副島隆臣の学問道場の「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」で氏が公開していたアナリストの氏へのレターが面白い。Bad Money : Reckless Finance, Failed Politics and the Global Crisis of American Capitalismという書籍に関するコメントのくだり。副島氏そしてこのアナリストさんはドルは80円まで行くというんだよね。どう考えたって、FRBはまじめじゃない。金融機関を救うために紙幣を刷り、金利を下げ、そんなことをすれば、ドル安になるのは明らかじゃないか。いまの「システム」は強いドルを前提にしたシステムなんだから、ドル安が昂じれば、決済をユーロや円にする国が出てきてもおかしくはない。金融危機を回避したあとに経済のテコ入れなんでしょうか。レターの末尾に「オバマショック」とあるのが気になります。
…それは「アメリカの大債務バブル」 ’The Great American Debt Bubble’というもので、「全クレジット市場債務のGDP比」のチャートである。 1920年代にさかのぼるそのチャートは、前回の債務・GDP比(チャートは明示していないが、名目GDPであろう)のピークは1933年となっていて、(副島隆彦注記。私の本で10年前から書き続けてきた理論である。「公的債務残高のGDP比」という。副島隆彦注記終わり) 287%である。しかし、2006年時点では、この比率は335%にもなっていて、過去最高である。