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6月も最後ですね。ミュンヘンもようやく夏らしくなってきました。さて、先週の中国出身のフォンとの短い会話が、なかなか頭を離れない朔耶でございます。彼女がいうには、ドイツ人でアジアの女性と結婚する男性の多くは、一般的に性格に問題がある(!)というのです。ええー!! うちのダーリンはちがうもーん、と反論するのはあとにして、彼女の話をさらに聞いてみると・・・。「うちのダンナは、こどもが病気になったりといった、予期せぬ出来事に対処できない。問題を見て見ぬふりをする」「ドイツ女性とうまくいかなかったから、やさしい(!)アジア女性に甘えるのである」まあ、このフォンの説にうなづけないこともないのです。男女同権が(日本よりはいくらか)浸透しているヨーロッパでは、女性が強い、強い。自己主張というのでしょうか、自分の好むと好まざるところをはっきりと表明する、そのパワーには時々、あっけにとられるほどです。論理が通っていようが、いまいがおかまいなし。どんなにおばかな内容だろうが、とにかく、とうとうと説を述べた方が勝ち!っていう感じであります。これが、ときどき、気に障ることがあるのよね。はっきり言って。特に、なんの根拠もないのに、やたらを自分の都合ばっかりおしつけられるときには、なんだか口があんぐり。と、同時にやっぱり怒りも感じる事もあるんですけどね。もちろん、知性あふれる会話を楽しめる人もいますが、これはやはりごく少数。まあ、学校で、職場で、プライベートで、こういう強い女に囲まれているドイツ人男性も大変ね、と、ふと思うこともあります。だからといって、アジアの女性と結婚するドイツ人男性を、みな性格障害者みたいに言うのも、ちがうと思うのよねー。日本人女性としてやっぱり、わたしももう少し自己主張しなくては、(続く)
2004.06.30
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今年もやってまいりました、ミュンヘン補習校の運動会の季節が。正式には、ご当地の日本人会主催で、全日制の日本人学校と合同の運動会なのですが、人数的には補習校の生徒の方が多いし、歴史的にも、最初は補習校だけでやっていた、という経過があるので、まあうちの運動会って感じなの。で、ここ数年、この運動会での司会の役をおおせつかっているのですが、今年は日本人学校の先生がとてもきれいな声で美しい日本語を話してくれたので、わたしは楽をさせていただきました。わたしもそろそろ前線から引退しようかな。老兵は死なず、ただ消え行くのみ・・・なんて、言葉が頭の中をぐるぐるまわりました。で、楽をしたおかげで、後半の部の綱引きに参加することができたのでした。去年は、ガタイのでかいダーリンが、がっちり勝ってくれたのですが、今年は彼は虫の居所が悪かったようで、途中で帰ってしまったの・・・。まあ、わたしは本部の放送席、おねえちゃんはいるけど、友達とふらふらして自分の席に落ち着いてないし実のこどもでもないし、実のこどものプッチーは、そのおねえちゃんに連れられてやっぱりあちこちふらふらしている、となれば、突然出現した何百人もの日本人の集団の中、ダーリンが炎天下のスポーツスタジアムの芝生の上で、孤独感をあじわったのも無理もありません。が、それでも帰るなー。わたしは少し怒った。その怒りを綱引きにぶつけたわけです。敵チームは勝ちを急いで、出場者を全員男性にするといった作戦に出ましたが、こちらはやる気で負けません。女性が5人もまざっても、勝ちました。2回戦やって、2回とも勝ちました。どうだ、参ったか!おかげで翌日は、左の二の腕と、右足のももの上部が筋肉痛です。そうか、綱引きにはこの筋肉を使うのね。「それ引けーーー!!!」日ごろのおしとやかの猫かぶりをかなぐり捨てて、大声で掛け声をかけたために、のども少しかれました。ああ、オペラ歌手の道が遠くなる・・・。でも、おねえちゃんも決死の覚悟で出た800メートル走を無事に完走できたし(2年前の初参加では勝手がわからず、走ったあとげろげろになってしまった)、午前中サッカーの試合に行っていて、午後から参加したおにいちゃんは、玉入れはできなかったけど、綱引きでやっぱり勝って、うれしい運動会でした。
2004.06.28
