーを切り離した機関車は、そのままバックで推進し、線路の端で停車します。機関車が空ローリーを運んできたここまでが本線とすると、ここから先、サトウキビを伐採している畑までは支線ということになります。そして支線でローリーの運搬を担当するのは、立派な角を生やした水牛たちです。見ると、線路の傍には、屋根をサトウキビの葉で拭いた牛小屋が並んでおり、その下で何頭もの水牛が休んでいました。ちなみに私たちは、この水牛たちを支線専用機関車、牛小屋を機関支区と呼んでいました(笑)。水牛たちも、機関車が到着すれば自分たちの出番ということは分かっているようです。それまで寝そべっていた支線専用機関車は、すぐさまアイドリング状態となり、次々と出区していきます。水牛は2頭で1セット。いわば重連編成です。これから畑へ出て行き、帰ってくるのは日が大きく西に傾いた夕暮れです。
2008/08/27
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インドネシアの蒸気機関車は、サトウキビの収穫にあわせて、年に数ヵ月だけ稼動するのですが、本線でのサトウキビ運搬はディーゼル機関車もしくはトラックが担当し、ヤードの中でローリーの入換えだけに従事する蒸気機関車も少なくありません。そうしたなか、スンバルハルジョでは、サトウキビ畑へ行く機関車に添乗することができました。朝、機関庫の中で撮影していると、何人かの機関車スタッフから「俺の写真も撮ってくれ」と頼まれました。撮れた写真をデジカメのモニターで見せると、「できれば、その写真を送ってほしい」と。日本のように、簡単に写真を手にすることができないお国柄。快く引き受けました。午後、畑まで空車のローリーを牽引していく蒸機の機関士は、午前中、機関庫の中で写真を撮ってあげた人でした。私たち日本人撮影隊一行は、サトウキビ畑へ向かうローリーに添乗させてもらったのですが、途中、何度かローリーが脱線し(線路がヘロヘロなので、ローリーの脱線は日常茶飯事です。そうした場合でも、2、3人でローリーを持ち上げてすぐに復旧させてしまいます)、運転停車中に運転席に乗せてもらいました。機関士とは、すでに顔見知りですから、同乗も快く許してくれました。蒸気機関車といっても、日本のように計器がいくつも並んでいるわけではなく、中央のカマの周囲に必要最小限度の部品がついているだけ。いたってシンプルです。燃料はサトウキビの絞りかすを乾燥させたバガス。それを機関助手が時折、カマに押し込みます(ローリーに乗っていると、バガスの燃えかすが煙突から火の粉となって降ってきますから、投炭、もとい投バガスの瞬間が分かります)。機関車は空ローリーを後ろ向きに引っぱっていますので、運転席での操縦も後方を見る形になります。普段は穏やかな笑顔で、どちらかというとシャイな感じのするこの機関士ですが、運転中の眼差しは、やはり真剣です。そうだ、この写真も彼に送ってあげよう。「お父さんの仕事中の姿だよ」と、家族に自慢するでしょうか。
2008/08/26
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「どうだい、俺の担当機関車。ここでは新型さ。馬力もあるんだぜ。1枚写真撮っていきなよ」と言ったかどうかは分かりませんが、自慢そうに語りかける口ぶりには、機関車に対する深い愛情をヒシヒシと感じ取ることができました。確かに磨き上げられたボディからは、齢ン十年を超える蒸気機関車とは全く異なるオーラが出ていました。インドネシアの製糖工場ではこれまでサトウキビ畑に出ていた蒸機が、ヤードでの入換え作業に転換するなど、今、急速にDLとの世代交代期を迎えているようです。エネルギー効率の点から見れば、DLへの機種変換は当然のことかもしれませんが、おもちゃのような機関車が炎天下、けな気に働く姿はやはり感動ものです。願わくは、今の状況が1年でも長く続かんことを。
2008/08/25
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ジャティバランの扇形庫をあとにして向かった先はパンガという町でした。ここにも大きな製糖工場があり、ヤードに集積されたさとうきび運搬ローリーを、小型蒸機と小型ディーゼル機関車が工場の中へと運送していました。私たちが線路際で飽かず入換作業をながめるのと同様、彼の地の人たちにとっても、製糖工場のヤードは格好の娯楽と憩いの場となっているようでした。小さい子どもにせがまれたのでしょう。イスラムのベールを身にまとった若いお母さんが息子たちを連れて機関車見物に来ていました。さとうきびを満載したローリーを牽引する蒸気機関車のフロント部分にはスタッフが添乗し、線路に砂を撒いています。砂を撒くことで線路との摩擦抵抗を少しでも増やし、空転を防ぐためです。そうした作業を黙々と進めながら、目の前をゆっくりと汽車が通り過ぎていきます。南国らしい緩やかな時間が流れています。
2008/08/24
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転車作業が一段落すると、あとは緩やかな休憩の時間です。転車台を見下ろす場所から、扇形庫へと移動してみました。庫の中から外を見てみると、作業員の方が網扉にもたれて休んでいます。その向こうには、青い「トーマス」。扉の木枠がアクセントになり、これはこれで面白い構図。初っ端からこんな味わい深い情景に連続して出会えるなんて、と思いながらシャッターを切っていきます。このあと、機関車をバックにして、作業に精を出してくれた工場の人たちを記念撮影しました。ワイワイ、ガヤガヤ……。結構いい年をしたおじさんたちですが、なかには10代の若者が取るような仕草や表情をする人も。さまざまなポーズでカメラに収まってくれるところに、インドネシア人の人懐っこさと人の良さがあるんですね。
2008/08/23
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まるで機関車トーマスだ。一目見た瞬間、そう思いました。青い塗装に小さなボディのタンクロコ。それが白壁の扇形庫の前に鎮座しているさまは、まさしく鉄道模型の世界です。実際に働く蒸気機関車として、この世に存在していること自体が、鉄道の神さまの粋な計らいとしか思えません。そして、その姿をわが目で確認したくて遠くインドネシアにまで足を運んだのです。扇形庫の前には小型の転車台が設けられていました。機関車が1台載るだけの小ささは、これまた模型の世界。我々が到着するやいなや、ヤードに留置されていた機関車は転車台へと移動し、遠く日本から来たファンのためにポーズを取ってくれました。それを前から、横から、後ろからと、いろいろな角度から撮影し、一段落すると今度は工場のスタッフがわらわらわらと出てきて方向転換のサービスです。もちろん、転車台にモーターなどはついていませんから、人力の手押しです。小なりとはいえど、そこは機関車。人力で動かすにはそれなりに重たいようで、前に押したり、後ろに引いたりしながらの作業です。ようやく一回転させましたが、なんともアナログチックで、見ていてとても楽しい。流行の言葉じゃありませんが、まさしく「地球に生まれてきて、よかったー!!」
2008/08/22
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福岡から台湾(台北)、香港と乗り継いで、ようやくインドネシアのジャカルタ空港(ジャワ島)に降り立ちました。これまでお隣のバリ島へは何度か行っているのですが、ジャカルタ空港にはバリ島からの帰りにトランジットで降りたことが一度あるだけです。丸1日をかけての移動に、インドネシアが南半球に位置する遠い異国の地であることを改めて実感しました。インドネシアに鉄道は走っているの? 不思議に思う人がいるかもしれません。実は私もよく知らなかったのですが、ジャワ島では鉄道が発達しており、電車だけでなく、長距離の夜行列車も多数運行されています。日本で活躍した一世代前の車輌が第二の人生を送っていることでも有名です。入国して一夜明けた朝、ジャカルタから西の方へ移動するため、特急が停車するガンビアという駅へ行きました。朝の通勤時間帯ということもあって列車密度は結構高く、次々と列車がやってきます。そのなかで驚いたのは、普通電車のドアが開きっぱなしになっていたことです(快速など、冷房が効いている電車は、さすがにドアが閉まっています。ちなみに、そうした上位クラスの列車には日本製の中古電車が使われています)。ドアは1つだけでなく、すべてが開いていることから、基本的に閉める意思がないようです。日本では、ドアが閉まらなければ大問題となりますが、そのあたりは大らかというべきでしょう。後日、この通勤電車に乗ったのですが、冷房の効いていない車内に乗車率200パーセント以上の混雑具合からすると、ドアが開いている方が涼しいことを実感しました。考えてみれば、屋根の上にまで乗客があふれるわけですから、ドアが閉まらないくらい、どうということはないのかもしれません。お国柄の違いを見た気がします。
2008/08/21