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今日の保育園のおむかえ風景。最寄のちんちん電車の駅で、顔見知りのフォンと出会う。彼女は中国出身の通訳で、ドイツ人とのご主人の間に、うちのプッチーと同じ頃に生まれた男の子がいて、彼も同じ保育園に通っているのです。で、いきなりフォンが、「ねえねえ、わたしの女友達もわたしも、いま同じような事で悩んでいるんだけど、あなたの経験を聞かせてくれない?」「え、経験って」「うん、いまね、ダンナとのことがいやでいやでしかたがないの。もし、離婚して新しい人をみつけて再出発するにはどうしたらいいかなって」えええっ、ちょっと待ってくださいよー。そりゃーわたしは、離婚歴もあり、いまはダーリンとラブラブでしあわせー、と思って生きていますが、そんな人にアドヴァイスなんて、できないですよー。(この項、続く)
2004.06.24
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・・・に行く予定だったのです、本当は。同じ会社で働くマリアが、前からバイエルンの民族舞踊のグループに入っているのは知っていたし、「なにか舞台で発表する時があったら声かけてね」と言ってあったし。もう3週間も前から、23日の水曜日の18時から、ノッカーベルクのホールでやるからね、と聞いていたので、よし行くぞー、とてぐすねひいていたのです。それが、アクシデントにつぐアクシデントで、いま6時45分現在、わたしは家でネットしていると言う始末。本当は、今日は早めに会社を出て、プッチーを保育園にお迎えに行って、二人でゆったりと早めの夕食をとってから、はやめに家を出て現場へむかうはずだったのです。まず、同僚と話がはずんで会社を出るのが遅れた。したがって、プッチーのお迎えも少し遅れた。それでも予定通り、近所のスーパーで買い物をこなし、家の前まで来て、さあ鍵をあけようとしたところ・・・。ない!鍵が、家の鍵と郵便受けの鍵と、自転車の鍵と全部いっしょくたになっている鍵束が、バッグの中をどんなに引っ掻き回してもないのです。ががーんんんんん。でも、さいわい、わたしにはダーリンがいる。ダーリンも鍵を持っているし、その鍵を持っているダーリンは、家から徒歩15分のオフィスで働いている。こういうときは、職住接近のありがたみがしかとわかりますね。しゃあない、プッチーと、買い物を満載したバギーを押して、ダーリンのオフィスに向かいます。とりあえず本人に電話しとこうと思って、携帯を鳴らしても出ず。オフィスの直通電話も話中。なにやってんじゃ。こんな大変なときに。でも、出発。途中でまた電話して見ましょう。徒歩15分。ところで、ミュンヘンは今日も雨模様。歩きながら、2,3度チャレンジしたが、ダーリンはいつも話中。そんなに大事な話なのか!(普通、オフィスでの電話は仕事の話だから、大事だとは思うが)やれやれ、ようやくダーリンのオフィスももうすぐ、というところで、現在地下鉄工事中で、道路ががたぼこの石ころだらけの部分にさしかかり、ただでさえ言う事を聞かないバギーをよっこらせと押しているところで、ぱらぱらと雨が降ってきました。最初は、このぐらい、いいか、と思っていたのですが、あっというまに大粒の雨に。えええー、傘ささなきゃ。右手にバギー、左手に携帯、そこにさらに傘が加わり、でこぼこ道を、わたしとプッチーは行く。オフィスの入り口の階段のところで強風が吹きつけ、プッチーがえーんと泣き、わたしの傘がおちょこになった段階で、さすがにわたしもむかっときた。どうしてうちには車がないのか!家を買ってから、余裕があったら車も買いたいね、とは言っているのだけれど、これまでの経過から、家を買うのもいったいいつになるのかわからない。これでは車なんて、まだ遠い話であります。(涙)閑話休題。それでもめげずにダーリンのオフィスへ侵入。なにしろ、いやしくもバイエルン州の法務省のヘルプデスク業務を請け負っているオフィスなので、誰でも入れるってわけではないので、いちいち呼び鈴を押して、誰かに中へ迎え入れてもらわないといけません。この段階をクリアすれば、オフィス内は堂々とあちこちのぞけます。はじめて入ったダーリンのオフィスは、ゆったりとした二人部屋。その一角にゆったりとした姿勢でのんびりと電話するダーリンの姿。こっちはこんなに大変だというのにねー。しばらく待ったけど、電話が終わりそうにないので、ジェスチャーで「鍵が要る」をやったら、カンのいいダーリンはすぐわかって、電話しながら家の鍵を渡してくれました。