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山口では、C57の「SLやまぐち号」を撮影するのに加え、もう1つの目的がありました。それは昔の塗装にもどった0系新幹線を撮ることです。大阪に住んでいますので、今のところ、その気になって早起きさえすれば、毎日でも0系新幹線を新大阪駅で撮影することができるのですが、新大阪駅の場合、ホーム端ではほとんど真正面からしか撮影できないのと、反対ホームからでは、晴れていると逆光になるという欠点があります。新山口駅の場合、中央に通過線がありますので、適度な引きをもって撮影することも可能です。こうしたことから、津和野行きの「やまぐち号」を見送ったあと、もう一度、新山口駅へと引き返しました。夏休み中のお盆をひかえた時期ですので、新幹線ホームにはそこそこの人出がありました。また、私と同様、0系新幹線ねらいのファンも数人、ホームで見かけました。引退を11月にひかえ、カウントダウンが始まっているので、当然のことかもしれません。若かりしころ、新幹線は撮影対象ではないと思っていました。同じ電車だから選り好みせず撮影すればよかったのに、変なこだわりを持っていたのです。若かったのですね。今はそうしたこだわりを捨て、鉄道に関係するものであれば何でも撮影するようにしています。海外の鉄道を撮影するなんてことは、若いころの自分なら決してしなかったでしょう(これまた変な国粋主義、国鉄至上思想を持っていたのです。笑)。そんなことを思い出しながら、目の前の0系新幹線にレンズを向けていました。
2008/08/20
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インドネシアと台湾をまわって帰宅しました。彼の地では、いろいろなことがありました。私にとって、この夏最大のできごとであったインドネシア、台湾撮影旅行の様子をこれからしばらくの間、ご覧いただこうと思っていますが、飛行機の関係で福岡から出国したため、前日に山口線なども撮影していきました。まずはそこからスタートします。現在、山口県では山口デスティネーションという観光キャンペーンが開催されていることから、夏休み期間中の山口線では、毎日C57かC56、もしくは重連でやまぐち号が運転されています。いつもなら大阪から車で行くのですが、今回は新幹線で山口入りしました。最初にめざしたのは定番の撮影地、仁保の手前の踏切です。山口線は今年のGWに行っていますので、3ヵ月ぶりの訪問です。平日とあってファンの数は比較的少なめです。やまぐち号がやって来るまで、のんびりと情報交換をしているのも、こうしたときならではの光景です。遠くでC57の汽笛が聞こえ、しばらくしてドラフト音がはっきりとしてきました。GWのときは若干少なめの煙だったのですが、今日はお約束どおりの爆煙です。これが見たくて何度も足を運んでしまうのですが、出国前の予行演習としては十分すぎるものがありました。
2008/08/19
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ただいま福岡です。まもなくホテルを出ますが、ロビーにパソコンが置いてあり、ブログが更新できそうなので、出国前のひととき、博物館ネタの続きをアップしておきます。東京では、東武博物館、地下鉄博物館、大宮の鉄道博物館の3館を訪ねました。いずれも鉄道ファンなら楽しく過ごせるところですが、規模の点では、やはり鉄道博物館が群を抜いていました。入館して最初に向かったのは、過去の名車が多数展示されている歴史ゾーンです。中央のターンテーブルに鎮座しているC57 135号機の周囲にずらりと配置された、それぞれの時代を代表する車輌たち。1つ1つ見ていくだけでも、かなりの時間を要します。しばらくするとターンテーブルが回転する時間になりましたので、上階からその様子を見ることにしました。鉄道博物館といえば、転車台に乗ったC57の写真が定番のアングルで、私も何枚か撮影しましたが、せっかく転車台が動くのだから、そのところが表現できないかと思い、カメラを手すりに押し当てて固定し、あえて機関車をブラしてみました。薄暗い館内で、幻想的な雰囲気が出たと思います。それでは、これが本当に出発前最後のご挨拶となります。インドネシアでは、ここ数年来の念願であったナローゲージのSLが牽くシュガートレイン(さとうきび列車)を撮りたいと思っています。夏の数ヵ月しか運行されない季節限定のシュガートレイン。赤道直下の熱帯ゆえ、もとより煙は期待できませんが、それを上回る南国ならではの情景に出会えるものと、今から胸を躍らせています。このブログも1週間余り更新できませんが、みなさんにもよい夏休みが訪れることを祈りつつ、行ってまいります!