で、もうしばらく待ったけど、まだ電話が終わりそうにないので、プッチーの頭をなぜなぜしてもらってバイバイして、でてきました。まだ、雨は降っています。もう傘差して、バギーを押してはいやになったので、オフィスの前のバス停からバスに乗る事に。このバス路線、乗るのはいいんだけど、くねくねとショッピングセンターを迂回して走って行くので、あまり時間の節約にはならないの。さらに、うちの最寄のバス停から、結局また5分ぐらい歩くことになるし。でも、やはりお天気の悪いときには助かります。ああ、ようやく家に着いた。ささ、さっそくごはんのしたく。ごはんを炊いて、ブロッコリーをゆでて、冷凍のたらの粕漬けを焼いて。さあ、プッチーも食べてー。と、食べていると、さっきはやんでいた雨がまたざーざーと。ああ、今日はもうやめようかな。でも、しばらくすると、雨はやみ、空も少し明るくなりました。あ、やっぱり大丈夫、いけるいける。マリアにも約束してるし。そうすると、また雨が降ってきて、また晴れて。こんなことを2,3回くりかえしているうちに、わたしの心は少しずつ弱って行き、ついに家にいることにしてしまったのです。そういうわけで、ちっともダンスについてはかけません。ごめんなさい。
2004.06.23
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もう6月も半ばだというのに、ミュンヘンはいっこうに夏らしくなりません。1,2日晴れたかと思うと、また雨のくりかえし。いったい、いつになったら、ノースリーブでアイスをなめながら街を闊歩できるのやら。お天気がこんななので、この週末はわたしもだらけてしまいました。土曜日はそれでも、午前中はこどもたちとだだだだっと補習校に駆けつけて、バザー会場でプッチーの洋服をゲット。午後からは本当は、来週の運動会のための打ち合わせ会があったのですが、もろもろの用事があって、パスさせていただきました。司会をやるので、出席した方がいいのはわかっているのですが、運動会の司会はかれこれ4年目ということもあり、流れはわかっているので、ということで割愛させていただきました。自分の体力の温存も考えないと、いけませんし。わたし、気持ちだけは25歳のままなんだけど、やっぱり無理はできないトシになってきているのよねー。で、夕方からは、友達の日米ハーフのパトリシアの娘(うちのおねえちゃんと同じ学校に行っている)の14歳の誕生日と、やはり同じクラスに居る子の義理のおばさんサンドラのXX歳の誕生日を合同で祝う、という集いが、ホフブロイハウスの向かいのハード・ロック・カフェであるので、そのVIPルームへ向かいました。家族5人で。バギーに乗った子供を乗せて、ハード・ロック・カフェ。日本ではちょっと見られない光景かも知れませんね。ミュンヘンでも、あまり見られないかも。で、英語、ドイツ語、日本語のとびかう中、久しぶりにカンパリ・ソーダなど飲んでいい気分。それで翌日の日曜日はごろ寝の休日。だって、でかけようとすると雨が降るんだもん。ダーリンは、土曜日に買った、でさかりのペファーリンゲという黄色いきのこを食べたくて食べたくて、お昼はきのこソースのパスタ。ちょっぴりパプリカ風味をきかせて、おいしかったわ。ちょっとお昼寝のつもりが、起きたらもう5時過ぎ。あらー、疲れてたのねー。またごはんを作って、だらだらしていたらもう10時。いけない、こどもたち、もう寝ますよー。あんまり母らしくなく、だらしない一日で、なんとなく自己嫌悪ではあるけれど、たまにはこういう日もあるか、と自己弁護して、過ぎた日曜日でした。反省。
2004.06.20
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今日の午後は、プッチーの通う保育園で、「プレイ・アフタヌーン(シュピール・ナッハミッターク)」と題した集いがありました。なんのことはない、普段は三々五々自分のこどもをお迎えに来てはそのまま家に帰って行くクラスのおかあさんたちが、今日は時間を決めて集まり、そのままみんな揃って近所の公園に行って、こどもといっしょに楽しいひとときを過ごしましょう、というものです。ところでわたしは、母として13年近い経験(一番上のおねえちゃんは来週13歳のお誕生日!)を誇っておりますが、こういう、みんなでおててつないでちーぱっぱ、というのがどうも苦手。こどもたちのちーぱっぱはかわいいから、もちろん大好き。なんだけど、いい年した大人が、たまたま近所に住んでいるから、たまたま子供が同じ保育園に通っているから、というだけで、たらたら公園でだべってられっかよ、その時間で、買い物でも、洗濯でも、ネットサーフィンでもできちゃうじゃんかよ、と思うのは、わたしが非社会的だからでしょうか?(ちょっと悩んでいる)(外見的にはいつも明るくほがらかなので、誰もわたしが悩んだりするとは思っていないようだが、わたしも人の子、悩むときには悩むのである)今朝も、「あ、今日の夕方は、暖房の読み取り(ドイツのアパートはセントラルヒーティング方式が多く、各家庭に備え付けの暖房機一台一台について、年に一度、どれだけ利用したかを読み取る係りの人が来て、それに応じて料金を払う)があるんだよね。家にいなきゃ。だから午後の会はパスしていいよね」って、ダーリンに訴えたら、「そうだよ、そ・・・。何言ってんだよ。プッチーのためにも他のお母さん達と仲良くして、情報交換しなきゃだめだよ」と、いつになくきついお言葉。普段はわりとなんにでもイージーゴーイングで、冗談ですんでいるダーリンも、こと自分の娘の事となるとマジになってしまうんですね。なら、自分が行けばいいじゃん、とは思いましたが、ダーリンは毎日残業してがんばってるし、さらに、ドイツでもこういう集いに来るのはお母さんばかり、ということもあり、やっぱりダーリンが行くのは無理があります。しゃあない、わたしが行くのね。でも、今日はわたしの声楽のレッスンもあるのです。時間ぎりぎりです。待ちに待った集中発声練習の日なので、休めません。で、レッスン、今日はわれながら、一歩前進したかな、という喜ばしいでき。達成感にほほを桜色に染めて、それでもがしがしと地下鉄と路面電車を乗り継いで、保育園へ急ぎます。あちゃー、それでも15分遅刻です。園の裏側にあるお庭にまわると、うちのプッチーはまだいましたが、他の子はすでにお母さん達と、目的地の公園へむかったとのこと。さっそく後を追いかけます。近所の公園は、こじんまりとしていて、どっちかといえば、園のお庭の方が、広くていいよなー。でも、ここには滑り台やブランコもあるから、子供心にも変化はつくわね。園の先生二人と、他のおかあさんたち4人がいました。(クラスのこどもは12人)あれ、もっと来るのかとおもってたけど、わたしみたいな人、けっこう多いのかも。覚悟を決めたわたしは、日陰のベンチに腰をかけ、わが子がブランコするのを見守りました。そうこうするうちに、さすがに他のおかあさんと言葉を交わすこともあり、お天気もよかったし、総合的にはまあまあの午後でしたか。でも、やっぱり好きじゃないんだよね。
2004.06.17
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えー、水曜日に下見した、安くて、広くて、でもけっこう傷んでいる物件に関してです。木曜日はドイツの祝日だったので、不動産やさんも休み。だからいろいろ考えました。翌日の金曜日は、新聞に不動産広告ががんがん載る日。「もしかして、もっといい掘り出し物があるかも」なんて期待したわたしたち二人でしたが、あにはからんや、めぼしいものはなし。だから不動産やさんに電話してもいいのですが、ダーリンとわたしの意見がなかなか一致せず、ひきのばしに。土曜日はそれでも、近所のバウマルクト、日本でいうところの、ドイトに行きまして、システムキッチンや、ジャグジーにもなるバスタブや、水玉模様がかわいいガラスのドア、ドイツのぶな材を使ったフローリング素材、イタリア産の床張り用タイル、プロヴァンス風の壁用ペンキ、などなどを見まして、これがやっぱり楽しいのね。日曜日の晩には、いまのままの値段だと、いろいろ改装もしないといけないことだし高いから、値切ってOKだったら買おう、ということで、ダーリンと話がつきました。だって、床の張替えだけでも、材料代だけで5000ユーロぐらい(約70万円)かかりそうなんですもの。(朔耶見積もり)ドイツはまた、ばかに人件費が高いときています。これがまた、1000ユーロ(約14万円?)はかかるでしょう。さらに壁塗り、安いキッチンを約3000ユーロ(約45万円)で購入して、納品までに「早くて」6週間、で、引っ越し代がまたかかりますでしょ。で、月曜日に、バイエルン方言もあやつれて、交渉ごとの得意なダーリンが電話したのですが、けんもほろろに断られたそうです。考慮の余地もないそうです。あああー。がっくり。もう部屋の割り振りも決まっていたのに・・・。わたしの仕事部屋とか、風水上ラッキーな枕のむきとか。くすん。しかたがありません。さあ、また新しい部屋探しの旅だ。