2008/08/09
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あともう少ししたら家を出るのですが、楽天にアクセスできましたので、ブログの更新を簡単に。東京で訪れた鉄道系博物館の2館目は、地下鉄博物館です。この博物館は葛西にあります。実車展示、模型ジオラマ、運転シミュレーターといった鉄道系博物館では、お約束の品揃え(笑)がなされています。目を引いたのは、壁一面を使って展示されているシールドマシンのカッターディスクです。これが地中深く回りながらトンネルを作っていくのか、もぐらの超巨大判だな、と思いました。地下鉄建設になくてはならないものですが、普段目にすることがないだけに印象深いものがありました。明日、福岡から出国するのですが、朝早いため、福岡で前泊します。しかし、ただ福岡へ行くのも芸がありませんから、途中、山口に寄り、やまぐち号でウォーミングアップをしようと考えています。こんなに朝早く起きるのも、新大阪6:50発の新幹線に乗るためです。それでは、行ってまいります。
2008/08/08
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東武博物館へは知り合い数人と行ったのですが、当然、「非鉄」の人も含まれており、そうした人にとっては、私たち「お鉄」がおもしろい、もしくはすごいと思うものも、それほどではなく、熱く語ると引いてしまうので、ほどほどの熱意で説明することになります。そうしたなか、「非鉄」の人にも受けたのがウォッチングプロムナードでした。ウォッチングプロムナードとは、東向島駅のホーム下に設けられている観察窓のことですが、停車する電車の車輪やモーター、ブレーキ装置などの下部構造を至近距離から観察できるようになっています。また、温度によるロングレールの伸び縮みを吸収する"伸縮継目"を見ることもできます。博物館内にも車輪や台車の展示はありますが、こちらは実車を間近で見ることができる分、迫力が違います。窓の下には時刻表も掲げられていますから、いつ電車が来るのか、容易に分かります。普段目にすることのできない所を下から見上げるというコンセプト。見せ方の妙に「これは鉄道博物館界の旭山動物園や!」という発言も出ましたが、けだし、名言かも。さて、明日から少し早い夏休みをとって、10日間ほど、インドネシアと台湾を巡ってきます。自宅は明日の朝に出ますが、出国はあさって(土曜)です。明朝、家を出るのが早いため、ブログが更新できないかもしれません(楽天は早朝にデータの更新を行うため、アクセスできないことがあるのです)。なにとぞご了承のほどを。
2008/08/07
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先日、東京にある鉄道系博物館をいくつか巡る機会に恵まれました。本日はその中の1つ、東武博物館のことを取り上げたいと思います。東武博物館は、東武伊勢崎線東向島駅に隣接して設けられています。入場するとまず目にとまるのが5号蒸気機関車とデハ1型5号電車です。5号機関車は、東武鉄道ではB1型と呼ばれましたが、国鉄式で考えると2Bテンダー機関車となります。製造は明治31年で、当時、世界の一流企業と言われたイギリス・ベヤーピーッコク社から輸入されました。ランニングボードや均整のとれた美しい車体、金色の蒸気ドームなどに特徴があります。デハ1型は、大正13年10月1日に浅草(現業平橋)~西新井間で東武鉄道最初の電車を運転するために製造された木造車輌です。正面5枚窓、側窓降下式、3枚ドア、ダブルルーフ、米国ウェスチング社製電機装置、英国ブリル社製台車、両運転台(H棒仕切)などが特徴です。このほかにもED5015号機やキャブオーバーバスの実車など、東武鉄道で活躍した車輌が展示されていました。
2008/08/06
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『レイル・マガジン』を発行しているネコ・パブリッシング社が、Webで展開して好評を博している「お立ち台通信」の単行本vol.2が2週間ほど前に発行されました。vol.1の発行から、わずか半年を経てのvol.2発売ですから、人気のほどが想像できます。昨今の出版業界における単行本販売状況からすれば、鉄道関連書籍としては好調な売れ行きだといえるでしょう。vol.1に続いてvol.2でも、私の作品が20点余り採用されました。JR北海道、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州と、昨年から今年にかけて各地を撮り歩いた結果が本としてまとまるのは、やはりうれしいものです。Vol.1では比較的少なかった地元JR西日本の写真が今回増えているのですが、それはこのGWに山口から岡山まで遠征した成果です。昔からの名撮影地に加え、新たな撮影ポイントも続々紹介されています。鉄道写真撮影のお供に、ぜひともvol.1、vol.2あわせてお買い求めいただきますよう、と編集部になりかわってのご案内です(爆)。