2004.06.14
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ミュンヘンを訪れし旅人の、だれもがその名を知っている、ホフブロイハウスなるビヤホール。バイエルン王家のビールをば、かもしてはやくも幾星霜。21世紀の今日は、アメリカ、日本、イタリアと、あらゆる国の人々が、集いてジョッキを傾けて、楽団の音で踊りたり。・・・そんな騒ぎの、世界でもっとも有名な、ホフブロイハウスに、日本からのお客様をご案内。折りしもこの日は、久しぶりの真夏日。道行くお嬢さん達はみな、腹出しのタンクトップ姿。白いおなかがまぶしいわ。さて、ビヤホールの中も、いくら天井が高くて広いとはいえ、世界各国から集まった人々と、地元の人々が溶け合って、フロアで踊る人波にもまれて、トイレへ行くのも大変なぐらい。わたしなど、暑いのと、のどが渇いたのが重なって、最初のいっぱいをぐいぐい飲んだところが、けっこうきてしまいまして、貧血状態。お客様のアテンド中にぶったおれては、しゃれになりません。何度か外の風にあたってことなきを得ましたが、久しぶりにやばかったです。でも、これで起業への道も、かなりかたまってきました。早く船出したいな。
2004.06.10
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金曜日の不動産情報のすったもんだから、はやいく日。下見の予約を火曜日にいれるも、それが売主の都合で一度キャンセルされ、ふたたび水曜日にしてもらってようやく実現。広くて、お安くて、買い物至便(なんたってショッピングセンターのお隣ですから)、交通至便の3LDK。ベランダが東側にしかないというのが唯一の難点の物件です。マンション入り口で不動産やさんと待ち合わせをして、全居住者がいま引っ越しの真っ最中だと言うお部屋の中を案内していただきました。窓ガラスの部分が多いので、室内はとても明るい印象。プラス3点。ただところどころ、天井部分にかびがはえていたり、模造フローリングの床と壁の接点の仕上がりが、たぶん居住者が自分たちでやったんだと思われる稚拙なでき。マイナス5点。夫婦が別れて家を出る、ということなので、もう家のケアまで来がまわらなかったんだろうな、なんて、他人様の人生を垣間見ることもあるような、物件下見でございます。お風呂場は古臭いけど、まあこのまま使える。1点。システムキッチンは、すでに運び出されているので、自分達で、好みにあった新品のものを入れられます。ちょっとプラス。でも、その分出費があるということなので、結局プラマイゼロかな。床は多分、全部とっかえてやり直しですわね。100平米となると、出費がいくらになるのか・・・。でも、これも、新しくなって清潔で気持ちはいいので、しかたない。わたしとしては、「買い」です。問題のダーリンは?とにかく一晩寝て考えよう、という物件下見の際の決まり文句で、とりあえず帰宅。どうなりますやら。
2004.06.09
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久しぶりの快晴のミュンヘン、プチ起業にむけて一歩ずつ前進中。今日は会社を早めにひけて、ミュンヘン市観光局へ。世界最大のビール祭りとして有名な、オクトーバーフェストに関する資料をいただきに。ちょっと早めに余裕をもって着いたので、そのへんの靴屋さんなどをウインドウショッピング。お天気もよく、ちょっと汗ばむぐらいの気候が、久しぶりで気持ちいい。新しい靴、ほしんだよねー。でも最近ドイツの市場に出てるのって、ハリウッドスタイルだかなんだか知らないが、先がやたらとんがってて、ヒールも細くて高くて、いまにも折れそうなのばっか。こんなのはいてたら、あっというまに坐骨神経痛になっちゃいそうであります。あら、でもちょっとここの店。(ミュンヘンの方へ。TRETTERです)わたし好みの、しっかりしたかかとのはきやすそうな、かといってばあさん向けではないおしゃれ心のあるデザイン。これならいいかも。仕事の後でまた寄ってみようっと。と、靴に心を引かれながらも、観光局のオフィスのあるビルへ。で、わたしったら大ぽか。