2008/08/05
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最近心がけているアングルの1つに跨線橋からの直線コース正面ドカンがあります。特に、非電化区間では架線がないため、すっきりとした構図となります。また、どこでも撮れるというわけではありませんから、そういうポイントを見つけたら意識して撮影するようにしています。内子線の中でも、直線コース正面撮りができる場所と見つけ、ちょうど特急「宇和海」がやってくる時刻でしたので、カメラをセットして待ちました。カーブを立ち上がってこちらに進んできたのは、アンパンマン列車の特急「宇和海」です。望遠から標準域まで、レンズの画角を変えながら連続シャッターを切った中の1枚が本日の「思い出の1枚」です。
2008/08/04
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松山市の西方に坊ちゃんスタジアムがあり、すぐそばを幅の広い川が流れています。そこに架かっている鉄橋はガーダー橋で、架線柱も片持ち式のポールですから、すっきりした写真を撮ることができます。午前は上り、午後は下り列車に対して順光です。レンズは望遠から標準系までお好み次第……と、あらら、「お立ち台通信」になっちゃった(笑)。通過する列車を何本か角度を変えて撮影したのですが、単行の普通列車が来る時間になりましたので、サイドから狙うことにしました。後ろのケーブルが少しだけ目ざわりですが、ポールとポールの間に来たときを狙ってシャッターを切りました。ステンレスボディが太陽の光を受けて、瞬間、ギラリと輝きました。
2008/08/03
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宇和島から北上を続け、その夜はJR松山駅から程近いビジネスホテルで一泊しました。翌朝は例によって朝飯前のウォーミングアップ。カメラ片手に伊予鉄道の大手町駅へと向かいました。ホテルから歩いて数分ですから、朝の散歩というほどでもありません。大手町駅は郊外電車と路面電車が平面でクロスしています。ともに複線ですから8本の線路が直角に交わっているさまは一見の価値があります。私が子どものころ、阪急西宮北口駅では神戸線と今津線が平面交差していたのですが、列車ダイヤが過密になったため、今では今津線が神戸線をはさんで分断されています。阪急電鉄では現在、往時のダイヤモンドクロスを再現したジオラマを販売していますが、駅に掲示されている販売促進のポスターを見ると、「ああ、そうだった、こんなふうだった」と構内の様子を懐かしく思い出してしまいます。伊予鉄道では、郊外電車と路面電車の両者が接近した場合、優先通行権は郊外電車の方にあります。歩道と車道部分には遮断機がおり、路面電車も郊外電車が通り過ぎるまで待機しています。列車時刻に自由度が高い路面電車ですので、こうした運行が許されるのでしょう。朝夕の列車密度が高くなる時間帯では、両者が交わる確率も必然的に高くなります。日本広しといえど、郊外電車と路面電車を同時に撮影できる場所は、それほど多くありません。今回の伊予訪問で狙っていたカットの1つがこれだったのですが、比較的簡単にゲットすることができ、朝練をした甲斐がありました。
2008/08/02
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内子駅前にはC12が保存されていました。各地で残されている蒸気機関車のうちでも、この231号機は、きれいに静態保存されている機関車としては上位クラスに入ると思います。この231号機は内子線最後の蒸気機関車で、内子町内や小田川流域で生産される木炭や材木などの運搬に従事したそうです。在りし日の姿を永く後世に伝えるため、駅前広場を再整備するとともに保存工事が行われました。日本のタンク機関車としてはC10、C11、C12、E10や4110などが挙げられ、E10や4110にも惹かれるのですが、残念ながら現役の姿を見たことがありません。個人的には、C11より一回り小さいC12の方が好きです。デフレクターがないのも却って魅力的です。蒸機現役時代に私は加古川線へC12を何度か撮影しに行っていますが、加古川線には、この内子駅前の231号機と連番になる230号機がいました。この機関車を見たとき、そのことを思い出し、とても懐かしい気分になりました。今のきれいな姿のままで231号機が末永く保存されることを祈りたいと思います。
2008/08/01
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