10ン年前は、東京で営業ばりばりやっていたというのに、昔とった杵柄は、もう取れないのか?市街地のマリーエンプラッツの裏にある本部にあるとばかり思い込んで出向いたところ、ああ、オクトーバーフェスト部は、その名の通り、フェストの行われるテレージエンヴィーゼのお隣にある支部にあるのだった。そんな基本を確認していなかった、わたしの大失敗。前にもこの本部には来たことが会って、日本の会社のように美しい受付嬢がいて、にこやかに担当部への行き方を教えてくれるところではないと、知っていたにもかかわらずーーーーー。しかたない、とりあえず連絡をとらねば。担当者に電話するも、誰も出ず。どうしよう。彼は今日、次の予定が入っていると言っていたし、いまから行ったのでは、まにあわないかも。それでも、行ってみた方が、こちらの誠意が伝わるか?気を取り直してとりあえず、地下鉄を乗り継ぎ、いそぎ正しい場所へむかうことにする。もうこの段階で汗ふきだす。支部の最寄の駅についた段階で担当者にようやく電話が通じる。遅れる旨を伝えると、「あれー、ここへの来方、きのうの電話でちゃんと説明したではないですか」とおっしゃる。へ?いや、わたしの記憶では、そんな会話はなかった。説明されていれば、いくらわたしでも、こんなドジはふまなかったはずである。彼がアルツハイマーなのか、それともわたしか?いや、こんな詮索をしていてもなんにもならない。「とりあえず、そちらに向かいますから」というと、「僕は出ちゃうけど、かわりにフラウ・バウアーが応対するようにしておくから」とのことなので、とりあえずセーフ。そうよね、何も部長じきじきでなくても、したの人とでも十分話はできるのでありますから。が。駅を出てからが遠い。わたしったら、さっきの電話で、駅からの行き方を聞けばよかったのに、それをしなかったため、少し迷う羽目に。迷うったって、ここは普段はただの駐車場として使われているだけの、広大な広場を左手に、その広場にそって道路がずーっと続いているのみ。で、この道路がまた左右に長いのです。この道路を右に行くのか左に行くのかで、わたしの運命はわかれます。で、読者のみなさんの予想どおり、わたしははじめ、反対方向へ100メートルも歩き、ところ番地を確認してからようやっと、また反対方向へ250メートルほども歩くはめになりました。通り沿いのデパートの建物には、ハウスナンバーが出てないんだもん、確認できなかったんだよおお。ようやくめざす建物に着いた時には、額に汗びっしょり。ちょうど建物から出てくる人影あり。その人こそ、わたしの会うはずだった担当者であった。にこやかにこんにちは、さようならの挨拶をすばやく交わし、フラウ・バウアーのお部屋へ。ああ。汗と息切れ。めざす資料はちゃんともらえてよかったです。こんな調子でうまく起業できるのか?
2004.06.08
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土曜日の日記にも、なにげなく書いたのですが、実は朔耶はいま、起業をめざしています。もちろん、ここミュンヘンで。4月に日本に帰ったときに、起業関係の本を数冊ですが購入。現在ほとんど読破しました。でも、これだけではまだ勉強が足りないと思うので、あとまだ数冊購入したいです。一方、ドイツで起業するからには、ドイツの実情も知っておかなければ! というわけで、うちの近所にある図書館へ行ってめぼしい書籍を借り出しました。でも、悲しいかな。ミュンヘン市は、いまお金がなくて、図書館の新書はほとんど購入されない状態。借り出した本の中で、一番新しいのが96年です。これでは、基本的なことは学べても、税制なんて毎年猫の目のように変わるのが当たり前だし、金額的にもドイツマルクからユーロに変わっているし・・・。というわけで、しかたない、自腹を切って2004年発行の新刊を購入。ドイツは書籍が高いのでこまります。あと、ペーパーバックのくせに、質の悪い紙を使うので、やたらと分厚くなって、ねころがって読めない、ハンドバックに入らない、入っても重い・・・。本と言うもの、ひとつをとっても、ドイツ人と日本人の基礎体力の違いをしみじみ実感いたします。えーと、なんの話でしたっけ。あ、起業の話でした。というわけで、ドイツ企業に半日勤務の身の上のわたくし、とりあえずは週末起業をめざしているところでございます。応援してくださいね。
2004.06.07
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みなさんは、お部屋を借りたり、購入するときに、どこに一番プライオリティをおきますか?値段? 築年? 広さ? 交通の便のよさ? 間取りのよさというのもありますよね。わたしはもっぱら、広さと場所と値段と、建物全体の雰囲気がよければ(いわゆる「気がいい」というところですね)、その他の条件にはけっこう甘い。実際、そういうスタンスで、現在マイホーム探しを遂行しておりますが。ところがわが最愛のパートナーであるダーリンには、やっぱり彼なりのプライオリティのおきかたがありまして。わたしと彼の方向が一致していれば平和でハッピーなパッチワークファミリーの生活が維持されていくのですが、やはり家ひとつ購入するとなると、お互いゆずれない部分もあり、ぶつかります。今週の物件にて、安くて、広くて、いまのアパートからも近く、買い物至便、秋には地下鉄の新路線も開通、わたしの知り合いも数人住んでいて満足、というちょっと団地風なつくりの敷地にあるマンション。訳100平米の3LDKで、バスルームの他にゲスト用のトイレもあり、ベランダも広々としています。わたしは金曜日の朝、出勤途中の電車の中で、新聞広告をくまなくチェックし、これを見つけて即ダーリンに携帯メッセージを打ちました。不動産会社にすぐ電話してって。午前中なら不動産やさんもつかまりやすいけど、午後になると、下見に立ち会ったりして出てることが多いから、なるたけ早いうちにコンタクトしておきたかったのです。一ヶ月前にも似たような物件があって、その時はダーリンがのんびり月曜日に電話したら、もうとっくに売れていた、という苦い記憶もありますので。ドイツの不動産やさんも、別にわたしが電話かけても、女性だから、外国人だからってばかにするわけではないんでしょうけど、やっぱりわたしが電話をかけるよりは、男性で方言も交えてとうとうとしゃべれるダーリンが話をした方がよりオープンになるだろうと思うのです。だから、物件探しに関しては、いつも彼が渉外担当。なのに。夕方、「どうなったー?」と聞いたところ、わたしからの携帯メッセージが届いてないというのです。えええーーーーー!!!今頃なにいってんのよおおー。もう4時過ぎだよー。つかまらないかもよー。もう売れてたらどうすんのよー。ダーリンのせいだからねええええええ。あまりの憤りに、日ごろの原則を破って、急ぎわたしが電話。ああ、でもひどい。案の定、不動産やさんは出かけているらしく留守番電話が応答するのみ。しかたないから、これこれの物件に興味があること、連絡をほしい旨のメッセージを吹き込みました。電話がかかってくるといけないので、おちおちネットサーフィンもできません。(そう、うちはまだアナログ接続・・・涙)楽天の更新も、もちろんできません。(怒)これもみんなダーリンのせいだあああああああああ。(怒怒)新しい日があけて、もう一度ダーリンに電話させます。さいわいドイツのフィングステン休暇中で、土曜日の補習校もお休み。時間はたっぷりありまする。いますぐ下見にだって行けるからね。でも、不動産やさんは、またも留守電。ダーリンは、「これこれの物件の、見取り図をファックスで送ってください」というメッセージを残し、とりあえず食糧買い出しに出発。ちょっと遠いけど、品がよくて値段が安いスーパーまで遠征して、バーガーキングで腹ごしらえもして戻ってきますと、ちゃんと見取り図その他がファックスされています。おお、広い。寝室も子供部屋もゆったり。物置もあるし、この今の広々としたこと。これならピアノを置いてもまだまだゆとりあり・・・。と、わたしはもう夢中になっているのに、ダーリンは渋い顔。「ベランダが東向きにしかないじゃないか。」というのです。「ぼくは西向きか、南向きのベランダでないといやだ」えええーーー、ミュンヘン市内でこの値段で、この広さで、普通そんなことにこだわるー?「物件の東側には、将来ミュンヘン市が、高速電車を通すという話もあるんだ。ベランダに出るたびに、騒音が楽しめるのがいいのかい?」そんなこと言っても、高速電車もできるかできないか、まだ決まった話でもないというのに。「もし通ったら、マンションの値段はがた落ちになる」まあ、インフラストラクチャーとしてみたらば、やはりマイナス面は否めませんわね。「それでも下見するだけなら、損にもなんにもならないでしょ」と、しつこくお尻をたたいてもう一度電話してもらうと、またまた留守電。もう、この留守がちな不動産やさん、せめて携帯の電話ぐらい、教えてよ。こっちはこんなにあせっているのに。でも、あせったら負けなんですよね、なにごとも。少なからぬ人生経験で、この真理を知っているわたしは、心を一転。お友達でデザイナーのマニシャちゃんに電話して、午後は彼女と会うことに。へへー、実は彼女は、わたしの事務所のロゴをデザインしてくれていて、そのラフができあがったから、見せてもらう、という約束だったのです。朔耶の起業作戦が、ふふふ、水面下でひそかに進んでいるのであります。ミュンヘンの街中でも、わたし的には最高におしゃれなシュバービング地域に、3人の子連れではありながらも繰り出すと、ああ、やはりいいわー。この空気。マニシャちゃんとまずはKunst&Spielという、ハイセンスなおもちゃ、本、その他の子供・生活用品を扱うお店で待ち合わせ。こどもらは、自然素材の木のおもちゃや、絵本を夢中で物色。わたしもここの手芸コーナーとか、美術書コーナーなど、じっくり眺めていると、いくら時間があってもたりないくらい素敵なのですが、そうもいっていられません。こどもらが、「ママー、これ見てー」「わたし、下に行って本みてるー」「ママー、プッチーがー」と2分おきに叫ぶんだもん。まりこちゃんもプッチー・ケアのお手伝いしてくれて、ようやく30分ぐらいで3人はそれぞれお気に入りを選び、無事購入したあと、近くのカフェへ。ここでも30分ぐらいで、ごちゃごちゃわやわやとケーキとコーヒー、ココア。さて、お待ちかね。マニシャちゃんのロゴラフも、わたしの予想していた以上に素敵なできです。本格的な仕上がりが楽しみ。
2004.06.06
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なんちゃって、いきなりムード歌謡の世界に突入!?というわけではなくて、ここ数日、ミュンヘンの街は、白いアカシアの大木が花盛り。うちの近所は特に、このアカシアが街路樹として植えられているところが多く、プッチーを保育園にお迎えに行って、バギーでちんたら帰ってくる時に、頭上からむせかえるような甘い匂いが、これでもか、これでもかと降ってくるのであります。おりしも当地は雨続き。毎日の出勤の際にも、傘が手放せません。で、アカシアの雨としゃれこんだわけなのさっ。本日の声楽のレッスンでは、発声において、少々進歩がみとめられました。熱心にうたうあまり、知らず知らずの内に、姿勢が前かがみになってしまうようで、今日はそこんところを注意されまして、なおかつ、頭上に想像上の大きなドームをこしらえて、そこに天から与えられた声が反響するようなぐあいにうたう、というこつが、ちょっぴり会得できたような。うれぴい。先日、ドイツニュースダイジェストなる週刊の無料ニュース誌に広告の出ていた、NHKのど自慢ロンドン大会への申し込みもしたんだけど、予選によんでくれるかなあ。「蘇洲夜曲」でエントリーしたんですけど・・・。よんでくれたら、チャイナドレスを新調していいですか。14年前に香港で買ったのは、ちょっときつくなってしまったので・・・。(って誰に聞いているのか?)
2004.06.03
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今週の月曜日は、ドイツの祝日。フィングステン、英語ですとペントコストですか、キリスト教のめでたい日のようです。学校はここより2週間お休みになり、おにいちゃんは日曜日にすでに泊りがけのサッカー・スクールにご出発。おねえちゃんは、ゆっくりと朝寝を楽しむ予定。でも、ありがたいことに保育園はあいておりますので、会社は休まずともすむ・・・はずだったのに!火曜日の朝、5時半にプッチーの泣き声。抱き上げて見ると、頭が熱い。手も燃えるようだ。お熱をはかると、がーん、39度6分。ああ、こんなこどもを保育園に連れていけない・・・。ダーリンは、熱さまし(おしりに入れるタイプ)をぶちこんで連れて行っちゃえばー、なんてぬかしているが、これは親としての沽券にかかわる問題である。で、プッチーを医者に連れて行くので、わたしは会社をまたまた休むはめに。2月に3日、5月に2日休んでんだよ。うちの会社、いまもまだリストラの波が静まってないんだよー。やばいよー。しくしく。(続く)
2004.06.02
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